KDDIのパワードコム吸収合併を足がかりに、
光ファイバをめぐる通信業界の現状が俯瞰できます。
この合併劇の背景やNTTの将来計画・再々編、直収電話サービスの競争など、
ここ数年の通信業界の流れや各事業者の思惑などを
専門誌の日経コミュニケーション記者がうまくまとめています。
専門書ではないため、難しい表現は極力省かれており、
詳しくない方にもよみやすいと思います。
逆に詳しい方にはここ数年の流れを整理しておくのに役立つのではないでしょうか。
ただし、携帯電話業界の事情に強い興味があれば同時発売の兄弟本がおすすめです。
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光回線を巡るNTT、KDDI、ソフトバンクの野望―知られざる通信戦争の真実 単行本 – 2005/12/10
日経コミュニケーション編集
(著)
電話,テレビ,インターネットのすべてを家庭まで流す「光ファイバ」を中心に,東京電力とKDDIの提携,光ファイバを核に据えた新ネットワークに突き進むNTTグループの姿,その光ファイバを借用しつつも西日本の電力系通信会社との連携をもくろむソフトバンク、従来の電話線を使った新型電話サービスの登場とその顛末などを,発表会や日ごろの取材現場の最前線でその一挙一動を見つめてきた専門記者が迫る。
- 本の長さ259ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2005/12/10
- ISBN-104822210715
- ISBN-13978-4822210717
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
光回線を巡るNTT,KDDI,ソフトバンクの野望 知られざる通信戦争の真実
2010年に光回線3000万世帯の目標に向けて組織力の強化に動くNTTグループ。そして、固定通信市場での生き残りを賭けてパワードコムを飲み込んだKDDIと、日本テレコムを擁する総合通信企業のソフトバンク。3社による固定通信市場での主導権争いをまとめた。地道な取材に基づく事実に、当事者へのインタビューを交えて一気に読ませる。ドキュメンタリとして面白いだけでなく、情報システム担当者が、今後の企業ネットワークの構築計画を練る上でも参考になる。
2010年に光回線3000万世帯の目標に向けて組織力の強化に動くNTTグループ。そして、固定通信市場での生き残りを賭けてパワードコムを飲み込んだKDDIと、日本テレコムを擁する総合通信企業のソフトバンク。3社による固定通信市場での主導権争いをまとめた。地道な取材に基づく事実に、当事者へのインタビューを交えて一気に読ませる。ドキュメンタリとして面白いだけでなく、情報システム担当者が、今後の企業ネットワークの構築計画を練る上でも参考になる。
(日経コンピュータ 2006/02/06 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
登録情報
- 出版社 : 日経BP (2005/12/10)
- 発売日 : 2005/12/10
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 259ページ
- ISBN-10 : 4822210715
- ISBN-13 : 978-4822210717
- Amazon 売れ筋ランキング: - 340,479位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 203位情報・コンピュータ産業
- - 6,942位電気・通信 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年4月4日に日本でレビュー済み
NTTに対抗できる企業グループの薩長連合を模索したパワードコムですが,親会社の都合でその野望は途絶えてしまいます.
また,日本テレコムの買収により直収電話「おとくライン」で固定電話の基本料金市場に参入し,本格的に通信事業者の仲間入りをしたソフトバンクですが,まずい営業手法でADSLの時に成功した「先行逃げ切り」に失敗しました.
しかしながら,これからの時代はデータ通信が主流になるので,電話料金が安くなるというのは顧客にとってそんなに大きなメリットではなくなります.したがって,直収電話はたとえ営業手法がよくてもNTTを打ち負かすほどの武器にはならなかったでしょう.
そして,このような動きを尻目に,巨人と言われ鈍重なイメージのあるNTTですが,人事戦略により着々とグループの連携強化を図っているようです.人事とはそういうものかと思わず納得してしまいました.
本書では,これら各社の水面下の動きがドラマチックに描かれており,大変読み応えがありました.
また,日本テレコムの買収により直収電話「おとくライン」で固定電話の基本料金市場に参入し,本格的に通信事業者の仲間入りをしたソフトバンクですが,まずい営業手法でADSLの時に成功した「先行逃げ切り」に失敗しました.
しかしながら,これからの時代はデータ通信が主流になるので,電話料金が安くなるというのは顧客にとってそんなに大きなメリットではなくなります.したがって,直収電話はたとえ営業手法がよくてもNTTを打ち負かすほどの武器にはならなかったでしょう.
そして,このような動きを尻目に,巨人と言われ鈍重なイメージのあるNTTですが,人事戦略により着々とグループの連携強化を図っているようです.人事とはそういうものかと思わず納得してしまいました.
本書では,これら各社の水面下の動きがドラマチックに描かれており,大変読み応えがありました.