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虚空に向かって猫が啼く 百奇蒐集録 (竹書房文庫) 文庫 – 2007/12/25
西浦和也
(著)
「ここに新たな“怪談”と“百物語”と“作家”が誕生しました! 怖くなければ怪談ではないが、怖いばかりが怪談ではない。そんな“百物語”です」――木原浩勝氏(「新耳袋 現代百物語」著者)
ホラー好き、中でも実話怪談が好物という貴方なら、すでにご存じか、一度ならずともその名を耳にしたことがおありだろう。西浦和也――老舗怪談サイト“コ・ワ・イ・ハ・ナ・シ・ヤ・ミ・ノ・サ・サ・ヤ・キ”の管理人にして、怪談文学の金字塔とも言うべき大ベストセラー「新耳袋 現代百物語」の取材協力者として有名な、あの“にしうらわ”である。その彼がついに(ある意味、満を持してと言うべきか)作家としてソロデビューするというのだから、これはもう事件である。しかも、百物語。一人で百話、すべて実話である。シンプル、クール、ノスタルジック……そこにはすでに普遍と言ってもいい輝きが見てとれる。どの話もそれぞれに美味であり、怪談グルメな貴方の舌を飽きさせぬ絶品揃いであることをここに保証しよう。
ホラー好き、中でも実話怪談が好物という貴方なら、すでにご存じか、一度ならずともその名を耳にしたことがおありだろう。西浦和也――老舗怪談サイト“コ・ワ・イ・ハ・ナ・シ・ヤ・ミ・ノ・サ・サ・ヤ・キ”の管理人にして、怪談文学の金字塔とも言うべき大ベストセラー「新耳袋 現代百物語」の取材協力者として有名な、あの“にしうらわ”である。その彼がついに(ある意味、満を持してと言うべきか)作家としてソロデビューするというのだから、これはもう事件である。しかも、百物語。一人で百話、すべて実話である。シンプル、クール、ノスタルジック……そこにはすでに普遍と言ってもいい輝きが見てとれる。どの話もそれぞれに美味であり、怪談グルメな貴方の舌を飽きさせぬ絶品揃いであることをここに保証しよう。
- 本の長さ253ページ
- 言語日本語
- 出版社竹書房
- 発売日2007/12/25
- ISBN-104812433460
- ISBN-13978-4812433461
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商品の説明
著者について
怪談蒐集家。老舗怪談サイト“コ・ワ・イ・ハ・ナ・シ・ヤ・ミ・ノ・サ・サ・ヤ・キ”の管理人。十数年前、勤務していた警備会社で怪異を体験し、それを切っ掛けに怪談の蒐集を始める。
「新耳袋 現代百物語(メディアファクトリー刊)」の取材協力及び、同トークライブの出演を続ける傍ら、自ら怪談書籍の企画なども手がける。 「不思議ナックルズ(ミリオン出版刊)」などにレギュラー・ライターとして、取材記を執筆中。
□WEBコ・ワ・イ・ハ・ナ・シ・ヤ・ミ・ノ・サ・サ・ヤ・キhttp://www.kowai-hanashi.com
「新耳袋 現代百物語(メディアファクトリー刊)」の取材協力及び、同トークライブの出演を続ける傍ら、自ら怪談書籍の企画なども手がける。 「不思議ナックルズ(ミリオン出版刊)」などにレギュラー・ライターとして、取材記を執筆中。
□WEBコ・ワ・イ・ハ・ナ・シ・ヤ・ミ・ノ・サ・サ・ヤ・キhttp://www.kowai-hanashi.com
登録情報
- 出版社 : 竹書房 (2007/12/25)
- 発売日 : 2007/12/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 253ページ
- ISBN-10 : 4812433460
- ISBN-13 : 978-4812433461
- Amazon 売れ筋ランキング: - 797,698位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年10月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
実話怪談のジャンルです。文体は好みではありませんが、内容は面白いです。
2012年4月13日に日本でレビュー済み
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西浦和也氏の単著実話怪談シリーズ第一弾。著者は北野誠『おまえら行くな』の共同取材や、『新耳袋・第九夜』の有名なエピソード、小金井公園の旧高橋是清邸移築に伴う一連の怪異譚の提供者である。著者自身が怪異蒐集家であり、中々に優れた文章を以て様々な怪異を披露しており、以後全十巻を目指して刊行される。楽しみなシリーズである。以後、秀逸な怪異を点描。
第28話「黒い煙」…自殺者を未然に察知出来る能力を生かして27回も表彰された車掌さん。それなのに「死神さん」と揶揄する同僚の姿勢に反って不条理を感じる。
第31話「犬の記憶」…飼い犬が自分の息子に転生してくる話。母親の少女の頃の思い出を語る度にニヤリとする幼い我が子。
第34話「禁忌のお堂」…全身に無数の御札を貼られ、四方から延びる注連縄に縛られた市松人形を祀るお堂を見てしまうと、腐った女が寝床にやって来た…。
