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ギリシア神話 (図解雑学) 単行本 – 2002/7/1

4.3 5つ星のうち4.3 29個の評価

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

好色家ゼウス、美しく奔放なアプロディテ、怪力と英知のヘラクレスなど、ギリシア神話の主要な物語から成立当時の近隣世界の情勢や社会制度までを、広く分かりやすく解説します。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ ナツメ社 (2002/7/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/7/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 247ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4816332804
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4816332807
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 29個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
29グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2014年5月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読めば読むほど、ギリシャ神話に親しみを覚えます。思うにギリシャ神話を生み出したギリシャ時代の人々は明るく、楽しい人生を満喫していたのでしょう。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年9月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こんにちは、古舘 健です。

ギシリアのアテネにある新アクロポリス博物館を訪れました。
この博物館はアクロポリス遺跡で発掘された彫刻群をすべて保管しています。新アクロポリス博物館は、古代ギリシアで神話がいかに身近だったのかを教えてくれます。女神アテナと海神ポセイドンの守護神を決める勝負を描いた彫刻群や医神アスクレピオスの彫刻群などたくさんの芸術品が展示されていました。

なぜ、古代ギリシアでは神話が身近なものだったのでしょうか。

それは、先住民族を征服・混和していった過程だと著者は言います。

「ギリシア神話の最高神ゼウスと正妻のヘラは、いつもけんかばかりしている。(中略)
ヘラはもともとギリシアの先住民族が崇拝していた女神だった。この先住民は小アジア系の人々だといわれる。一方のゼウスは、前2000年頃から数回にわたってギリシアに侵入した、インド=ヨーロッパ語族の一派が崇拝していた神だったという。この一派は、ギリシアに侵入した際に、先住民族を征服・混和し、(中略)
こうした征服・混和が、神話の世界でも起こり、新しく移住したギリシア人の神々と、先住民族が崇拝していた土着の神々が融合した。(中略) これには征服者ギリシア人の神ゼウスと、被征服者である先住民族の女神ヘラ、という歴史的な背景もあったのである。(P132)」

本書はわかりやすいです。
見開きで左のページには説明、右のページには写真や絵や図が載っています。ギリシア神話の歴史的背景、ゼウス、ポセイドン、ハデス、アプロディテなど神々の物語、ペルセウス、ヘラクレス、テセウスの冒険、オディプス王やトロイヤ戦争の物語などのトピックを簡潔でわかりやすく教えてくれます。個人的に興味があるのは、先日訪れたコス島の医神アスクレピオスと現代医学の父ヒッポクラテスです。

「医学の祖ヒッポクラテス(前460頃~前375頃)は、古代ギリシアで医術の神として信仰されたアスクレピオスの子孫だとされている。
神話によれば、アスクレピオスはアポロンの息子である。彼はケンタウロス賊の賢者ケイロンに医術を学び、名医となるが、(中略)
しかし、人間とは“死すべきもの”。この絶対的な掟を破ったアスクレピオスはゼウスの雷帝に打たれて死んでしまう。彼は、天空に上げられ、蛇つかい座になったと言われる。蛇は脱皮をすることから若返りや治癒の象徴とされ、この医神のシンボルとなった。
アスクレピオスの聖地として名高いのは、エピダウロスやコス島だった。(中略)
なお、コス島にはアスクレピオスの後裔でアスクレピアダイと呼ばれる一族が住んでいた。ヒッピクラテスはこの一族から出たと言われる。(P158)」

ギリシア神話の要点や背景を手っ取り早く知りたい方にはオススメの一冊です。

以下はメモのために抜粋します。
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P48
「パンドラの物語に続く、デウカリオンとピュラの物語も、『旧約聖書』のなかのある物語に似ている。『ノアの箱舟』である。『旧約聖書』の『ノアの箱舟』は、人類の堕落に絶望した神が彼らを絶滅させようと大洪水を起すが、信心深いノアの一家だけは救われ、そこから人類の新たな歴史が始まる、というものである。ギリシア神話の場合もほぼ同様で、『旧約聖書』のノアにあたるのが、プロメテウスの息子デウカリオンである。」

P56
「太陽神アポロンと月の女神アルテミスの母親であるレトも、彼女に苦しめられたひとりである。ゼウスの子を身ごもったレトは、ヘラによってあらゆる土地から締め出されてしまう。(中略)
レトに出産の場を提供した小さな浮き島は、こののち4本の柱でしっかりと海底に固定され、デロス島(輝く島の意)と呼ばれるようになったという。」

P72
「アプロディナの愛人アレスは、荒々しい戦い神である。同じ戦いの神でも、思慮深く、正義の戦いを導くアテナに対して、彼の場合はただ暴力的で、戦争と殺戮と血を好んだ。その乱暴な性質は神々の中でも嫌われ、実夫のゼウスでも手を焼いた。
なお、ギリシア神話では目立った活躍のないアレスだが、ローマ神話では軍神マルスにあたり、ことらはユピテル(ゼウスにあたる)に次ぐ人気を誇る。ローマの建国者といわれるロムレスとレムス兄弟は、マルスの息子とされている。」

