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37℃ (SHY NOVELS 206) 新書 – 2008/5/24

3.9 5つ星のうち3.9 71個の評価

「悪いんだけど、俺をしばらく 泊まらせてくれないか」

銀行に勤める野田に突然掛かってきた数年ぶりの電話。
それは、大学時代の野田の秘密を共有する男、若杉からだった。
泊めることを了承してしまえば、面倒なことになる・・・
そうわかっていながら、野田は頷かずにはいられなかった。
とっくに終わったはずの関係だ・・・それなのに・・・?
静かな熱病のような恋が始まる!
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 大洋図書 (2008/5/24)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/5/24
  • 新書 ‏ : ‎ 249ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4813011748
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4813011743
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 71個の評価

著者について

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杉原理生
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BL作家。のんびりまったり執筆してます。

「小説ビーボーイ」(旧ビブロス)の新人賞受賞作「星の国から」でデビュー。「chara文庫(徳間書店)」「ルチル文庫(幻冬舎コミックス)」「shyノベルス(大洋図書)」などで執筆。

**同人誌の電子書籍もkindleで販売中です**

活動情報の詳細はこちらへ↓

【twitter】@rio_sugihara

カスタマーレビュー

星5つ中3.9つ
5つのうち3.9つ
71グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2020年11月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
どれだけ年を取っても、自分自身の行動や、その動機、消せない言動と向き合うことはとても辛いことだと思います。
それを、どうしても惹かれてしまう相手がいて、その自分の気持ちを無視したことによっていろんな人を傷付けて。
それでもその暗い部分を引きずりながら、恥を抱えて生きていくしかないことが、切々と語られています。

大人の恋愛が読みたい方はぜひ。
2014年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これは、若いときの激しい恋愛とか、身体だけを求めるとか
一時だけなものではない。
10年以上にも及ぶ年月が、熟成し、人を変化させ
今後の年月を共に生きるということで
また、絆を強めていく関係が描かれている。

主人公が理性的で、冷静なためか
終始クールなイメージが付きまとうものの
静かで熾火のようにチロチロと燃え続ける大人の恋である。

大人だからと意地もあり、遠慮もあり、思慮もあり、
だから余計にじれったくもあり、
素直にもなれなくて、また、時間がかかる。
秀逸でございました。

丁寧に心の襞を描かれていて
スピード感はありませんが
じんわりとしたいとき、または、静かに過ごしたいとき
味わいの良い珈琲を飲みつつ、浸るのがベターな作品だと思います。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年8月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
地味な設定かもしれないが、登場人物の全てが活きていて良かった。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年3月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読み応えがあり、とても読んだ後余韻が残る作品。
大人が男性が主人公の小説の中でもとにかく心理描写や流れる空気の描写などズバ抜けていると思います。

天気が悪くて家から出れない休日なんかに読みたい。

こういう作品に出会うことがあるのでなかなかやめられません。

BLには随分飽きてきたなと思い始めた人にオススメです。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年3月21日に日本でレビュー済み
心の機微が実に繊細に描かれていて、
ふたりのいる空間の空気の微妙な動きや湿度までが伝わってくるような
ずしりと心に沁みるストーリーでした。
恋とか愛とか、男同士だからとかそういうひと言では語り切れない
深く深く、長い長い時間と人との関わりを経て
とても深いところでつながるふたりを感じました。

ネタバレになりますが・・・

☆1減らしたのは、あまりに野田の(元?)奥さんの身勝手さのせいで
ふたりの心に残すであろう大きな心のわだかまりを思うと、
読後も奥さんへの気持ちの悪さが後を引いてしまって・・・。
別居の原因が野田にあるとしても、自分も彼を見つけて幸せになろうとし、
野田に離婚をしてほしいと言った身で
野田がすんなりその離婚を承諾したことに疑問を感じて調査員を雇い
野田のセクシャリティを知って自殺未遂って・・・。(本人にその気があろうとなかろうと)
どこまで野田を縛りたいんだ!

