後藤羽矢子の描く金髪姉妹(表紙の二人、手前が妹)がヒロインの漫画。と書くとちょっとエロい雰囲気漂うコメディを思い浮かべると思います。確かに本作にもパンチラや揺れる胸などのカットはありますが、いやらしさは感じられず、そっちの作風を期待して買うとがっかりするかも知れません。
父の死により、母と共に母の故郷日本にやってきたコーラとカティーナの姉妹。彼女たちと主人公の少年は、日本とイギリスの文化や風習の違いに戸惑いながらも、その違いをむしろ楽しんでいく。そう、本作のメインは、あくまでイギリスと日本の文化の違いを描くことです。
作者は双方の文化を好意的に描き、読後もさわやかなのですが、残念ながら「日本と違ってイギリスではこう」と言ってはカティーナが実践してみせて終わりというエピソードが多いです。前後編にしてでも、学校を舞台に異文化交流を軸にした話にしてくれればと思いました。実際、それを予感させる話もありますし。コーラもカティーナも、ただのイギリス文化紹介キャラではなく、魅力的な女の子として描かれているだけにもったいないです。
最後に不満を一つ。作者の描く食べ物。グルメ漫画クラスとはいかなくても、もうすこし美味しそうに描いてほしかった。女の子の裸は、すごく柔らかくて美味しそうなのに(おいおい)。
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ハーフでいっとこ 1 (バンブーコミックス WIN SELECTION) コミック – 2010/8/27
後藤 羽矢子
(著)
- 本の長さ120ページ
- 言語日本語
- 出版社竹書房
- 発売日2010/8/27
- ISBN-104812474418
- ISBN-13978-4812474419
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登録情報
- 出版社 : 竹書房 (2010/8/27)
- 発売日 : 2010/8/27
- 言語 : 日本語
- コミック : 120ページ
- ISBN-10 : 4812474418
- ISBN-13 : 978-4812474419
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2010年8月31日に日本でレビュー済み
著者の後藤羽矢子さんはいろんなジャンルを描いていまして、正直こういうノーマルな作風はあまり読んだことありませんでした。
お話としては、お爺ちゃんと住んでる純和風な男子高校生が、突然イギリス育ちのいとこと同居することになり、さまざまなカルチャーギャップを体験するというものです。
なかなか細かいところまで取材しているようで、ディテールを追うだけでも面白いです。
おかげで高校生の男女なのにロマンスが無い…そしてそれに違和感もありません(笑)。
いわゆるツンデレでミニサイズな妹が出ずっぱりですが、個人的には大人っぽい姉が絡む話が読みたいです。
お話としては、お爺ちゃんと住んでる純和風な男子高校生が、突然イギリス育ちのいとこと同居することになり、さまざまなカルチャーギャップを体験するというものです。
なかなか細かいところまで取材しているようで、ディテールを追うだけでも面白いです。
おかげで高校生の男女なのにロマンスが無い…そしてそれに違和感もありません(笑)。
いわゆるツンデレでミニサイズな妹が出ずっぱりですが、個人的には大人っぽい姉が絡む話が読みたいです。
2012年10月14日に日本でレビュー済み
1巻で、イギリスに住んでいたハーフの従姉妹達が日本にやってきます。
日本へ帰ってきてから周囲の環境に溶け込むまでの導入部分(同居・学校への転入等)が、どうしても長くなるため、話も少しドタバタ気味です。
2巻以降、日英の生活の違いからくる価値観の相違に関する話や、ほんの少しのラブコメ要素が多く盛り込まれ、非常に面白い展開になっていき、安定して面白く読めるようになります。
(インターネット連載も、安定して面白いです)
1巻は、2巻以降の話を書くための舞台作りです。
そのため、少し話がドタバタと散らかっている感じがします。
でも1巻の時点で、話の設定もキャラクターも充分に魅力的です。
4コママンガとして、充分、高レベルだと言えます。
おすすめです。
日本へ帰ってきてから周囲の環境に溶け込むまでの導入部分(同居・学校への転入等)が、どうしても長くなるため、話も少しドタバタ気味です。
