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コーポレート・ファイナンス 第6版 <上> 単行本 – 2002/3/14
本書が高い評価を得ている理由として、
・高度な内容をわかりやすく、事例を多用し、巧みに解説。
・常に、最新の研究成果と現実を踏まえた事例で構成。
・企業経営に携わる人に、必要なすべての分野がカバーされた包括的な内容。
このような特色が、1981年発刊以来、版を重ね、全世界8地域で刊行されている理由でもある。金融システムは国によって異なるが、財務担当者が直面する問題は世界共通のもの。本書の目的は、直面する現実的課題を解決するために、財務担当者がファイナンス理論を応用する手法を示すことにある。上巻では、第1部:「価値」から、第5部:「配当政策と資本構成」までを収録。2色刷。
- 本の長さ620ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2002/3/14
- ISBN-104822242498
- ISBN-13978-4822242497
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
現在、日本の大学の法学部で、財務や金融の実務と理論をどれくらい教えているのだろうか。経済学部ではいかがか。
民法の講義で、消費貸借や土地に抵当権を設定することくらいは習ったが、純現在価値(NPV)、リスクや資本コストなど全く知らずに一流金融機関へ就職し、不良債権の処理に四苦八苦している人や、過剰な設備投資の後始末に、かつての右肩上がりの日本経済を懐かしんでいる人も多いはずだ。
本書は、英米の著名ビジネススクールで最もよく使われている教科書の1つである。初版は既に1980年代初めからハーバードロースクールの授業でも使用され、100人を超える学生が本書でNPVやモディリアニ・ミラー理論、資本資産価格モデル(CAPM)などを勉強し、一流法律事務所や金融機関、米証券取引委員会(SEC)などに就職していった。
本書は既に中国語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語、スペイン語そしてロシア語をはじめとする旧共産圏諸国語にも翻訳出版され、インドでは英語版の廉価本が出版されている。
本書は、ファイナンスの基本から最新のリアルオプションまでを網羅して、著者の経済理論に対する深い造詣と実務の知識が随所に反映されている名著である。ハウツーものの財務本は我が国でも数多く登場しているが、高度なファイナンス理論をわかりやすく、かつ多くの事例を様々な角度から、これでもかというほど盛り込んでいる著書はなかなか見当たらない。
著者が控えめに述べているところでも、本書で学んだ教え子たちからビリオネアーが数多く生まれている。上下で1000ページを超える、この本を学ぶ気力と根気、いわば知的アニマルスピリットがあれば、得られるリターンは非常に大きいであろう。また、通読しなくとも下巻の用語集や整理された索引は、ファイナンスのバイブルとしても最適である。実際、日米両国で成功を収めたある企業経営者の方も、本書を財務戦略の参考書として傍らに置いているそうだ。
サミュエルソンの『経済学』を都留重人氏が翻訳して、我が国の近代経済学への一般の理解は急速に広がった。この翻訳書も我が国で「ファイナンス事始め」になるであろう。本書レベルのものが、大学の授業や実務で使用され、企業の活性化や個人金融資産の価値向上に結びつく日を期待したい。
蛇足だが、大型プロジェクトのリスクや税金のコスト意識が希薄と言われる公務員にも資本主義の何たるかを知り、行政運営の技術的向上を図るために本書を一読されることを勧めたい。
(財務省理財局次長 竹内 洋)
(日経ビジネス 2002/06/10 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 日経BP; 第6版 (2002/3/14)
- 発売日 : 2002/3/14
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 620ページ
- ISBN-10 : 4822242498
- ISBN-13 : 978-4822242497
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,085,788位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,051位一般・投資読み物 (本)
- - 2,262位金融・ファイナンス (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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<財務担当者>
今や財務担当者にとってファイナンスの理論は半ば常識であり、この本に書かれたこともさほど目新しいということはないかもしれない。しかしこれだけ広範な内容をある程度掘り下げて書かれた物も他になく、やはり必携の一冊(上下で二冊)といえる。
この本から、個別のプロジェクト投資意思決定、バリュエーション、リアルオプション、配当政策、負債or株主持分・・・などの様々な話題に広がりが出来るいい本だと思う。
