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津山三十人殺し 最後の真相 単行本(ソフトカバー) – 2011/1/29

3.9 5つ星のうち3.9 13個の評価

作家 平山夢明氏 激賞!!
「最強!最恐!最凶!脱帽だ!やっぱり地獄はこの世にあったのだ・・・」

七十三年前に起きた、日本犯罪史上稀にみる「惨劇」・・・「津山三十人殺し」
事件のキーマン・寺井ゆり子は、生きていた・・・。
彼女の口から語られた事件の知られざる真実。
そして、アメリカの地に眠っていた禁断の文書「津山事件報告書」を紐解き、明らかになった、犯人・都井睦雄と祖母いねの驚愕の真実。
前代未聞の大量殺人事件の真実が、今明らかになる。

まえがき
序章 惨劇の断片
惨劇の現場へ/事件のキーマン・寺井ゆり子は生きていた/睦雄の係累を訪ねて/睦雄の墓を守る年老いた老女・・・

第一章 「津山三十人殺し」との邂逅
「紫式部伝説」の謎/「三十人殺し」が起きた村の数奇な運命/池田小児童殺傷事件を上回る三十人殺しの現場へ/再現、三十人をどうやって殺したか・・

第二章 遺書をめぐる謎
「ここが殺人犯の屋敷だったことは知っています」/「むっちゃんは頭がよくてよくできた子でしたよ」/殺人鬼へと導いた呪われし「都井家の血脈」/
「変な噂を流されて、かわいそうに相当傷ついていたようです」/遺書は全て真実か?・・・

第三章 祖母いねと睦雄~禁断の関係
睦雄は祖母の実の孫ではなかった/浮上する様々な疑惑/祖母にとって睦雄は重要な「切り札」だった/肺病持ちの家・・・「ロウガイスジ」/
殺人事件があった「宿命の屋敷」と祖母の溺愛/祖母の企てと睦雄の絶望

第四章 睦雄と性
村における睦雄の女関係/「夜這い」風習/津山事件と夜這い取り締まり

第五章 三十人殺し
凶行の準備/祖母毒殺未遂と武器の押収/凶行の準備、再び/惨劇の幕開け/犠牲者・一人目~祖母いね/
襲撃一軒目~岸田勝之家/襲撃二軒目~西川秀司家/襲撃三軒目~岸田高司家/襲撃四軒目~寺井政一宅/襲撃五軒目~寺井茂吉家/
襲撃六軒目~寺井好二家/襲撃七軒目~寺井千吉家/襲撃八軒目/丹羽卯一家/襲撃九軒目~池沢末男家/襲撃十軒目~寺井倉一家/
襲撃十一軒目~岡本和夫家/睦雄、自決す/惨劇の後

終章 後日談
「むっちゃんはいい人」/地元民の複雑な胸中/姉・みな子のその後/寺井ゆり子の苦難/エピローグ

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ ミリオン出版 (2011/1/29)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/1/29
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 239ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4813021387
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4813021384
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 13個の評価

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石川 清
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カスタマーレビュー

星5つ中3.9つ
5つのうち3.9つ
13グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2014年7月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 事件の真相を正確にとらえ、津山事件に関する本でこれ以上傑出したものは他にない。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年2月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
津山30人殺しの最新刊です。
この本を読んだ感想は「なるほど」でした。
都井睦雄と育ての親である祖母の関係を
掘り下げて取材したもので、
事件のキーマンだった女性の取材にも成功しています。
津山30人殺しで謎だった部分を
十分に補った内容だったと思います。
この事件を取り扱った本の中で、
参考資料で山岸涼子の「負の暗示」を
挙げている著者はいないな〜と思います。
事実がどうであれ、都井睦雄はただの
甘ったれだったんではないのかなと思います。
時代背景も無視できないし、
親でない祖母に育てられたという事もあると思います。
単純に考えると厳しい親と甘すぎる祖父母という
構図は誰にでも想像できると思います。
悪意はない。悪気がなくてやった事にまで、
誰が責任を負わなくてはならないのか。
「むっちゃんはいい人」と語る血縁のない親族と
殺されるほど悪人ではなかった被害者と、
その人たちに被害妄想を抱いて実行するしかなかった
都井睦雄は、山岸涼子が描いた通りに
「負のサイクル」に絡め執られたモンスターに
なるしかなかったのかも知れません。
私個人の感想としては、生き残りの女性たちが
逞しく強く生きている事が素敵だなと感じます。
39人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年8月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は少し前まで、「八ツ墓村」は観たことはあっても、「津山事件」は知りませんでした。

あの村人殺しのシーンそのままの事件が、昭和のはじめにあったことを知って、筑波昭氏の著書「津山三十人殺し」などを読んだのです。

だからこの本については、事件から73年経って、タイトルが「最後の真相」でしたから読んでみました。

事件に関しては、既に筑波氏の書いた著書より「目新しい事」はほとんど無いと言っても良いのでは?

