これまで伝記は読んでいましたが、ご本人の筆による探検記はやはり伝わるものが違います。
どのような志をもって、いかに困難を一つ一つ超えてかの地に到達しえたのか、意外にも(?)軽妙な語り口で綴られていて、一読の価値があると思います。
シドニーでの夜会で次々にご婦人方にダンスに誘われて困惑されたくだりなど、ご本人の心情は本書でしか伝わらない最たるものでしょう(笑)。
とにかく、お勧めします。
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白瀬矗―私の南極探検記 (人間の記録) 単行本 – 1998/8/25
白瀬 矗
(著)
- 本の長さ298ページ
- 言語日本語
- 出版社日本図書センター
- 発売日1998/8/25
- ISBN-104820543067
- ISBN-13978-4820543060
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
「わたしは、人が鍬や鎌で雑草を切りそろえた跡を、何の苦心もなく坦々として行くのは大嫌いだ」…日本人初の南極上陸に成功した探検家・白瀬矗が綴る探検記。皇国青年教育協会1942年刊「私の南極探検記」の改題。
登録情報
- 出版社 : 日本図書センター (1998/8/25)
- 発売日 : 1998/8/25
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 298ページ
- ISBN-10 : 4820543067
- ISBN-13 : 978-4820543060
- Amazon 売れ筋ランキング: - 636,270位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 38,036位歴史・地理 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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2017年12月6日に日本でレビュー済み
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2009年8月8日に日本でレビュー済み
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江戸最後の頃に生まれ、太平洋戦争の敗戦後に死んだ男が書いた物だ。
大隈重信、児玉源太郎、乃木希典、東郷平八郎、金田一京助、マッカーサー元帥・・・歴史上の人物と出会いながらも、己が信ずる道を突き進む。
しかし、無謀ではなく、常に冷静な判断を下し、一人の死者も出さずに帰国している。
第1回の探検で、殆どのアイヌ犬を南極到達前に死なせ、第2回探検後にも回収出来ずに南極の地に置き去りにした・・・これは、後の「タローとジロー」の生存と重なって、犬好きの私にとっても辛い事実だった。
極点への犬ぞり世話をした2人のアイヌ人、彼らの存在を私は知らなかった。
彼らとアイヌ犬が、物心両面で、この探検を支えたのだといえる。
大隈重信、児玉源太郎、乃木希典、東郷平八郎、金田一京助、マッカーサー元帥・・・歴史上の人物と出会いながらも、己が信ずる道を突き進む。
しかし、無謀ではなく、常に冷静な判断を下し、一人の死者も出さずに帰国している。
第1回の探検で、殆どのアイヌ犬を南極到達前に死なせ、第2回探検後にも回収出来ずに南極の地に置き去りにした・・・これは、後の「タローとジロー」の生存と重なって、犬好きの私にとっても辛い事実だった。
極点への犬ぞり世話をした2人のアイヌ人、彼らの存在を私は知らなかった。
彼らとアイヌ犬が、物心両面で、この探検を支えたのだといえる。