近代以降の哲学をざっくり知るための良書です。
構造とは、理性とは、人間とは、言葉とは・・・など
日常ではめったに考えない疑問を問いかけてくれます。
先人の悩みを共有できる一冊です。
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構造主義 (図解雑学) 単行本 – 2004/9/1
小野功生
(著)
- 本の長さ223ページ
- 言語日本語
- 出版社ナツメ社
- 発売日2004/9/1
- ISBN-104816337377
- ISBN-13978-4816337376
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登録情報
- 出版社 : ナツメ社 (2004/9/1)
- 発売日 : 2004/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 223ページ
- ISBN-10 : 4816337377
- ISBN-13 : 978-4816337376
- Amazon 売れ筋ランキング: - 217,926位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年9月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
実存主義からポスト構造主義に至るまでの過程がシンプルに説かれ、構造主義の大枠を掴むことができる。
図解の表題通り、初学者向けに書かれた本なので、
主要な論点については紙幅の関係もあって詳述には至らず、多少の語弊があるのは織り込み済みなのだろう。
真髄をつかむには原典にあたる必要があるが、概要を知らずに飛び込むには難解な思想であり、
本書で予備知識を得て臨むのが正攻法だと思われる。
己の無知、認識不足を何度も反芻し、非常に勉強になった。
ブーム終焉の思想とは言え、知らずにおくにはもったいない知見であり、哲学の威力を知る格好の入門書である。
図解の表題通り、初学者向けに書かれた本なので、
主要な論点については紙幅の関係もあって詳述には至らず、多少の語弊があるのは織り込み済みなのだろう。
真髄をつかむには原典にあたる必要があるが、概要を知らずに飛び込むには難解な思想であり、
本書で予備知識を得て臨むのが正攻法だと思われる。
己の無知、認識不足を何度も反芻し、非常に勉強になった。
ブーム終焉の思想とは言え、知らずにおくにはもったいない知見であり、哲学の威力を知る格好の入門書である。
2011年11月8日に日本でレビュー済み
構造主義に対する見方が、哲学というよりジャーナリスティック。著者が本当に学者なの?
それにページによって一貫性がない。読んでいて突っ込みたくなる。
後半にいくにつれて飛ばし読みになってしまった。この程度のレベルだとは思わなかったので残念。
それにページによって一貫性がない。読んでいて突っ込みたくなる。
後半にいくにつれて飛ばし読みになってしまった。この程度のレベルだとは思わなかったので残念。
2020年4月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
難解な構造主義を、フーコーの書籍や解説本から理解する前に先ずは本書をお薦めします。私の場合は、解説本から入りましたが理解が追いつかず、本書で当時の時代背景や構造主義が生まれた経緯を理解することでソシュールやフーコーが主張したかったことが解るようになりました。
2004年11月21日に日本でレビュー済み
構造主義に関する本を「図解」で読んだのは初めて。
「図解」なんていうから大したこと書いてないだろうと思いきや、数学との関連もちゃんと載ってたりと、かなりしっかりとした入門書だった。
入門書にありがちな構造主義の説明だけで終わる本ではなく、歴史的な背景や他の思想との関連(カント、ヘーゲル、ハイデガー、ウィトゲンシュタイン、パースなど)、ポスト構造主義の展開なども記されていて、頭の中に全体図を描きやすい!!
しかも大事な用語が丁寧に説明されているので、構造主義者たちの本は読んでみたけど、混沌としてて整理がつかない人にもうってつけかもしれない。
ただ、「図解」といっても図がどれだけ機能しているのかは不明。読んだところをまとめる分には役に立つかもしれないけど・・・。
それでも、橋爪大三郎の『はじめての構造主義』以来の構造主義に関する最高の入門書だと思う。
「図解」なんていうから大したこと書いてないだろうと思いきや、数学との関連もちゃんと載ってたりと、かなりしっかりとした入門書だった。
入門書にありがちな構造主義の説明だけで終わる本ではなく、歴史的な背景や他の思想との関連(カント、ヘーゲル、ハイデガー、ウィトゲンシュタイン、パースなど)、ポスト構造主義の展開なども記されていて、頭の中に全体図を描きやすい!!
