本書は大阪府知事時代の橋下市長に関するコラムのまとめだ。内容は平成20年当時のものなのでいささか古い。
しかし型破りな政治スタイルとその根源を探ることに重点をおけば、むしろ今こそ読み替えすべきだ。
これからの橋下市長の進路を占うのにはかれの根本が何かを思い出すべきだからだ。
最近は衆院選での維新の会の中央政界進出と本人の参院選出馬に焦点あたっているが、その前段として橋下市長の政治家としての基盤がなんであるかを調べた本書は貴重だ。
橋下市長が知事及び市長としてなぜ活躍できたか。
日本の政治家は基本的には結果を決めず、調整を重視するが、橋下市長は落としどころを決めて交渉する対論型。この差は大きいし、それがわかりやすい政治として支持されている。
地方自治体は都道府県も市町村も首長は直接選挙で選ばれる、いわゆる大統領型で、首長のパフォーマンスが映える。これまでの首長は、議会の協力があってという前提条件があった。
しかし、大統領型のシステムではそもそも議会とは対立するもので、前提条件として立法府と行政府は距離を置いている。
住民から見れば、協力イコールなれ合いというのがバレバレだし、そういうものというあきらめもあった。
それが、全否定されてしかも目に見える形で政策が形成され実行される。住民から見れば新しい地方自治に見える。
過去に同様の手法の首長がいなかったわけではないが、大体は失敗した。
議会を封じ込めることができなかったのが原因だが、橋下市長はマスコミを通じて世論形成することで議会への包囲網を敷く。議員は落選が怖いから慎重にならざるを得ない。
またマスコミ同士も朝日新聞と毎日新聞は左と産経新聞と読売新聞は中道かやや右だ。
そのうち左派の代表格である朝日新聞をスケープゴートにしたことも効果的だ。かつて朝日新聞と毎日新聞は反自民で社説を塗りつぶしたように政府にかみつくことを常としている。
それは大小を問わず、自治体であっても左派の首長以外は攻撃対象としている。
そのことが広く国民の不審の念を買っている。橋下市長はタレント時代に辛坊氏を通じてそのことを学んだ。
一方、中央政界はやや様相が違う。議院内閣制は制度的に立法府と行政府の距離が近い。
特に政務三役が各省庁に入るようになって立法府が行政府に取り込まれた。政務三役を官僚がマンツーマンで鍛え上げて政務をとれる水準に仕込み、そうして初めて議員は政治家になる。彼らは常に官僚と打合せ政策メニューを用意させ、党に提案し自分の手柄とする。一人一人が省庁のロビイストなのだ。
橋下市長がその一人となれるのか。常識的には無理だ。そもそも、維新の会は実質的には橋下市長のワンマン政党だ。
もう一人の看板である石原氏は80歳と高齢で健康に不安がある。次の参院選で指揮を執る力はない。否応なしに橋下市長は参院選に出馬することになる。
全国区の比例代表なら大阪だけで400万票、大阪以外の近畿で200万票、その他全国で数百万票は可能だ。これは公明党の得票数に匹敵する。7人ないし8人は当選するだろう。
おそらく橋下市長自身は特定の省庁の政務三役にはなるまい。その代り参院でキャスティングボートを握ることに集中する。公明党と並ぶかあるいはとってかわることが最大の政治目標になるだろう。
自民党を組まない限り自分の政策は実現しない。彼は権力の重要さは身に染みている。民主党政権下で小沢一郎にすり寄ったのも中高生時代からの「スネ夫戦術」のなせる技だろう。では、自民党の力を借りてやることは何か。
参院選にでるには大阪市長をやめなければならない。やめる理由と自民党の力を借りて実現することは同一でなくてはならない。でないと有権者の納得は得られない。
今、大阪市会では交通局民営化と水道局の企業団合流が見送られた。議会の抵抗は強く三分の二の同意が得られないからだ。かつては大阪府会が府庁移転を否決した。どちらも原因は地方自治法の規定にある。また、一連の改革の先には府市統合、さらにその先には関西州がある。
橋下市長が参院選に出る理由はそこにある。大阪市会が交通局民営化と水道局の企業団入りに反対したことはちょうど良いきっかけになる。議会が反対して大阪全体の改革を潰した、その原因は地方自治法にある、と。これは議会が反対勢力であることを世に示すことで可能になると同時に、規律のゆるんだ維新の会の議員を引き締めることにもなる。
