この作品は、ヤングジャンプが初出の作品で作者の業田良家氏の代表作の一つと思っています。
私は、集英社版の単行本を読んでましたが、最後まで読み進めなかった(最終巻まで揃わなかった)作品で
竹書房版の存在をここで見るまでまっさらな状態になっていました。
主人公は、他の業田良家作品にも登場する“源さん”(スターシステムのキャラクターの意)が総理大臣になる所から始まります。
この源さんは秘密をいっぱい持っていますが、それを書くのは野暮ですから書きませんが、
アメリカとの経済摩擦を解決し、書かれていた当時(1980年代)のまま本編を収録していますのでお隣の大国との領土問題も解決していく
時の解決方法がギャグ漫画がベースに有る事は確かです。
この作品のタイトルにヨシイエ童話と成っている事には、きちんと意味があります。それは帯を書いた
岡田斗司夫氏・同業のいしかわじゅん氏・民俗学者の大月 隆寛氏の言葉に代表されています。
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世直し源さん 1: ヨシイエ童話 (竹書房文庫 GY 1) 文庫 – 2005/11/1
業田 良家
(著)
ある時代、あるところに、ステテコ姿の「世直し源さん」がいました??。その男・本田源太郎(52歳)は、現職の内閣総理大臣。守旧派・丸井大臣の献金問題が浮上した時、「国会議員性根たたき直し法案」を閣議で提案する。法案を検討した党幹事長は、丸井大臣らを引き入れ、妨害工作に乗り出す。源さんはさらに、国会演説で「国民のためになる独裁政治を行う」と宣言。孤立を深めるかにみえた源さんに、若い議員の中から応援者が現れ…。『自虐の詩』に続く業田ギャグの大作、始動!
- 本の長さ324ページ
- 言語日本語
- 出版社竹書房
- 発売日2005/11/1
- ISBN-104812424240
- ISBN-13978-4812424247
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登録情報
- 出版社 : 竹書房 (2005/11/1)
- 発売日 : 2005/11/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 324ページ
- ISBN-10 : 4812424240
- ISBN-13 : 978-4812424247
- Amazon 売れ筋ランキング: - 869,079位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年11月25日に日本でレビュー済み
「国会議員性根たたき直し法案」……
利権や癒着から切り離され、ただ国民のためだけに議員が働くことを目指す法案。
それは乱暴に見えて、私たちが夢見た国会議員の姿です。
オトナの理屈もあるでしょう。でも、だからこその“童話”なんです。
「聖職者であるべきだ」という源さんの姿勢は、議員に限ったことではないはず。
すべての人が、職務に対して誠実であること、誠実に生きること。
また、それで損をしたり、蔑まれたりすることのない社会。
大人になったら、そういう世界にしたいと思っていた。
かっこいい大人になりたかった人たちへ。
まだ、間に合います。
利権や癒着から切り離され、ただ国民のためだけに議員が働くことを目指す法案。
それは乱暴に見えて、私たちが夢見た国会議員の姿です。
オトナの理屈もあるでしょう。でも、だからこその“童話”なんです。
「聖職者であるべきだ」という源さんの姿勢は、議員に限ったことではないはず。
すべての人が、職務に対して誠実であること、誠実に生きること。
また、それで損をしたり、蔑まれたりすることのない社会。
大人になったら、そういう世界にしたいと思っていた。
かっこいい大人になりたかった人たちへ。
まだ、間に合います。
2022年10月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前半は面白くなかったが、後半面白くなってくる。しかし、次の巻を買おうという気にはならなかった。。
2011年9月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
楽しく読んだ。
「愚民政治に陥るくらいなら独裁してやる!」という源さんの「媚びない」心意気もよし。
しかし、だ。
そうしたストレートに発言するには憚られる信念を漫画に表現する作者の姿勢は素晴らしいけれども、実はその発言は周到に周到にギャグを重ねた上での、演出の上でのオブラートを百枚くらいくるんだ上でなされている。源さんはその発言を、セーラー服を着て珍妙な政界ジェスチャーで行うのだ。
ステテコ履きの庶民という、(敢えて言えば)庶民に媚びたキャラを登場させておいて、肝心の発言ではセーラー服というのはどこか腰が引けているというか、ちょっと過多な演出がいやらしくなってしまっている(小林よしのりくらい脳みそが空っぽなのもちょっと困るが…)。
むろん、二十年も前にこうした漫画を描いた先見性、勇気はいくら評価してもしすぎることはないのだけれど。
「愚民政治に陥るくらいなら独裁してやる!」という源さんの「媚びない」心意気もよし。
しかし、だ。
そうしたストレートに発言するには憚られる信念を漫画に表現する作者の姿勢は素晴らしいけれども、実はその発言は周到に周到にギャグを重ねた上での、演出の上でのオブラートを百枚くらいくるんだ上でなされている。源さんはその発言を、セーラー服を着て珍妙な政界ジェスチャーで行うのだ。
ステテコ履きの庶民という、(敢えて言えば)庶民に媚びたキャラを登場させておいて、肝心の発言ではセーラー服というのはどこか腰が引けているというか、ちょっと過多な演出がいやらしくなってしまっている(小林よしのりくらい脳みそが空っぽなのもちょっと困るが…)。
むろん、二十年も前にこうした漫画を描いた先見性、勇気はいくら評価してもしすぎることはないのだけれど。