第49話「洞窟の木箱」…南西諸島の小島でケイビングの最中に見付けた、真新しい箱。見るなり引き返す地元民に訳を聞くと、俺は見てないし、話してはいけないという。次回そこに行くと忽然と箱は姿を消していた。正体の知れないものの気味悪さ。
第86-91話「ゲームセンターの怪」…非常に有名な都内の怪奇スポットの話である。他にも北野誠氏や新耳袋殴り込みのスタッフも取材を強制排除されている。次々に繰り返し電球を破壊していくなんて、並みの力ではない。
第92-99話「幽霊マンションに関わる話」…此れも余りにも有名になり過ぎてしまった、京都太秦の幽霊マンションの怪異である。北野誠氏の著作や『新耳袋』にも詳しく紹介された、強力な自我を持って厳しく侵入者を排撃する女の幽霊が、様々な取材を拒み続けている。
今回最凶の怪談は第58-61話「エアメール」である。所謂メンインブラックである。つまるところ元人間だった死霊や、神仏、異形の土着神、精霊、妖怪などとは全く次元が異なる、現在の人類の遥か先を行く存在である。彼等はその存在を「知った者」はその痕跡迄を消しに来るという。全く得体の知れなさには底知れぬ理解を越えた暗闇を感じる。評者はUFO関連の怪異に言い知れぬ恐怖を感じる。除霊や、退魔、御札、魔術等の対処法や防御法の全く通じ無い彼等には、本当に出逢いたくないものである
第28話「黒い煙」…自殺者を未然に察知出来る能力を生かして27回も表彰された車掌さん。それなのに「死神さん」と揶揄する同僚の姿勢に反って不条理を感じる。
第31話「犬の記憶」…飼い犬が自分の息子に転生してくる話。母親の少女の頃の思い出を語る度にニヤリとする幼い我が子。
第34話「禁忌のお堂」…全身に無数の御札を貼られ、四方から延びる注連縄に縛られた市松人形を祀るお堂を見てしまうと、腐った女が寝床にやって来た…。
第49話「洞窟の木箱」…南西諸島の小島でケイビングの最中に見付けた、真新しい箱。見るなり引き返す地元民に訳を聞くと、俺は見てないし、話してはいけないという。次回そこに行くと忽然と箱は姿を消していた。正体の知れないものの気味悪さ。
第86-91話「ゲームセンターの怪」…非常に有名な都内の怪奇スポットの話である。他にも北野誠氏や新耳袋殴り込みのスタッフも取材を強制排除されている。次々に繰り返し電球を破壊していくなんて、並みの力ではない。
第92-99話「幽霊マンションに関わる話」…此れも余りにも有名になり過ぎてしまった、京都太秦の幽霊マンションの怪異である。北野誠氏の著作や『新耳袋』にも詳しく紹介された、強力な自我を持って厳しく侵入者を排撃する女の幽霊が、様々な取材を拒み続けている。
今回最凶の怪談は第58-61話「エアメール」である。所謂メンインブラックである。つまるところ元人間だった死霊や、神仏、異形の土着神、精霊、妖怪などとは全く次元が異なる、現在の人類の遥か先を行く存在である。彼等はその存在を「知った者」はその痕跡迄を消しに来るという。全く得体の知れなさには底知れぬ理解を越えた暗闇を感じる。評者はUFO関連の怪異に言い知れぬ恐怖を感じる。除霊や、退魔、御札、魔術等の対処法や防御法の全く通じ無い彼等には、本当に出逢いたくないものである
2012年10月18日に日本でレビュー済み
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2012年の新刊
実録怪異録 死に姓の陸 (竹書房ホラー文庫)
が個人的に、
怪異本としてもノンフィクション系ミステリーとしても面白かったので、今頃購入しました。
西浦和シリーズとして(笑)今後シリーズ化される第一作として、
新耳袋シリーズとはチョット違う怪異本が誕生したと思います。
時々自分の体験レポートが、そのまま挿入されているのもリアルで面白い。
ちなみに最新巻”死に姓の…”でも継続されている”ゲーセンの話”と”陸軍慰霊碑の話”のプロローグも掲載されており、
この頃は、因縁を恐れてかサラリとしか謳われていないのも
当時の状況を感じられ、シリーズファンにはニヤリさせてくれるトコロも面白いと思います。
怪異本としてもノンフィクション系ミステリーとしても面白かったので、今頃購入しました。
西浦和シリーズとして(笑)今後シリーズ化される第一作として、
新耳袋シリーズとはチョット違う怪異本が誕生したと思います。
時々自分の体験レポートが、そのまま挿入されているのもリアルで面白い。
ちなみに最新巻”死に姓の…”でも継続されている”ゲーセンの話”と”陸軍慰霊碑の話”のプロローグも掲載されており、
この頃は、因縁を恐れてかサラリとしか謳われていないのも
当時の状況を感じられ、シリーズファンにはニヤリさせてくれるトコロも面白いと思います。
2008年6月11日に日本でレビュー済み
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「そりゃ、ネーな」的な明らかに作ったぽい物もありますが、全体的には読み応えもあり、実話系としてよかったと思います。
竹書房文庫に名を連ねるには十分な作品だと思いました。
竹書房文庫に名を連ねるには十分な作品だと思いました。
2008年1月27日に日本でレビュー済み
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ネットを中心とした怪談では大御所だけあって、永年自らのサイトや雑誌に作品を発表していると、様々なところで語られたり、引用されたりしているので、既知の怪談が多く感じてしまうのは残念でなりません。
