いわゆる団塊世代の大卒者たち(世代15〜30%)がどれだけ世間と一般大衆を舐めたまま野に放たれたかがよくわかる証言集です
彼ら「エリート」の跋扈が「失われた30年」を作り出したと言っても過言ではなく、日本にキリングフィールドが存在しないことが不思議でなりません。
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総括せよ! さらば革命的世代 40年前、キャンパスで何があったか 単行本 – 2009/11/16
産経新聞取材班
(著)
40年余り前、わが国に「革命」を訴える世代がいた。当時それは特別な人間でも特別な考え方でもなかった。にもかかわらず、彼らは、あの時代を積極的に語ろうとはしない。語られるのは中途半端な武勇伝だけであり、「そういう時代だった」「みんなそうだった」と簡単に片付ける人もいる。そして、私たちの「隣人」としてごく普通の生活を送っている。彼らの思想はいつから変わったのか。また変わらなかったのか。あるいは、その存在はわが国にどのような功罪を与えたのか。そもそも当時、この国のキャンパスで何が起きたのか。彼らが社会から引退してしまう前に、「総括」する。
本書に登場する主な証言者たち
重信房子/秋田明大/塩見孝也/表三郎/三田誠広/佐々淳行/西部邁/宮崎学/鈴木邦男/鴻上尚史/立花隆/加藤登紀子/植垣康博/弘兼憲史/奥島孝康/浅羽通明/小浜逸郎/若松孝二……
表紙、解説 山本直樹
本書に登場する主な証言者たち
重信房子/秋田明大/塩見孝也/表三郎/三田誠広/佐々淳行/西部邁/宮崎学/鈴木邦男/鴻上尚史/立花隆/加藤登紀子/植垣康博/弘兼憲史/奥島孝康/浅羽通明/小浜逸郎/若松孝二……
表紙、解説 山本直樹
- 本の長さ239ページ
- 言語日本語
- 出版社産経新聞出版
- 発売日2009/11/16
- ISBN-104819110772
- ISBN-13978-4819110778
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商品の説明
著者について
本書に登場する主な証言者たち
重信房子/秋田明大/塩見孝也/表三郎/三田誠広佐々淳行/西部邁/宮崎学/鈴木邦男/鴻上尚史/立花隆/加藤登紀子/植垣康博/弘兼憲史/奥島孝康/浅羽通明/小浜逸郎/若松孝二……
重信房子/秋田明大/塩見孝也/表三郎/三田誠広佐々淳行/西部邁/宮崎学/鈴木邦男/鴻上尚史/立花隆/加藤登紀子/植垣康博/弘兼憲史/奥島孝康/浅羽通明/小浜逸郎/若松孝二……
登録情報
- 出版社 : 産経新聞出版 (2009/11/16)
- 発売日 : 2009/11/16
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 239ページ
- ISBN-10 : 4819110772
- ISBN-13 : 978-4819110778
- Amazon 売れ筋ランキング: - 818,083位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年8月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あとがきにも記されているが本書は産経新聞大阪社会面と、MSN産経ニュースに連載された「さらば革命的世代」を大幅に加筆したもの。
残念ながら元となった記述を読めていなかった。
たまたま、興味ある人をAmazon上で検索したらこの本がヒットした。「全共闘」やそれより古い「全学連」に関する本も少ないながら以前に読んだことがあったことと、レビューを見てインタビューを中心とした内容の様だったので読んでみた。
読んでみての感想は、ノスタルジーの聞き取りとしては面白いけど、題名中にある「総括せよ!」というところまでは踏み込めていないように思えた。
本書に限らないが、新聞の連載記事やコラムをまとめると、記述単位が小さくコマ切れでも読みやすい反面、それぞれの記述単位が限られた字数となり、消化不良の状態で記述される場合がある。本書にもその傾向が見受けられる。
(細切れなのは通勤電車で読むには都合がいいんだけど。)