遺書(が同じなのは仕方ないとしても)や犯行までの様子も、犯行の手口にしても、新しくわかった事実はみられませんし、他の方のレビュー通り(著者まえがきにも書かれているが)仮説や推測が多くみられます。

ただ、嫁いだ姉や狙われながら生き残った女性(インタビューを試みるもたいした言葉?は得られず)のその後については、短いながら書かれています。

よくわからないのは、「紫式部伝説」や「池田小事件」とも絡めている点ですが、著者が興味をもって新しい?解釈などに臨んだのでしょうか?

唯一関心をひかれたのは、祖母との関係と、遺書の矛盾点など。

でも、著者は「エピローグ」で「まだ調べて書かなければいけなそうなことがありそうだ」と書いているので、まだ新たな真相なるものが出てくる可能性があるのかと、少し疑問に思います。

★1つ「追加」したのは、事件のあった地の現在や被害に遭われた方のお墓、そして少しわかりにくいですが、犯人が犯行後、自殺した写真や最期を迎えた峠などの写真のためです。

亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年8月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「・・・と思う」、「・・・かもしれない」、「・・・ではないだろうか」、「・・はずだ」等の繰り返し。
以前から知られてる事実を元に延々と憶測を繰り広げてるだけです。
著者の取材で明らかになった新事実はほとんどありません。

以前、いくつかの雑誌に書いた記事を転載しているのは手抜きです。
単行本を書くなら、きちんと再構成して書き直すべきでしょう。
後から誤りであると判明した記述を、何ページも離れたところにある注釈で訂正するのも不親切すぎます。

ちょっと呆れた最後の記述:

"今はこの辺にとどめておこう。たぶん、津山事件については、まだ調べて、書かなければならないことがありそうだから。"

これって自ら取材不足を告白してるようなものでは?
すでにいくつもの雑誌に記事を書き、単行本も出しているのですから、新たな記事を書くなら、せめて一つでも重要な新事実を発見してからにして欲しいものです。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年7月20日に日本でレビュー済み
なぜこのように批判的なレビューが多いのか、全く理解できません。

著者は綿密に取材し、それで明らかになった事実は事実として書いています。そして、その事実に基づく著者自身の推測は推測として書いています。それは作者の読者に対する真摯さの表れであって、取材不足などでは断じてありません。筑波昭氏の『津山三十人殺し』のような、取材をすっ飛ばして著者の創作や捏造によるセンセーショナルな内容を「こうだ!」と断言して一丁上がりという本とは対極にある存在です。

私はこの事件に関して興味を持ち、自分自身でも多少の調査をして、その結果を「事件関係ブログ」というブログで発表したり、本として上梓しています。だからこそ、著者の取材の量と奥行きには感嘆するばかりです。これが粗雑というのであれば、こういった古い事件に関するノンフィクションを書くことは一切できなくなります。

断言する書き方の方がわかりやすいのは確かでしょう。しかし、津山事件は昭和13年(1938年)、70年以上前に起きた事件です。当時を直接知る関係者の方の多くが鬼籍に入っている今、その事件に関してどんなに調べても、断言できるような「事実」だけで記述が可能になることはありえませんよ。そして、数少ない現存の関係者である「寺井ゆり子」さんや睦雄の甥への直接インタビューだけでも、この本を読む価値があります。

