四コマ漫画の真骨頂。一気に読むのは惜しいので、少しずつ読みました。
センスが良く、最近読んだなかでは、間違いなく傑作だと思いました。
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中央モノローグ線 (バンブー・コミックス) コミック – 2009/10/17
小坂俊史
(著)
- 本の長さ114ページ
- 言語日本語
- 出版社竹書房
- 発売日2009/10/17
- ISBN-104812471710
- ISBN-13978-4812471715
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登録情報
- 出版社 : 竹書房 (2009/10/17)
- 発売日 : 2009/10/17
- 言語 : 日本語
- コミック : 114ページ
- ISBN-10 : 4812471710
- ISBN-13 : 978-4812471715
- Amazon 売れ筋ランキング: - 324,277位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年5月7日に日本でレビュー済み
『まんがライフオリジナル』に連載された4コマ・マンガで、JR中央線沿線に住む8人の女性たちのモノローグ形式で描かれる物語。
中野に住むイラストレーター・なのか、高円寺の古着屋店主・マドカ、西荻窪の劇団員・茜、三鷹の大学生・ミカ、武蔵境の中学生(連載中に高校生になる)・キョウコなど、8人の女性たちのモノローグを通じて、中央線それぞれの街の個性がさりげなく巧みに表現されていく。
4コマ・マンガだから「笑い」が大きな要素ではあるが、爆笑ではなく「クスッ」あるいは「ニヤッ」とさせられる上品でおとなしい笑い。その中には「中央線あるあるネタ」も多いが、べつに中央線のことを知らなければ面白くないわけではない(「中央線歴」が長い人ほど楽しめるのは間違いないが)。
それに、この作品には「笑い」以外の魅力もある。「物語」と書いたとおり、4コマ・マンガでありながら、女性たちのモノローグの背後にライフストーリーが透けて見えるのだ。読み終えるころには一人ひとりが自分の友人に思えてくるくらいに……。
そして、「笑い」と同じくらいの配分で「切なさ」もある。これはいわば「4コマ青春マンガ」でもあるのだ。
業田良家は名作『自虐の詩』で、4コマ・マンガでも長編マンガ真っ青の感動を与えられることを証明してみせた。この『中央モノローグ線』には『自虐の詩』ほどの感動はないものの、「4コマ・マンガの歴史に新たな1ページを刻んだ」といってよいほどの独自性がある。こんなふうに、キャラクターのさりげない日常を描きながら人生を感じさせる4コマは、これまでなかった。シンプルでキュートな絵もいい感じだ。
中央線歴30数年の私は、本作の舞台になった8つの街をそれぞれよく知っているので(ただし、武蔵境はそれほどなじみがないが)、なおさら楽しめた。
難を言えば、武蔵境以西の国立や国分寺、そして我が街・立川も舞台にしてほしかった。
武蔵境に住むキョウコちゃんのモノローグに、「ここはその名の通り『境』の街で――/中央線はここを過ぎると一気に普通っぽくなってしまうため/私たちは三鷹の向こうに強い憧れを持って暮らしています」という一節がある。
これにはちょっと異を唱えたいなあ。国立・国分寺・立川はそれぞれ強い個性を持っているし、よくも悪くも中央線的だと思うから……。
とか言いつつ、我々立川市民も23区内に出かけることを「都内に行く」なんて表現するのだけれどw
中野に住むイラストレーター・なのか、高円寺の古着屋店主・マドカ、西荻窪の劇団員・茜、三鷹の大学生・ミカ、武蔵境の中学生(連載中に高校生になる)・キョウコなど、8人の女性たちのモノローグを通じて、中央線それぞれの街の個性がさりげなく巧みに表現されていく。
4コマ・マンガだから「笑い」が大きな要素ではあるが、爆笑ではなく「クスッ」あるいは「ニヤッ」とさせられる上品でおとなしい笑い。その中には「中央線あるあるネタ」も多いが、べつに中央線のことを知らなければ面白くないわけではない(「中央線歴」が長い人ほど楽しめるのは間違いないが)。
それに、この作品には「笑い」以外の魅力もある。「物語」と書いたとおり、4コマ・マンガでありながら、女性たちのモノローグの背後にライフストーリーが透けて見えるのだ。読み終えるころには一人ひとりが自分の友人に思えてくるくらいに……。
そして、「笑い」と同じくらいの配分で「切なさ」もある。これはいわば「4コマ青春マンガ」でもあるのだ。
業田良家は名作『自虐の詩』で、4コマ・マンガでも長編マンガ真っ青の感動を与えられることを証明してみせた。この『中央モノローグ線』には『自虐の詩』ほどの感動はないものの、「4コマ・マンガの歴史に新たな1ページを刻んだ」といってよいほどの独自性がある。こんなふうに、キャラクターのさりげない日常を描きながら人生を感じさせる4コマは、これまでなかった。シンプルでキュートな絵もいい感じだ。
中央線歴30数年の私は、本作の舞台になった8つの街をそれぞれよく知っているので(ただし、武蔵境はそれほどなじみがないが)、なおさら楽しめた。
難を言えば、武蔵境以西の国立や国分寺、そして我が街・立川も舞台にしてほしかった。
武蔵境に住むキョウコちゃんのモノローグに、「ここはその名の通り『境』の街で――/中央線はここを過ぎると一気に普通っぽくなってしまうため/私たちは三鷹の向こうに強い憧れを持って暮らしています」という一節がある。
これにはちょっと異を唱えたいなあ。国立・国分寺・立川はそれぞれ強い個性を持っているし、よくも悪くも中央線的だと思うから……。
とか言いつつ、我々立川市民も23区内に出かけることを「都内に行く」なんて表現するのだけれどw
2011年8月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中央沿線の駅の街に暮らす主人公たちを描いた4コマストーリーです。
実際にはこれほど駅ごとに人の種類が変わるほどではなく、
かなりデフォルメというか偏見というか、街のイメージが強調されて描かれてます。
そのイメージの中で暮らす主人公たちの思い、暮らしぶりが
なんともいえずイイのです。
この生活感を楽しめるのは、就職・社会に出て数年ぐらい暮らしてみた人だと思います。
それも一人暮らしで。
重版未定らしく原価より高い値段になってますが、
ぜひとも再販して多くの人に読んで欲しい作品です。
実際にはこれほど駅ごとに人の種類が変わるほどではなく、
かなりデフォルメというか偏見というか、街のイメージが強調されて描かれてます。
そのイメージの中で暮らす主人公たちの思い、暮らしぶりが
なんともいえずイイのです。
この生活感を楽しめるのは、就職・社会に出て数年ぐらい暮らしてみた人だと思います。
それも一人暮らしで。
重版未定らしく原価より高い値段になってますが、
ぜひとも再販して多くの人に読んで欲しい作品です。
2018年4月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これより叙情的な四コマは後にも先にも無いでしょう
私的には、同じ列車ものの「阪急電鉄」より
こちらが評価されて欲しかった
私的には、同じ列車ものの「阪急電鉄」より
こちらが評価されて欲しかった
2010年6月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
東京中央線沿いの女の子たち物語。
東京って住んだことないんですが、ひと駅ひと駅にこんなに特色がでるのでしょうか!?
