★★★人と人が顔を接するということの本質★★★ あなたは、面接はお好きでしょうか?
ほとんどの人は「いいえ」と答えるでしょう。
あえて言うまでもなく、面接は、面接をする側が圧倒的に優位な立場にいます。
優位と言うか、時には暴力的といっても良いほどです。中には、セクハラまがい
や差別発言すれすれの質問に、泣き出す受験者までいるほどです。
「なんで、あそこまで言われなければならないの!」
ムチャクチャ悔しい思いをしたにも拘らず、結果は不合格・・・。
こんな理不尽な経験をされた方も多いのではありませんか?
本書はそうした方で「今度こそは意中の会社、第一志望の会社に絶対に合格して
やる!」と決意されている方のリベンジのために書かれています。
逆に言うと、中途半端に「どこか良い会社があったら応募してみようか
な・・・」「色々受けてみて、どこか受かれば良いや。」と言った甘い考えの方
は全く読者に想定していませんので、あなたがもしそうした方ならば、本書では
なく、他の就職指南本や面接対策の本をお読みくださるようお願い致しま
す。(時間とお金の無駄です)
★★★売り手市場時代の面接対策とは?★★★
恐らく、あなたは『絶対に合格したい会社がある!』方だと思います。
そして、「落とされた」経験、あるいは第一志望の学校や会社に入れなかった経
験をお持ちの方だと思います。
そういうあなたに本書を読み進めていただく前に、一つ改めて肝に銘じていただ
きたいことがあります。
面接は「戦い」であるということです。しかも絶対に負けてはならない戦いで
す。戦いだからこそ、戦いに負けたあなたは、何も得られなかったばかりか心に
癒しがたい傷、そして「戦いは怖い、苦手だ・・・。」という拭いがたい恐怖感
まで負ってしまったのです。
それでは面接が戦いの場だとしたら、その「戦い」に必要なものは何だったので
しょう?
★★★知りさえすれば誰にでも確実にできる★★★
それは、戦略・戦術・武器です。
優れた戦略・戦術・武器を展開して攻められた場合、難攻不落の面接官も簡単に
陥落します。
本書は3年間で約3,000人をふるいにかけて、450人を越える新規採用を
行なった採用のプロが、高確率で面接を突破する為の「戦略・戦術・武器」とは
何かを余すこと無くあなたに伝授することだけを目的に書かれています。
「戦い」とか「戦略・戦術・武器」とか言うと何だか恐そうですが、本書は、
某女子短大で「目からウロコの面接突破法」の名で講義した、大好評の講義録が
下敷きになっています。
その講義録に、最近の労働環境をめぐる変化や、有名企業の人事担当者の「生の
声」などを中心に大幅に加筆・修正を加えたものが本書です。
できるだけ簡単な言葉で書くように細心の注意を払いましたので、内容の濃さ
に比べて、思いのほか時間をかけずに読めるはずです。
この本では、本当の「運命の分かれ目」を知り、正しい分かれ道を確実に、そし
て主体的に選び取る方法を明かしています。しかも、その方法は「知りさえすれ
ば確実に誰にでもできる」ものばかりを絞りに絞って厳選されています。
そのため、面接をテーマにした本の多くにある想定問答やNGトーク、職種別の
必勝フレーズなどに関する記述は出来うる限りカットしました。
面接に関する本で、こうした部分がほとんど無いことに疑問をお持ちの方もい
らっしゃると思いますが、その理由は、想定問答をいくつも覚えたり、NGトー
クを付け焼刃で詰め込んだりしても、それは実戦では使えない「おかざり」だか
らです。
きっと、読んだ時には使えそうな感じがすると思いますが、いざその時になる
と、ほとんどの人は、複雑すぎて肝心の場面で使えこなせないのです。
★★★「必要なこと」は驚くほど少ない★★★
その代わり、本書では枝葉末節ではなくて「本質」を突くことにページを多く割
きました。
繰り返します。面接の場は絶対に負けてはならない「戦い」の場なのです。
そして、「戦い」の場には、どうしても異常な緊張状態が付き物です。
そうした異常な緊張状態が強いられる戦場では、付け焼刃なんて全く役に立ちま
せん。覚えてきた模範解答例やフレーズなど、ちょっとイレギュラーがあっただ
けで一瞬にして真っ白になってしまいます。
また、NGトークを覚えていればいるほど、実は裏目に出たりすることもあるの
です。緊張して混乱し、言ってはいけないはずの、そして知らなければ口から出
なかったかもしれないNGトークが口を突いて出てしまったりする。その結
果・・・。笑えない本当の話です。
面接官は、その力量によって程度の差こそあれ、面接に臨むあなたがどの程度
「底上げ」されているかを見抜いていると思って間違いありません。
普段のあなた、普通にしている時のあなたと全然違うあなたを無理に見せようと
しても、それが普段のあなたではないことは、ほとんどの場合「バレバレ」なの
です。ところが、それにもかかわらず、その一方ではこんなこともあるのも事実
です。
「面接では良かったんだけど、この人、入社したら何だか印象が違うな・・・」
私の実体験はもちろん、採用担当者の方と情報交換していると、そうした人が実
は何人もいるのです。でも、そういう人は、どうして面接官の意地悪な質問にも
ボロを出さずに、希望の会社にみごと就職することができたのでしょうか?
答えは簡単です。そういう人たちは、「戦い」に勝つ方法を身につけていたので
す。
本書は、そうした面接する側が実際に「してやられた」多くのケースを分析し
て、誰もが簡単に出来て確実に効果がある形にまとめています。
簡単だからこそ異常な緊張状態になる戦場でもきちんと使うことが出来ます。
実のところ、面接を突破するには、必要なことを学んで、やれば良いだけの話し
なのです。難しそうに語る人も大勢いますが、真実はシンプルなのです。そし
て、シンプルということは学ぶべき「必要なこと」は驚くほど少ないということ
です。
あっけに取られるほど、それはほんの少ししかないのです。ぜひ意中の会社の
面接でお試し下さい。
本書があなたの面接、そして人生に必ずやお役に立てることを確信しておりま
す。
著者について
北海道大学経済学部経営学科卒。オリックス(株)入社後、東京営
業第一部、総務部勤務を経て沖縄にてオリックス・コールセンター(株)の会社
設立を担当。総務部マネージャーとして採用、研修、人事労務管理、メンタルサ
ポート、総務、経理、財務、システム運用等あらゆる管理業務を一手に管掌し、
設立当時は「4名の役員以外の社員は自分だけ!」の小企業を3年間で350名の
規模とする。2003年オリックス(株)を退職後、日本市民法規事務所を設立。ま
た、法務事務所経営と同時に、「会社の悩みサポートコミュニティ」の代表とし
て、いわれのない理不尽と闘う人々をとことんサポートすることにも全力を注い
でいる。クライアントに「真に自立した人生の実現と、その結果としての優雅で
幸福な生活」を満喫して貰うことが最終ミッション。「あなたの『メンタルサ
ポーター&法律アドバイザー』がここに!」がスローガン。著書に「会社を辞め
て成功する人失敗する人」(TAC出版)「メンタルヘルスに手を出すな」(同友館)。
