最近耳にしませんが、出版から10年以上経過したとは驚きです。
ネットカフェと日雇い派遣セットの底辺の都市型ノマドワーカーのスタイルでガラパゴス的に進化した日本独自の貧困とも言える。生を剥き出しのまま放置されてある意味裸一貫の勝負で仕事も不安定で住居も不安定で当事者にとって精神的ストレスは相当なものと思われる。現代の山谷版的ともいえるネットカフェ難民は携帯一本で日雇いを請負い、さながらウーバーの個人契約ドライバーを想起してしまう。底辺生活の個人主義(強いられたのでしょうが)の不器用な若者の行きついた結果でディストピア的なものを見てしまうが、これが現実です…。安価で便利なインターネット社会や携帯電話の負の側面と合理性や効率性を追求した日雇いなどの貧困ビジネスの組み合わせ、共存(共犯)体制がゲンダイを象徴している気がします。
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ネットカフェ難民と貧困ニッポン (日テレノンフィクション 1) (日テレBOOKS―日テレノンフィクション) 単行本(ソフトカバー) – 2007/12/20
水島 宏明
(著)
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日テレノンフィクション第1弾! 「漂流する貧困者たち」と「破壊される雇用」…。今や社会現象となった“ネットカフェ難民”の名づけ親が語る、貧困ニッポンの真実! 取材をとおして見えてきた彼らの実態、そして、“日本の今”に迫る。
- ISBN-104820300067
- ISBN-13978-4820300069
- 出版社日本テレビ放送網
- 発売日2007/12/20
- 言語日本語
- 本の長さ285ページ
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登録情報
- 出版社 : 日本テレビ放送網 (2007/12/20)
- 発売日 : 2007/12/20
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 285ページ
- ISBN-10 : 4820300067
- ISBN-13 : 978-4820300069
- Amazon 売れ筋ランキング: - 541,309位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 109位日本テレビ系の本
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- - 10,121位社会学概論
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上位レビュー、対象国: 日本
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2019年12月27日に日本でレビュー済み
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2012年10月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
派遣切りなどに遭い、住居を失ってネットカフェを泊まり歩く人々を「ネットカフェ難民」と命名した著者が語るノンフィクション。
誰だって住居のない、戻る家のない生活など望んではいまい。
彼等の多くはいくつもの複雑な事情故にそういった生活を強いられ、他に選択の余地もなかった。
問題はそういった生活に身を落とすと、這い上がることが非常に困難な現在の日本の雇用システムにある。
特定の住所を持たない人間は定職に就けない。よって不安定な短期の仕事が常態になる。
賃貸物件に入居するにはある程度の資金が必要であり、多くの人はその日暮らしでその資金がない。
仮に入居できたとしても、再就職には時間が掛かり、安定した収入を得るまで家賃の支払いに窮する。
そして、ホームレス化は長期に及び、年齢を重ねてしまい益々苦しくなる。
要は悪循環である。多くの人間が支援の手も得られないまま「八方塞がり」の状況に追い込まれている。
世間はそれを「自己責任」で切って捨てる。
だが、最早誰しもがそうなる危険を孕んでいる不安定な先の見えない時代である。
「自己責任」は官僚や政治の責務の体のいい放棄のための詭弁に聞こえる。
行政の保護なきところでは、それを喰いものにしようとする「貧困ビジネス」が蔓延る。
取り締まることには熱心でも、予防の視点が抜け落ちていては撲滅は望めまい。
「貧者は物扱い」では、我が日本も「先進国」などと胸を張れる道理はあるまい。
誰だって住居のない、戻る家のない生活など望んではいまい。
彼等の多くはいくつもの複雑な事情故にそういった生活を強いられ、他に選択の余地もなかった。
問題はそういった生活に身を落とすと、這い上がることが非常に困難な現在の日本の雇用システムにある。
特定の住所を持たない人間は定職に就けない。よって不安定な短期の仕事が常態になる。
賃貸物件に入居するにはある程度の資金が必要であり、多くの人はその日暮らしでその資金がない。
仮に入居できたとしても、再就職には時間が掛かり、安定した収入を得るまで家賃の支払いに窮する。
そして、ホームレス化は長期に及び、年齢を重ねてしまい益々苦しくなる。
要は悪循環である。多くの人間が支援の手も得られないまま「八方塞がり」の状況に追い込まれている。
世間はそれを「自己責任」で切って捨てる。
だが、最早誰しもがそうなる危険を孕んでいる不安定な先の見えない時代である。
「自己責任」は官僚や政治の責務の体のいい放棄のための詭弁に聞こえる。
行政の保護なきところでは、それを喰いものにしようとする「貧困ビジネス」が蔓延る。
取り締まることには熱心でも、予防の視点が抜け落ちていては撲滅は望めまい。
「貧者は物扱い」では、我が日本も「先進国」などと胸を張れる道理はあるまい。
2020年4月8日に日本でレビュー済み
新型コロナと関係ないようで関係ある本です。緊急事態でネットカフェが閉店となることがどういうことか考えるのにいい本です。アルバイト、非正規で働いている人、家賃が払えず追い出された人にとって、ネットカフェでなければ生活できない人がいます。彼らがネットカフェから追い出される事がどういうことか考えるのにいい本です
2008年5月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とにかく,衝撃的な内容である。そして,一般的な言い方で失礼だが,これがルポ・真実なのだ,と言うこと。単に派遣社員だからと大家から追い出される・・・正社員という保護がなくなっただけで。一度「家」を失う・定住所を持たないことの恐ろしさ・負のスパイラルをこれでもかというくらい,事例で示している。若いからと生活保護や役所からも門前払い(申請書類も渡さないのは違法であるらしい)私たちと彼らとの差は,はっきり言って紙一枚の薄さもない。特に労働(仕事)でカラダや精神を壊し始めている人々,頼れる家族のない人々にとっては!!
