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MBAバリュエーション (日経BP実戦MBA2) 単行本 – 2001/10/13
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- 本の長さ238ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2001/10/13
- ISBN-104822242463
- ISBN-13978-4822242466
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商品の説明
商品説明
著者はハーバード・ロースクールに学び、投資銀行などの前線における経験を豊富に持つM&Aアドバイザー。全8章立てで、価値評価方法の本質を説明することを目標に、基礎編と実務応用編に分けて構成されている。第3章までの基礎編では、「企業価値」およびそれを決める要因、価値の測り方など、MBA教育とその実践の場における、「経営のグローバル共通言語」を学ぶことができる。
応用編では、「株価算定とM&Aの実務」が焦点になり、会社の値決めの実際や、「価値創造」の仕掛けに関して、最新のトピックスが数多く収められている。単色刷りではあるが図表が多く、M&Aスキーム全体についての理解の助けになる。巻末では、用語索引が日英併記され、参考書としての使い勝手もよい。
本書は、単に理論を伝えようとする図書ではないし、練習問題がたくさん収められたテキストのたぐいでもない。むしろ、著者の「思い」が託された1冊である。ふとした行間で、現場を大事にする著者のメッセージに触れられるため、読んでいて楽しい。また、歴史的背景にまで言いおよぶ、著者の思いやりにあふれた筆遣いが印象的だ。
これからMBA教育を受ける機会を得ようとする人、あるいはすでに企業価値評価やM&Aの知識を持つ人におすすめできる。これからこの分野に携わる人にとっては、教科書として学べることが多いし、すでに「実戦」にかかわっている人も、著者と視点を共にして、はっとすることがあるはずだ。久々に出合えた、大事にしたい1冊である。(任 彰)
著者からのコメント
「会社の値段って誰がどうやって決めるの?」という素朴な疑問に答える本 を、MBA教育を受けないまま実務の世界で葛藤した者ならではの視点で書いてみました。外資系企業やM&A実務に興味のある学生諸氏から企業価値創造の責務を担う経営者の皆様まで、一読して勘所が頭に入る構成を心掛けました。難しげなタイトルにもかかわらず予想以上に広い層の方々から好評いただき、著者としては驚き喜んでいます。
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 日経BP (2001/10/13)
- 発売日 : 2001/10/13
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 238ページ
- ISBN-10 : 4822242463
- ISBN-13 : 978-4822242466
- Amazon 売れ筋ランキング: - 54,457位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 39位CI・M&A
- - 202位MBA(経営学修士)
- - 4,106位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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読み物としては面白いが、実務的に利用価値の高い本ではないため、購入者は注意すべき。
自分が本書で1番勉強になったのが、「企業価値算定の基本公式の変形式 PER = 1 / (rーg) 」(rは割引率、gは期待成長率)。これを用いれば、PER、当期純利益、割引率(r、一般的にWACCで算出)を算出すれば、期待成長率(g)を導出することができます。厳密に言うと当期純利益とキャッシュフローは異なるので調整が必要ではありますが、このような考え方ができると、ざっくりその会社がどの程度の期待成長を求められているのかが算出でき、企業分析の幅が広がります。
上記を知ることができただけでも、読んだ価値があったなと感じます。
前半部分で大まかに企業価値とは何かを説明し、中盤で数値を用いてより具体的に解説する。後半、特に最終章では、M&Aとは何か、敵対的M&Aは悪いのか、といったより深い視点で、M&Aの在り方・考え方を伝えている。
