中原中也を愛読 する人には、実に良い本です。是非ともお薦めしたいと思います。
とても美しい本です。
私は、小林秀雄を54年間愛読していますが、
この中原中也こそが、小林秀雄を知る鍵であると思うのです。
一読すれば、その人生が、変わるのではないかと考えているのです。
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山羊の歌 (愛蔵版詩集シリーズ) 単行本 – 1999/9/25
中原 中也
(著)
- 本の長さ166ページ
- 言語日本語
- 出版社日本図書センター
- 発売日1999/9/25
- ISBN-104820519956
- ISBN-13978-4820519959
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
汚れつちまつた悲しみに/今日も小雪の降りかかる/汚れつちまつた悲しみに/今日も風さえ吹きすぎる 感動を呼ぶ孤独な魂の告白。夭折の天才詩人・中原中也の第一詩集。初版のデザインを模した装丁で再刊。
登録情報
- 出版社 : 日本図書センター (1999/9/25)
- 発売日 : 1999/9/25
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 166ページ
- ISBN-10 : 4820519956
- ISBN-13 : 978-4820519959
- Amazon 売れ筋ランキング: - 682,610位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 180,202位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年4月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
好き嫌い無く読んで見たかったので購入しました。作者の生きた時代と私の生きてきた時代の背景の差があり、難しく感じた。
自分の理解力の無さなのかな〜とも思いました。
自分の理解力の無さなのかな〜とも思いました。
2017年12月17日に日本でレビュー済み
・サノーさん一言コメント
「繊細な天才が紡ぎたした、脆く儚い言葉の列」
【サノーさんおすすめ度★★★★☆】
・ウノーさん一言コメント
「日本の詩を創造した詩人は、優しすぎる心と、脆すぎる精神をもって、短い人生を生き抜きました」
【ウノーさんおすすめ度★★★★★】
・サノーさん、ウノーさん読書会
サノーさん(以下サ):中原中也の名は知らずとも、「汚れちまった悲しみは」のコピーは聞いたことがあるだろう。
ウノーさん(以下ウ):名前も詩も有名ですが、結び付いてない人は多いと思います。
サ:夭折の詩人であり、稀有な「男女関係」を含め、日本の文壇・詩界に大きな衝撃と印象を与えた人物だ。
ウ:16歳で中学を落第、女優見習いの「泰子」と同棲、親友の小林秀雄に「泰子」を譲って、三角関係で苦悩。
でも、泰子さんは小林と別れ、泰子さんは、二人と関係ない人と結婚、出産。中也は、その子供の「名付け親」になったりして、男女関係を卓越した関係を展開しました。
いまなら、連日ワイドショーのトップネタですね。
サ:そして、小林秀雄は評論家として「世に出て」、中也も「詩人」としての名を確立していく。
ウ:短い言葉たちが、どうしてこれほど、「他人の心」を震わせるのか?
「詩」というものの魅力と不思議さを、自らの「数奇な人生」をもって、伝えようとした人です。
この『山羊の歌』は、結婚し子供ができた、もっとも安定した時期に刊行されてい、創作期は、ズレています。
サ:人間の内面にある「怒り」「悲しみ」と「慈しみ」を、見事に「詩」として言葉によって結実している。
戦争へと続く坂道を転がり続ける日本人にとって、貴重な癒しとなったことは、間違いない。
ウ:「美とは宿命である」というのは、中也が至った境地と、その後の自分を予言していたのだと、この本は教えてくれています。
サ:もう少し、器用に生きられないものかと思うが、「美の宿命」として人生を差し出すことが、一人の詩人が生きた存在価値なら、他人がとやかく言うことではない。
ウ:凡夫たる私たちは「無明のなかの明」「生きることの倦怠の中にある、生命の輝き」を、天才が放った一瞬の光のなかに、感じさせてもらいましょう。
【了】
「繊細な天才が紡ぎたした、脆く儚い言葉の列」
【サノーさんおすすめ度★★★★☆】
・ウノーさん一言コメント
「日本の詩を創造した詩人は、優しすぎる心と、脆すぎる精神をもって、短い人生を生き抜きました」
【ウノーさんおすすめ度★★★★★】
・サノーさん、ウノーさん読書会
サノーさん(以下サ):中原中也の名は知らずとも、「汚れちまった悲しみは」のコピーは聞いたことがあるだろう。
ウノーさん(以下ウ):名前も詩も有名ですが、結び付いてない人は多いと思います。
サ:夭折の詩人であり、稀有な「男女関係」を含め、日本の文壇・詩界に大きな衝撃と印象を与えた人物だ。
ウ:16歳で中学を落第、女優見習いの「泰子」と同棲、親友の小林秀雄に「泰子」を譲って、三角関係で苦悩。
でも、泰子さんは小林と別れ、泰子さんは、二人と関係ない人と結婚、出産。中也は、その子供の「名付け親」になったりして、男女関係を卓越した関係を展開しました。
いまなら、連日ワイドショーのトップネタですね。
サ:そして、小林秀雄は評論家として「世に出て」、中也も「詩人」としての名を確立していく。
ウ:短い言葉たちが、どうしてこれほど、「他人の心」を震わせるのか?
「詩」というものの魅力と不思議さを、自らの「数奇な人生」をもって、伝えようとした人です。
この『山羊の歌』は、結婚し子供ができた、もっとも安定した時期に刊行されてい、創作期は、ズレています。
サ:人間の内面にある「怒り」「悲しみ」と「慈しみ」を、見事に「詩」として言葉によって結実している。
戦争へと続く坂道を転がり続ける日本人にとって、貴重な癒しとなったことは、間違いない。
ウ:「美とは宿命である」というのは、中也が至った境地と、その後の自分を予言していたのだと、この本は教えてくれています。
サ:もう少し、器用に生きられないものかと思うが、「美の宿命」として人生を差し出すことが、一人の詩人が生きた存在価値なら、他人がとやかく言うことではない。
ウ:凡夫たる私たちは「無明のなかの明」「生きることの倦怠の中にある、生命の輝き」を、天才が放った一瞬の光のなかに、感じさせてもらいましょう。
【了】