田舎なんて、田んぼ、住宅地、田んぼ、住宅地が順番に繰り返されるだけで
基本、なーんもかわらんのに。不思議な気がします。
静かな作品です。読めば誰でも大うけというものではありません。
読む人を選ぶ漫画だと思いますが、選ばれた人はむしろ誇れ!というくらいの傑作です。
基本的に、登場人物たちの自虐ネタですが、味わい深い・・・
個人的には、自虐と気づかない強いハートの持ち主、吉祥寺の祥子さんファンです。
現在、第二部にあたる遠野編が連載中ですが、第一部の女子たちの事がかかれていないので
ちよっと寂しい思いをしています。
(まあ、遠野編に中央線女子たちが出てくると設定的にヒキますが。ここらへん、読者は勝手なものです)
みんなにお勧めする作品ではありませんが、これをイイと言ってくれた人とは距離が近くなれる・・・
そんな漫画です。
東京って住んだことないんですが、ひと駅ひと駅にこんなに特色がでるのでしょうか!?
田舎なんて、田んぼ、住宅地、田んぼ、住宅地が順番に繰り返されるだけで
基本、なーんもかわらんのに。不思議な気がします。
静かな作品です。読めば誰でも大うけというものではありません。
読む人を選ぶ漫画だと思いますが、選ばれた人はむしろ誇れ!というくらいの傑作です。
基本的に、登場人物たちの自虐ネタですが、味わい深い・・・
個人的には、自虐と気づかない強いハートの持ち主、吉祥寺の祥子さんファンです。
現在、第二部にあたる遠野編が連載中ですが、第一部の女子たちの事がかかれていないので
ちよっと寂しい思いをしています。
(まあ、遠野編に中央線女子たちが出てくると設定的にヒキますが。ここらへん、読者は勝手なものです)
みんなにお勧めする作品ではありませんが、これをイイと言ってくれた人とは距離が近くなれる・・・
そんな漫画です。
2011年1月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この人はいつもはブラックな作風が特徴ですが
それとは違った叙情的な作風に惹かれ、買ってしまいました。
昔、この作品と雰囲気が似ている違う作家のモノローグ作品があり
非常に気に入っていた記憶があります。
これ系の作品が読みたいと思っていたので
買って読んでみて正解でした。
登場人物の生活観が伝わってきた作品でした。
それとは違った叙情的な作風に惹かれ、買ってしまいました。
昔、この作品と雰囲気が似ている違う作家のモノローグ作品があり
非常に気に入っていた記憶があります。
これ系の作品が読みたいと思っていたので
買って読んでみて正解でした。
登場人物の生活観が伝わってきた作品でした。
2015年3月29日に日本でレビュー済み
久々に当たりのマンガですね。
三鷹と武蔵境の厚い壁は本当に感じますね。雰囲気がガラリと変わるので・・・・・
各駅の北口、南口の違いや吉祥寺と西荻(03と0422)の壁とかで今度は書いてくんないかな。
stand riverとeight princeの争い(ほぼ勝負は着いているが)もどう?
三鷹と武蔵境の厚い壁は本当に感じますね。雰囲気がガラリと変わるので・・・・・
各駅の北口、南口の違いや吉祥寺と西荻(03と0422)の壁とかで今度は書いてくんないかな。
stand riverとeight princeの争い(ほぼ勝負は着いているが)もどう?
2009年10月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中野のイラストレーターなのか(作者がモデル)、高円寺で古着屋を営むマドカ等8人の女性が逃れようとしても、逃れる事の出来ないJR中央線沿線の魅力を互いに出会う事も交わる事もなく語ってくれる4コママンガです。
読み始めると彼女達がイヤイヤながら気づかされる、あるいは思い知らされるその魅力に、知らないうちにドンドン引き込まれていきます。
読み始めると彼女達がイヤイヤながら気づかされる、あるいは思い知らされるその魅力に、知らないうちにドンドン引き込まれていきます。