本書で紹介されている筆者の体験談が、ゴールドマン・サックス時代に株価算定で使用したリスクプレミアムの決め方(p.48)についての現場の臨場感を描き出しており、投資銀行の世界を垣間見せてくれる。
また、会社が日本で売買対象として敬遠されている理由として、著者は、売買対象会社の書類をひっくり返して、あら捜しをするDD(ディーデリジェンス)プロセスにある(p.134)、と私見を述べている。が、海外のDDプロセスは日本のそれと大きな違いがあるのだろうか。疑問が残る。ニューヨークの投資銀行での勤務経験がある筆者からみた、米国のDDとの比較論を聞きたいところである。
本書で記憶に留めたい記載内容は次の通り。
・株価は、会社の将来キャッシュ・フローをディスカウントレートで割り引いた現在価値。(p.40)
・リスクプレミアムの実体は、無リスク金利より、どれだけ高いリターンを期待できれば投資家は株式投資に参加してくれるか、という数字。(p.42)
・ベータ(β)とは、株式市場全体が上下するのに比べ、その個別の会社の株価はより大きく上下するのか小さく上下するのか、を偏差値として表現する係数である。(p.43)
・リスクとは、不確実性の度合いのことを示しており、リスク=危険、ではない。(p.44)
・投資価値としての企業価値の源泉は、その企業が将来にわたってもたらす収益とキャッシュ・フローに尽きる。(p.44)
・資本資産評価モデルであるCAPM(Capital Asset Pricing Model)は期待収益率(=資本コスト)を算定する公式であり、会社固有のリスクを数値化する公式である。次の3要素で決定する。①無リスク利子率(リスクフリーレート)、②株式市場プレミアム、③ベータ(その会社の固有のリスクは株式市場全体のリスクに比べて、より高いか低いか)。期待収益率=資本コスト=無リスク金利+βx株式市場のプレミアム。(p.42-43)
・企業価値は、①収益力(キャッシュ・フロー)、②安定性(リスク)、③成長性、の3要素で決まる。PV=C/(r‐g)。会社固有のリスクを算定するために、無リスク金利、株式市場プレミアム、ベータという数値を市場から見つけ出してくる。(p.75)
・会社の値段(時価評価=株主価値)は、企業価値からネットデットを差し引いたものである。(p.76)
・純資産倍率(PBR:Price-Book Ratio)が高い会社は、それだけブランドをはじめとする無形資産への依存が高い会社で、経営のかじ取りを誤ると会社価値の多くが吹き飛びかねないサインとなる。(p.96-97)
・日本市場における「株式持ち合い」および「安定株主」について、著者はファイナンス理論から一方的にそれらを非難するのではなく、戦後の日本経済の発展の一要因として、肯定的に論じるとともに、今後は変化していくと推測している。(p.113-116)
・M&A価格は時価総額よりも高いことが普通だが、より低い値段で行われることもある。株式時価総額よりM&Aの取引価格が低額になる理由は、①流動性プレミアム:流動性がなくなることにより起こるディスカウント、②株式の持ち合い:限られた数の浮動株の売買により形成された「上げ底」価格のため実体はもっと低価格、である。(p.122)
・買収前に希薄化分析を実施する必要がある。営業権(のれん)の償却額と資本コストの合計が買収対象企業の営業利益を下回ることが望ましい。しかし、逆に、上回った場合、買収後の追加利益の発生や経費合理化等により、合計費用を上回る経常利益の獲得が必要となる。(p.136-137)
・一般的に、株価収益率(PER:Price-Earning Ratio)の高い会社が、PERの低い会社を吸収合併すると、会社の価値はプラスとなりやすい。(p.140)
・シナジーという言葉は、米国ではコストの合理化という側面を指して使われることがほとんどである。(p.150)
以上である。(2021/4/3)
某有名戦略コンサルティングファーム監修の企業価値評価-VALUATION-を読んだ後は、まるで難解なプログレ作品を聞いた後のようにノックアウトされた気分になったが、この本を読んだ後は企業価値評価だけではなく、M&A総論全体への理解が深まり、より高度な理論を用いた講義、ケーススタディ、実務を通して、自由にVALUATIONを使いこなせるようになりたいという気持ちが強くなった。
もっと難しい本やケースを読んだ後も再びこの本を何度も読み直すことで、基礎的な理解をより一層深められるのではないかと思っている。
言うなれば、私にとってのVALUATION OFFICIAL GUIDEだ。
ただし、DCF法についての説明は非常に簡略化されているため、某有名戦略コンサルティングファーム監修の企業価値評価も辞書のように使って、VALUATIONに対する総合的な理解を深めたほうがいいかもしれない。