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法服の王国 小説裁判官(下) 単行本 – 2013/7/13
黒木亮
(著)
最高裁判例を打ち破れ!
原発に下された「世紀の判決」とは!?
戦後政治体制の崩壊に乗じ、「司法の巨人」が目論む平成の司法制度改革――
復権する「現場組」裁判官、次々と下される革新的判決!
--------------------
「きみらは、日本国憲法のことをどう思ってるんや?」
国家権力からの圧力の中、ベテラン判事が後輩たちに悲痛な声で問い質す。
裁判所内では歪んだ人事行政のツケで、首相官邸への偽電話事件、女性被告人との情交、当事者からの収賄といった不祥事が噴出。
津崎守は、最高裁調査官、東京地裁の裁判長と順調に出世の階段を上がるが、突然、「招かれざる被告人」が姿を現わす。
やがて能登の日本海原発2号機訴訟が金沢地裁で一審判決の日を迎える。
裁判長席に現れた村木健吾は、「世紀の判決」をいいを渡す気負いもなく、穏やかな表情だった―。
戦後司法史を描く大河小説、怒涛のクライマックス!
原発に下された「世紀の判決」とは!?
戦後政治体制の崩壊に乗じ、「司法の巨人」が目論む平成の司法制度改革――
復権する「現場組」裁判官、次々と下される革新的判決!
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「きみらは、日本国憲法のことをどう思ってるんや?」
国家権力からの圧力の中、ベテラン判事が後輩たちに悲痛な声で問い質す。
裁判所内では歪んだ人事行政のツケで、首相官邸への偽電話事件、女性被告人との情交、当事者からの収賄といった不祥事が噴出。
津崎守は、最高裁調査官、東京地裁の裁判長と順調に出世の階段を上がるが、突然、「招かれざる被告人」が姿を現わす。
やがて能登の日本海原発2号機訴訟が金沢地裁で一審判決の日を迎える。
裁判長席に現れた村木健吾は、「世紀の判決」をいいを渡す気負いもなく、穏やかな表情だった―。
戦後司法史を描く大河小説、怒涛のクライマックス!
- 本の長さ433ページ
- 言語日本語
- 出版社産経新聞出版
- 発売日2013/7/13
- 寸法13.6 x 2.3 x 19.5 cm
- ISBN-104819112163
- ISBN-13978-4819112161
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登録情報
- 出版社 : 産経新聞出版 (2013/7/13)
- 発売日 : 2013/7/13
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 433ページ
- ISBN-10 : 4819112163
- ISBN-13 : 978-4819112161
- 寸法 : 13.6 x 2.3 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 725,741位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 384位経済・社会小説 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1957年、北海道生まれ。
早稲田大学法学部卒、カイロ・アメリカン大学大学院(中東研究科)修士。
銀行、証券会社、総合商社に23年あまり勤務し、国際協調融資、プロジェクト・ファイナンス、貿易金融、航空機ファイナンスなどを手がける。
2000年、『トップ・レフト』でデビュー。主な作品に『巨大投資銀行』、『排出権商人』、『エネルギー』など。大学時代は競走部に所属し、箱根駅伝に2度出場、20kmで道路北海道記録を塗り替えた。ランナーとしての半生は自伝的長編『冬の喝采』にほぼノンフィクションで綴られている。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年6月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者の描写、文章、ストーリ展開、大変良く安く気に入っています。
2019年7月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
行政が上層部の人事に関与できる限り、司法の独立は絵に描いた餅
2015年10月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アジアの隼からのファンである筆者が法曹界を描いた小説を書かれたのでAmazonで購入。
上巻に続いて下巻も一気に読みきった。
裁判官が如何に政治、時の権力と密着(癒着)し、判決が国側に有利に評決されることが
明快なロジックを持って理解できるようになる。公害判決や原発判決についての新聞記事が非常に
背景を含めて読み易くなることが期待できる。世の中に正義は一体どこにあるのか?を明快にした本で
法曹関係者に限らずお勧めできる力作。
下巻最後の最高裁長官を巡る人事についてドキドキ感で読者を飽きさせないのは筆者独特のタッチで
お約束にもなっているが、最後まで楽しめる。
上巻に続いて下巻も一気に読みきった。
裁判官が如何に政治、時の権力と密着(癒着)し、判決が国側に有利に評決されることが
明快なロジックを持って理解できるようになる。公害判決や原発判決についての新聞記事が非常に
背景を含めて読み易くなることが期待できる。世の中に正義は一体どこにあるのか?を明快にした本で
法曹関係者に限らずお勧めできる力作。
下巻最後の最高裁長官を巡る人事についてドキドキ感で読者を飽きさせないのは筆者独特のタッチで
お約束にもなっているが、最後まで楽しめる。
2016年7月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