以前読んだ関連書籍のように、セクトの離合集散をベースラインにするでもなく、インタビュー対象に思い出話を語らせているような書き方は今までにあまり見られず面白いと感じたが、その一方で、もっと語っている事を書ききっていないか、聞き出せていないかのようなつかみどころの無さを感じる。
書中124ページに予防線を張るかのように筆者(記者)が「批判的世代」に近いことのエクスキューズが記されている。それはそれで良いのだけれど、ならばその立場からもう少し掘り下げてほしかったと感じる。(このあたりも新聞の連載記事をまとめて書籍化したことの限界かもしれないが。)
私の評価としては、この消化不良と散漫さで少々厳しいが☆3としたい。
残念ながら元となった記述を読めていなかった。
たまたま、興味ある人をAmazon上で検索したらこの本がヒットした。「全共闘」やそれより古い「全学連」に関する本も少ないながら以前に読んだことがあったことと、レビューを見てインタビューを中心とした内容の様だったので読んでみた。
読んでみての感想は、ノスタルジーの聞き取りとしては面白いけど、題名中にある「総括せよ!」というところまでは踏み込めていないように思えた。
本書に限らないが、新聞の連載記事やコラムをまとめると、記述単位が小さくコマ切れでも読みやすい反面、それぞれの記述単位が限られた字数となり、消化不良の状態で記述される場合がある。本書にもその傾向が見受けられる。
(細切れなのは通勤電車で読むには都合がいいんだけど。)
以前読んだ関連書籍のように、セクトの離合集散をベースラインにするでもなく、インタビュー対象に思い出話を語らせているような書き方は今までにあまり見られず面白いと感じたが、その一方で、もっと語っている事を書ききっていないか、聞き出せていないかのようなつかみどころの無さを感じる。
書中124ページに予防線を張るかのように筆者(記者)が「批判的世代」に近いことのエクスキューズが記されている。それはそれで良いのだけれど、ならばその立場からもう少し掘り下げてほしかったと感じる。(このあたりも新聞の連載記事をまとめて書籍化したことの限界かもしれないが。)
私の評価としては、この消化不良と散漫さで少々厳しいが☆3としたい。
2013年8月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は、産経新聞大阪朝刊、MSN産経ニュースに連載された「さらば革命的世代」に加筆し単行本化したものである。全共闘運動とは何であったのか。当時を直接知らない記者達による試みである。
証言者には、重信房子氏、秋田明大氏、佐々淳行氏など、当時を直接知る著名人から、当事者であるが無名の一般人までが登場する。100人余りだという。
共産主義者同盟や、赤軍派、革マル派、中核派など新左翼諸派のお互いの位置づけも明瞭。当事者の証言への心理学的・批判的解釈は、全体として控え目である。
連載当時の記事のタイトルも印象深いものであった。「あのころ私は不愉快だった」など、私もネットでそれが目にとまり読み始めのきっかけとなった。
元々、当事者ひとりひとりの談話をまとめた新聞連載のため、1話1話が面白く、読解に苦労することなく通読も容易であろう。
証言者には、重信房子氏、秋田明大氏、佐々淳行氏など、当時を直接知る著名人から、当事者であるが無名の一般人までが登場する。100人余りだという。
共産主義者同盟や、赤軍派、革マル派、中核派など新左翼諸派のお互いの位置づけも明瞭。当事者の証言への心理学的・批判的解釈は、全体として控え目である。
連載当時の記事のタイトルも印象深いものであった。「あのころ私は不愉快だった」など、私もネットでそれが目にとまり読み始めのきっかけとなった。
元々、当事者ひとりひとりの談話をまとめた新聞連載のため、1話1話が面白く、読解に苦労することなく通読も容易であろう。
2013年1月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
はじめて、60年代末から70年代にかけての時代状況を知るにはいいかもしれない。
2012年3月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いま、ネット社会を始め保守的な論調が強くなっている。彼らはしばしば、思想的に対極に位置する60年代後半〜70年代の全共闘世代の学生運動家たち、その流れを組む者たちを老害、プロ市民と非難する。
