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医者はなぜ、乳がんの「予防法」を教えないのか 新書 – 2010/3/10
「米政府の予防医学作業部会は40代の女性乳がん検診として年1度乳房X線撮影(マンモグラフィー)検査を受けることは勧められないと勧告した<2009年11月18日AFPより抜粋>」
何故このような勧告が発表されたのでしょうか? その理由は本書に詳しく書かれています。
「乳がん発症」に至るまでの数々のリスク、それらを自分の意志で、積極的に回避していくことで、少しでも「乳がん発症のリスク」を減らし、予防していく事が可能なのです。
『早期発見&早期治療』が乳がん治療キャンペーンの「合言葉」となっている事はご存じでしょう。
しかし、毎年1万人近くの日本人女性が乳がんで命を落としています。しかも、その罹患率は毎年上昇を続けています。
まず、「乳がんにならない」生活を送る事から始めませんか?
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社中央アート出版社
- 発売日2010/3/10
- ISBN-104813605818
- ISBN-13978-4813605812
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商品の説明
出版社からのコメント
著者について
イリノイ大学シカゴ校公衆衛生スクール、職業医学・環境医学名誉教授。がんの環境原因に関する専門家として、国際的にその名を知られる。がん予防連合(CPC)チェアマン。全米ライターユニオン、メンバー。1969年、毒性学会(SOT)・功績賞。1977年、全米野生生物連盟・保護賞。1989年、環境正義賞。1998年、ライト・ライブリフット賞(がん予防分野での国際貢献で)。1999年、バイオニアズ賞。2000年、プロジェクト・センサード賞(米国がん協会に対する批評で) 阿部孝次 1945年生まれ。中央大学法学部政治学科卒業、同大学院社会学科中退。メディカル・ジャーナリスト。数誌の雑誌記者を経て、1981年~2001年までの20年間、月刊『健康医学』編集部所属。2001年、IHEジャパンを主宰 氏家京子 1972年生まれ。藤女子大学文学部英文学科卒。健康雑誌の編集部に6年間所属。同時期、栄養療法や自然療法に関する海外取材と書籍翻訳を開始。独立後、アメリカン・バイオロジックス・ジャパンで資料翻訳に1年間従事。現在、フリーランスジャーナリストとして取材、執筆、翻訳、講演のほか、がんの食事療法で知られるゲルソン療法の情報・教育活動も行っている。日本食生活ジャーナリストの会、日本医学ジャーナリスト協会会員。ゲルソン・インスティテュート認定ゲルソン・ケアギバー、及び、同ホームセットアップ・コーディネーター 葉山悠子 1962年大阪生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系銀行勤務を経て、英語関連業に転職。子育てをするうちに、食生活や健康に関心を持ち、整体、アロマセラピーを専門学校で習得する。現在は、医学、健康関連の翻訳業に従事している
登録情報
- 出版社 : 中央アート出版社 (2010/3/10)
- 発売日 : 2010/3/10
- 言語 : 日本語
- 新書 : 224ページ
- ISBN-10 : 4813605818
- ISBN-13 : 978-4813605812
- Amazon 売れ筋ランキング: - 457,187位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 418位ガン関連
- - 8,609位その他楽譜・スコア・音楽書
- - 9,255位音楽一般の本
- カスタマーレビュー:
著者について
日本食生活ジャーナリストの会会員/日本医学ジャーナリスト協会会員/英日翻訳家
