信用金庫・信用組合のよいところを知るには最適な本だと思います。
日本人は、預金するところは銀行や郵便貯金(ゆうちょ銀行)という固定観念があり、信用金庫・信用組合が銀行とほぼ同じ業務をしているということを知らない人がほとんどではないでしょうか。私もつい最近まで信用金庫・信用組合がどのような金融機関なのかまったく知りませんでした。信用金庫・信用組合がこれからも発展していくには業務の認知度を上げる必要があると思います。
また東北地方太平洋沖地震以降、東京一極集中の危険性が広く知られるようになり、地方振興の必要性が高まっています。だからこそ信用金庫・信用組合を利用することで地域に貢献できることをアピールすべきでしょう。
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いまなぜ協同組織金融機関か 単行本 – 2007/10/1
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購入オプションとあわせ買い
金融庁は規制改革の一環として、2007年秋より協同組織金融機関のあり方について審議を開始した。株式会社化を迫られる信金・信組は協同組織を守り切れるのか!
- 本の長さ221ページ
- 言語日本語
- 出版社日本経済評論社
- 発売日2007/10/1
- ISBN-10481881962X
- ISBN-13978-4818819627
登録情報
- 出版社 : 日本経済評論社 (2007/10/1)
- 発売日 : 2007/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 221ページ
- ISBN-10 : 481881962X
- ISBN-13 : 978-4818819627
- Amazon 売れ筋ランキング: - 528,391位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年6月7日に日本でレビュー済み
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為になります!地域の信用金庫&信用組合の取り組み方が詳しく書いております。
2008年1月2日に日本でレビュー済み
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本書の執筆は、政府の規制改革・民間開放推進会議が2006年12月25日に発表した答申の中で、協同組織金融機に関する法制度の見直しがあり、これにより協同組織金融の存在意義に危機感を抱いたことが発端と思われる。
しかし、内容は従来の協同組織金融機関のあるべき論(制度の誕生、相互扶助精神、中小企業金融の砦等)が多く、「これからの協同組織金融機関は何を強みとしていくのか」、「銀行との差別化をどう図るのか、そのための具体的施策は何か」といったものが殆どない。(米コミュニティバンクの事例があるが、あまり説得力がない)
例えば、「信金・信組が協同組織金融機関制度を維持していることは、中小企業を対象とする金融機関としての専門性によるものである(P21)」とあるが、この「専門性」とは協同組織金融機関にしかないものなのか。
あるいは、「協同組織の船はどう闘うのか(P40)」に対しては、「船は船長(経営者)に委ねられている。船長の仕事は、先を読むこと、そして決断し、実行することだ。(中略)人々が何を求めるかを先読みして動いてこそ経営者である」、「もう一つは協同組織間の連携である」と述べているが、前者は当たり前のことであり、後者は具体的なものが述べられていない。
「協同組織金融機関がなくなったら、中小企業の金融を担う最後の砦がなくなる(P220)」といった論拠だけでは、信金・信組が協同組織形態としての存在することの理由付けにはならない。中小企業向けに幅広い金融サービスを提供するオリックスなどもあり、規制を撤廃したら、新たな魅力をもった事業者が参入してこないとも限らない。
資金需要の旺盛だった高度成長期であれば、立場の弱かった中小企業向け金融の担い手は必要だったが、(同質的なサービスにおいて)オーバーバンキングと言われる現在はどうなのか。
仮に監督当局から「銀行法との垣根を撤廃する」と言われたとき、今の経営者はどのような判断を下すのか。
おそらく、地銀やメガバンクなどの市場に参入する意思決定を下すコミュニティバンクは殆どないと思うし、事実、協同組織金融から銀行へ転換したコミュニティバンクは数えるほどしかない。
