スマートシティを理解するための入門書です。
技術革新がダイナミックに社会を変えていく、SFみたいな話です。
技術はともかく、住みやすい町ができるとよいなと思いました。
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スマート革命 単行本 – 2010/7/8
日本の新成長戦略の要とされる環境・エネルギー分野。そこで起こりつつある「スマート革命」は、エネルギーインフラにとどまらず、産業構造やライフスタイルまでも大きく変革し、低炭素社会を実現します。エネルギーはもちろん、自動車、家電、情報通信、住宅、建設・不動産、流通など、あらゆる業界に波及し、この10~20年で年間500兆円に達するとされる、スマートエネルギー関連の世界市場を制するには…… 先進エネルギーシステム研究の第一人者として、自民党政権時代から引き続き、現在の民主党政権においても国の政策づくりに深くかかわる、東京工業大学大学院の柏木孝夫教授が、太陽光や太陽熱、風力、水力、地熱、バイオマスなどの自然エネルギー(再生可能エネルギー)を最大限にまで導入するための次世代エネルギーシステムを基盤とした、低炭素社会の未来像を提示します。そこに至る道筋や、実現の鍵を握る技術・システムおよび新しいビジネスモデル、そして新たに生まれる巨大な世界市場を制するための戦略なども、具体的に解説します。巻末には、スマートエネルギー関連の用語解説集も付けました。
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2010/7/8
- ISBN-104822208621
- ISBN-13978-4822208622
商品の説明
著者について
東京工業大学大学院 教授(br) 1946年、東京生まれ。1970年東京工業大学工学部卒業、1979年博士号取得。1980~1981年、米国商務省NBS(現NIST)招聘研究員などを経て、1988年、東京農工大学工学部教授に就任。1995年、IPCC第2作業部会の代表執筆者となる。2007年から現職。経済産業省の総合資源エネルギー調査会新エネルギー部会長、日本エネルギー学会会長、日本学術会議連携会員などを歴任。2008年4月、文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)受賞。2009年からは経済産業省の「次世代エネルギー・社会システム協議会」のメンバーを務めるなど、自民党政権時代から引き続き、現在の民主党政権でも国のエネルギー政策づくりに深くかかわる。
登録情報
- 出版社 : 日経BP (2010/7/8)
- 発売日 : 2010/7/8
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 240ページ
- ISBN-10 : 4822208621
- ISBN-13 : 978-4822208622
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,517,416位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 70,690位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年12月15日に日本でレビュー済み
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2010年11月28日に日本でレビュー済み
政府、とりわけ、経済産業省のエネルギー政策の中核に
いる著者(研究者)だけあって、たくさん出版されているスマートグリッド
社会の本の中でも、特に日本の政策面や実証実験に詳しいです。
スマート革命というと、米国、特にオバマ政権と連動した
シリコンバレーのハイテクカンパニーがけん引する施策、実験
を描くことが多いのですが、本書のように「地に足ついた」具体的な
社会変革の姿を、それも、図解入りで分かりやすく解説されると
とっても、夢のある世界、社会を想像できて、よい本です。
社会基盤へのテクノロジー革新が、われわれの生活基盤にどんな変化を
あたえるか、を中心に解説されているので、技術の話題は後半に。
主に分散型発電、太陽熱発電にサンベルト開発、海洋バイオマスに
よる海洋都市構想、そして、化石燃料の高度利用などについて
詳しく説明されていて、壮大な構想と現実感に身震いできます。
いる著者(研究者)だけあって、たくさん出版されているスマートグリッド
社会の本の中でも、特に日本の政策面や実証実験に詳しいです。
スマート革命というと、米国、特にオバマ政権と連動した
シリコンバレーのハイテクカンパニーがけん引する施策、実験
を描くことが多いのですが、本書のように「地に足ついた」具体的な
社会変革の姿を、それも、図解入りで分かりやすく解説されると
とっても、夢のある世界、社会を想像できて、よい本です。
社会基盤へのテクノロジー革新が、われわれの生活基盤にどんな変化を
あたえるか、を中心に解説されているので、技術の話題は後半に。
主に分散型発電、太陽熱発電にサンベルト開発、海洋バイオマスに
よる海洋都市構想、そして、化石燃料の高度利用などについて
詳しく説明されていて、壮大な構想と現実感に身震いできます。
2010年9月17日に日本でレビュー済み
スマートグリッドを、技術開発という文脈で見てしまうと、実現できるのかどうか、あやしいような気がしているという人は少なくないだろう。掛け声とは別に、現状の技術のレベルというと、心許ない面もある。期待のスマートメーターも、コストが大きなネックとなっている。
しかし、スマートという思想に目を転じると、むしろその方向にしか進みようがないのではないか、と思えてくる。それは、電気は電力会社から買い、ガスはガス会社から買うものだ、という思い込みからのパラダイムシフトである。すなわち、生活に必要なサービスを買うということ。そして、そのサービスは、自動車会社や家電メーカー、情報通信会社、建設会社などから供給されるということだ。省エネ・低炭素化と快適さという要請による、社会の未来像こそ、本書が示したものだと言える。したがって、研究者として、技術の可能性についても言及しているものの、むしろ、スマート革命がどのような暮らし、社会、産業構造をもたらすか、その姿についての記述が、出色の内容となっている。読みやすい文章、わかりやすい図、豊富な事例、海外の動向の紹介など、スマート化が本当の意味で、社会に何をもたらすのかが書かれている、その意味で、他のスマートグリッド関連本とは一線を画す本だ。
もっとも、研究者として、周辺的な知見にもページの半分を使っていて、ちょっとあやしいところもないではないのですが。
ということで、全体の半分はとても面白いしいい本だと思うのであった。
しかし、スマートという思想に目を転じると、むしろその方向にしか進みようがないのではないか、と思えてくる。それは、電気は電力会社から買い、ガスはガス会社から買うものだ、という思い込みからのパラダイムシフトである。すなわち、生活に必要なサービスを買うということ。そして、そのサービスは、自動車会社や家電メーカー、情報通信会社、建設会社などから供給されるということだ。省エネ・低炭素化と快適さという要請による、社会の未来像こそ、本書が示したものだと言える。したがって、研究者として、技術の可能性についても言及しているものの、むしろ、スマート革命がどのような暮らし、社会、産業構造をもたらすか、その姿についての記述が、出色の内容となっている。読みやすい文章、わかりやすい図、豊富な事例、海外の動向の紹介など、スマート化が本当の意味で、社会に何をもたらすのかが書かれている、その意味で、他のスマートグリッド関連本とは一線を画す本だ。
もっとも、研究者として、周辺的な知見にもページの半分を使っていて、ちょっとあやしいところもないではないのですが。
ということで、全体の半分はとても面白いしいい本だと思うのであった。