2巻以降、日英の生活の違いからくる価値観の相違に関する話や、ほんの少しのラブコメ要素が多く盛り込まれ、非常に面白い展開になっていき、安定して面白く読めるようになります。
(インターネット連載も、安定して面白いです)
1巻は、2巻以降の話を書くための舞台作りです。
そのため、少し話がドタバタと散らかっている感じがします。
でも1巻の時点で、話の設定もキャラクターも充分に魅力的です。
4コママンガとして、充分、高レベルだと言えます。
おすすめです。
2015年3月4日に日本でレビュー済み
イギリス文化をマンガに取り入れるのはいいんだけど、
本当にただそれだけで、エンタメ要素が全く無い。
絵がエロマンガ家による萌え系だが、萌えもエロもほぼ無く、漫画的に面白い要素が一切無い。
テイストは、実は学研とか、図書館にあるお国柄や文化を紹介する本に近い。
なのでとてもつまらないマンガ。ただ作者が仕入れた情報をマンガにして紹介しているだけ。
その情報もどこかで聞いたことがあるようなものばかりで、新鮮味が無い。
極め付けは、主人公が従姉妹のハーフ姉妹と同居しているという設定も全く意味が無いこと。
何せカラミがほとんど無いから。
どうせなら徐々に異文化交流を経て親しくなっていくシーンでもあればいいが、
話が進んでも、同居している親戚とはとても思えない、他人のような距離感。
ラブコメやホームドラマを入れるとか、最低限ここを活かせればもうちょっと評価も上がった。
本当にただそれだけで、エンタメ要素が全く無い。
絵がエロマンガ家による萌え系だが、萌えもエロもほぼ無く、漫画的に面白い要素が一切無い。
テイストは、実は学研とか、図書館にあるお国柄や文化を紹介する本に近い。
なのでとてもつまらないマンガ。ただ作者が仕入れた情報をマンガにして紹介しているだけ。
その情報もどこかで聞いたことがあるようなものばかりで、新鮮味が無い。
極め付けは、主人公が従姉妹のハーフ姉妹と同居しているという設定も全く意味が無いこと。
何せカラミがほとんど無いから。
どうせなら徐々に異文化交流を経て親しくなっていくシーンでもあればいいが、
話が進んでも、同居している親戚とはとても思えない、他人のような距離感。
ラブコメやホームドラマを入れるとか、最低限ここを活かせればもうちょっと評価も上がった。
2011年3月25日に日本でレビュー済み
元々はWebコミックで連載しているものをまとめて、書下ろしも加えたコミック版。
主人公は古民家に住む、ちょっとジジ臭い感じのユキオ。
そんな彼の元に、イギリスかぶれで勘当同然で飛び出し、イギリス人と結婚した叔母がダンナさんが亡くなったのをきっかけに戻ってきた。
ハーフの美人姉妹(=ユキオの従妹)を連れて…というストーリー。
まあ、こんなストーリーですから、当然のごとくドタバタになります。
親日家でナイスバディ、でも実は苦労人?の姉のコーラ。
自分の背が小さいのは日本人の血のせいだと思い込んでいる、妹のカティーナ。
そんな二人に振り回されるユキオ。
この1巻の範囲では、ユキオとカティーナの絡みがメインですが、今後は姉のコーラメインの話ももっと読みたいところです。
作者自身、親戚に同様の家族がいるとのことで、今のイギリス文化というものが非常に良くネタに取りこまれていて面白いです。
Webコミックからのファンである・なしに関わらず、読んでいて楽しい作品です。
カバーをめくってのお楽しみもあるので、Webコミックで全編読んだ方にもおすすめです。
主人公は古民家に住む、ちょっとジジ臭い感じのユキオ。
そんな彼の元に、イギリスかぶれで勘当同然で飛び出し、イギリス人と結婚した叔母がダンナさんが亡くなったのをきっかけに戻ってきた。
ハーフの美人姉妹(=ユキオの従妹)を連れて…というストーリー。
まあ、こんなストーリーですから、当然のごとくドタバタになります。
親日家でナイスバディ、でも実は苦労人?の姉のコーラ。
自分の背が小さいのは日本人の血のせいだと思い込んでいる、妹のカティーナ。
そんな二人に振り回されるユキオ。
この1巻の範囲では、ユキオとカティーナの絡みがメインですが、今後は姉のコーラメインの話ももっと読みたいところです。
作者自身、親戚に同様の家族がいるとのことで、今のイギリス文化というものが非常に良くネタに取りこまれていて面白いです。
Webコミックからのファンである・なしに関わらず、読んでいて楽しい作品です。
カバーをめくってのお楽しみもあるので、Webコミックで全編読んだ方にもおすすめです。