だが彼らの中に、果たしてどれだけ学生運動について学習し(ようとし)てきた者がいるのかは疑問だ。過去の報道番組の映像から映し出される暴徒やハイジャックの凄惨な一面だけを見て、あるいは現在もたまに行なわれる空港建設や自衛隊の活動に対する前時代的なデモを見ただけでそう言っているとしたら、それは勉強不足と言えると思う。
この本では、全共闘世代のすべてを語りつくされてはいないとは思うが、当時の関係者(学生運動家だけでなく、対立していた勢力や上下の世代も含めて)の具体的なコメントが掲載されている。当時を1つの多面体とするなら、間近で観てきた人、遠くから離れて観ていた人、影からこっそり観ていた人らが彼らなりの"学生運動"を振り返っている。
現在、大学は政治的な意味合いをまったく失い、また"全入時代"の中で学術機関としての意義さえ疑われる大学も多く出てきており、また日本の社会は閉塞感に陥り、複雑な時代に突入していると思う。そんな中、再び若者が起点となって活動的な時代が訪れる将来も決してないとは言えないと思う。その時に、全共闘世代が理想とした"革命"が結果として"失敗"したことの経緯を知ることは、これからの時代を考えるうえでも、決して無駄なことではないと思う。
読みやすいし、昭和史の基礎的な教材に適した本だと思います。特に"サヨ"が嫌いな人におすすめだと思います。
だが彼らの中に、果たしてどれだけ学生運動について学習し(ようとし)てきた者がいるのかは疑問だ。過去の報道番組の映像から映し出される暴徒やハイジャックの凄惨な一面だけを見て、あるいは現在もたまに行なわれる空港建設や自衛隊の活動に対する前時代的なデモを見ただけでそう言っているとしたら、それは勉強不足と言えると思う。
この本では、全共闘世代のすべてを語りつくされてはいないとは思うが、当時の関係者(学生運動家だけでなく、対立していた勢力や上下の世代も含めて)の具体的なコメントが掲載されている。当時を1つの多面体とするなら、間近で観てきた人、遠くから離れて観ていた人、影からこっそり観ていた人らが彼らなりの"学生運動"を振り返っている。
現在、大学は政治的な意味合いをまったく失い、また"全入時代"の中で学術機関としての意義さえ疑われる大学も多く出てきており、また日本の社会は閉塞感に陥り、複雑な時代に突入していると思う。そんな中、再び若者が起点となって活動的な時代が訪れる将来も決してないとは言えないと思う。その時に、全共闘世代が理想とした"革命"が結果として"失敗"したことの経緯を知ることは、これからの時代を考えるうえでも、決して無駄なことではないと思う。
読みやすいし、昭和史の基礎的な教材に適した本だと思います。特に"サヨ"が嫌いな人におすすめだと思います。
2011年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今まで、大学ごとの単独の活動についての本などは出ていたと思うが、この本では当時様々な場面で活動に携わった人々、バリケードの外からそれに対応していた機動隊や警察幹部、大学教授などの経験談も読めたのが良かった。
印象的だったのは、卒業後しばらくして、後輩から「あんたに誘われなければ今頃大きな商社に入ってまともな人生を送っていたはずだ。あんたのせいだ」と言われた人の話。その方は、「参加するのは自己責任だった全共闘運動。だから勝手な言いぐさだ」と思う反面、「負債を返していかなければ」と語っている。
第四章では、現在も続く学生運動の姿を追っている。最後には、「レッド」を連載中の漫画家、山本直樹氏のインタビュー掲載。
印象的だったのは、卒業後しばらくして、後輩から「あんたに誘われなければ今頃大きな商社に入ってまともな人生を送っていたはずだ。あんたのせいだ」と言われた人の話。その方は、「参加するのは自己責任だった全共闘運動。だから勝手な言いぐさだ」と思う反面、「負債を返していかなければ」と語っている。
第四章では、現在も続く学生運動の姿を追っている。最後には、「レッド」を連載中の漫画家、山本直樹氏のインタビュー掲載。
2011年8月31日に日本でレビュー済み
だらしなく書かせていただきます。