対論をもって改革をなす、政治家、橋下徹はこの夏に政治家人生の画期を迎えるのだろう。
次の市長には松井大阪府知事、知事には浅田府議あたりだろうか。今のところ、大阪のほかの政党支部は切り札を欠く。
面白いショーになりそうだ。
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橋下徹研究 単行本 – 2009/2/1
産経新聞大阪社会部
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- 本の長さ293ページ
- 言語日本語
- 出版社産経新聞出版
- 発売日2009/2/1
- ISBN-10481911039X
- ISBN-13978-4819110396
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登録情報
- 出版社 : 産経新聞出版 (2009/2/1)
- 発売日 : 2009/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 293ページ
- ISBN-10 : 481911039X
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2013年4月13日に日本でレビュー済み
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2009年8月17日に日本でレビュー済み
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大阪府の橋下知事は、経団連の御手洗会長との対談において、
「EUという共同体と、その加盟国の関係」を、
「日本という国家と、各地方自治体の関係」になぞらえて、
今の日本の地方自治を批判していますが、
EUという共同体は、
ヨーロッパ諸国が寄り集まって、共同体に中央集権化したものであり、
EUという共同体に中央集権化したからこそ、
各国バラバラの行政が簡素化され、無駄を省くことができたのであり、
EUとは、
「地方に財源や行政権限を分散させ、無駄を増やしまくる」という
橋下知事ら国家解体主義者=アナーキスト(無政府主義者)が進める
【地方分権】
とは全く逆方向の
【統合】
です。
アメリカ合衆国は、
「バラバラだと無駄が多いから、十三邦の上に新しく【国】の中央集権機構を作り合衆国にした」
のであり、
ヨーロッパ諸国も
「バラバラだと無駄が多いから、EUという【共同体】の中央集権機構をつくった」
のであり、
英国のサッチャーさんも、
「地方がバラバラだと無駄が多いから、中央集権化し、財源を国が一括管理して財政を立て直した」
のです。
「日本の地方自治体」を「EUの個々の加盟国」になぞらえる橋下知事の詭弁は、
「アメリカは地方に分権して合衆国になった」というのと同じ類の
事実を全く逆さまにした悪質なデマです。
(ちなみに、「地方と中央政府の歳出比」で言うと今現在でも既に日本は世界一の地方分権国家です。【故に無駄が多いのです】)
さらに言えば、EUの各加盟国には、
自国の利益がEU全体の利益と対立した場合、
「国益を守るために、自国の主張を押しとおす」
という大義名分が存在しますが、
日本の各地方自治体には、
「自治体の利益を守る為に国益を犠牲にする」
等という大義名分は存在しません。
日本の各自治体が各自勝手に
「自分たちの県の、府の利益を守る為に国益を害する」
という行動に出だした状態、
まさに、この状態こそが
「国家の体をなしていない『国家解体・国家崩壊・無政府』の状態」
であり、
「今の日本は国家の体をなしていないから地方に分権しろ」
と絶叫する
橋下大阪府知事が目指す理想の地方分権の国・日本です。
大阪府の橋下知事の正体は、狂った国家解体主義者でありアナーキスト(無政府主義者)です。
「EUという共同体と、その加盟国の関係」を、
「日本という国家と、各地方自治体の関係」になぞらえて、
今の日本の地方自治を批判していますが、
