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私にはいなかった祖父母の歴史―ある調査― 単行本 – 2017/7/27

5.0 5つ星のうち5.0 4個の評価

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これは殺人捜査ではなく、生成の行為だ——。スターリン主義、第二次世界大戦、ヨーロッパ・ユダヤ世界の破壊という20世紀の悲劇のなか、二人はどのように生きたのか。それを調べ、記すことの意味とは何か。革新的な歴史叙述により、アカデミー・フランセーズ・ギゾー賞、歴史書元老院賞、オーギュスタン・チエリー賞をトリプル受賞。同著者による『歴史は現代文学である』(2014年。邦訳は真野倫平訳、名古屋大学出版会、2018年)の姉妹編。

【書評】
・『みすず』(2023年1・2月合併号、読書アンケート特集、評者:上村忠男氏)
・『みすず』(2022年1・2月合併号、読書アンケート特集、評者:犬塚元氏)
・『みすず』(2020年1・2月合併号、読書アンケート特集、評者:上野千鶴子氏)
・『西洋史学』(第265号、2018年6月、評者:福元健之氏)
・読売新聞(2018年7月8日付、評者:宮下志朗氏)“歴史記述をめぐる挑戦"
・毎日新聞(2017年12月10日付、評者:岩間陽子氏)
・『ふらんす』(第92巻第12号、2017年12月号、評者:小倉孝誠氏)“沈黙のさざめきに耳を傾ける"
・『週刊読書人』(第3209号、2017年10月6日付、評者:中村隆之氏)“論証しえない〈真実〉を「直観」する 情熱をもって記された歴史書"
・日本経済新聞(2017年9月30日、評者:板橋拓己氏)“悲劇に葬られた人たちの生"
・朝日新聞(2017年9月24日付、評者:円城塔氏)
・毎日新聞(2017年8月13日付、評者:岩間陽子氏)“愛の書であり、祈りの書である"

【主要目次】
1 自分の村のジャン・プチ=ポミェ
2 職業革命家
3 より「洗練された」反ユダヤ主義
4 私の家族のユダヤ人サン・パピェ
5 1939年秋、外国人たちは志願兵となる
6 僥倖の歯科医
7 一塊の丸裸にされた人間性
8 ニオイヒバの生垣に守られて
9 世界の向こう側へ

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商品の説明

著者について

【著 者】
イヴァン・ジャブロンカ(Ivan Jablonka)

1973年生まれ。現在、パリ第13大学教授。本書によってアカデミー・フランセーズ・ギゾー賞、歴史書元老院賞、オーギュスタン・チエリー賞を受賞。ほかに、
L' histoire est une littérature contemporaine(2014年)、 Laëtitia(2016年、メディシス賞、ル・モンド賞受賞)などがある。

【訳 者】
田所 光男(たどころ みつお)

東京都に生まれる(1956年)。東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程中途退学(1985年)。現在は名古屋大学大学院人文学研究科教授。
著訳書:
『異文化への視線』(共著、名古屋大学出版会、1996年)
『講座 小泉八雲Ⅱ ハーンの文学世界』(共著、新曜社、2009年)
ベールシュトルド他編『18世紀の恐怖』(共訳、法政大学出版局、2003年)ほか

(所属等は初版第1刷発行時のものです)