P104
「アッティカ地方のイカリアを訪れたディオニソスは、快くもてないしてくれた村の農夫イカリオスにぶどうの木の栽培とワインの醸造技術を教えた。イカリオスはこの神の恵みを村人にも分けたが、(中略)村人たちは“酒”のことも、“酒に酔う”ことも知らなかったため、てっきり毒を盛られたと思い、イカリオスを殺してしまう。するとこの村に悪疫がはやり、基金が訪れ、さらには村の娘たちが狂いだしてしまった。ディオニソスの神罰が下ったのである。村人たちは神託によって真相を知り、このときから全員がディオニソス神を崇拝するようになったという。」

P120
「ミュケナイのアルクメネ王女は、従兄弟のアムピトリュンと結婚していた。(中略)
あるときアムピトリュオンが遠征に出かけた。アルクメネはひとり家に残されるが、密かにこのときを待ち望んでいる者がいた。かねてよりアルクメネの美しさにひかれていたゼウスである。
しかし、アルクメネは貞操堅固な妻だった。ゼウスは思案の末、夫のアムピトリュオンに変身して彼女に近づき、思いを遂げた。(中略)どちらが神の子なのか、このときは誰もわからなかった。」

P128
「ヘラクレスはアトラスのもとにやってきた。アトラスはプロメテウスの兄弟だが、彼もまたゼウスによって“天空を支え続ける”という刑罰を与えられていた。ヘラクレスはプロメテウスの助言通り、代わりに天空を支えているから林檎を持ってきてくれないかと頼むと、アトラスは喜んでこの仕事を引き受けた。(中略)
このあとヘラクレスは最後の難業として、冥界の番犬ケルベロスを生捕りにして帰還する。こうして彼はすべての難業をなし遂げた。

P202
「しかし、ギリシアの経略を見破った者もいた。アポロンの神官ラオコンは、これはギリシア軍の奸計に違いないと人々を制止し、トロイヤの王女で予言術に長けたカッサンドラも、木馬の胎内には兵士たちが潜んでいる!と叫んだ。ところが、このとき海上から2匹の
大蛇が現れ、ラオコオンと彼のふたりの息子を絞め殺してしまう。
これを見たトロイヤの人々は、ますます木馬の神聖さを信じ、ついに総がかりで引き揚げ、城内へ引き入れてしまった。」

さいごまで読んでくださり、ありがとうございます!ぜひチェックしてみてください。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年4月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これは解説本なので、ギリシャ神話そのものではないのですが、ギリシャ神話を読んでいても分からなかったことがよくわかり、現代的な世界の言葉や地名にもその名残りがありとても面白かった。
2017年1月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「整理してわかりやすく解説」という趣旨に照らせば内容に過不足はない。系図をまとめてくれてあるのは重宝。取り柄はそれだけだがそれだけの取柄はある。
ただ腹が立つほど不満なのはおざなり挿絵の味けなさ魅力のなさだ。頁を開いたとたん炎天下に下痢腹抱えた気分だ。輪切り大根の水煮みたいな顔の女に男に心底からウンザリ。古布団ワタを引きちぎってのせたみたいな手抜き髪にまたガックリ。サザエさん漫画のほうがよっぽどセクシーで精気に満ちている。
こんな逆効果でしかない落書き絵ならその分スペースを浮かせて何かの文字情報を加えるほうがずっと気が利いている。文章がまたカタログかウィンドウズの説明書き並み干からびた拙文でこれにもウンザリだ。ただそれでも落書き漫画並み挿絵の不快に比べればまだましかもしれない。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年1月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
退屈なたくさんの話が図解されていてわかりやすい。楽しかった。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年1月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子供のころ読んで思っていた親子関係が間違っていたり、整理されて書かれているのでぼんやりとしか覚えていないところがスッキリしました。
お話は載っていませんが、文化的な小話が楽しめます。子供のころギリシャ神話を読んでいた今は大人の方向けかも知れません。
ゼウスの子供がやたらと多い理由が、のちのちの貴族の血筋の権威づけに端を発している等、大人になって知れば、なるほどと思うおもしろい話が他にもいくつかあります。おすすめです。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年12月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ギリシア神話初心者です。里中満智子先生の「マンガ・ギリシア神話」と一緒に購入。並行して読むことで、より一層漫画のストーリーの理解が深まりました。図解が多く簡潔に説明してあるので、初心者には大変ありがたい本でした。おかげで基本的なことが頭に入ったので、もう少し難しい本にも挑戦したくなりました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年3月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まだ全部読んでないけど、星座との関連をメインに知りたかった。これに関する記述があったとしたらこれからの楽しみ。レビュー要求が早すぎるぜー!
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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