余りの衝撃的な場面には息を詰めてしまうこともありましたが、巧みな展開には抗えず、結局、一気に拝読してしまいました。詰めた呼吸も楓と陣内の絶妙な掛け合いに「ふ~」と笑いで吐き出せます。
「架空の過去に学ぶ」お薦めの一冊です。
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権力の花 (SHYノベルス136) 新書 – 2005/7/4
「思想部の宝石」と呼ばれるエリート検事・蔵持楓の前に現れたひとりの男、彼は敵なのか、それとも味方なのか!?
次席検事を父に持つエリート検事・蔵持楓は類い稀な美貌と優れた頭脳の持ち主であることから「思想部の宝石」と呼ばれている。順風満帆の人生。しかし、内実は大きく異なっていた。誰にも言えない持病。父の手駒としての男とのセックス。そして、見知らぬ誰かからの脅迫・・・。楓は生来のプライドの高さゆえに、弱音を洩らすことなく生きてきた。そんなある日、取調の対象である大学教授・陣内幸也からデートに誘われるのだが・・・!?
男同士のアダルト&スクエアな恋を読みたいあなたに!!
- 本の長さ243ページ
- 言語日本語
- 出版社大洋図書
- 発売日2005/7/4
- ISBN-104813011047
- ISBN-13978-4813011040
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登録情報
- 出版社 : 大洋図書 (2005/7/4)
- 発売日 : 2005/7/4
- 言語 : 日本語
- 新書 : 243ページ
- ISBN-10 : 4813011047
- ISBN-13 : 978-4813011040
- Amazon 売れ筋ランキング: - 579,036位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 78位SHYノベルズ
- - 5,578位ボーイズラブノベルス (本)
- - 13,499位日本文学
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年11月5日に日本でレビュー済み
設定は架空ですが、ストーリーはしっかりしているので、
読んでてスムーズです。
タイトル通り「権力」をめぐって、
様々な人々の思惑やら陰謀やらが複雑に絡み合い、
さらに出生の秘密とか、持病とかがあって、
てんこ盛りって感じです。つまり、かなり読み応えがあり。
もちろん、BL的にも満足できます。
ただ、アヅマリシリーズのような、「軽さ」はないので、
そういうストーリーを期待して読むと、アレレ?と
なるかもしれません。
本格的に小説を読み込みたい、って方向けだと思います。
読んでてスムーズです。
タイトル通り「権力」をめぐって、
様々な人々の思惑やら陰謀やらが複雑に絡み合い、
さらに出生の秘密とか、持病とかがあって、
てんこ盛りって感じです。つまり、かなり読み応えがあり。
もちろん、BL的にも満足できます。
ただ、アヅマリシリーズのような、「軽さ」はないので、
そういうストーリーを期待して読むと、アレレ?と
なるかもしれません。
本格的に小説を読み込みたい、って方向けだと思います。
2010年6月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公の蔵持検事は、子供時代に冷淡に扱われ、それゆえ父親に対してねじれた思慕を持っています。
このことが、物語の大きな流れの背景にあります。
それと同時に物語を面白くしているのは、
この美貌のツンツンな検事さんはいつもポケットに甘いお菓子を持ち歩いているところです。
糖尿病で、何時、昏倒するか知れず、おびえているのですが、
甘いムードが一切ない冷徹な蔵持検事が強迫観念のように甘味を手放せないというのが、
彼の属性として行動を面白くしています。
それに身も心も繰り返し無残に引き裂かれながら、そのたびにちゃんと立ち上がってくる強さがイイです!
ずっと父親に従順で、大物政治家の玩具にされていた彼が、ある政治的な陰謀に加担するように強要され、
隠されていた鋼のような反発心に火が付きます。
そして改めて自分の職務=正義と向き合うのです。
すましたお姫様みたいでありながら、気骨があって、諦めない粘着質。
同時に脆いところもあって、そこは必死に隠そうとしてる。
本人はまんまと隠せていると思っているけれど
彼を心配してくれている身近な人たちにはバレバレ。いじらしいです。
そのあたり、このキャラクターが自分の嗜好にピタッときます。
一方、攻の陣内は、重苦しい陰謀物に軽妙な台詞と強引な行動で楽しい面を作ってくれています。
一見、直球勝負のお気楽な男なのに、肝心な点では黙って蔵持検事をサポートしてる、
なんとも頼りになりそうな安定感ある人なのでした。
でも、検事さん、ツンなのでなかなか陣内を頼らないんですよね。
しかも陣内の軽口は聞き流せず、ムキになっていちいちツッこんでます。
その毒舌がまた可笑しみがあって、ただのクールビューティーじゃないのでタイクツしません。
いい組み合わせなので、もう少し甘目で続編があったらいいのに、と思います。
このことが、物語の大きな流れの背景にあります。
それと同時に物語を面白くしているのは、
この美貌のツンツンな検事さんはいつもポケットに甘いお菓子を持ち歩いているところです。
糖尿病で、何時、昏倒するか知れず、おびえているのですが、
甘いムードが一切ない冷徹な蔵持検事が強迫観念のように甘味を手放せないというのが、
彼の属性として行動を面白くしています。
それに身も心も繰り返し無残に引き裂かれながら、そのたびにちゃんと立ち上がってくる強さがイイです!