EUという共同体は、
ヨーロッパ諸国が寄り集まって、共同体に中央集権化したものであり、
EUという共同体に中央集権化したからこそ、
各国バラバラの行政が簡素化され、無駄を省くことができたのであり、
EUとは、
「地方に財源や行政権限を分散させ、無駄を増やしまくる」という
橋下知事ら国家解体主義者=アナーキスト(無政府主義者)が進める
【地方分権】
とは全く逆方向の
【統合】
です。
アメリカ合衆国は、
「バラバラだと無駄が多いから、十三邦の上に新しく【国】の中央集権機構を作り合衆国にした」
のであり、
ヨーロッパ諸国も
「バラバラだと無駄が多いから、EUという【共同体】の中央集権機構をつくった」
のであり、
英国のサッチャーさんも、
「地方がバラバラだと無駄が多いから、中央集権化し、財源を国が一括管理して財政を立て直した」
のです。
「日本の地方自治体」を「EUの個々の加盟国」になぞらえる橋下知事の詭弁は、
「アメリカは地方に分権して合衆国になった」というのと同じ類の
事実を全く逆さまにした悪質なデマです。
(ちなみに、「地方と中央政府の歳出比」で言うと今現在でも既に日本は世界一の地方分権国家です。【故に無駄が多いのです】)
さらに言えば、EUの各加盟国には、
自国の利益がEU全体の利益と対立した場合、
「国益を守るために、自国の主張を押しとおす」
という大義名分が存在しますが、
日本の各地方自治体には、
「自治体の利益を守る為に国益を犠牲にする」
等という大義名分は存在しません。
日本の各自治体が各自勝手に
「自分たちの県の、府の利益を守る為に国益を害する」
という行動に出だした状態、
まさに、この状態こそが
「国家の体をなしていない『国家解体・国家崩壊・無政府』の状態」
であり、
「今の日本は国家の体をなしていないから地方に分権しろ」
と絶叫する
橋下大阪府知事が目指す理想の地方分権の国・日本です。
大阪府の橋下知事の正体は、狂った国家解体主義者でありアナーキスト(無政府主義者)です。
2010年4月2日に日本でレビュー済み
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確かに、知事があまり明らかにして欲しくないと思われる過去やプライベートまで踏み込んだエピソードまで記載したのは評価出来る。然しながら、記者の眼から見た「知事研究」と言っても良いのはせいぜい約80ページのみだ。それ以外は、産経新聞「風」への読者意見への総括や、知事の1年の発言等をまとめたチャプターとなる。また良くも悪くも新聞記者の目線でしか語られていない。客観的事実のみを読者へ提供し、その理解および判断は個々の読者に任せる、ということだろうか。資料としては評価出来る。但し、特に考えさせる点はなかった。もっと知事に迫り、プロとしてズバッと知事を検証、読者に示して欲しい。「知事観察本」ではなく「知事検証本」となる次回作が作られることを期待する。
2009年6月16日に日本でレビュー済み
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本書によれば、橋下知事は、府知事経験者や府庁OBに会うと必ず「寄付してください」と求めるそうだ。
「大阪府をこんな財政状況にしてしまった責任を感じていただいて、寄付していただきたい!」と言うのである。
品はないが、戦略的には極めて正しい。
およそ改革というものには内外の抵抗があるものだが、この「寄付してください」攻撃により「府庁OB」という有力な「抵抗勢力」を黙らせることができるからである。
「ケンカの仕方を知っている」と言える。
大阪府知事として橋下氏がこの一年間にやってきたことは壮大な「撤退戦」である。
大阪府の財政は、本当に再建団体寸前のところまで追いつめられていた。
しかし腐っても鯛、大阪府は収入が少ないわけではない。(むしろ多い。税収は全国の都道府県の上位3〜4位。)大阪府の財政危機の理由は、一にかかって「歳出が多すぎる」ことにあった。従って、過大な負担を減らせば、大阪府は確実に再生できるのである。しかし歳出をカットすることは不評に決まっており、政治的にはまさに「退却するための戦い」であった。