なぜこんな社会になったのかは,本書にも触れられているが,まず国民一人一人が日本社会について,今,真剣に考えなくてはいけない。「先生」とよばれる人々に薦める本である。実態を是非知って欲しい。。(学校現場が派遣会社に生徒を就職させ,「進路率」という数字をあげることに一役買っている事例も事実あるのだ)
これまでの,学術論的な本とは違う。ルポルタージュという真実を伝える「力」を読者に訴える本である。「本人のやる気がどうのこう・・・」と御託を並べる前に,現状を知るにはとてもよい本だと思う。
なぜこんな社会になったのかは,本書にも触れられているが,まず国民一人一人が日本社会について,今,真剣に考えなくてはいけない。「先生」とよばれる人々に薦める本である。実態を是非知って欲しい。。(学校現場が派遣会社に生徒を就職させ,「進路率」という数字をあげることに一役買っている事例も事実あるのだ)
これまでの,学術論的な本とは違う。ルポルタージュという真実を伝える「力」を読者に訴える本である。「本人のやる気がどうのこう・・・」と御託を並べる前に,現状を知るにはとてもよい本だと思う。
2008年1月10日に日本でレビュー済み
衝撃的な本である。
日雇い派遣という、極めて不安定でしかも安い給料で働かざるを得ない境遇に追い込まれた人々。派遣会社の都合のいいように使い捨てられる。
前途有望な若者が肉体も精神もぼろぼろにされる働き方に強い危機感と激しい怒りを感じさせられる。
しかし、このような社会を作り出した原因が比較的はっきりしており、対策が取りやすいことが救いだ。
ひとつには産業界の要請を受けて1999年に改正された労働者派遣法だ。
1986年に制定され、それまでは専門性の高い分野に限られていたものが原則自由化された。これによって単純な肉体労働の日雇い派遣が解禁された。しかしこの働き方は、実は戦後間もなく制定された職業安定法と労働基準法によって禁止された、中間搾取を伴う労働者供給事業そのものなのだ。
もうひとつの原因は、法律根拠に、3割を越える異常に高い中間マージンを取って急成長した派遣会社のあり方である。グッドウィルとフルキャストだけで市場の7割を占めるが、いずれも利益至上主義であり、労働者からの搾取を推奨するような体質になっている
企業倫理をなくしたこういった企業が派遣労働者の貧困を助長している。
その他にも、日雇い派遣に陥りやすい条件や派遣労働組組合の活動の様子などが取り上げられており、派遣労働の実態が手に取るように分かるすばらしい本である。文章や本の構成も非常に整理されていて読みやすい。
すべての国民、そしてすべての政治家がこの本を読み、国家の根幹にかかわる部分の危機的状況を把握して欲しいと思う。
日雇い派遣という、極めて不安定でしかも安い給料で働かざるを得ない境遇に追い込まれた人々。派遣会社の都合のいいように使い捨てられる。
前途有望な若者が肉体も精神もぼろぼろにされる働き方に強い危機感と激しい怒りを感じさせられる。
しかし、このような社会を作り出した原因が比較的はっきりしており、対策が取りやすいことが救いだ。
ひとつには産業界の要請を受けて1999年に改正された労働者派遣法だ。
1986年に制定され、それまでは専門性の高い分野に限られていたものが原則自由化された。これによって単純な肉体労働の日雇い派遣が解禁された。しかしこの働き方は、実は戦後間もなく制定された職業安定法と労働基準法によって禁止された、中間搾取を伴う労働者供給事業そのものなのだ。
もうひとつの原因は、法律根拠に、3割を越える異常に高い中間マージンを取って急成長した派遣会社のあり方である。グッドウィルとフルキャストだけで市場の7割を占めるが、いずれも利益至上主義であり、労働者からの搾取を推奨するような体質になっている
企業倫理をなくしたこういった企業が派遣労働者の貧困を助長している。
