思想性を感じさせる作品を創り続ける作者の新作。
月刊誌に連載しているため、月ごとのイベントや季節を
取り上げ、そこに少年や周囲の人物ならではの視点から
それぞれなりの切込みを入れていく。
作者のほかの作品、「もずく、ウォーキング!」と同じく、
主人公が自ら多くは語らない形式で進む。
しかし、それぞれの主人公の切り口は人間のものであり、
自ずと人間の立場としての視点となり、面白い。
同じく他の作品の「サナギさん」に見られた、
サナギさんとフユちゃんを足して2で割ったような
葵ちゃんというキャラも、作者の世界はつながっているような
安心感を与える。
この作者はおなじみの「あとがき」にもあるように、
昔から独特の想像力を通して世界をのぞき続け、
それを少しずつ作品の形で発信を続けるのだろう。
この作品を読めた今日一日も、やはり素敵な一日だった。
そう感じられる作品だ。
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12月生まれの少年 1 (1) (バンブー・コミックス) コミック – 2008/10/8
施川 ユウキ
(著)
- 本の長さ113ページ
- 言語日本語
- 出版社竹書房
- 発売日2008/10/8
- ISBN-104812468892
- ISBN-13978-4812468890
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登録情報
- 出版社 : 竹書房 (2008/10/8)
- 発売日 : 2008/10/8
- 言語 : 日本語
- コミック : 113ページ
- ISBN-10 : 4812468892
- ISBN-13 : 978-4812468890
- Amazon 売れ筋ランキング: - 414,295位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年10月12日に日本でレビュー済み
サナギさん
で確立された世界観を継承しつつ、
作者らしい独特の視点から日常を眺めるスタンスは
決して他所では見られない深い味を秘めた魅力に満ちている。
絵柄ではなく、文字で惹きつけるのが施川流の魅力の一つで、
漫画があまり好きじゃない、漫画なんて…と思っている人にこそ
ぜひ一読してもらいたい作品。
世の中にはこういう切り口から漫画を描ける人がいることを
多くの人に知ってもらいたい。
普段の何気ない日常に、不思議なスパイスが加わることだろう。
私たちが過ごしている日常は、かくも面白みに満ち満ちているのだ。
独特の発想に、不思議な快感を覚えずにはいられないだろう。
ただ、今回はサナギさんと違い月刊誌の連載で
「12月生まれの少年」の初出は2005年12月である。
2巻が出るとすると、順調に連載したとしても
同ボリュームになるには2年後(2010年)の秋ということになる。
ファンとしては末永く待ちたいところだ…。
作者らしい独特の視点から日常を眺めるスタンスは
決して他所では見られない深い味を秘めた魅力に満ちている。
絵柄ではなく、文字で惹きつけるのが施川流の魅力の一つで、
漫画があまり好きじゃない、漫画なんて…と思っている人にこそ
ぜひ一読してもらいたい作品。
世の中にはこういう切り口から漫画を描ける人がいることを
多くの人に知ってもらいたい。
普段の何気ない日常に、不思議なスパイスが加わることだろう。
私たちが過ごしている日常は、かくも面白みに満ち満ちているのだ。
独特の発想に、不思議な快感を覚えずにはいられないだろう。
ただ、今回はサナギさんと違い月刊誌の連載で
「12月生まれの少年」の初出は2005年12月である。
2巻が出るとすると、順調に連載したとしても
同ボリュームになるには2年後(2010年)の秋ということになる。
ファンとしては末永く待ちたいところだ…。