この学者さんは、福島県内の人々を分断させているのは、見識のない反原発論者がいたずらに大騒ぎするせいだと言いたいようだ。なのに反原発集会に参加しているのが解せない。巻末に載っている集会での発言は本の内容と正反対に聞こえる。途中をはしょって言うとこうなるのか、と驚いた。本のほとんどが現状是認で、権力や利権構造を批判したところで意味がないと言っている。あの原発事故から何を学んだのかと思い愕然とした。
この人は反原発を訴える人と原発事故被害者を分断させるような発言をしている自分が見えていないと思う。反原発の人たちは、福島の人たちを身近に感じるから、他人事ではないと思うからこそ、原発の再稼働に反対しているんだと思う。明日は我が身だと痛切に感じている。地方は東京の犠牲みたいに言うが、東京に住んでいる人の一人ひとりが電気をたくさん使っているわけではない。同じ量だけ福島の人も電気を使っている。地域で人数が多いか少ないかだけのことで、日本全国の一人ひとりが電気を節約しなければいけないという話だと思う。そこに県内外の差なんて無い。
ではどうすれば良いと言いたいのかと思うと、電源三法はやめたほうが良いと当たり前の事を言っているだけで、それも実現に向けて何の言及もない。あとは、ちゃんと学者の言うことをよく聞いて賢くなりなさいと言っているだけに思えた。
被曝の話もよく分からない。結局は気にする人は気にするし、気にならない人は気にしないわけで、ここからが安全だという判断は個人によって違うと思う。政府の言うことが信じられれば、それで良いし、絶対に嫌なら避ければ良い。だだ言えるのは放射線は確実に細胞を傷つけ、遺伝子破壊のリスクを伴うという事実だ。それが内部被曝の場合は、常時危険にさらされ続けることになる。修復機能がうまく働けばガンにならないだろうし、あとは確率だけの問題で、確率を下げたいと思うなら被曝は避けたほうが良いに決まっている。学者が難しすぎる言葉を並べても意味がない。
どちらかと言うと、推進派の方が論陣を張るのに読むと良いと思う。
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原発とは結局なんだったのか いま福島で生きる意味 単行本 – 2012/7/20
清水 修二
(著)
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福島第一原発事故前から原発を批判してきた福島の論客が、原発事故によって地域社会も産業も人間関係もズタズタにされた福島の現状を訴え、「事故の風化」に警鐘を鳴らす。 「きわめて広範囲に取り返しのつかない被害を及ぼし、人々や地域から未来を奪ってしまう放射能被害を、二度とこの国土に招いてはなりません。私たちは全ての心ある人々に呼びかけます。福島の犠牲を断じて無駄にしないために、ともに『原発はいらない! 』の声を大きく挙げましょう」(本文より)
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社東京新聞出版局
- 発売日2012/7/20
- ISBN-104808309653
- ISBN-13978-4808309657
商品の説明
著者について
福島大学経済経営学類教授。 1948年東京都生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士課程満期退学。専門は財政学・地域論。原発立地を促進する電源三法交付金制度の問題点を指摘し、福島第一原発事故前から原発に批判的な立場をとってきた。2008年4月から2012年3月まで福島大学副学長を務め、原発事故後の対応に奔走。2011年11月には福島県チェルノブイリ原発事故被災地調査団長としてベラルーシ、ウクライナを訪問。2012年3月11日に開かれた「原発いらない! 福島県民大集会」では呼び掛け人代表となった。主な著者は「差別としての原子力」(1994年、リベルタ出版)、「NIMBYシンドローム考」(1999年、東京新聞)、「原発になお地域の未来を託せるか」(2011年、自治体研究社)など。
登録情報
- 出版社 : 東京新聞出版局 (2012/7/20)
- 発売日 : 2012/7/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 224ページ
- ISBN-10 : 4808309653
- ISBN-13 : 978-4808309657