米国ゲルソン・インスティテュート・アンバサダー/ゲルソン認定ホーム・セットアップ・トレーナー/ゲルソン・クリニック患者コンパニオン
健康雑誌の編集、外資系統合医療サービス営業を経て、2002年にフリーランスジャーナリストとして独立。
読者・消費者・患者と直接つながるコミュニケーションを大切に、フィールドワークを重視した独特なジャーナリスト活動を行っている。
米国西海岸の食事療法や栄養療法、メキシコティファナ市のがん代替療法を精力的に取材し、1998年9月にロサンゼルスでシャルロッテ・ゲルソンの講演を初めて聴講して以来、がんの自然療法として世界的に知られるゲルソン療法の取材を開始。米国ゲルソン・インスティテュート・アンバサダーとして、ゲルソン療法専門ウェブサイト「ゲルソン・ライフ」を開設し、ワークショップも行っている。
公式ウェブサイトは、「ヘルスフリーダム」で検索。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
本書は主にアメリカの視点ではありますが、乳がんの原因や発症について、とても分かりやすく書いてあり、勉強になりました。
エストロゲンについては、それはそれは詳しく書かれてあります。以下、本文を一部抜粋しました(編集あり)。
■一度も出産経験のない女性は、30歳前に出産を経験している女性に比べて、乳がん発症のリスクが高い。しかし、30歳以降に初めて妊娠を経験した女性は、今度は、一度も妊娠したことがない女性よりも、乳がん発症のリスクが高くなる。
■マンモグラフィーによりX線を浴びること、特に乳児期にX線を浴びた影響は大きい。
■スーパーには発がん性物質やエストロゲン様化学物質に汚染された肉がたくさん売られているし、野菜や果物には毒性のある殺虫剤が使用されている。多くの人は電子レンジでチンした食べ物を食べ、ドライクリーニングの化学物質に触れ、コンピューターやスマホから出る電磁波を浴びて暮らしている。
■マンモグラフィーで診断されるがんのうち、10回に5回くらいは、放射線専門医が誤って違う病変をがんと診断してしまっている。その結果、不要な不安をまねき、より多くのマンモグラフィー検査が必要となり、生検が求められることもある。乳がんの専門医は次のように述べている。「マンモグラフィーで生検が必要だと言われた10件のうち、本当にがん化しているのはたった1件くらいだ」
■放射線専門医と外科医が、がんと診断してしまう最もよくある「異常あり誤診」は、乳管がん(非浸潤性乳管がん)と呼ばれているような前がん状態に多く、過去20~30年で発症率が3倍に増えている種類のものだ。これらの75%は、本当のがんに成長することはないが、多くの外科医はがんとして治療し、時に乳房温存、あるいは乳房の全摘手術をしてしまう。命を守るためにマンモグラフィーを受診しているはずの多くの女性たちが、不必要な乳房摘出に至ってしまったり、本格的ながんであるという誤診を受け取っていることになる。
そしてマンモグラフィーは、乳房を非常に強く圧迫するため血管が破壊され、まだ見つかっていない乳がんの細胞を拡散させてしまう恐れがある。あるスウェーデンの研究では、このマンモグラフィー検査を受診した女性たちは、検査していない女性よりも、30%ほど死者を多く出したという。
■降圧剤、感染症を治療する抗生物質、精神治療薬、制癌剤、コレステロール降下剤、胃腸薬としての制酸剤などが、発がん性を高めるという。
■海草には、乳がんに対して予防効果がある種類のものがあるらしく、海草をたくさん食べる習慣がある国では、乳がんの発症率が比較的低い。例えば、昆布にはアルギンという物質が豊富に含まれており、重金属や毒性物質と結びつくことで、細胞に悪い影響が及ぶのを防ぐ。昆布は、海草の中でも最も予防効果があるものだが、海苔やワカメも同様と考えられる。