しかし、それだけ多くの話が、西浦和也氏から発信されたもので、今では怪談のスタンダードとなっていることに、改めて驚かされます。
本書は、これまでの集大成といった内容でありながら、新たに書き下ろされた淡々とした文章は、読み込むほどに自分の居場所見失ってしまうような、不思議な恐怖を感じさせてくれます。
スケジュールの問題か、他のプレビューにもあるように誤植が多いのは残念ですが、話の本質に影響はないように感じます。
ここ数年トークライブなどで語られた話が、収録されていなかったので、これは次回作以降にとってあるのでしょうか? 次回を期待します。
しかし、それだけ多くの話が、西浦和也氏から発信されたもので、今では怪談のスタンダードとなっていることに、改めて驚かされます。
本書は、これまでの集大成といった内容でありながら、新たに書き下ろされた淡々とした文章は、読み込むほどに自分の居場所見失ってしまうような、不思議な恐怖を感じさせてくれます。
スケジュールの問題か、他のプレビューにもあるように誤植が多いのは残念ですが、話の本質に影響はないように感じます。
ここ数年トークライブなどで語られた話が、収録されていなかったので、これは次回作以降にとってあるのでしょうか? 次回を期待します。
2007年12月25日に日本でレビュー済み
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自らも数々の怪奇体験をもち、北野誠の「お前ら行くな」「続・おまえら行くな」を裏で支え、雑誌「不思議ナックルズ」にて数々の心霊記事を発表しているライターのにしうらわ氏こと西浦和也氏が満を持して作家デビュー。待望の処女作はともにトークライブを開催している木原浩勝氏の著書「新耳袋」と同じく百物語形式。
国内を縦横無尽に取材し、数々の心霊スクープをモノにしてきた著者が繰り出す新時代の百物語。
これを読まずして2007年を終わることができない。
国内を縦横無尽に取材し、数々の心霊スクープをモノにしてきた著者が繰り出す新時代の百物語。
これを読まずして2007年を終わることができない。
2008年1月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なんか聞いたことがあるなあ、という話がいくつもありました。
「突然、横を歩いていた友人が突然立ち止まった。」・・・かなり興醒めしました。
でも面白い(恐がらせてくれる)話ももちろんありました。☆2つ分くらいは!
「突然、横を歩いていた友人が突然立ち止まった。」・・・かなり興醒めしました。
でも面白い(恐がらせてくれる)話ももちろんありました。☆2つ分くらいは!
2010年8月17日に日本でレビュー済み
実話怪談集です。
全体で99話構成になっており,いずれも最大数頁という短編仕立てです。ただし,連作も多くなっています。
自分を含め,実話怪談を好む読者は,予想できない―ある意味では不条理な―結末を楽しみにしていると思います。
そして,その期待はとどまるところを知らずにエスカレートしがちです。
本書は,そんな読者の期待(わがまま?)に十分答えてくれています。それは,著者の素材選定眼や筆力のたまものと言えるでしょう。
もっとも,あまりにも話ができすぎていて,本当に実話かと疑いたくなるものはないわけではありません。
しかし,あえてそのような話を載せていることも,実話怪談であることを際立たせる著者の深慮遠謀と思えてくるから不思議です。
本書は,文体や筆致をじっくり堪能する類の怪談ではなく,あくまでも実話の持つバリエーションに富んだ怖さ・不思議さを楽しむべき怪談です。
気軽に楽しむ怪談集といえましょう。
なお星一つを減じたのは,洋物ホラー映画のような「おぞましさ」を期待する向きには肩すかしになってしまうからで,つまり万人向きでないからです。
きちんとした「おち」がつかない不安定さ・心細さに余韻を感じる方には,大変お薦めです。
全体で99話構成になっており,いずれも最大数頁という短編仕立てです。ただし,連作も多くなっています。
自分を含め,実話怪談を好む読者は,予想できない―ある意味では不条理な―結末を楽しみにしていると思います。
そして,その期待はとどまるところを知らずにエスカレートしがちです。
本書は,そんな読者の期待(わがまま?)に十分答えてくれています。それは,著者の素材選定眼や筆力のたまものと言えるでしょう。
もっとも,あまりにも話ができすぎていて,本当に実話かと疑いたくなるものはないわけではありません。
しかし,あえてそのような話を載せていることも,実話怪談であることを際立たせる著者の深慮遠謀と思えてくるから不思議です。
本書は,文体や筆致をじっくり堪能する類の怪談ではなく,あくまでも実話の持つバリエーションに富んだ怖さ・不思議さを楽しむべき怪談です。
気軽に楽しむ怪談集といえましょう。
なお星一つを減じたのは,洋物ホラー映画のような「おぞましさ」を期待する向きには肩すかしになってしまうからで,つまり万人向きでないからです。
きちんとした「おち」がつかない不安定さ・心細さに余韻を感じる方には,大変お薦めです。