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ホームレス大図鑑: 日本全国 単行本 – 2005/12/1
しかし、それらは常にホームレス側に立ったものである。
そして、美化されたホームレス像があまりにも目に付く。
それは果たして気のせいなのだろうか?
本書は、決してホームレスを美化することはなく、リアルな彼らの生き方に迫っている。
時には罵倒し、時には情けを掛ける。
西成、名古屋、寿町、山谷、上野、隅田川といったホームレスタウンに潜入と取材を繰り返して
書き上げられた文章は、従来のホームレスを扱った本にはない、リアルなホームレスの生き様が書かれている。
そして、他にもホームレスの衣食住からペット、SEX事情まで事細かに書かれたコラム、全国のドヤを格付けする
ドヤミシュラン、著者の村田氏がガチンコで潜入した「西成から無一文の脱出」や家族の悲鳴が響き渡った
「ホームレス故郷に帰る」などの企画も読み応えが十分である。
あなたがホームレスを街で見た時、あなたが感じる彼らへの気持ちと浮かんでくるであろう疑問の答えがこの本の中には
きっとあるはずだ。
- 本の長さ271ページ
- 言語日本語
- 出版社竹書房
- 発売日2005/12/1
- ISBN-10481242514X
- ISBN-13978-4812425145
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商品の説明
出版社からのコメント
編集者として、ここまで面白い本の編集に携われたことをある意味、誇りに思っている。
内容に関して言えば、新鮮味はある。しかし、その新鮮味は
「えぇっ!? それは言っちゃダメだろ!」
といったタブーを破った時の清々しさに似ている。
また、誰もが疑問に思っているホームレスのなぜ? を、完全解説。綿密な取材と実地体験から得たリアルな情報が満載である。
そして目を引くのがホームレスを故郷に帰したり、ホームレスから脱出するまでを疑似体験した読み物。
これは今までにないリアリティーがある。
とにもかくにも“いわくつき”の一冊である。
一日も早く購入して頂きたいと思う。
著者について
ただし、本業はイラストレーターであり、点描画の評価は非常に高い。
過去にはオウム真理教(現・アレフ)や精神病院、西成、自己啓発セミナーなど、あらゆる分野への潜入を成功させている。
登録情報
- 出版社 : 竹書房 (2005/12/1)
- 発売日 : 2005/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 271ページ
- ISBN-10 : 481242514X
- ISBN-13 : 978-4812425145
- Amazon 売れ筋ランキング: - 380,432位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 783位サブカルチャー一般の本
- - 1,136位社会病理
- - 6,951位社会学概論
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著者について

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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
カラー写真も数ページあるので、ちょっと高いのも仕方ないのかな…?
本文中にも写真は豊富に掲載されています。
全体の流れは、軽い文体で気楽に読めます。
しかし、特命を受け、大阪のホームレス一大タウン西成で、求職〜就職〜逃亡までの件は
体験したものにしか書けない内容で切実さが伝わります。
その他、「ホームレス生活百科(ファッション編・ごはん編・住居編・ペット編…)」、「タイプで見るホームレス」
「ホームレス偉人伝」、「全国ドヤミシュラン」、「仕事別労働単価」など、バラエティにとんだ内容で飽きることなく読めました。
本では実際の「臭い・音・汚さ・威圧感」は伝わらないので、興味のある方は現地に赴き、「ドヤ」に泊まって見て下さい。
違った感慨を覚えるはずです。
私は、西成の二千円程度の「ドヤ」に、何回か泊まった経験があります。
ホームレスになる理由は人それぞれですが、じっくり話をしてみると、それぞれの人生ドラマがあるようです。
この本の特徴は、顔出しでホームレスが出ているところです。今の自分に正々堂々としているので、顔出し取材を受けているのかも知れません。また、大阪・東京だけでなく、その他の地方のホームレス街も潜入しているところは恐れ入ります。
前作こじき大百科は発禁になったみたいですが、それ以上に加筆修正を加えてあるので、最新のホームレス事情が知ることができるのも評価できると思います。
大阪、名古屋、神奈川、東京と地域別の
取材を行っています。私は潔癖症なので
ホームレスに何年も取材出来る著者とは考
え方にズレはあります(笑)。
私はホームレスになった人全てが「ただ怠
惰なだけの人間」とは思っていませんので、
著者がホームレスに対して一種の(同じ人間
としての)同情心を持っている点には共感で
きる面もありましました。しかし、本書はそ
ういった同情できるホームレスに取材を行って
いるわけではなく、「根っからの怠け者」に取
材をしています。もちろん、そうしなくては単に
不幸な人の話になってしまい、作品全体が暗く
なるからでしょう。娯楽性を強め、どうしよう
もない根性に対する呆れから笑いを誘うのが狙
いなのだとおもいます。
なので、本書を読んでもホームレスに対する
同情心や真面目な問題意識が読者から芽生える
という効果はあまり期待できません。社会がア
メリカ的資本主義に傾きつつある現在、ホーム
レスは増える傾向にあると思います。身近な存在
(になって欲しくはないが)になるかもしれない
ホームレスに対する情報を少し持っていてもいい
のかな?と思うので暇があれば読んで見てくださ
い。私は友人から貰ったのですが、値段は安くな
いようです(笑)
だが、この作者のホームレスを見る視点には温かなものがあり、それが読者を引っ張っている。
顰蹙を買いそうな内容ではあるが、じっくりと読めば、じんわりと味が出てくる、かもしれない。
まあ、反面教師的な本ではあるが。
ホームレスの人たちが朝の4時起きだってことを知っただけで、その生活の過酷さの一端がうかがえるはず。
誰だって好きでホームレスなんかやってるわけではないのだ。
この本、大変な力作です。東西のホームレスのメッカを自ら渡り歩きとけ込み、時にはドヤに泊まったり、刃物を突きつけられそうになったり、日雇いの仕事を体験しようとしたら怖いおっちゃんのもとで焼き鳥を焼くはめになって逃亡したり。
描かれているホームレスさんの日常は、予想の範囲を大きく越えるものではありませんが、意図的なのかどうか日常会話すら満足にできないように書かれています。
「一度はまると抜けられない」とよく言われるホームレス生活、なるほどと思わされます。
大型本260ページ、全編ホームレス。あまりにつらそうな路上生活ディティールに正直読むのが途中でつらくなった・・。怖いものみたさ的好奇心は満たされますが。
多分、この本の著者自身も”フリーライター”という身分だから、いつ失業してもおかしくない、失業したら次の仕事につけれるかわからない、といった思いで、”ホームレス”の人と紙一重な立場なんだろうなと思います。
だからこそ、冷静に、突き放したように、でも、どこか暖かく、そういう微妙な感覚でホームレスの方と接しているのかなと思いました。
ホームレスを軽蔑するのは、もしかしたら将来の自分を軽蔑しているのかもしれない。だけれど、味方になるつもりはない。
ニュースで”ホームレスvs行政”なんかが報じられたとき、ホームレスの味方だ、という人がいるけど、あれって行政を敵に回したいからホームレスを利用しているだけじゃないか、って思ったりしちゃいます。