ユングの人となりではなく、心理学全般についてもう少し勉強してみたいと思い手にとってみた。
見開きのページで、半分が図や絵による解説、半分がその図の説明で、全部で約100枚の図と100ページの解説からなる。
ユングの心理学、その生い立ち、ユングの心理学の理論と実践、ユングが後世に与えた影響の4つの部分から解説がなされているが、
図を見るだけで概ね内容は理解出来、時間にすると、1時間ほどで概要は取れる。私は、その後、解説を読みながら、もう一度、丁寧に読み通してみたが、それでも3時間ほどで通読ができた。
内容では、やはり、ユング心理学の後世への影響の部分が圧巻で、アレもこれもユングの影響のもとにあるんだと知ると、臨床心理学の巨人としての姿がよりよく理解出来る。
もちろん本書でえられる知識はラフなスケッチのみであろうが、その鳥瞰図こそが、更にユングの心理学を学ぼうと云う人間にとっては、プライマーとして十分に役に立つ内容である。
特に、ユングの説の中には、超心理学というか、オカルト的な部分があり、私のような人間にはあくまで仮設としてしか受け入れられない部分も多く、書店でそれらのタイトルを見ただけで逃げたくなる者としても、本書のような簡単な記載であれば十分に楽しめた。
ただ、その不完全な部分も含めて、人間的なカンジがするところが、魅力でもあるのだが。。
挫折せずに読み切ることのできる入門書としてお薦めです。
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ユング心理学 (図解雑学) 単行本 – 2002/10/1
福島 哲夫
(著)
- 本の長さ229ページ
- 言語日本語
- 出版社ナツメ社
- 発売日2002/10/1
- ISBN-104816333444
- ISBN-13978-4816333446
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
コンプレックス、元型論、内向と外向、夢分析…。既存の心理学の枠組みを超え、魂や霊の領域にまで大胆に踏み込んだ、魅力的なユング心理学を、わかりやすく紹介。
登録情報
- 出版社 : ナツメ社 (2002/10/1)
- 発売日 : 2002/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 229ページ
- ISBN-10 : 4816333444
- ISBN-13 : 978-4816333446
- Amazon 売れ筋ランキング: - 176,323位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 911位臨床心理学・精神分析
- - 3,325位心理学入門
- - 3,512位心理学の読みもの
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2017年4月4日に日本でレビュー済み
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2019年7月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ユングが気になって、全体を理解するのにお薦めとユングマニアのサイトに書いてあったので購入。
集団的無意識、原型などの基本的な意味、ユングの人生、周囲に与えた影響がわかった。図解がいいね。これだけでは詳しいことは全くわからない。わかった気になってはいけない。
ここからユングの著作に入るにはいい入門書である。
集団的無意識、原型などの基本的な意味、ユングの人生、周囲に与えた影響がわかった。図解がいいね。これだけでは詳しいことは全くわからない。わかった気になってはいけない。
ここからユングの著作に入るにはいい入門書である。
2009年3月22日に日本でレビュー済み
ユング心理学のことを知りたくて、読んでみました。
だいだいわかればいいやと、あまり期待していなかったのですが、おもしろくて一気に読んでしまいました。
対話の大切さや、この現代にユング心理学が有効なわけなど、初心者には、わかりやすい。
入門書のひとつとして、お勧めします。
だいだいわかればいいやと、あまり期待していなかったのですが、おもしろくて一気に読んでしまいました。
対話の大切さや、この現代にユング心理学が有効なわけなど、初心者には、わかりやすい。
入門書のひとつとして、お勧めします。
2014年2月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初心者には分かりやすいし、心理学の入門としてはとても良いと思います。
2016年3月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
フロイト派にとっては、永遠にライバルとなるであろう。
良いところ、悪いところをこの本で確認してみよう。
良いところ、悪いところをこの本で確認してみよう。
2007年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ナツメ社の図解雑学シリーズは、若干、格下や程度の低い書に受け止められる印象があるが、
決してそうではないだろう。
この書もそうだが、絵と文章で構成されているので分かりやすいのはもちろんだが、
内容もよくまとまっている。
入門書としてはお勧めできる一冊だ。下手な入門書を読むならば、この書を読んだ方が、
分かりやすさ、理解の正しさも合わせて、総合的にいって大変よくできた書だといえる。
この書は、ユング心理学のガイド書として、優れた書であろう。
決してそうではないだろう。
この書もそうだが、絵と文章で構成されているので分かりやすいのはもちろんだが、
内容もよくまとまっている。
入門書としてはお勧めできる一冊だ。下手な入門書を読むならば、この書を読んだ方が、
分かりやすさ、理解の正しさも合わせて、総合的にいって大変よくできた書だといえる。
この書は、ユング心理学のガイド書として、優れた書であろう。
2005年9月5日に日本でレビュー済み
いろいろ読みましたが、これが一番いまのところはいいです。やはり絵があるので、非常にわかり易い。一つの項目を文章、絵が一ページずつのっています。深いとこまでは入ってないですが、初めての人はこれくらいが丁度いいでしょう 一度読み始めたら、ハマリマス
2013年11月8日に日本でレビュー済み
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無意識の下に人類に共通して繫がっている意識「集合的無意識」があるという事を知り驚きだった。