甲子園を沸かせた怪物たち。
章ごとに江川や荒木など、それぞれに焦点をあてているので読みやすい。
個人的には特に「桑田・清原世代」の章に読みがいを感じた。KK時代のPL3度の敗戦を、彼らに勝った岩倉・取手二・伊野商の元選手が語る文章には重みがあり、リアルタイムで見ていたあの熱戦を、今も思い出すことができる。
また、そのPLが1983年に倒した池田校・水野の談話も面白い。
前年に荒木大輔のいた早実を粉砕した池田は、「時代を変えた試合」「時代を変えられた試合」両方を体験したのだと思う。
1983年、池田を応援していた自分にとって、「野球、あんまり好きじゃなかったから」と語る水野は永遠のヒーローである。
彼らのコメントを読むと、甲子園はやはり野球好きの原点なのだと改めて認識した。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
怪物たちの世代: その時、甲子園は揺れた 単行本 – 2004/8/1
矢崎 良一
(著)
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社竹書房
- 発売日2004/8/1
- ISBN-104812417856
- ISBN-13978-4812417850
商品の説明
出版社からのコメント
18歳の高校生が怪物へと進化していく場所、それが『甲子園』。全国の高校野球球児たちは、甲子園でその怪物と交差し、そして破れ去っていく。江川卓、松坂大輔、松井秀喜、桑田・清原、水野雄仁、荒木大輔、ダルビッシュ有と、甲子園で伝説を作った怪物たちの世代に焦点を当て、怪物とその怪物と一瞬でも交差した高校球児の人生の機微を綴ったものである。
内容(「MARC」データベースより)
江川卓、松坂大輔、そしてダルビッシュ有…。18歳の怪物。18歳の高校生。彼らは甲子園で交差した。8つの世代の、甲子園出場という名の人生の岐路を描く。
登録情報
- 出版社 : 竹書房 (2004/8/1)
- 発売日 : 2004/8/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 256ページ
- ISBN-10 : 4812417856
- ISBN-13 : 978-4812417850
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,840,569位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中3.5つ
5つのうち3.5つ
2グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。