- Amazon 売れ筋ランキング: - 79,393位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 10,001位社会・政治 (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年11月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
福島住民の現実を踏まえた原発問題に関する深い考察と貴重な提言。当事者意識の薄い反原発運動ではなく、真に脱原発を実現するための必読の書。また、巻末に収録された1985年の創作作品「雨-または逃走譚」には、まさにフクシマ後の今を予言していたかのような現実感を覚えた。この作品が、チェルノブイリ事故前に書かれていたという事実は驚きである。
2012年11月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
副題の「いま福島で生きる意味」ということで購入することにした。
読み始めてすぐに驚くことの連続だった。
読みながら、「なんでそんな思考になるの?」を連発していた。
例えば、
著者は「無意識のうち」という言葉を使っているある事柄を書いている箇所があるが、この記述は「福島県外では放射能の影響は無いとの考え方からではないか」と考えてしまった。
福島県や東北各県だけでなく、関東から中部地方の長野県や山梨県、岐阜県、愛知県の山間部にも影響があることの現実をみれば、「被害の大きさ」はすでに周知のことであり、なぜ著者はそういう考え方なのかと考えてしまった。
福島で今も暮らす人を理解する目的で読むならばおススメだが、「原発とは結局なんだったのか」を購入目的にすると失敗すると思う。
読み始めてすぐに驚くことの連続だった。
読みながら、「なんでそんな思考になるの?」を連発していた。
例えば、
著者は「無意識のうち」という言葉を使っているある事柄を書いている箇所があるが、この記述は「福島県外では放射能の影響は無いとの考え方からではないか」と考えてしまった。
福島県や東北各県だけでなく、関東から中部地方の長野県や山梨県、岐阜県、愛知県の山間部にも影響があることの現実をみれば、「被害の大きさ」はすでに周知のことであり、なぜ著者はそういう考え方なのかと考えてしまった。
福島で今も暮らす人を理解する目的で読むならばおススメだが、「原発とは結局なんだったのか」を購入目的にすると失敗すると思う。
2012年10月15日に日本でレビュー済み
今回の福島の原発事故についての本の出版も一段落してしまい、
福島の書店でさえも原発事故関連の書籍コーナーが縮小しつつある現在、
他の地域の皆さんにとっては、全ては過去の出来事となっているのかもしれません。
しかし、私たち福島に住む者たちは、
まだまだ大きな不安を抱えながら日々生きています。
他の地域、特に首都圏で反原発を叫ぶ人々、がれきの受け入れを拒む人々、
福島の子ども達を支援しようと行動している人々が、
私たちにとってどのように映るのか、
私の中でも整理できていなかった複雑な思いが、
この本の中でははっきり説明されています。
筆者は2011年10月30日から11月7日に
チェルノブイリ事故被災地の視察、調査を行なった
ベラルーシ、ウクライナ福島調査団の呼び掛け人であり、
2012年3月11日に福島県郡山市で
「原発いらない!3・11福島県民大集会」の集会宣言を起草した
福島大学経済経営学類教授です。
もし、皆さんの中で、福島の今を知り、
その教訓を生かすべきだと考える方がいらっしゃれば、
ぜひ読んでいただきたい本です。
福島の書店でさえも原発事故関連の書籍コーナーが縮小しつつある現在、
他の地域の皆さんにとっては、全ては過去の出来事となっているのかもしれません。
しかし、私たち福島に住む者たちは、
まだまだ大きな不安を抱えながら日々生きています。
他の地域、特に首都圏で反原発を叫ぶ人々、がれきの受け入れを拒む人々、
福島の子ども達を支援しようと行動している人々が、
私たちにとってどのように映るのか、
私の中でも整理できていなかった複雑な思いが、
この本の中でははっきり説明されています。
筆者は2011年10月30日から11月7日に
チェルノブイリ事故被災地の視察、調査を行なった
ベラルーシ、ウクライナ福島調査団の呼び掛け人であり、
2012年3月11日に福島県郡山市で
「原発いらない!3・11福島県民大集会」の集会宣言を起草した
福島大学経済経営学類教授です。
もし、皆さんの中で、福島の今を知り、
その教訓を生かすべきだと考える方がいらっしゃれば、
ぜひ読んでいただきたい本です。