「撤退戦」ほど難しいものはない。崩れそうになる戦線を維持するために、全体としては退却しながらも局地戦においては攻勢に出なければならない。受け身になってしまっては、全体が壊滅するからだ。そういう過酷な「撤退戦」にあっては、リーダーは「猛将」でなければならない。自ら獅子奮迅することによってのみ、退勢にあってなお持ちこたえられるのである。
過激な発言を繰り返し、マスコミの注目を集める「橋下流」は、「撤退戦」のリーダーシップのひとつのあるべき姿であったと思われる。
問題は「撤退戦」が一段落したこれからである。状況の変化に合わせてリーダーシップを変えていくことが必要となるが、橋下氏がどう対応するのか。「橋下徹研究」の続編が期待されるところである。
「大阪府をこんな財政状況にしてしまった責任を感じていただいて、寄付していただきたい!」と言うのである。
品はないが、戦略的には極めて正しい。
およそ改革というものには内外の抵抗があるものだが、この「寄付してください」攻撃により「府庁OB」という有力な「抵抗勢力」を黙らせることができるからである。
「ケンカの仕方を知っている」と言える。
大阪府知事として橋下氏がこの一年間にやってきたことは壮大な「撤退戦」である。
大阪府の財政は、本当に再建団体寸前のところまで追いつめられていた。
しかし腐っても鯛、大阪府は収入が少ないわけではない。(むしろ多い。税収は全国の都道府県の上位3〜4位。)大阪府の財政危機の理由は、一にかかって「歳出が多すぎる」ことにあった。従って、過大な負担を減らせば、大阪府は確実に再生できるのである。しかし歳出をカットすることは不評に決まっており、政治的にはまさに「退却するための戦い」であった。
「撤退戦」ほど難しいものはない。崩れそうになる戦線を維持するために、全体としては退却しながらも局地戦においては攻勢に出なければならない。受け身になってしまっては、全体が壊滅するからだ。そういう過酷な「撤退戦」にあっては、リーダーは「猛将」でなければならない。自ら獅子奮迅することによってのみ、退勢にあってなお持ちこたえられるのである。
過激な発言を繰り返し、マスコミの注目を集める「橋下流」は、「撤退戦」のリーダーシップのひとつのあるべき姿であったと思われる。
問題は「撤退戦」が一段落したこれからである。状況の変化に合わせてリーダーシップを変えていくことが必要となるが、橋下氏がどう対応するのか。「橋下徹研究」の続編が期待されるところである。
2009年4月25日に日本でレビュー済み
橋下氏にはあまり興味がなかったが「法律相談所」番組での茶髪で軽いイメージが
強かったが、本を読んで不器用でひたむきな生き方、
発言を計算したり、マスコミをうまく活用したいとする反面、素直さが勝ってしまい
どうしても評価の下がる正直なコメントで相手にぶつけてしまう(不器用で熱い)姿がリアルに映し出されていて、逆に好感が持てた。
やり方の良し悪しはわからないが、とにかく苦労して育ってきていることや
彼なりに職務を全うしようと一生懸命であるのがわかった。
エリートな家庭からよい大学へ進み、社会的地位のある仕事について
知事や政治家になり理想論を掲げる人は多いが、それとは対照的なので現実的な感性(小さなスーパーで何がどう売られている、どういう人がそれを買っているかも把握している)ような育ちなので
共感できる部分が多くおもしろかった。
強かったが、本を読んで不器用でひたむきな生き方、
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どうしても評価の下がる正直なコメントで相手にぶつけてしまう(不器用で熱い)姿がリアルに映し出されていて、逆に好感が持てた。
やり方の良し悪しはわからないが、とにかく苦労して育ってきていることや
彼なりに職務を全うしようと一生懸命であるのがわかった。
エリートな家庭からよい大学へ進み、社会的地位のある仕事について
知事や政治家になり理想論を掲げる人は多いが、それとは対照的なので現実的な感性(小さなスーパーで何がどう売られている、どういう人がそれを買っているかも把握している)ような育ちなので
共感できる部分が多くおもしろかった。