裁判所も最高裁を頂点とした官僚組織になっているのが良く判る。司法試験を突破しても待っているのはサラリーマンの悲哀かと思うと、やるせなくなる。いったい日本の黒幕は誰なのか、何となく空気が黒幕なのか、判らなくなる。
裁判でのやり取りよりも、準備書類や背景の記述が多く、最初はくどいと思ったが、それがあるので原発廃止や判事任官拒否の実態が現実味をもって感じさせる構成となっている。
裁判でのやり取りよりも、準備書類や背景の記述が多く、最初はくどいと思ったが、それがあるので原発廃止や判事任官拒否の実態が現実味をもって感じさせる構成となっている。
2016年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
裁判官の苦悩がよくわかります。裁判所の人事がほんとにこんな風に決まっていくの?信じられないことの連続です。是非とも読んでほしい❗
2015年7月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
産経新聞が毛嫌いしていたはずの青年法律家協会(青法協)に光をあてるとともに、産経新聞が主張しないであろう脱原発について司法の視点から触れたタイムリーなクロニクル。裁判官という仕事がどういうものか、よく見えてくる作品であり、著者の取材の細かさには敬服。難を言えば、ノンフィクションではない小説としての、奥行きの浅さだけが物足りないかな。それは、新作の『ザ・原発所長』にも通じるところ。
2013年10月30日に日本でレビュー済み
上巻で描写不足とした中央協議会(会同)だが、こちらではその内容や、地裁の所長に出した意見書まで人事記録に残されている、上(最高裁)を見て判決を書き、横(同僚)を見てはみ出た行動をしないよう汲々としている「ヒラメ裁判官」、人事の武器である3号俸問題にも少しだが触れている。
また全国裁判官懇話会の様子で、任地が全国に及ぶことで「妻には継続的な人間関係を与えてやることができなくて・・」と家庭の問題も書かれているが、台詞が妻を自分の従属物のように見たもので、懇話会会員と言えどもこの程度の人権意識かと司法修習での人権教育の不在を改めて考えさせられる。
その他、アメリカ型司法は憲法事件が付随的違憲審査制度(1審でも単独で違憲審査をし判決を出せる)で、大陸型は憲法裁判所が具体的事件と関係なく法律自体の合憲性を審査する抽象的違憲審査制(民刑事司法裁判所と行政裁判所が分かれているが、それら通常裁判所は憲法判断をしない)、日本は米国に近いが、積極的に政治部門の憲法運用を正当化する役割を果たしている、というような解説にも伏線としての一定の丁寧さは感じた。
下巻の山場は、じん肺問題の全国的解決の原動力となった秩父じん肺訴訟と、日本海原発二号機訴訟の判決場面、懇話会でのゲスト弓削への出席者の質問場面だったが、後者は政治家の答弁を聞いているようで拍子抜けだった。
久々に読む小説で、ページを繰る手が進んだが、読後、後に残るものが薄いと感じた。
あくまで裁判官からの視線で物語は完結し、市民や社会への波及や苦しみなどの描写が抉り込めていないからだと気付く。
読者も自身の生活と本書を結びつけることはできまい。
法から逃れられる読者はいないのだが、法の学びの必要性を本書は示さなかった。
その意味では、ガスパージな小説と言える。
参考文献や原発用語もコチラの巻末にまとめられているが、上巻の目次にでも示しておくべきだろう。
司法大観は、判事・検事のプロフィール集だが、全国弁護士大観と共に関係者だけにしか手に入らない。
前者は裁判所資料室で閲覧できるようになっているらしいが、一度見てみたいものだ。
また全国裁判官懇話会の様子で、任地が全国に及ぶことで「妻には継続的な人間関係を与えてやることができなくて・・」と家庭の問題も書かれているが、台詞が妻を自分の従属物のように見たもので、懇話会会員と言えどもこの程度の人権意識かと司法修習での人権教育の不在を改めて考えさせられる。
その他、アメリカ型司法は憲法事件が付随的違憲審査制度(1審でも単独で違憲審査をし判決を出せる)で、大陸型は憲法裁判所が具体的事件と関係なく法律自体の合憲性を審査する抽象的違憲審査制(民刑事司法裁判所と行政裁判所が分かれているが、それら通常裁判所は憲法判断をしない)、日本は米国に近いが、積極的に政治部門の憲法運用を正当化する役割を果たしている、というような解説にも伏線としての一定の丁寧さは感じた。
下巻の山場は、じん肺問題の全国的解決の原動力となった秩父じん肺訴訟と、日本海原発二号機訴訟の判決場面、懇話会でのゲスト弓削への出席者の質問場面だったが、後者は政治家の答弁を聞いているようで拍子抜けだった。
久々に読む小説で、ページを繰る手が進んだが、読後、後に残るものが薄いと感じた。
あくまで裁判官からの視線で物語は完結し、市民や社会への波及や苦しみなどの描写が抉り込めていないからだと気付く。
読者も自身の生活と本書を結びつけることはできまい。
法から逃れられる読者はいないのだが、法の学びの必要性を本書は示さなかった。
その意味では、ガスパージな小説と言える。
参考文献や原発用語もコチラの巻末にまとめられているが、上巻の目次にでも示しておくべきだろう。
司法大観は、判事・検事のプロフィール集だが、全国弁護士大観と共に関係者だけにしか手に入らない。
前者は裁判所資料室で閲覧できるようになっているらしいが、一度見てみたいものだ。
2013年11月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
従来から日本の司法のまやかしが気になっていたが、新たに認識した。 山崎豊子の小説に匹敵する。
実際の人がすぐわかって、なるほどと思った。
序だが著者が食い物の事が良く出てくる。 詳しいのかな。
実際の人がすぐわかって、なるほどと思った。
序だが著者が食い物の事が良く出てくる。 詳しいのかな。