これからのふたりが、心を寄せてこの件も乗り越えて
同居しようと野田が言った時のような晴れやかな気持ちで
幸せになっていて欲しいと、真剣に願うほど
のめりこんで読んでしまいました。
.
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年2月20日に日本でレビュー済み
情熱を秘めた静けさと仄暗さが漂う、雰囲気の良い作品ではあるのでそういうのがお好きな方には合うかもしれません。私には合いませんでした。

以下、ネタバレの可能性あり

叙情的で綺麗な文章に騙されそうになりましたが、読後に残ったのは野田がとことん面倒で酷い男だなという印象。

手に入れた幸せに影が差すのはほとんどが自分や他者の感情に鈍感で問題を先送りにする野田の自業自得。
10年越しの再会で成長が見られたのは感情面だけですね。物事の優先順位を見誤ってるよ!と言いたい。
仕事や世間体を気にするわりに恋愛脳というか…なんだかちぐはぐで。言動に理解出来る部分もあったけど、やっぱり面倒くさい(笑)

しかも「これで終わり?」という終わり方。
人によってはその後の想像や余韻を楽しむのかな?
私は若杉が傷つくであろう場面を想像をして胸が痛いです。

一人称の野田視点で語られているのに若杉に同情せざるを得なかった…愛情を惜しみなく与えるし彼氏力も高いのに野田に惚れたせいで手放しで幸せにはなれない…泣ける…頑張れ若杉…いやもう頑張らなくていいよ若杉…

読んでいて確かに感情は揺さぶられるのに、最初から最後まで鬱々とした所から抜け出せない。そんな気分になりたい時にはオススメかも。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年9月7日に日本でレビュー済み
演劇家×サラリーマン
淋しがりやでロマンティスト。優しくて情熱的な攻・若杉
人に懐柔するのもされるのも苦手。臆病すぎて人を傷つけてしまう受・野田

10年前、互いの視線が絡み、引き合うように重ねた欲望
ただ、二人の心の温度があまりにも違っていて、
若杉の焦げ付くような熱と優しさは、野田の暗く澱んだ心に届くことはなく、別離。

あれから10年。
若杉から突然の連絡に驚く野田。
若杉の居候の依頼に困惑するも、受け入れる。
野田視点で書かれているので、若杉の心情はわからないけれど、
きっと、若杉はどこまでいっても"野田"なんだと思う。全てがそこに繋がってる。
恋情もここまでくれば、執着を超える。本能とか魂とか、そういう次元ですね。

自分の中に"綺麗な場所"が存在するこに気付かないようにしてきた野田。
そこに触れてしまうと戻れない。苦しい甘さに溺れてしまうとわかっているから恐い。
若杉への想いに気付こうとしない臆病さが、絡んでキツくもつれた糸のようで、
とにかくもどかしい。臆病過ぎて、自分が壊れる前に相手を攻撃してしまう。
散々、若杉を振り回しているように見える野田ですが、彼はとても人間らしいと思う。
人間なんてズルくて臆病な生き物ですよね。
だから、若杉なんです。彼こそが野田にとっての"眩しくて綺麗な場所"
扱いの難しい野田を、ただひたすら愛する若杉の甘く熱い情熱にほだされました。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年9月29日に日本でレビュー済み
レビューを拝見して読んでみました。
裏切られなかった。

3章に分かれていますが、もうどの章も、切なくて涙しつつ、恥ずかしくてもだえながら一気に読んで、何度も読み返しました。

長く誰かを好きでいること。
忘れられないということ。
思い出すということ。
その人でなければだめだということ。

ツボがありすぎてレビューできない。
いろんなフレーズにキュンとして涙が。

思い出すのがハードコアではなくてふとした横顔だということ。
好きだったという気持ちを美しいものとして見つめること。
きらめく欠片に色がついていくこと。

最後の最後、やっと彼より先に眠りに落ちた彼。
その眠りを、以前なら現実をつきつけてさっさと破ったであろうに、それをしなくなった彼。
なんだろう。二人は幸せになれる気がします。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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