しかも大事な用語が丁寧に説明されているので、構造主義者たちの本は読んでみたけど、混沌としてて整理がつかない人にもうってつけかもしれない。
ただ、「図解」といっても図がどれだけ機能しているのかは不明。読んだところをまとめる分には役に立つかもしれないけど・・・。
それでも、橋爪大三郎の『はじめての構造主義』以来の構造主義に関する最高の入門書だと思う。
2011年4月10日に日本でレビュー済み
ナツメ社の図解雑学シリーズは見開き2ページで1項目を扱い、左側の頁に文章による解説が、そして右側の頁でそれを図解するというフォーマットを持っています。
このフォーマットで構造主義をわずか200頁強で解説していくという入門書ですが、これが実に親切至極。読み終えたときに、分かった!という強く確かな思いを得ることができました。
20世紀後半に大きな衝撃をもって迎えられた構造主義は、人間の自由と主体性を重んじたサルトルの実存主義を批判する思想として登場。言語学や文化人類学の成果を礎として、社会の根底にあって目に見えない構造が、私たちの考えや行動を決定するという考え方であり、人間中心主義や歴史の進歩という近代の理念に対抗するものであった。
そしてポスト構造主義は、人間を支配する構造の外にある生命力のようなものを捉えるという考え方なのだとか。
難解と思われがちな構造主義の思想と歴史を、これほど分かりやすく紐解いてくれる書籍は、これまで橋爪大三郎の『 はじめての構造主義 (講談社現代新書) 』くらいだと思っていましたが、あれはよくよく思い返せばレヴィ・ストロースの解説にかなり軸足を置いていたように思います。今回手にした『構造主義(図解雑学)』のほうが、構造主義全体を短時間で概観するには向いているように感じました。
この本には姉妹編で大城 信哉 (著), 小野 功生 (監修)『 ポスト構造主義 (図解雑学) 』なるものがあるとのこと。そちらもぜひ手にしてみようと思った次第です。
このフォーマットで構造主義をわずか200頁強で解説していくという入門書ですが、これが実に親切至極。読み終えたときに、分かった!という強く確かな思いを得ることができました。
20世紀後半に大きな衝撃をもって迎えられた構造主義は、人間の自由と主体性を重んじたサルトルの実存主義を批判する思想として登場。言語学や文化人類学の成果を礎として、社会の根底にあって目に見えない構造が、私たちの考えや行動を決定するという考え方であり、人間中心主義や歴史の進歩という近代の理念に対抗するものであった。
そしてポスト構造主義は、人間を支配する構造の外にある生命力のようなものを捉えるという考え方なのだとか。
難解と思われがちな構造主義の思想と歴史を、これほど分かりやすく紐解いてくれる書籍は、これまで橋爪大三郎の『 はじめての構造主義 (講談社現代新書) 』くらいだと思っていましたが、あれはよくよく思い返せばレヴィ・ストロースの解説にかなり軸足を置いていたように思います。今回手にした『構造主義(図解雑学)』のほうが、構造主義全体を短時間で概観するには向いているように感じました。
この本には姉妹編で大城 信哉 (著), 小野 功生 (監修)『 ポスト構造主義 (図解雑学) 』なるものがあるとのこと。そちらもぜひ手にしてみようと思った次第です。
2012年11月11日に日本でレビュー済み
個人的には、むしろ構造主義の基本を押さえてから読むべき書かなと思う。
「図解雑学」は入門書的な位置づけだと思うが、本書は「構造主義を取り巻く議論の」入門書であって、「構造主義そのもの」の入門書ではない。
構造主義を学ぼう、と思って読めば議論は右往左往している印象を受ける。何に焦点が当たっているか全く分からない、行き当たりばったりの展開に見えてしまう。
各ページは見易く分かり良く、整ってはいる。ただし参考書的な「分かったつもりで読み進めるとざるだった」といった失敗も起き易いだろう。
あくまで構造主義の意味をある程度理解した方が、周辺の事情を概観するために用いる書として位置付けるべきかと思う。そうだとすれば、よく整理された「道標」としてたびたびあたりたいまとめである。
「図解雑学」は入門書的な位置づけだと思うが、本書は「構造主義を取り巻く議論の」入門書であって、「構造主義そのもの」の入門書ではない。
構造主義を学ぼう、と思って読めば議論は右往左往している印象を受ける。何に焦点が当たっているか全く分からない、行き当たりばったりの展開に見えてしまう。
各ページは見易く分かり良く、整ってはいる。ただし参考書的な「分かったつもりで読み進めるとざるだった」といった失敗も起き易いだろう。
あくまで構造主義の意味をある程度理解した方が、周辺の事情を概観するために用いる書として位置付けるべきかと思う。そうだとすれば、よく整理された「道標」としてたびたびあたりたいまとめである。
2010年2月27日に日本でレビュー済み
人間、社会、歴史、歴史の進歩、言語、マルクス主義これらの概念を図解するのは難しいと思われますが、この本では構造主義を説明するための諸概念の関係を非常にうまく図を使い位置づけています。決して構造主義自体を図解していないものの相互の関係を目に見える形で示すことによって理解させてくれます。この意味においてこの本は構造主義のまたとない解説本となっています。全くの構造主義素人の私にも構造主義が何を問題にしてきたかが理解できたような気がしました。