高校生の時、羽海野チカさんが描かれていた帯に惹かれ手に取りました。
それ以来●年間ずっと私のバイブルです。
私は中学の時から家から離れたところに進学し、以来大学まで女子だけという環境にいました。
なので年頃の男子の生態も、共学の雰囲気すらも知りません。
でもそんな私ですら、もし、自分が家の近くの学校に進学していたら
同じクラスに「西戸崎くん」や「糸島くん」がいたのかもしれない、
ゆるい方言で軽口や冗談を言い合っていたのかもしれないと
思えるくらい現実味があります。
(福岡県民なのでちょいちょい出てくるローカルネタは本当に嬉しいです)
普通の男の子の、等身大の日常の中に突如差し込んだ「恋」という一大事を
どうしてこうも瑞々しく、うまく表現できるのか。
●年たった今でも一年に一回は読み直します。
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のはらのはらの (ミリオンコミックス) コミック – 2003/9/1
雁 須磨子
(著)
暑い暑い夏の日、具合が悪くて動けなくなった西戸崎は、同じ高校の先輩・糸島に親切にされる。腰を傷めて野球をやめてしまった糸島。西戸崎は糸島が気になってしかたがない。ずきずきして、くらくらして----- この気持ちはなんなのか?
- 本の長さ216ページ
- 言語日本語
- 出版社大洋図書
- 発売日2003/9/1
- ISBN-104813009468
- ISBN-13978-4813009467
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登録情報
- 出版社 : 大洋図書 (2003/9/1)
- 発売日 : 2003/9/1
- 言語 : 日本語
- コミック : 216ページ
- ISBN-10 : 4813009468
- ISBN-13 : 978-4813009467
- Amazon 売れ筋ランキング: - 13,152位ボーイズラブコミックス
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年10月5日に日本でレビュー済み
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2004年7月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初めて雁 須磨子 さんの名前を見たのは新聞の記事だったのですが、ずいぶんふざけた名前の作家さんだなあと思っていました(笑・すいません)。何で読んだのかも覚えていませんが、読んでみたらいつの間にかこの独特の世界観に引き込まれていました。
最近のBL作品に多い過激な性描写もなく、凄く純粋な感じのBL。二人の高校生の男の子の普通の恋を丁寧に描いている。そして何とも言えないふんわりとゆっくりした空気が流れている。この独特の空気感を味わいたくて何度もページをめくってしまう、手放せないです。一回読んだだけではちょっとゆるい少女漫画のように感じてしまう人もいるかもしれないけれど、何度も読むうちにどんどん味がでてくる作品です。
最近のBL作品に多い過激な性描写もなく、凄く純粋な感じのBL。二人の高校生の男の子の普通の恋を丁寧に描いている。そして何とも言えないふんわりとゆっくりした空気が流れている。この独特の空気感を味わいたくて何度もページをめくってしまう、手放せないです。一回読んだだけではちょっとゆるい少女漫画のように感じてしまう人もいるかもしれないけれど、何度も読むうちにどんどん味がでてくる作品です。
2016年11月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「のはらのはらの」「こめかみひょうひょう」が私のベストオブBLです。雁須磨子さんのBLは独特の空気感、間、がとても心地良く、素晴らしいです。何度も読み返しています。「ほんと」を「本と」って表記されるところとかも私はすごく好きです。気持ちいい言葉の使い方をされます。読後は「よかった……」って気持ちになって快眠できます。
2009年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白かったです。
同性愛系の漫画や本はあまり受け付けないんですが、快く読めました。
私も恋した時こんな感じの事を考えていたので、よく解ってるな〜と思いました。
なにより絵が好きです
同性愛系の漫画や本はあまり受け付けないんですが、快く読めました。
私も恋した時こんな感じの事を考えていたので、よく解ってるな〜と思いました。
なにより絵が好きです
2004年8月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人と人との関係が緩やかにも、暖かく描かれています。
男同士の恋愛事情、という視点よりも、
高校時代の恋愛、人間模様として読ませてくれます。
(それでも男の子達の恋愛だからこそ、の面白さが前提なわけですが)
心理描写が細やかかと思えば、読者に考えさせ、想像させる余地を残してくれている
食いつかせてくれる漫画だと思います。
出てくるキャラが皆愛らしく、世界観が大好きです。
主人公達の由来がどうというほどの事でもないですが可愛くて良いです。
学校と云う狭い舞台で、それほど立場として華やかな存在では無い二人を
取り扱っているという所も面白く、メルヘンながら少々のリアルさが混じり心地よいです。
泣き顔や笑い顔を見せるのが上手い作者さんだなぁと感じました。
男同士の恋愛事情、という視点よりも、
高校時代の恋愛、人間模様として読ませてくれます。
(それでも男の子達の恋愛だからこそ、の面白さが前提なわけですが)
心理描写が細やかかと思えば、読者に考えさせ、想像させる余地を残してくれている
食いつかせてくれる漫画だと思います。
出てくるキャラが皆愛らしく、世界観が大好きです。
主人公達の由来がどうというほどの事でもないですが可愛くて良いです。
学校と云う狭い舞台で、それほど立場として華やかな存在では無い二人を
取り扱っているという所も面白く、メルヘンながら少々のリアルさが混じり心地よいです。
泣き顔や笑い顔を見せるのが上手い作者さんだなぁと感じました。
2006年10月15日に日本でレビュー済み
タイトルと中味は最終的にあまり関係ないようだ。
主役の二人も然ることながら、吉井と倉野がいいキャラだなぁ。
特に吉井。面白過ぎ。
最初、糸先輩は「野球」という大きな目標を失って、今はちょっとさみしいだけで
そのうち西戸崎から離れていくのじゃないかとドキドキしながら読んでいた。
先輩に呼ばれてヨロクラしながらついてくる動揺した西戸崎がかわいい。
なんの事はない、ふたりはお互い同じくらい好きだったみたいだ。
西戸崎のほうが今はちょっと先を歩いてるけど、いつかは先輩だって。
だって先輩はびびるけど、逃げない。
いつの日か西戸崎はきっと先輩に押し倒されると思う。がんばれ糸先輩!