■ニンニクにも、マウスの実験で、乳房腫瘍を減らすと証明されている。アブラナ科の野菜、カロテノイドを含んだ自然食品(色が濃いほどカロテノイド総量が多い)。植物性エストロゲンが最も多く含まれる食材は大豆で、イソフラボンという特別な植物性エストロゲンを含んでいる。低脂肪食で大豆製品をたっぷり摂取している日本人女性の尿中植物性エストロゲン濃度は、アメリカやフィンランドの女性に比べて、最高1000倍あった。
■また、毛染めの染料も、若いころから使用していると、発がんのリスクが高まる。
他にも予防法はたくさん載ってありますし、とても参考になりました。
タイトルは「医者はなぜ、乳がんの「予防法」を教えないのか」とありますが、その「なぜ」は、ほとんどクローズアップされていないように思いました。
しいて言うなら、ピンクリボンに触れている訳者のあとがきでしょうか…。本書では主に、乳がんの発症原因と、生活環境が及ぼすリスクと、予防法、などが挙げられているだけのようです(見落としていたらごめんなさいm(__)m)。
なぜ教えないか…という意味では、やはり利権絡みの話になっていくでしょう。ガン保険や抗がん剤によるガンビジネスなどがです。そういった本もたくさん出ているので、勉強しておいても損はないかと思います。
追記:レビューを書いた日、北斗晶さんの乳がんを知りました。この本に書いてある通り、毎年マンモグラフィーで被爆し、乳腺を押しつぶして悪化させていたのです。マンモグラフィーさえ受けなければ、発がんなどしていなかったかもしれません。あと、食生活にも問題がありますね。それと、抗がん剤治療!!これは私の母を苦しめ肝臓に転移させた毒物です。生物兵器、マスタードガスです。どうか調べてみてください。このままだと必ず転移して、大変なことになります。こういった知識がもっと広がれば…と思います。医者のいうことを鵜呑みにしてはいけません。
予防で患者差応数が減るうえに、高価なマンモグラフィーの機械の減価償却ができないうちから、その有効性が否定され、抗癌剤の危険性と有効率の低さが知れ渡ると、利益を得る機会が失われることになるからだ。
これは癌だけに限らず、あらゆる疾患に言える。
私は医業者だが、医療に金を払う消費行動は、不幸を取り除く消費で、できる限り少ない方が良いと考え、患者さんもそれに同意する。
しかし、それには自らが知識を得て、生活習慣を改善し、事故防衛せねば、いくら院で有効な情報を流しても、やってもらわねば何にもならないのだ。
早期発見早期治療が、死亡率を下げるなどという神話はデータから否定されているし、逆にQOLを下げることも医師は分かっている。
しかし、余程性根の座った開業医でなければ、そんなことを患者さんに広めれば、飯の食い上げにも繋がることから、正しい情報を進んで流そうとはしない。
長寿時代に於いて、癌は付き合っていかねばならぬ病であり、だからこそ無駄に癌を引き起こすようなことも、本書など少数の声から読み取って、できる限り避けるべきである。
乳癌は、卵胞ホルモンであるエストロゲンに、身体がどのくらいの時間晒され、乳房細胞の分裂回数が多くなることでリスクが高まる。
そのリスクを下げるために、子どもの頃から活発に運動を行い、初潮年齢を上げ、その継続と動物性脂肪・蛋白質の摂取を少なく、食物繊維・抗酸化食品・ビタミン・ミネラルを豊富に摂り、健全な体重を維持し、早く閉経を迎えることだと本書は指摘する。
それは、心臓病・糖尿病・関節炎などのリスクも下げる。
ピルの使用は、本書の書かれた米ほど普及してはいないが、これも止めた方が良い。
マンモグラフィーについては、放射線被曝のリスク、乳房への強い圧迫で癌細胞を拡散させてしまうリスク、乳腺密度が高ければ、全体が白く染まって、同じく白い癌を見つけることは困難であることが示され、定期的な自分での触診、超音波検査、透光赤外線スキャン、サーモグラフィーといった害の少ない検査法が提示される。
著者は、「知ることが力になる」とするが、訳者があとがきで書く、予防でなく無用な検査や抗癌剤などに費やされ、肝心な予防に集めた金が回らず、それが商売上のテクニックとして使われているピンクリボン運動についても、後々「騙された」と言わないように、何が事実なのかを探り、知り、実行するしかないのだ。