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バブルの歴史 単行本 – 2000/4/7
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- ISBN-104822241815
- ISBN-13978-4822241810
- 出版社日経BP
- 発売日2000/4/7
- 言語日本語
- 本の長さ579ページ
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
17世紀から20世紀までの400年間。文芸復興,宗教改革,産業革命,そして近代資本主義の4世紀である。物質的には右上がりの上昇であるがなんと荒々しい投機の洗礼にさらされてきたことか。オランダのチューリップ投機にはじまり日本の神風資本主義,そして米国のニュー・エコノミーで20世紀を閉じようとしている。ほとんど息つくヒマもない。
もちろんシュンペーターのアントレプレナー(企業家)は投機家である。誰が見てもソロバンに合う投資であればとっくに既存の誰かが手をつけている。リスクがあると思えばこそ未知の領域でありあえてリスクをおかしてこそ創業者利得が手に入るのだ。17世紀にスペキュレーター(投機家)と言えば錬金術師と同義であったらしい。「しっかりした事実の裏付けをもたない思索,理屈」の意で通常ほとんど成功しなかったと手きびしい。
投機が資本主義の日常茶飯事であるとしても時々「国をあげて」夢見る人々におちいることがある。これがバブルである。なぜバブルが発生するのか。経済学,とくに金融論的にはかなり詳細に分析されているがそれは過去の事例。日本の80年代バブルの時には当然オランダ・チューリップ以来の歴史がわかっていたわけだし,今,米国,やがて先進国をまきこみかねないIT(情報技術)フィーバーも前例を知らないわけではない。
この本がすぐれているのは投機熱を社会史的側面から記述していることだ。バブル中に起こった現象は酔ったあげくの愚行と同様でさめてみれば「なぜあんなことを」である。問題はどうして前後不覚になるまで飲まなければならなかったか,である。その心理である。
当然のことだがバブルは豊かな国で起こる。貧しい国,デフレの国では起こらない。持ちつけない,未熟の富裕感覚が投機に走らせる。または今は豊かではないが早くなりたい,なれるかもしれないという願望,それにつけこむ悪党,これが必要にして十分なバブル発生条件である。偶然の蜃気楼ではないのだ。
たとえばチューリップ投機の17世紀初めのオランダは世界一ゆたかな国であった。スペインの圧政から逃れたユダヤ人,プロテスタントが流入し東インド会社は空前の富を集積した。17世紀後半には英国へ移る。折りしも金融革命が進み企業熱が高まっている時フィップス船長のカリブ海の銀,宝石引上げが火をつけた。このバブルは一度つぶれるが18世紀の国債とのバーターを餌とした南海泡沫(バブルの語源)で政治の土台をゆるがす。
18世紀から19世紀にかけての運河,鉄道株ブームも一種の技術改新だ。「これで世界的文化が育つ」,最近のITブームにソックリだ。
著者は英国人だから英国の事例にくわしいが米国(日本にも)にカラい。バブルの破滅はもちろん自己責任だが堅実な国民性がそこなわれるという指摘は正しい。引用されている相場の格言「今度ばかりは違う」を何度くり返してきたことか。 (東洋マネジメントコンサルティング 顧問 神崎 倫一)
(Copyright©2000 ブックレビュー社.All rights reserved.)
-- ブックレビュー社
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 日経BP (2000/4/7)
- 発売日 : 2000/4/7
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 579ページ
- ISBN-10 : 4822241815
- ISBN-13 : 978-4822241810
- Amazon 売れ筋ランキング: - 442,447位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 291位経済史 (本)
- - 28,906位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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単なる発生から崩壊までの無味な経緯の羅列ではなく、登場人物の人となりが描かれているので、感情移入が出来た
かなりの内容で本も厚いが全く飽きる事なく読み終える事が出来た
モラルハザードバイアス ( 根拠のない安心感による破滅への一歩 )による、
バブル破滅投機の循環の歴史 ( 1600年〜2000年 ) の知見を得ることができる。
投機熱狂は、
チューリップバブル (1630年代 ) から始まり、
今でも形を変えながら起こっている。
その循環の一例をいくつか挙げると、
・チューリップと絵画
・スワップ、年金型国債の南海会社
・エイズ治療薬と泡末会社
・似非信用商品 ( エージェンシー問題内含の金融派生商品 )とミシシッピシステム
・1840年の鉄道、戦争投機、1990年のIT情報、新規公開株 ( イノベーション熱 )
ステークホルダーが、
中身のない ( のれん価値のない ) モラルハザードに、
投機してしまう諸要因を考察し挙げると、
・タニング・クルーガー効果、レイク・ウォビゴン効果 ( 市場効率化仮説 )
・生き残りの為の本能が一時的な快楽 ( 目先の利 )に飛びつく ( 生存バイアスとプロスペクト理論 )
主に視野狭窄においての、
主観的解釈によるものでないだろうかと推測できる。
破滅とバブルの循環箱の中で同じように、
群集心理も循環しているようにも思える。
循環は備わっているものなのであろうか
これから先、何百年かで、
この循環は断ち切れるのか。循環し続けるように思える。
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そして記憶に新しい日本のバブルについて書かれています。
この本を読んで個人投資家がインターネットを介して株の売買を行う
現在は、バブルではないか(少なくともアメリカでは)。
FRB議長だったグリーンスパン氏や現議長のバーナンキ氏が信奉して
いるノーベル経済学賞受賞者の故フリードマン氏の主張が紹介され
ているのですが、それに基づく政策って本当に正しいのか?
世界恐慌は再び現れないのかなど考えさせられました。
特に金融派生商品(デリバティブ商品)にはリスクを少なくするの
ではなく逆にリスクを拡大するものもあるのも知りました。
とかく、複雑怪奇な世界の金融状況、何かの拍子に崩れ去るのでは
ないかと不安にさせられた一冊です。
心構えとして、暴落するときも、どんどん上がるときもあるんだと、先に知っておくために、
ぜひ読んでおいて損はないとおもいます。
いちいち上下に一喜一憂しない悟りを開いた投資家になりましょう。
週末のG7声明を受けて現在世界的に市場は上向いている。
日本は三連休の最後で市場が開いていなかったが、明日東京の市場が崩れるようならまた世界的に反落する可能性も大いにある。
本書の価値はこういった時期に光るものである。
本当は、こういった事態が起こる前に読むのが一番なのだが。
バブルというものが何なのか、この本を一読するだけでわかるだろう。
バブルで損をする人間の心理を知りたいなら、合わせて『LTCM破綻―天才たちの誤算』を読むといい。
こういった著作を読むことで、経済というのは恐慌から逃れられないものだということが、よくわかるだろう。
2001年に本書「バブルの歴史」を読む機会を得ました。
おかげで2005年から2007年にかけての
「世界的好景気」をバブル学的視点で
眺めることができました。
「バブルは突然弾ける」というのも
過去における歴史的バブルと同じでしたが…
次のバブルも世界のどこかでまた発生するのでしょうから、
この本の内容が古びることは当分の間ないわけですね。
いずれのバブルも、ブームを煽る噂、先物取引などレバレッジの高い取引の拡大、政府の異常な好景気への静観とバブル崩壊後の遅すぎる介入、といった共通した特徴が見られると言う。
本書の題名の通り、人間の歴史の中で繰り返されるバブルの歴史を読むと、金に対する欲という人間の愚かさを痛感させられる。