(以下、2012年10月20日追記)
他の方のレビューにある「著者の取材で明らかになった新事実はほとんどありません」「新事実らしい新事実は残念ながらほとんど出てこない」というのは明らかに事実と反しています。睦雄の甥や「寺井ゆり子」さんへのインタビューなど、著者が初めて明らかにした事実はたくさんあります。その中でも、睦雄と「祖母」との関係はこれまで誰も指摘しなかったことで、今後津山事件について論ずる際には必ず考慮に入れなくてはならない衝撃的な事実と言えるでしょう。
96人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年6月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
八墓村のモデルにもなった、日本で最大の大量殺人事件。
その犯人の動機に迫るドキュメント。70年も前の事件であるにも関わらず、証言を集めようとする著者の意欲に脱帽。
緻密、詳細にその動機に迫っていき、徐々に自説を展開していく流れが見事。

惜しいのは事件の解説が著者が雑誌等に書いていた文書を複数再掲しており、理解するのが難しいことだ。ここは全面的に書きなおす余地があったのではないか。

内容に関する感想。
優秀、恵まれた家庭に育った(育ちえた)若者が、自分を追い詰め、どこにも行けない状況に落ちていく様がまるで見てきたかのように描かれている。滅多にないこととはいえごく普通の人間が誰でも凶悪犯罪者になる可能性を持っていることを改めて強く感じさせる。この犯人に対する恐怖ではなく、人間一般に対する恐怖を覚えた。

また、70年前の日本の田舎がどういう社会で、それがどういう抑圧を個人に強いていたのかがよく分かる。今の日本も決してバラ色だとは思わないが、それでも完全に逃げ場のない、決められた価値観の中でしか生きることができない当時に比べれば、自分で選択できることは幸せではあろう。

選べるからこそ選ばなかった不幸せを他人の責任にできないという地獄はあるものの。
35人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年4月10日に日本でレビュー済み
直後に犯人が自殺したうえに事件の性質上犠牲者の遺族や周囲の人々の口も重く、真相についてはいまだに闇の部分が多い津山三十人殺し。タイトル通り、その最後の真相に肉迫した内容となっている。
前半は、本事件についての著者自身の過去の著作が長々と引用されて時系列が掴みづらく、やや読みにくいものの、中盤以降のレポートはなかなか興味深い。特に、犯人・都井睦雄と祖母の関係についての新解釈にはうならされた。もちろん著者の推論ではあるが、この仮定によれば事件発生に至るまでのふたりのエピソードについてしっくりと来る部分が多く、その後の犯行に至る都井の心情の伏線としても十分納得できる。
事件の際都井に襲われた被害者の内の生き残り女性や、当時の都井をよく知る女性へのインタビューも白眉。彼女から語られる都井の人物像や当時の周囲の事情にも、これが底に潜む事件の真相かも…と思わせる鍵が隠されている様に感じた。
ただ本書の内容は、「最後の真相」というタイトル通り、この事件についてのアウトラインを予め承知し、一通りの予備知識を持った人向け。事件の入門書として読むにはやや解りづらいかもしれない。だが、事件の内容を知り、なおかつ都井の犯行の真意について関心のある人にとっては、かなり興味深い一冊ではないだろうか。
カバーの表紙にもなり、文中にも挿入されている都井の自殺直後の状況を写した当時の現場写真は初めて見た。その生々しさに事件当時の空気を感じ、慄然となる。
37人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年6月21日に日本でレビュー済み
この事件は既に幾つもの興味深い本が出ていて、読むのをとても楽しみにしていた。
農村の夜這いの現実などの客観的事実は面白く読めた。それなりの材料もあり、納得できるものだった。
しかし、本筋については、あまりに「根拠の薄すぎる推測」の羅列であり、かなりガッカリさせられた。過去の同テーマの書籍と照らし合わせてみても、新事実らしい新事実は残念ながらほとんど出てこないのだ。裏づけのない推測は無責任である。
また、前半では問題行動をとっていた女として描かれていた関係者が、最後には「良いおばあちゃん」として描かれている。その姿と物言いだけで「これでいいのだ」などとお茶を濁すのは、倫理的にどうかと思う。田舎に暮らす高齢のおばあんは、確かにこの本は読まないだろうけれど、彼女が知れば悲しむことは間違いない。そんな大切な、取材者としてのあり方が欠けている。
また、ここまでの推測で書くのであれば、いっそのこと小説仕立てにすれば面白かったのにとも思う。筆者ならではの想像力は、決して質の悪いものではないからだ。確かにそうであれば面白いなと思える推測も幾つかあった。
つまり、ノンフィクションとして読むと腹が立つが、小説感覚で読むのならば許される内容であると言えるだろう。
20人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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