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 名古屋大学出版会 (2017/7/27)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2017/7/27
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 416ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4815808791
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4815808792
  • 寸法 ‏ : ‎ 13.6 x 2.5 x 19.5 cm
  • カスタマーレビュー:
    5.0 5つ星のうち5.0 4個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中5つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2021年1月19日に日本でレビュー済み
歴史学者である著者の祖父母の生き様を、残された公文書、親戚縁者、近所に居た住民の証言により丹念に追及しています。これはよくある歴史物語、つまり著者の欲望を塗り込んだ幕末青春物語のような作り話ではなく、実際にどのような人生を歩んだかを、あり得る可能性を示しながら追っています。それはそれは丹念に調べ上げられており、歴史学部の学生なら必読の書とも言えます。また、学術書のような乾いた内容ではなく文学的要素や社会学の知恵も交え乍ら構成されており、引き摺り込まれていく記述は秀逸です。ヨーロッパにおける20世紀初頭のユダヤ人社会とその辿った足跡の一部を見れるという点では、優れた近代史の書物でもあります。祖父母が生きた時代のユダヤ社会の包摂性もわかり、現代の日本が生き辛い理由もわかるでしょう。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年9月21日に日本でレビュー済み
この本を読み進めるにつれて、心、いや心身のふるえがとまらなくなった。これだけの本にもう一度出会える自信はない。

歴史家たる著者の、喪われた祖父マテスと祖母イデサを中心とするユダヤ系家族の物語なのだが、それはまたヨーロッパとその解体の物語ともなっている。ヨーロッパの解体というのは、スターリン主義の暴力や第二次大戦、ユダヤ人虐殺だけを指すのではない。ユダヤ教をも含むその根本的な価値観としての「統合された人格」(すなわちintegrity。これ無くしてはユダヤ・キリスト教の「正義の人」もありえない)を体現する人びとが、上記したヨーロッパ史の大状況にあってそれを打ち破られたということだ。マテスとイデサはどうか。

おそらく著者ジャブロンカの当初の願いは――明示的に語られているわけではないものの――、散らばった記録の暗闇から祖父母の記憶の断片を拾い出し、その失われたインテグリティを回復することによって「正義」の土台もまた回復させる、ということだったのかもしれない。しかし、実際に書き上げられたこの作品は、もっと奥深いものを映し出しているように思える。それを正確に名指すことは難しいが、無理やり言うなら、そうしたインテグリティの不在を生きてなお正しさについて考えうるあり方とでも言えようか。――いずれにせよ、この賭けられたもの(出発点と言ってもよい)の違いが、本書を、わが国でベストセラーとなった小熊英二の『生きて帰ってきた男』とは大きく異なるものにしている。

つい力が入って抽象的な紹介になってしまったが、いっけん訥々と始まる本書の書きぶりは鮮やかで見事、まごうかたなき傑作である。翻訳もすばらしく、広くお勧めしたい。
28人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年1月1日に日本でレビュー済み
単純に書けば、本書は歴史学者でもある著者が、自身の父方の祖父母の人生を丹念に掘り起こしたもの。祖父母は共にポーランド人で共産主義運動に加わったこと、ユダヤ人であったことなどが、フランス・パリへの亡命を余儀なくされるものの、ドイツ占領下におけるフランス政府のユダヤ人政策によって、強制収容所に送られて亡くなっている。当然ながら、著者に祖父母の直接的な記憶はない。

歴史学者らしく極めて精緻に祖父母の人生を辿っている。著者は誰が祖父母を殺したのかではなく、祖父母はどのように生きたのかを求めて、その幼少時代、二人の出会い、第二次世界大戦前のポーランドの様相、ナチス侵攻前のポーランドにおける反ユダヤ主義など、そして正確な状況が分かり難いパリでの亡命生活などについても丁寧に描いている。警察に残された文章、当時祖父母が住んでいたと思われる家があった通りや近所に住む人を特定し、その名前などを手掛かりに現在に生きるその人たち、その子どもなどを探し、証言を得ていく。ポーランドからアルゼンチンに亡命した親戚や祖父母の知人、その子などにも調査の手を伸ばしている。

遺された証拠が隠滅されたりしたこともあって断片的であること、そのため確定できないことが多く、推測(印象的なのは、祖父が強制収容所でどのように生きていたのかを考察した部分)も交えながら、可能性のある選択肢を提示していこともあって、必ずしも読みやすいとは言えない。ただ、個々人の全き「人間性」の回復の手段としては、こういった叙述しかあり得ないのかもしれない。そして、どこか「全体小説」の試みを想起させ、極めて興味深い。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート