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日本刀 神が宿る武器(日経BPムック) (日経BPムック) 単行本 – 2015/6/30
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世界最強の刃物とされる日本刀は、武器であると同時に美術品であり、ときとして神器として崇められる存在である。
平安期にさかのぼる歴史、驚異的な機能の秘密を探るとともに材料となる玉鋼の選別から鍛え、焼入れ、研ぎ(鍛冶押し)まで、日本刀作製の全工程を、当代随一の刀匠、河内國平氏の作刀作業を豊富な写真とともに開示する。
【目次】
第一話 この上なく強く、美しい武器
一、今も伝説とともに
二、折れないのに曲がらない
三、刃文には意味がある
四、世界に比類なき存在
五、使う気にさせないのが名刀
六、作ることができる刀は月2本まで
七、名工を輩出した鎌倉時代
八、真田幸村が佩いた「妖刀村正」
九、戦うための武器からシンボルに
第二話 いまだに解明できない玉鋼の謎
一、「正宗は見るたびに変わる」
二、砕き、見極め、選ぶ
三、鉄を鋼に変える
四、和鉄と洋鉄では雲泥の差
五、いまでも謎だらけの玉鋼
六、古式そのままに蘇った「たたら製鉄」
七、10トンの砂鉄から1トンの玉鋼
八、洋鉄とはまず成分が違う
九、理論値を超える硬さ
第三話 鉄は鍛え抜けば美に至る
一、何万層にも折り重ねる
二、ひたすら熱し、叩く
三、柔らかい鉄を硬い鉄で包む
四、8キロを1キロまで鍛え上げる
五、人だから感じられること
第四話 秘伝よりも大切なこと
一、土置きで刃文は決まる
二、結局、頼れるのは勘
三、無作為を作為的に表現する
四、真似てみても意味がない
五、クライマックスとしての焼入れ
六、水温は秘中の秘
七、「ちょっとしたこと」の重大さ
第五話 頂点の、その先にあるもの
一、心酔に足る師であればこそ
二、入門願いを断られ
三、前日は緊張で眠れない
四、弟子に習字をさせるわけ
五、下手になるのは難しい
第六話 名刀と対峙し時代の壁に挑む
一、1週間でやめる弟子も
二、「親方が下手なら弟子も下手」
三、現代だから許されないこと
四、技術だけでは到底作れない
五、できないし、意味もない
六、美術品ではなく武器としての刀
七、面白がって作るものではない
八、本筋を外して名刀は作れない
[付録] 名刀50選
- 本の長さ184ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2015/6/30
- 寸法25.7 x 18.2 x 2 cm
- ISBN-104822225453
- ISBN-13978-4822225452
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登録情報
- 出版社 : 日経BP; 第1版 (2015/6/30)
- 発売日 : 2015/6/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 184ページ
- ISBN-10 : 4822225453
- ISBN-13 : 978-4822225452
- 寸法 : 25.7 x 18.2 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,060,110位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,405位収集・コレクション (本)
- - 32,012位日本史 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
はっとりなつお Natsuo Hattori
1973年愛知県名古屋市生まれ。東北大学文学部卒業後、96年より出版社勤務。月刊誌やムック本などの編集長を兼任したのち独立。「編集者&ライター、ときどき作家」として、伝統工芸からアウトドア料理まで幅広くいいものと、その担い手たちを紹介する。
著作に『打刃物職人 手道具を産み出す鉄の匠たち』、『日本刀 神が宿る武器』(共著)、『終着駅の日は暮れて』、『"親をあずけたい"介護施設 「ありがとう」がチカラになる』、『昭和レトロ モノ語りクイズ』。
監修に『ブキャナン=スミスの斧本 焚き火、キャンプ、薪ストーブ好き必携!』。
編集に『千代鶴是秀 日本の手道具文化を体現する鍛冶の作品と生涯』(ワールドフォトプレス)、『相克のイデア マツダよ、これからどこへ行く』(日経BP)、『抗議するアートグラフィックス』(グラフィック社)など多数。
刃物専門編集者の憂鬱:
https://note.com/hatnat
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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河内刀匠の作業風景、心情が吐露されている。「神が宿 る・・」というより寧ろ古来脈々と続く刀匠の魂と言った 方が正確だと思う。
巻末の名刀50選は写真も無く、敢えてこの本に載せる必要はない気がする。
しかし、この本を読んで初めて、玉鋼は炭素の含有量こそ違え純度の高い物と知った。刀を鍛えるときに入手した玉鋼を自らの眼で選別し、さらに必要とする材料を選りだしていることを知らされた。
興味はそそられるけど、裏切られた感はある。
作家の開高健さんが生きていたらこんな風だったのではないかと思わせられる。
本書の内容の過半は河内さんの作刀工程を美しい写真とともに紹介したもので、本書のタイトルが「河内国平」だったら発売後すぐに買っていただろう。なぜ凡庸なタイトルなのかといぶかしんだが、河内国平とは日本刀である、と考えれば、このタイトルが良いのかもしれないと思えたりもする。
ゲームの影響でコンビニの書架にまで日本刀関連の書籍やDVDが並ぶ昨今だが、そのようなブームにおもねらず初心者向けの浅薄な内容にとどまることも無い、読んでいてわくわくさせられる素晴らしい内容の本である。出版してくれたことに感謝が尽きない。
それはもちろん私の河内刀匠に対する偏愛の故であるけれど、河内さんのことを知らなくても全ての日本刀が好きな人にお勧めしたい。英語や中国語にも翻訳してほしいと思う。