また日本語で出された物ではダモダランの「コーポレート・ファイナンス 戦略と応用」もあり、タイトルにある通りこちらの方が、より理論を実践するための内容となっている。ダモダランの本にある「ファイナンスのフレームワーク(ファイナンスは、①お金をどう使うか②それに必要なお金をどう調達するか③稼いだお金をどうするかの三つである)」が中々分かりやすいので、ダモダランをまず読んでから、ブリーリー&マイヤーズを読むと、より分かり易いと思う。ちなみに、ダモダランのフレームワークの概略はNYUの彼のサイトでも見ることが出来る。
<会計・税務担当者>
会計ビッグバン前後から、リース会計、退職給付会計、金融商品会計、減損会計など、割引キャッシュフローの考え方による会計処理が次々と導入された。また、企業結合会計でも買収相手企業の時価の算定方法や暖簾・無形資産の価値評価などにおいて、ファイナンスやバリュエーションの考え方が必要とされている。
さらには、企業組織再編税制、移転価格税制や寄附金課税などの法人税務においても「適切な取引価格とは何か」という観点がより重要性を増しており、会計・税務においてもファイナンス理論の基本は必須の物となりつつある。
それら会計・税務担当者に求められるファイナンス理論のレベルは、基礎的な概念をしっかり理解し、それを実務で困った時に応用できるといったものである。あるいは専門家が下した評価についてそのプロセスを理解し、同じ土俵で議論できるという物であろう。
最近ファイナンスの入門書も多くなってきているようだが、それらは結局欧米の有名テキストの焼き直しでしかないので、せっかくなら本書の様な元祖ともいうべきテキストで勉強するのが良いのではないかと思う。
①会計用語;
会計用語がしばしば間違って訳されている。訳者は、ファイナンスの専門家かもしれないが、日本の簿記の基礎を学んだことがないようである。たとえば、減価償却累計額と訳すところが、累積減価償却額とか、利益と所得とをまぜこぜにしている。この本で用語を覚えない方が無難な箇所がところどころあるので注意。
簿記会計の基礎を学習した読者はよいが、これからファイナンスを学ぼうとする読者はこの点に注意が!必要である。
②日米の違い;
これは米国のテキストの訳本である。たとえば、税とファイナンスとの関連がしばしば出てくる。税制が日米でかなり異なるので、その点に注意が必要である。あくまでも、税がファイナンスにどのような影響または効果があるのか、という点に注意が必要である。
原書はおそらく非常に良い本であろうと推測できる。したがって、この訳本は原書を読むための下調べ、というように使うと良いのではないだろうか。
会社が上場にむけて動き出したので、勉強のためにファイナンス関係の本を独学し始めたときにこの本を知り、購入しました。量とその内容には圧倒されます。さまざまなことが漏れなく記述してあります。
ただし入門書ではないので、他の本でさわりを学習した後のほうが無難です。
コーポレート・ファイナンスではバイブルといっても差し支えない本です。
日米の制度の違い、用語の違いなどはやはり気になるところです。
大部で、しかも上下2巻の構成ですので気おくれするかもしれませんが、読みやすく書かれています。少なくとも、上巻の内容だけでも把握しておくのは必要ですね。下巻は応用的内容へ入っていきます。
だから、文字通り「バイブル」。辞書的に使うことを心がけるべきです。
その分、翻訳版自体で検索性の向上は確かに必要なのですが。それも原書を一緒に使えば一気に解決されるでしょう。
最後に。原書中には「閑話休題」的なコメント・脚注(要は、息抜き)が散見されますが、日本語訳ではそれらにも律儀にも無難な訳があてられていて、逆に苦笑せざるを得ない時があります。そんな「ズレ」の発見も日米の「先生」の生態の違いを発見するきっかけになったりします。といっても、結構ディープな楽しみではありますが。
いわれるだけあって、理路整然と
網羅的に書かれており、一読の価値はある。
実務者も知っておく必要はあるかと思うが、
本書に書かれている理論がどこまで実務に
役に立つかはまた別の問題か。
ある程度、金融の知識があるという前提で、Corporate Financeの全体像を再整理し、そこから、自分の興味分野を見つけて、更なる学習につなげるというのがベストと思います。
という点からすると、ビジネスマン向きではないと感じます。金融マンが業務上で参照するための本としては、より議論の的を絞ったふさわしい書籍があると思います。(これは短所ということではなく、そもそも著者の意図が広く浅く、網羅することにありますから。)
金融を勉強した大学生が卒論のテーマ探し、または金融業界への就職前に眺めてみる。もしくは、金融機関や事業会社の金融関連の部署に勤める若手社員が長期休暇の3日ほど使って、一気に読むということでしょうか。
この本が類書(といっても邦訳されてるのはこれくらいだけど)と違うのは、理論の説明に加えて、現実のケースをふんだんに取り入れている点。理論の説明もわかりやすいですし、レベルは落としていない。たとえばこの本を完璧に読みこなした人と、現場のアイ・バンカーとの差は、理論的な面ではなく、実務的な嗅覚だけです(それがもちろん大きいのですが・・・)。
本の分厚さに辟易する人がいるかもしれませんが、米国の教科書は、分厚いけどわかりやすい、というのが売り。説明がくどいくらいなので、行間を読まなくてはいけない日本の教科書と違い、すらすらと読み進められます。
ただ邦訳板をばらばらめくってみた感じでは、原書のなめらかさが失われている感じ。この本に限らず、教科書で使われている英語は極めて平易なので、原書を買われるのも一考かもしれません。こう書くと嫌味に聞こえるかもしれませんが、一度原書を手に取ってみてください。ある程度の英語力のある人ならすらすら読めるはずですし、専門用語はむしろ英語で覚えていた方が現場では使えます。