ずっと父親に従順で、大物政治家の玩具にされていた彼が、ある政治的な陰謀に加担するように強要され、
隠されていた鋼のような反発心に火が付きます。
そして改めて自分の職務=正義と向き合うのです。
すましたお姫様みたいでありながら、気骨があって、諦めない粘着質。
同時に脆いところもあって、そこは必死に隠そうとしてる。
本人はまんまと隠せていると思っているけれど
彼を心配してくれている身近な人たちにはバレバレ。いじらしいです。
そのあたり、このキャラクターが自分の嗜好にピタッときます。
一方、攻の陣内は、重苦しい陰謀物に軽妙な台詞と強引な行動で楽しい面を作ってくれています。
一見、直球勝負のお気楽な男なのに、肝心な点では黙って蔵持検事をサポートしてる、
なんとも頼りになりそうな安定感ある人なのでした。
でも、検事さん、ツンなのでなかなか陣内を頼らないんですよね。
しかも陣内の軽口は聞き流せず、ムキになっていちいちツッこんでます。
その毒舌がまた可笑しみがあって、ただのクールビューティーじゃないのでタイクツしません。
いい組み合わせなので、もう少し甘目で続編があったらいいのに、と思います。
2015年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本当の親子で無いにしても、権力欲しさにそんなことまでする。親友だと信じていた人に破裏切られるなんて、ちょっときついかも。
2006年8月25日に日本でレビュー済み
色白の美人がふらふらしながら自分の袖をまくりあげ細い腕にアンプルを打つ、というのは絵的に素晴らしく耽美でありますが、1型糖尿病かぁと思うと途端に食餌療法とか適度な運動とかケトン体とかをリアルに連想してしまうんだわ、社会人としてはさ。乙女が読めば、楓さんおいたわしいわ、でもキャラメルの口移しはステキ!って素直にトキメクこともできようものかしら。
思想検事って宇宙刑事みたいな響きなので特撮モノかなあと思いがちでしょうが、実は赤狩りが狐狩りとちがってスポーツではないように、これはれっきとしたBLであり、政治家とお追従と可憐な検事ととぼけた法学者がおりなす愛と犠牲と救済の物語なのです。
楓くんのお人形さん感がとても巧く描かれていて、陣内教授との関わりのなかでトラウマを乗り越え最後幸せに結ばれたときには胸があつくなりました。よかったね、楓くん。
設定は硬派ですが物語の本質は純度の高いBL、榎田氏らしいグッドバランスな、いい仕事です。
思想検事って宇宙刑事みたいな響きなので特撮モノかなあと思いがちでしょうが、実は赤狩りが狐狩りとちがってスポーツではないように、これはれっきとしたBLであり、政治家とお追従と可憐な検事ととぼけた法学者がおりなす愛と犠牲と救済の物語なのです。
楓くんのお人形さん感がとても巧く描かれていて、陣内教授との関わりのなかでトラウマを乗り越え最後幸せに結ばれたときには胸があつくなりました。よかったね、楓くん。
設定は硬派ですが物語の本質は純度の高いBL、榎田氏らしいグッドバランスな、いい仕事です。
2011年7月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
BLとして面白いのはもちろんです。受けがぼろぼろだけど。ぼろぼろだけど、よくある意味のない陵辱シーンとかはなく、ストーリー上の意味は感じられたので、可哀想だけどまあ、ありかなと。
でも私はどちらかというと、思想警察に目が行ってしまいました。戦争中の特高警察とか、マジに犯罪を起こし「そうな」人というだけで逮捕できたんですよね。赤狩り(レッド・パージ)とか、思想弾圧について調べればその辺のことは結構わかると思いますが、まさか現代の娯楽小説でそんなのを真正面から書ける人がいるとは思わなかったので、びっくりしました。
そういう歴史を考えると、近未来風の小説で思想警察が復活しているのは、怖い設定ですよね。
検察ものはありがちですけど、非常にユニークな視点だと思います。
でも私はどちらかというと、思想警察に目が行ってしまいました。戦争中の特高警察とか、マジに犯罪を起こし「そうな」人というだけで逮捕できたんですよね。赤狩り(レッド・パージ)とか、思想弾圧について調べればその辺のことは結構わかると思いますが、まさか現代の娯楽小説でそんなのを真正面から書ける人がいるとは思わなかったので、びっくりしました。
そういう歴史を考えると、近未来風の小説で思想警察が復活しているのは、怖い設定ですよね。
検察ものはありがちですけど、非常にユニークな視点だと思います。
2007年6月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
榎田さんは人が大好きで人間に希望を持ってる人なのだろうな、と感じました。読み易い文章、場当たり的ではなく組立てられたプロット本当に読ませる人ですが最大の魅力は弱くても間違えても今ある壁や困難を乗り越えようとする登場人物かな。過去や屈辱に捕われないで前に進むのは辛いけどでも進む。そんな主人公に惹かれました。交渉人は黙らないが好きな人はハマると思います。
2013年8月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新田先生の挿絵に魅かれて購入しました。
内容は思ったほど深くはなかったので、少し物足りない様な印象でした。
何度も読み返す程の手ごたえはありませんが、一読するには読み易い本だと思います。
内容は思ったほど深くはなかったので、少し物足りない様な印象でした。
何度も読み返す程の手ごたえはありませんが、一読するには読み易い本だと思います。
他の国からのトップレビュー
domailan_iir
5つ星のうち5.0
Good
2017年6月29日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Love it as usual. Especially like the art.