著者さんの30年もの「システム屋」としての経験を語ったものなので、
現実に即した内容で、大変参考になり、面白く読めました。
ただ、読み終わった後、何とも後味が悪い気がしました。
この本の著者さんの様な現在の日本の情報技術分野の権威の方が
もう少し考え方を正して頂ければ、日本のIT業界の今の惨状はないのではないか?
反省すべきは、著者さんの方ではないのか?
と、疑問が、わいて来ました。
エジソンは、「天才は1%の閃きと99%の努力である」と言いましたが、
これは、%1の閃きと99%の努力の両方が必要で、
どちらが無くても、うまくいかないというのが、真の意味です。
日本のIT業界は、未だに「天才は、いらない」と言って、必要な1%を排除することを続けています。
かく言う私も、かつて、そう言われて某大企業の面接で落とされました。
この著者さんも、日本の得意とする99%の努力の方だけをやれば、うまくいく。
と、根拠の無い結論に達してしまっているのです。
もしかすると、彼こそ日本のIT業界の足を引っ張る張本人だったのではないか?
いろいろな経験話に感銘を受けた後に感じた、何とも言えない後味の悪さは?
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ダメな“システム屋"にだまされるな! 単行本 – 2009/12/3
佐藤 治夫
(著),
日経情報ストラテジー
(編集)
これまで情報システムとは縁が遠かったビジネス・リーダーの方にぴったりなのが本書です。IT(情報技術)の専門用語がよく分からなくても、IT業界が抱えている本質的な問題を的確に把握できます。IT業界の重要な構成要員である、システム・エンジニア(SE)やシステム・インテグレーターといった“システム屋”と称する人たちを通してIT業界の問題を具体的に描いています。ダメな“システム屋”を見抜いて上手に対処し、企業競争力を高める役立つ情報システムを手に入れるために必読の一冊です。
【第1章】情報システムの真の役割を知る
【第2章】システム会社の行動様式を知る
【第3章】システム技術者・コンサルタントの思考回路を知る
【第4章】IT業界の取引構造を知る
【第5章】“システム屋”のキャリアを知る
【第6章】“システム屋”の向かうべき方向性を知る
【座談会】若手現役“システム屋”3人の本音トーク
【解決策】ダメな“システム屋”を見抜くポイントと対処法
【第1章】情報システムの真の役割を知る
【第2章】システム会社の行動様式を知る
【第3章】システム技術者・コンサルタントの思考回路を知る
【第4章】IT業界の取引構造を知る
【第5章】“システム屋”のキャリアを知る
【第6章】“システム屋”の向かうべき方向性を知る
【座談会】若手現役“システム屋”3人の本音トーク
【解決策】ダメな“システム屋”を見抜くポイントと対処法
- 本の長さ200ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2009/12/3
- ISBN-104822230341
- ISBN-13978-4822230340
登録情報
- 出版社 : 日経BP (2009/12/3)
- 発売日 : 2009/12/3
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 200ページ
- ISBN-10 : 4822230341
- ISBN-13 : 978-4822230340
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,456,289位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1956年 東京都に生まれる
1972年 武蔵野市立第二中学校(サッカー部) 卒業
1975年 都立三鷹高等学校(サッカー部) 卒業
1979年 東京工業大学・理学部・数学科 卒業
1979年 野村コンピュータシステム株式会社 入社
(1989年に「株式会社野村総合研究所」となる)
2001年 野村総合研究所 退社
2001年 独立=フリーランス
2003年 株式会社スタッフサービス・ホールディングス取締役
2008年 独立=フリーランス
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年7月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文章が読みやすい。
書いてあることがわかりやすい。
結果つきのもある。
上司が「○○って儲かるらしいからやるぞ」と急に言い出して困っている人は多いと思います。
反論したい人は多いと思います。でも上司が持っているのは順風満帆、良い例ばかりで
反論しようにもしづらいと思います。技術的なことで反論しても、技術的なことがわからないのでは
馬の耳に念仏でしょう。
この本を読めば、ダメな理由がたくさん載っています。
良い流れも載っています。
この本を読んでダメな方向に行くことを防ぎたいとおもいます。
書いてあることがわかりやすい。
結果つきのもある。
上司が「○○って儲かるらしいからやるぞ」と急に言い出して困っている人は多いと思います。
反論したい人は多いと思います。でも上司が持っているのは順風満帆、良い例ばかりで
反論しようにもしづらいと思います。技術的なことで反論しても、技術的なことがわからないのでは
馬の耳に念仏でしょう。
この本を読めば、ダメな理由がたくさん載っています。
良い流れも載っています。
この本を読んでダメな方向に行くことを防ぎたいとおもいます。
2011年10月15日に日本でレビュー済み
基本的には、悪口を並べてあるのに読者が同意して、いい気持になる本に分類される本だと思いました。
ただ、作者は問題意識を持ってシステム屋を30年やってきた人らしいので、それなりに含蓄はあります。まとまった思想が含まれているかどうかは、よくわかりませんが。少なくとも私には読み取れませんでした。健全な、顧客目線での考えを思い出させてくれる本ではあるとは思います
ただ、作者は問題意識を持ってシステム屋を30年やってきた人らしいので、それなりに含蓄はあります。まとまった思想が含まれているかどうかは、よくわかりませんが。少なくとも私には読み取れませんでした。健全な、顧客目線での考えを思い出させてくれる本ではあるとは思います
2010年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
IT業界に身を置く人間として、「人月単位の根拠とは?」「偽装請負と多重下請け構造」「多忙と徹夜を喜ぶ最悪のシステム屋」などかなり身に重い言葉が続きます。特に「保守と追加案件の受注しか考えていない営業」の部分はギクリとさせられました。
自分を振り返ると、お客様に役に立ってなんぼの商売という点と売り上げ実績を上げて社内で認められないといけない点で、両方の板挟みにあって営業品質がだんだん落ちていってしまっているところなど。鋭いところを突かれて、読み進めていく中でぎくりとする部分がたくさんありました。
著者はそんな20年前と変わらないIT業界に苦言を労しつつも、具体的な処方箋を説いています。
IT業界で働く人、必読の書です。
自分を振り返ると、お客様に役に立ってなんぼの商売という点と売り上げ実績を上げて社内で認められないといけない点で、両方の板挟みにあって営業品質がだんだん落ちていってしまっているところなど。鋭いところを突かれて、読み進めていく中でぎくりとする部分がたくさんありました。
著者はそんな20年前と変わらないIT業界に苦言を労しつつも、具体的な処方箋を説いています。
IT業界で働く人、必読の書です。
2010年1月31日に日本でレビュー済み
日本のシステム屋とシステム開発会社経営者への、苦言であり叱咤を縷々述べる筆者は、日本人システム屋に期待し、絶対出来ると信じている。
筆者の言う通り、このままでは、日本のシステム屋に将来は無い!
中国やインドへのオフショアに、あるいはシステムよく知らないユーザ企業に何のかんの文句を言っている間に、日本のシステム開発産業は第2のガラパゴス化か?そうならないうちに、動き出さないと。
筆者の言う通り、このままでは、日本のシステム屋に将来は無い!
中国やインドへのオフショアに、あるいはシステムよく知らないユーザ企業に何のかんの文句を言っている間に、日本のシステム開発産業は第2のガラパゴス化か?そうならないうちに、動き出さないと。