メイドカフェに全く興味のない私にとっては、期待外れの本でした。
本の紹介文には、メイドカフェ以外に「アニメグッズ、ゲーム・PC、同人誌、etc…アキバのショップ&スポットを徹底紹介!!」とありましたので今回購入してみましたが、本を開くと8割~9割がメイドカフェの紹介です。
しかもメイドカフェ以外のページにも、「秋葉原は一部の美少女オタクだけの街」という著者の思い込みによる偏った取材が多すぎる気がします。
たとえば、本書が刊行された2005年には「ラジオ会館」に海洋堂が「ホビーロビー東京」を進出しましたが、海洋堂は実際には「レジンキット」・「食玩(チョコエッグ等)」や「ロボット・怪獣系」も多く取り扱っていたはずなのに、掲載写真では「美少女フィギュア」だけを中心に焦点をあてて紹介しています。
その他のページ構成も「裏アキバ」のスポット紹介など、秋葉原は「何やらいかがわしい場所ではないのか?」との誤解を生じさせるような記事が多いです。
ただ、案外2005年当時の世間の秋葉原のイメージはこんなものだったのか?
という気もしました。
たとえば、「ドンキホーテ秋葉原 開業1周年」との記事では、8階は「現在は空き ※テナント入居予定」となっていますが、その入居予定のテナントというのが、その年の12月にオープンした「AKB劇場」でした。
だが、本書ではその話題には触れられず、「ドンキホーテで等身大美少女フィギュア新発売!」との記事になっていました。
あれからもう12年。 その「AKB劇場」も2015年に10周年を迎え、秋葉原の街自体も「一部のオタクの街」からゲーム・アニメ・アイドルへと領域を広げた「サブカルチャーの街」に変化し、発展してきました。 今では街には外国人観光客も多く、「ガチャポン」は外国人にも大人気です。
そう思えば、本書はたとえ偏った記事であるにしても、2005年当時の世間の秋葉原に対するイメージを知る一つの資料としてはよいのかも知れません。
だが、私としてはやっぱり全くの期待外れの本でした。
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アキバ・萌えまっくす 2005夏: 秋葉原完全ガイドブック 単行本 – 2005/8/1
メイドカフェ、アニメグッズ、ゲーム・PC、同人誌、etc…アキバの萌えるショップ&スポットを徹底紹介!!アキバ発噂のメイドカフェ23店舗を完全網羅!電脳街MAP付き!アキバボーイ必携の書!!!
- 本の長さ105ページ
- 言語日本語
- 出版社竹書房
- 発売日2005/8/1
- ISBN-104812423279
- ISBN-13978-4812423271
登録情報
- 出版社 : 竹書房 (2005/8/1)
- 発売日 : 2005/8/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 105ページ
- ISBN-10 : 4812423279
- ISBN-13 : 978-4812423271
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,178,736位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,375位サブカルチャー一般の本
- - 44,281位社会学概論
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