旧日本軍の占領政策に対抗する地元住民の抗日運動が強かった中国や
フィリピンで共通している内容だと感じた。
これほど説得力のある取材内容はないだろう。
「慰安婦」を否定したい人たちがまず読むべきだ。
旧日本軍の性奴隷被害者となることの意味、「慰安婦」とさせられることの
意味、そして戦後も終わることのない、決して癒されることもない「性奴隷」被害者の
心身に刻まれた傷。
子どものころからの洗脳教育により、中国人や朝鮮人をさげすみ蔑視する価値観が
浸透していた時代に、戦争は普通の人間を鬼と化して、残虐非道を繰り返した
その結果のひとつが、性奴隷被害者を生んだ「慰安婦」問題であり、
山西省の事例がつきつけるのが、「鬼」となった人間によるいまでは
想像を絶する蛮行だ。
被害者がまだ生きている時代に、政治家などが加害を否定する愚かさを
つきつけてくる本だ。
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ガイサンシ-とその姉妹たち: 蓋山西 単行本 – 2006/9/1
班 忠義
(著)
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- 本の長さ345ページ
- 言語日本語
- 出版社梨の木舎
- 発売日2006/9/1
- ISBN-104816606106
- ISBN-13978-4816606106
登録情報
- 出版社 : 梨の木舎 (2006/9/1)
- 発売日 : 2006/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 345ページ
- ISBN-10 : 4816606106
- ISBN-13 : 978-4816606106
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,140,120位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2015年2月7日に日本でレビュー済み
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2015年2月28日に日本でレビュー済み
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読んだあといやな気分になりました。
とても信じたくない気持ちです。
とても信じたくない気持ちです。
2015年9月24日に日本でレビュー済み
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日本の平和に対する価値観が問われている今こそ読むべき本だと思います。
著者が長い間、足を使い、心を傾けて取材し続けた中国山西省と日本のナマの声。
戦争の現実を知っている人いなくなる前によくぞ書いてくださったと思います。
著者が長い間、足を使い、心を傾けて取材し続けた中国山西省と日本のナマの声。
戦争の現実を知っている人いなくなる前によくぞ書いてくださったと思います。
2014年6月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
満蒙開拓団で中国に渡り、ソ連侵攻と日本の敗戦により残留婦人となった「曽おばさん」に日本語を習った班忠義は、黒竜江大学日本語学科に進み、留学生として来日し、その後も日本に住む。ある日、小さな市民グループが主催する元従軍慰安婦の証言を聞く集まりに、著者は「ある種の好奇心」から出掛けた。一人の中国人女性万愛花に出会う。彼女は「従軍慰安婦」というものではなかった。彼女の受けた暴力は、性的な暴力というより拷問であった。衝撃を受けた著者は万愛花さんに会うため山東省を訪問。その地方の美人で有名だったガイサンシーと呼ばれた女性と彼女を慕った被害者の女性たちを探すが、ガイサンシ―は亡くなっていた。ガイサンシ―の妹たちと出会った著者は彼女たちの声に耳を傾ける。強姦、輪姦、殴るけるなどの手荒な暴力で心も身体も傷だらけになった被害者たちの証言、彼女たちの身近な親せきや村人の証言、その当時の村と駐屯した日本軍の状況を資料をもとに克明に調べあげた。元日本兵の証言も合わせた実態調査を報告する。被害者の女性たちの存在は、「従軍慰安婦」以外にも多くの少女や女性が性的暴力を受けたことを立証している。日本の兵士ばかりでなく権力になびく中国人からも暴力を受け、生き残った彼女たちは、戦後も狭い村社会の中で差別され貧困と病気を抱える苦難の道を歩んだ。著書は、ともすれば歴史の潮流に消えてしまったガイサンシ―とその妹たちが、確かにこの世に存在したことを伝えている。
彼女たちが記憶する鬼の兵隊たちは沖縄戦で戦死。重い題材でありながら救われる思いが残るのは、著者が被害者の側でも、加害者の側でもなく、戦後世代の一人の人間として取材しているからだと思う。
あらゆる暴力の種となる戦争はしてはいけない。しかし、戦時中でなくとも経済大国の一つと見られる平和な日本で、子ども、女性、高齢者への虐待のニュースが聞こえてくることを考えると、戦争責任を問うよりももっと深い人間の問題点を探る必要があると感じた。教育や状況で鬼にも神にもなる人間を知ることで平和な社会をつくることができるのではないだろうか。
彼女たちが記憶する鬼の兵隊たちは沖縄戦で戦死。重い題材でありながら救われる思いが残るのは、著者が被害者の側でも、加害者の側でもなく、戦後世代の一人の人間として取材しているからだと思う。
あらゆる暴力の種となる戦争はしてはいけない。しかし、戦時中でなくとも経済大国の一つと見られる平和な日本で、子ども、女性、高齢者への虐待のニュースが聞こえてくることを考えると、戦争責任を問うよりももっと深い人間の問題点を探る必要があると感じた。教育や状況で鬼にも神にもなる人間を知ることで平和な社会をつくることができるのではないだろうか。
2007年3月4日に日本でレビュー済み
この著者が現地についていた時にはその被害者なる人物はなくなっていたらしい。
本著も証言の連続でいつものパターンです、検証作業は皆無でしょう。
更に著者は憲法9条保護者で反自民党と言う分かりやすい立場です。
読破語にこの手の本はまだ出るのか、と呆れました。
本著も証言の連続でいつものパターンです、検証作業は皆無でしょう。
更に著者は憲法9条保護者で反自民党と言う分かりやすい立場です。
読破語にこの手の本はまだ出るのか、と呆れました。
2006年12月2日に日本でレビュー済み
日本の元軍人は残忍非道なことを本当にしたのか?
満身創痍な被害者の女性達だが、話は本当なのか?
著者が10年の歳月をかけこの問題に取り組んんだその熱意が、国籍を越え人としての感情が、読後心を揺さ振ってくる。中国と日本を何度も往復し、被害者女性達の話を聞きながら医療と生活の支援。日本側と中国側、双方の当事者たちに会い、歴史資料にも目を通して調査してゆく。著者が素晴らしいのは、決して熱くならず、事実を懇々と書き上げたことにある。中国女性を欲望の発散の道具にした元日本軍だが、彼らは沖縄で玉砕していた。被害を受けた中国女性は、封建意識の頂点のような土地だった故、戦後の生活でも苦難を強いられた。つまり、両方が戦争の被害者であり、国は彼らや彼女たちを守ろうとしなかった。
戦争の本当の加害者は、戦争の決定権を持つ者だ。
満身創痍な被害者の女性達だが、話は本当なのか?
著者が10年の歳月をかけこの問題に取り組んんだその熱意が、国籍を越え人としての感情が、読後心を揺さ振ってくる。中国と日本を何度も往復し、被害者女性達の話を聞きながら医療と生活の支援。日本側と中国側、双方の当事者たちに会い、歴史資料にも目を通して調査してゆく。著者が素晴らしいのは、決して熱くならず、事実を懇々と書き上げたことにある。中国女性を欲望の発散の道具にした元日本軍だが、彼らは沖縄で玉砕していた。被害を受けた中国女性は、封建意識の頂点のような土地だった故、戦後の生活でも苦難を強いられた。つまり、両方が戦争の被害者であり、国は彼らや彼女たちを守ろうとしなかった。
戦争の本当の加害者は、戦争の決定権を持つ者だ。