結局、規制取り払っても、戦略の観点からみれば、自分たちの今の市場で戦わざるを得ず、協同組織制度の枠組みが廃止されても、中小企業金融担い手が減ることはないと考える。
また、協同組織金融の法人税率の優遇議論に対しても、「地域へのコミットメントの対価」という経営者がいるが、このような観点からみれば論理性に乏しい。
本書は現場や顧客の声がなく業界等の一方的な見地から述べても説得力に欠ける。また、個々のコミュニティバンクが数十年かかって積上げてきた預貸金残高を数年で凌駕してしまうネット銀行などの新興勢力に対しても、「ビジネスモデルが異なる」と言って切り捨てるのではなく、謙虚に向き合う姿勢が必要ではないか。
あるいは、顧客から「信金・信組と取引することのメリットを他行と比較しながら教えて下さい」と聞かれたとき、納得させられるアピールができるだろうか。よく「人間力や地縁・人縁が強みです」という声を聞くが、顧客もそれをメリットとして本当に実感してくれているのだろうか。
また、人間力で勝負するのであれば、当然に従業員満足度(ES)の向上が不可欠だが、そうした取り組みに力を入れているコミュニティバンクは聞いた事がない。
そんな中、コミュニティバンクの一つのあり方として、巣鴨信用金庫創合企画部著「ホスピタリティ」は興味深い。
しかし、内容は従来の協同組織金融機関のあるべき論(制度の誕生、相互扶助精神、中小企業金融の砦等)が多く、「これからの協同組織金融機関は何を強みとしていくのか」、「銀行との差別化をどう図るのか、そのための具体的施策は何か」といったものが殆どない。(米コミュニティバンクの事例があるが、あまり説得力がない)
例えば、「信金・信組が協同組織金融機関制度を維持していることは、中小企業を対象とする金融機関としての専門性によるものである(P21)」とあるが、この「専門性」とは協同組織金融機関にしかないものなのか。
あるいは、「協同組織の船はどう闘うのか(P40)」に対しては、「船は船長(経営者)に委ねられている。船長の仕事は、先を読むこと、そして決断し、実行することだ。(中略)人々が何を求めるかを先読みして動いてこそ経営者である」、「もう一つは協同組織間の連携である」と述べているが、前者は当たり前のことであり、後者は具体的なものが述べられていない。
「協同組織金融機関がなくなったら、中小企業の金融を担う最後の砦がなくなる(P220)」といった論拠だけでは、信金・信組が協同組織形態としての存在することの理由付けにはならない。中小企業向けに幅広い金融サービスを提供するオリックスなどもあり、規制を撤廃したら、新たな魅力をもった事業者が参入してこないとも限らない。
資金需要の旺盛だった高度成長期であれば、立場の弱かった中小企業向け金融の担い手は必要だったが、(同質的なサービスにおいて)オーバーバンキングと言われる現在はどうなのか。
仮に監督当局から「銀行法との垣根を撤廃する」と言われたとき、今の経営者はどのような判断を下すのか。
おそらく、地銀やメガバンクなどの市場に参入する意思決定を下すコミュニティバンクは殆どないと思うし、事実、協同組織金融から銀行へ転換したコミュニティバンクは数えるほどしかない。
結局、規制取り払っても、戦略の観点からみれば、自分たちの今の市場で戦わざるを得ず、協同組織制度の枠組みが廃止されても、中小企業金融担い手が減ることはないと考える。
また、協同組織金融の法人税率の優遇議論に対しても、「地域へのコミットメントの対価」という経営者がいるが、このような観点からみれば論理性に乏しい。
本書は現場や顧客の声がなく業界等の一方的な見地から述べても説得力に欠ける。また、個々のコミュニティバンクが数十年かかって積上げてきた預貸金残高を数年で凌駕してしまうネット銀行などの新興勢力に対しても、「ビジネスモデルが異なる」と言って切り捨てるのではなく、謙虚に向き合う姿勢が必要ではないか。
あるいは、顧客から「信金・信組と取引することのメリットを他行と比較しながら教えて下さい」と聞かれたとき、納得させられるアピールができるだろうか。よく「人間力や地縁・人縁が強みです」という声を聞くが、顧客もそれをメリットとして本当に実感してくれているのだろうか。
また、人間力で勝負するのであれば、当然に従業員満足度(ES)の向上が不可欠だが、そうした取り組みに力を入れているコミュニティバンクは聞いた事がない。
そんな中、コミュニティバンクの一つのあり方として、巣鴨信用金庫創合企画部著「ホスピタリティ」は興味深い。