たまたま書店の新刊コーナーで平積みになっているのを見かけ、帯に「解説・山本直樹」とあったので、楽しむポイントがつかめず第3巻の途中までで止まっている山本の『 レッド 』を面白く読み進めるヒントでもあるかと、衝動的に買ってしまった。産経新聞が全共闘を扱うっていうのも、ちょっと興味あったし……で、家に戻って奥付見て驚いたのは、これ2年近く前に出た本の2刷なんですね。ボチボチ売れてるワケですね。
それはともかく、本の造りは明らかに故意に安っぽい。第一に紙質が悪いでしょ。タイトルがあくどいでしょ。サブタイトルが扇情的でしょ。帯の惹句が挑発的でしょ。安田講堂前で山本義隆を中央に置いて撮影されたゼンキョートー学生のモノクロ写真を山本直樹が模写したノスタルジックな絵に緑と朱の、たぶん昔のタテカンを意識した書体の文字を載せた表紙デザインが意図的に時代錯誤的でしょ。それに白い帯で、この帯の文字がスミと朱と、昔ながらの古書店の店先のゾッキ本100円コーナーでこそしっくりするような佇まい。私は嫌いじゃないです。
マァ、読みやすいことは確かで、スキマの時間でスルスル読み終えてしまった。新聞の連載記事がモトらしいけど、食堂に入ってソバ食べながら週刊誌を捲るみたいな感覚って言えばいいのかな。全く無責任に直観で言わせてもらうなら、初めの方だけ摘み読みして書棚に積ん読している小熊英二の『 1968 』って、もしかしてこんな感じかも……とか思った。
しかし団塊ジュニア世代の記者が「革命的世代」のことを嗅ぎまわるって構図は、実はあんまり好きじゃない。私もこの種の本につい手が伸びてしまう悪癖とは、早く縁を切りたいのですが。
たまたま書店の新刊コーナーで平積みになっているのを見かけ、帯に「解説・山本直樹」とあったので、楽しむポイントがつかめず第3巻の途中までで止まっている山本の『 レッド 』を面白く読み進めるヒントでもあるかと、衝動的に買ってしまった。産経新聞が全共闘を扱うっていうのも、ちょっと興味あったし……で、家に戻って奥付見て驚いたのは、これ2年近く前に出た本の2刷なんですね。ボチボチ売れてるワケですね。
それはともかく、本の造りは明らかに故意に安っぽい。第一に紙質が悪いでしょ。タイトルがあくどいでしょ。サブタイトルが扇情的でしょ。帯の惹句が挑発的でしょ。安田講堂前で山本義隆を中央に置いて撮影されたゼンキョートー学生のモノクロ写真を山本直樹が模写したノスタルジックな絵に緑と朱の、たぶん昔のタテカンを意識した書体の文字を載せた表紙デザインが意図的に時代錯誤的でしょ。それに白い帯で、この帯の文字がスミと朱と、昔ながらの古書店の店先のゾッキ本100円コーナーでこそしっくりするような佇まい。私は嫌いじゃないです。
マァ、読みやすいことは確かで、スキマの時間でスルスル読み終えてしまった。新聞の連載記事がモトらしいけど、食堂に入ってソバ食べながら週刊誌を捲るみたいな感覚って言えばいいのかな。全く無責任に直観で言わせてもらうなら、初めの方だけ摘み読みして書棚に積ん読している小熊英二の『 1968 』って、もしかしてこんな感じかも……とか思った。
しかし団塊ジュニア世代の記者が「革命的世代」のことを嗅ぎまわるって構図は、実はあんまり好きじゃない。私もこの種の本につい手が伸びてしまう悪癖とは、早く縁を切りたいのですが。
2011年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あの時代には人並みに興味はありました。安保世代ではなくその後の全共闘世代。賛美や自慢満載の本なども読んだことはあります。
そして小さな正義感が凄惨な大量粛清に帰結したことも。遅れてきた世代にとっては、最早理解など不可能なことも。
破壊の世代のあとの薄っぺらい大量消費社会がどれほど味気なかったか、全共闘世代には分からないでしょう。
また凄惨な祭りの後、企業戦士となってがんばってこられた世代でもありますね。
この本の素になった産経新聞の記事がこの本を購入するきっかけになりました。いい本だと思います。幻想を捨てて前に進むためには。
そして小さな正義感が凄惨な大量粛清に帰結したことも。遅れてきた世代にとっては、最早理解など不可能なことも。
破壊の世代のあとの薄っぺらい大量消費社会がどれほど味気なかったか、全共闘世代には分からないでしょう。
また凄惨な祭りの後、企業戦士となってがんばってこられた世代でもありますね。
この本の素になった産経新聞の記事がこの本を購入するきっかけになりました。いい本だと思います。幻想を捨てて前に進むためには。