トヨタマンだった筆者が、トヨタに在籍しなければ分からないいろいろなことをストレートに書いていて、実にためになる素晴らしい本だと言える。
1.問題解決手法が具体的に書かれている。トヨタマンがどのような思考過程で問題を解決しているかが分かった。これはすぐに活用できる。
2.豊田喜一郎のDNAが、現在のトヨタを形作っていることが詳しく解説してある。
3.筆者のトヨタでの「なぜ?なぜ?・・・」という物事の本質を極めようという習慣が「楽譜の読み方」にまで波及していることが非常に興味深かった。筆者のこの方法でなら楽譜とピアノの鍵盤が簡単に結びつく。私もピアノを始めてみることにする。
4.トヨタがトヨタ社員に初めて創意工夫を呼びかけた文章は歴史的文章だ。
5.草創期のトヨタ購買部への豊田喜一郎からの戒め文章が素晴らしい。豊田喜一郎とは本当に純粋な人だったことが分かった。
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トヨタ生産方式 導入の奥義 単行本(ソフトカバー) – 2009/1/26
青木 幹晴
(著)
そのトヨタの生産管理、原価管理を基幹職員として担った著者が、カンバン方式や自働化などの紹介にとどまらず、どうしたらトヨタ生産方式を自社に導入できるのか、定着できるのか、という極意、奥義を豊富な図で解説しながら、具体的に丁寧に解説した本。
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社ナツメ社
- 発売日2009/1/26
- ISBN-104816346457
- ISBN-13978-4816346453
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商品の説明
著者について
豊田生産コンサルティング株式会社 代表取締役
1955年、愛知県豊橋市生まれ。1978年早稲田大学商学部卒業後、トヨタ自動車工業株式会社(現トヨタ自動車)入社。本社部門(人事・財務・原価企画)9年、工場部門(本社工場・田原工場)17年と本社機能、工場機能のそれぞれを幅広く経験。特に工場では生産管理と原価管理という「石垣」づくりとトヨタ生産方式自主研メンバーとして「天守閣」づくりの両方に長年従事。2004年、トヨタの基幹職チャレンジ・キャリヤ制度(他社への転出支援制度)によりトヨタを退職(退職時資格は課長級)。その後、オーエスジー株式会社オーエスジープロダクションのシステム推進本部副本部長に就任し、消耗性工具(ドリル・タップ・エンドミル)専門メーカーで自動車関連以外の業種の現場改善活動に従事。2007年、豊田生産コンサルティング株式会社設立。同社、代表取締役に就任。
1955年、愛知県豊橋市生まれ。1978年早稲田大学商学部卒業後、トヨタ自動車工業株式会社(現トヨタ自動車)入社。本社部門(人事・財務・原価企画)9年、工場部門(本社工場・田原工場)17年と本社機能、工場機能のそれぞれを幅広く経験。特に工場では生産管理と原価管理という「石垣」づくりとトヨタ生産方式自主研メンバーとして「天守閣」づくりの両方に長年従事。2004年、トヨタの基幹職チャレンジ・キャリヤ制度(他社への転出支援制度)によりトヨタを退職(退職時資格は課長級)。その後、オーエスジー株式会社オーエスジープロダクションのシステム推進本部副本部長に就任し、消耗性工具(ドリル・タップ・エンドミル)専門メーカーで自動車関連以外の業種の現場改善活動に従事。2007年、豊田生産コンサルティング株式会社設立。同社、代表取締役に就任。
登録情報
- 出版社 : ナツメ社 (2009/1/26)
- 発売日 : 2009/1/26
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 192ページ
- ISBN-10 : 4816346457
- ISBN-13 : 978-4816346453
- Amazon 売れ筋ランキング: - 738,403位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 349位一般経営工学関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年11月5日に日本でレビュー済み
製造業に従事しているため、業務の必要上、今までトヨタ生産方式のいろいろな本を読んで研究してみました。
しかし突っ込めば突っ込むほど、自分の工場との違いをどのように補正していっていいのか分からなくなり、つかみどころのないものと感じるようになっていました。
この本を読んでみると、筆者がトヨタ工場の中で仕事をしながら、日々感じていたことをいろいろな項目に渡って書いています。この発想方法が非常にユニークで面白いです。特に楽譜の読み方はすごいと思います。素人の私にも簡単に理解できます。今後の学校の音楽教育にこの表を活用すべきです。
この本は少し違った視点からトヨタやトヨタマンを観察でき、その本質を知ることができるという意味で、トヨタ生産方式導入には非常に有用な本だと思います。まさにタイトルどおり「奥義」に迫る手段・ヒントを与えてくれる本です。
しかし突っ込めば突っ込むほど、自分の工場との違いをどのように補正していっていいのか分からなくなり、つかみどころのないものと感じるようになっていました。
この本を読んでみると、筆者がトヨタ工場の中で仕事をしながら、日々感じていたことをいろいろな項目に渡って書いています。この発想方法が非常にユニークで面白いです。特に楽譜の読み方はすごいと思います。素人の私にも簡単に理解できます。今後の学校の音楽教育にこの表を活用すべきです。
この本は少し違った視点からトヨタやトヨタマンを観察でき、その本質を知ることができるという意味で、トヨタ生産方式導入には非常に有用な本だと思います。まさにタイトルどおり「奥義」に迫る手段・ヒントを与えてくれる本です。
2009年10月29日に日本でレビュー済み
同じ著者がもう1冊本を出しており、それを読んだが、トヨタ工場のことを非常にくわしく書いてあり参考になった。そんなことでこの本も読んでみたが先の本は「教科書」的だったが、この本はその周辺のことがいろいろ書いてあり「読み物」といったタッチでとても面白く読めた。
一トヨタマンだが、その思考方向がよくわかりトヨタを知る一つの手がかりになった。
トヨタをより深く知りたいと思う人にはお勧めの書といえる。
一トヨタマンだが、その思考方向がよくわかりトヨタを知る一つの手がかりになった。
トヨタをより深く知りたいと思う人にはお勧めの書といえる。
2009年11月2日に日本でレビュー済み
トヨタ生産方式の本はいろいろ出ているが、このようなユニークな観点からの本は初めてであろう。
トヨタ生産方式というお城を「搦め手」から攻める感じだ。
今までのトヨタ本に飽きた方に、お勧めの本だと言える。
トヨタ生産方式というお城を「搦め手」から攻める感じだ。
今までのトヨタ本に飽きた方に、お勧めの本だと言える。