主役の二人も然ることながら、吉井と倉野がいいキャラだなぁ。
特に吉井。面白過ぎ。
最初、糸先輩は「野球」という大きな目標を失って、今はちょっとさみしいだけで
そのうち西戸崎から離れていくのじゃないかとドキドキしながら読んでいた。
先輩に呼ばれてヨロクラしながらついてくる動揺した西戸崎がかわいい。
なんの事はない、ふたりはお互い同じくらい好きだったみたいだ。
西戸崎のほうが今はちょっと先を歩いてるけど、いつかは先輩だって。
だって先輩はびびるけど、逃げない。
いつの日か西戸崎はきっと先輩に押し倒されると思う。がんばれ糸先輩!
2007年10月7日に日本でレビュー済み
映画『ALWAYS 三丁目の夕日』を見ているうちに、人ってあったかいな、しょうもないな
情けないなと、平凡な日常や平凡な人間のあったかみを感じる。
『のはらのはらの』も同じように、なんか読み始めてみると
あっという間に主人公のクラスの空気に自分が入り込んで、
弁当を盗まれたり、クラスメイトに睨まれたりの(じつにくだらない)日常になじんでしまう。
異性と付き合った経験も豊富じゃない年頃なのに、なんの因果か同性にドキドキしてしまい、
我ながら寒いがバレたらもっと寒いからここは隠し通そうと思いつつ、
相手の好意度を確認したくて試みるいっぽうで、どこか安全な逃げ道も残しておこうとあざとくなるところも、
ぐるぐる終わりの無い妄想をめぐらして心臓をバクバクさせるのも、
とんでもなく普通の感覚でイイ。
誰かを好きになって、
けど両想いの関係じゃない時の日常の、なんてエキサイティングなことか。
想いを伝える時にふりしぼる勇気の、なんと要ることか。
学生のしょっぱい生活感が、じつに心地よくてたまんないです。
情けないなと、平凡な日常や平凡な人間のあったかみを感じる。
『のはらのはらの』も同じように、なんか読み始めてみると
あっという間に主人公のクラスの空気に自分が入り込んで、
弁当を盗まれたり、クラスメイトに睨まれたりの(じつにくだらない)日常になじんでしまう。
異性と付き合った経験も豊富じゃない年頃なのに、なんの因果か同性にドキドキしてしまい、
我ながら寒いがバレたらもっと寒いからここは隠し通そうと思いつつ、
相手の好意度を確認したくて試みるいっぽうで、どこか安全な逃げ道も残しておこうとあざとくなるところも、
ぐるぐる終わりの無い妄想をめぐらして心臓をバクバクさせるのも、
とんでもなく普通の感覚でイイ。
誰かを好きになって、
けど両想いの関係じゃない時の日常の、なんてエキサイティングなことか。
想いを伝える時にふりしぼる勇気の、なんと要ることか。
学生のしょっぱい生活感が、じつに心地よくてたまんないです。
2007年8月22日に日本でレビュー済み
近所に居そうな普通の男の子、(それこそ拗ね毛がちゃんと生えてるような)子達の
不器用な少しずつ、少しずつ、重なっていく気持ちの連なりがなんとも心地良い。
ひたすらぐるぐると頭の中を廻り続ける思考を「あ、もーいーやどうでも」と途端
放り出し、そう思った矢先にはまた同じところをぐるぐる行ったり来たり。
なんて純粋な恋愛漫画なんだろうと胸がいっぱいになった。
妙な違和感を感じ、恋に気付き、付き合い始めてからやっと恋愛が始まる。
その恋愛が始まるまでがまた長く、読んでる側のもどかしさやソワソワ感といったらない。
主人公達だけでなく、周囲を囲む登場人物(お母さんに至るまで)皆、一癖二癖あり、
なお且つ「あ、こんな知り合いそういえば居るな」と思える安心感がどこかしらにある。
気付けばそんな人物達に引き込まれてこちらまで夏のうだるような暑さを肌に感じている。
突き抜ける青い空を頭に浮かべ、眩しい太陽に目を細めながら彼らを見つめる。
なんといっても虜になる、特別な一冊だ。
不器用な少しずつ、少しずつ、重なっていく気持ちの連なりがなんとも心地良い。
ひたすらぐるぐると頭の中を廻り続ける思考を「あ、もーいーやどうでも」と途端
放り出し、そう思った矢先にはまた同じところをぐるぐる行ったり来たり。
なんて純粋な恋愛漫画なんだろうと胸がいっぱいになった。
妙な違和感を感じ、恋に気付き、付き合い始めてからやっと恋愛が始まる。
その恋愛が始まるまでがまた長く、読んでる側のもどかしさやソワソワ感といったらない。
主人公達だけでなく、周囲を囲む登場人物(お母さんに至るまで)皆、一癖二癖あり、
なお且つ「あ、こんな知り合いそういえば居るな」と思える安心感がどこかしらにある。
気付けばそんな人物達に引き込まれてこちらまで夏のうだるような暑さを肌に感じている。
突き抜ける青い空を頭に浮かべ、眩しい太陽に目を細めながら彼らを見つめる。
なんといっても虜になる、特別な一冊だ。