その他にも、日雇い派遣に陥りやすい条件や派遣労働組組合の活動の様子などが取り上げられており、派遣労働の実態が手に取るように分かるすばらしい本である。文章や本の構成も非常に整理されていて読みやすい。
すべての国民、そしてすべての政治家がこの本を読み、国家の根幹にかかわる部分の危機的状況を把握して欲しいと思う。
2008年1月23日に日本でレビュー済み
本書は「ネットカフェ難民」という言葉を生み出した著者が、テレビでは伝えきれなかった舞台裏を記した手記であり、最底辺に位置する人々の現実が克明に描写されたドキュメンタリー作品でもある。一般に、裕福で両親も健在という恵まれた環境にある人は、「住所も定職もなく、ネットカフェで寝泊まりしている人がいる」などという話を聞くと、「それは偏に本人の努力が足りないからで、自業自得ではないか?」と、深く考えずに口にすることが多い。しかし現在の日本の社会では、保証人がいなければアパートを借りることもできず、住所が無ければマトモな職にも就けないというのが現実だ。もし何らかの事情によって親族の支援を受けられなければ、誰もがネットカフェ難民になり得るし、一度その状況に陥れば、そこから抜け出すことは容易ではない。そうした社会的な病理を、本書は実例を挙げながら具体的に指摘している。また、ドキュメンタリー放送後の追跡取材についても、かなりのページ数を割いて記されているので、興味のある人はご一読されたい。
2010年8月25日に日本でレビュー済み
「ネットカフェ難民」この言葉を始めて使ったというジャーナリストが日本のワーキングプアを取材した記録です。
日テレのドキュメンタリー番組と連動していたようで、複数の人物に対して息の長い、ていねいな取材を行っています。
本書では、私たちの周りにいそうなごく普通の人たちが、ちょっとした不運で住む所をなくし、ネットカフェで暮らして、日雇いでその日暮らしをしている姿が綴られています。
ギリギリの生活で、常に衣食住への不安におびえる毎日は、少し前に読んだ「貧困大国アメリカ」で描かれていた世界とよく似ていました。
そしてこうした弱い立場にいる人間を食い物にする貧困ビジネスの跋扈、「自己責任」の名の下に本来負うべき責任を確信犯的に放棄する行政の怠慢、その結果現われた絶望的な現実に、なにか苦いものでも飲み込んだような嫌な読後感を感じました。
何よりもその食い物にされている人たちが、遠くの紛争国の住人ではなく、私たちの隣にいる普通の人たちであることから、なおさら身につまされました。
貧困と格差の拡大は、犯罪を助長し、確実に国力を弱めます。
日本はそろそろ本気でこの問題に対して向き合うべきなのではないでしょうか。
ここで描かれた事実は他人事ではなく、明日の自分、将来の自分たちの子供たちの姿かもしれないのだから。
日テレのドキュメンタリー番組と連動していたようで、複数の人物に対して息の長い、ていねいな取材を行っています。
本書では、私たちの周りにいそうなごく普通の人たちが、ちょっとした不運で住む所をなくし、ネットカフェで暮らして、日雇いでその日暮らしをしている姿が綴られています。
ギリギリの生活で、常に衣食住への不安におびえる毎日は、少し前に読んだ「貧困大国アメリカ」で描かれていた世界とよく似ていました。
そしてこうした弱い立場にいる人間を食い物にする貧困ビジネスの跋扈、「自己責任」の名の下に本来負うべき責任を確信犯的に放棄する行政の怠慢、その結果現われた絶望的な現実に、なにか苦いものでも飲み込んだような嫌な読後感を感じました。
何よりもその食い物にされている人たちが、遠くの紛争国の住人ではなく、私たちの隣にいる普通の人たちであることから、なおさら身につまされました。
貧困と格差の拡大は、犯罪を助長し、確実に国力を弱めます。
日本はそろそろ本気でこの問題に対して向き合うべきなのではないでしょうか。
ここで描かれた事実は他人事ではなく、明日の自分、将来の自分たちの子供たちの姿かもしれないのだから。