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渋沢栄一とヘッジファンドにリスクマネジメントを学ぶ 単行本 – 2001/10/20
渋澤 健
(著)
- 本の長さ304ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2001/10/20
- ISBN-104822242544
- ISBN-13978-4822242541
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
渋沢栄一とヘッジファンドにリスクマネジメントを学ぶ キーワードはオルタナティブ
著者は日本の近代資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一の5代目の子孫であり、外資系金融機関を経た後、今年春まで大手ヘッジファンドの東京駐在員事務所代表を務めた経歴の持ち主。本書は著者にとって縁深い栄一とヘッジファンドとを、リスクマネジメントという切り口でまとめたユニークな1冊だ。
著者は日本の近代資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一の5代目の子孫であり、外資系金融機関を経た後、今年春まで大手ヘッジファンドの東京駐在員事務所代表を務めた経歴の持ち主。本書は著者にとって縁深い栄一とヘッジファンドとを、リスクマネジメントという切り口でまとめたユニークな1冊だ。
リスクマネジメントのポイントとは「理念を持ち」、過去の「しがらみを捨て」「タイミングを計り」「攻め」、そして「守る」ことという。渋沢栄一は日本を近代国家として発展させるには民間が力を合わせることが不可欠と、合本(株式の前身)方式の会社設立など新しい制度を作り、時代を切り開いた。そんな栄一を著者は、日本の「元祖リスクマネジャー」だと指摘する。
一方、「すさまじい額のカネを動かす得体の知れない投機集団」といったイメージでしか見られないヘッジファンドについても、著者はその内実を詳しく紹介することで、リスクマネジメントを活用するプロフェッショナルという真の姿を浮き彫りにする。
栄一やヘッジファンドに共通するのはオルタナティブ(代替可能)な道を常に模索しベストの策を講じる思想であり、構造改革、金融再生が迫られる現在の日本は、この思想こそ身につけるべきだと説いている。
(日経ビジネス 2001/11/19 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
著者からのコメント
こんにちは。初めて本を書きました。 金融関係者の方であれば「ヘッジファンドの真相」に興味を示していただける方々は大勢いらっしゃると思います。金融のプロの方々、特にヘッジファンド関係者の方々から「面白かった!」というコメントを色々と頂戴していて、ホッとしています。しかし、金融関係者ではない、一般の方々がこの本を読んでいただけるようであれば、著者としてこれほどうれしいことはありません。今までの常識範囲に縛られることがなく、まったく関係なさそうなこと(たとえば渋沢栄一とヘッジファンド)でも実は関係があるかもしれない、と思考が柔軟で好奇心に溢れている方々。日本の現在と将来に、どうもシックリしない方々。なぜ日本は莫大である潜在的な国民エネルギーを発揮することができないのかと不思議に思う方々。私と一緒に考えてみませんか。あ、むずかしそうに聞こえますか?私の日本の最終学歴は小学校二年生です。むずかしいことは書けませんのでご心配なく。どうもありがとうございました。
内容(「MARC」データベースより)
日本資本主義の始祖と世界金融界の猛獣には共通点があった! 渋沢家5代目にして大手ヘッジファンド元日本代表が明かす、ヘッジファンドの実態と21世紀を生き残るための「リスクマネジメント」の極意。
登録情報
- 出版社 : 日経BP (2001/10/20)
- 発売日 : 2001/10/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 304ページ
- ISBN-10 : 4822242544
- ISBN-13 : 978-4822242541
- Amazon 売れ筋ランキング: - 406,741位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 957位一般・投資読み物 (本)
- - 1,098位金融・ファイナンス (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
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2002年8月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この書籍は、「ヘッジファンドとリスクマネジメント」がテーマであるが、「日本近代化の父」で、明治維新後に欧米列強の植民地支配を振り切り、実業界と社会慈善、日米友好に全精力を尽くした故澁澤栄一翁(1840年~1931年)についても触れられている。澁澤翁が指摘していた「経済と共に人間重視」をしなければならないとうことを筆者は気付いていたわけである。澁澤翁は、幼少より論語を愛読していた。つまり、「道徳と経済は、元来共に進むべきものである」ということが理解される。私は2002年8月盛夏に、埼玉県深谷市血洗島(ちあらいじま)の渋沢栄一生家と、下手計(しもてばか)の渋沢栄一記念館を訪れた。JR東京駅丸の内レンガ棟の赤レンガは深谷市で産出されたものであり、その指導に澁澤栄一翁が携わった。澁澤栄一生家はいまでも丁重に整備されており、立派であるが、辺りは一面田園風景で、深谷市街から遠く離れ、過疎に悩まされている。深谷市役所・JR高崎線深谷駅前から市循環バスが出ているが、一日2往復しかしていない。タクシーで行くと2,000円以上かかる。私は、このような寂れた地域こそ、ハングリー精神と田舎コンプレックスをもとに成功を導く原動力となったと思う。松下電器産業の創業者、故松下幸之助氏の旧生家があった和歌山県和歌山市(当時は和歌山県海草郡和佐村)も似た環境であった。澁澤栄一翁は、1863年に高崎城乗っ取りを計画したが断念し、1864年に一橋家に出仕し、1867年に徳川昭武に従いフランスに行ったことで、カルチャーショックを受け、実業界に身を投じたわけだが、そのような人物が出る環境とは思えない生家のある地域である。しかし、深谷市で出会った人物はとても良心的で親切な人ばかりであった。現代社会によくこのような人がいたものだと感心させられる。私に澁澤栄一翁ゆかりの地を親身に教えていただいた。澁澤栄一翁の温和な性格は、この地方特有のものであろう。
2006年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
・イメージがわきやすい書き方になっており、ヘッジファンドについて読む最初の本として適している。
・(1)ヘッジファンドの種類(「グローバル・マクロ」、「マーケット・ニュートラル」など)、(2)ヘッジファンドのトップの人物像、(3)ヘッジ・ファンドが失敗するのはどのような場合か、(4)オルタナティブ投資の種類(「ヘッジファンド」、「バイアウトファンド」、「ディストレスト・ファンド」)など)、(5)運用委託にあたっての投資家の考え方、(6)ファンド・オブ・ファンズの長所と失敗例、など有用な情報が多い。
・単なるヘッジファンドの解説書ではなく含蓄のある本で、P.220以降の数ページで、米国の基金による、社会貢献などのための寄付金を稼ぐための資金運用について述べている。一方、日本の税(国家)による富の再分配の問題点(納税者の意図と違った使い方、特殊法人などでの浪費など)についての指摘がある。
・「渋澤家の家訓」について述べられているが、これはヘッジファンドとの関連性を別にしても興味深く、少々説教くさい面はあるが一読の価値あり。
残念ながら、あきれるほど多数の誤字がある。「億」とすべきところを「憶」としている箇所が多数。「上昇」とすべきところが「上層」となっている(P.127)。脱字も何箇所かある。日経BPの担当者にはチェック能力がないのだろうか?
・(1)ヘッジファンドの種類(「グローバル・マクロ」、「マーケット・ニュートラル」など)、(2)ヘッジファンドのトップの人物像、(3)ヘッジ・ファンドが失敗するのはどのような場合か、(4)オルタナティブ投資の種類(「ヘッジファンド」、「バイアウトファンド」、「ディストレスト・ファンド」)など)、(5)運用委託にあたっての投資家の考え方、(6)ファンド・オブ・ファンズの長所と失敗例、など有用な情報が多い。
・単なるヘッジファンドの解説書ではなく含蓄のある本で、P.220以降の数ページで、米国の基金による、社会貢献などのための寄付金を稼ぐための資金運用について述べている。一方、日本の税(国家)による富の再分配の問題点(納税者の意図と違った使い方、特殊法人などでの浪費など)についての指摘がある。
・「渋澤家の家訓」について述べられているが、これはヘッジファンドとの関連性を別にしても興味深く、少々説教くさい面はあるが一読の価値あり。
残念ながら、あきれるほど多数の誤字がある。「億」とすべきところを「憶」としている箇所が多数。「上昇」とすべきところが「上層」となっている(P.127)。脱字も何箇所かある。日経BPの担当者にはチェック能力がないのだろうか?
2001年11月11日に日本でレビュー済み
超お勧め。特に、以下の方にお勧めしたい。
1.もう一度、一から考え直したい「ひと」
日本における「資本主義の父」と言われる渋沢栄一。
その血を引く著者が現在の矛盾を鋭くえぐる。
普段、誰もが気づいていながら、なかなか言葉に出来ないことを著者は、分かり易い言葉で、解説する。序章にある、次の言葉は、その一つの例だ。
『いまの日本企業には、過剰なまでのたくさんの会議や稟議制度がある。なぜそうなるのか。組織の構成員たる個々人、平社員から社長までが自分の責任をとりたくないから、であろう。一見、民主主義的に見える「会議」というシステムも、目的を逸すれば、ただの「責任逃れ」の装置となる。』
一から考え直したいひとに、この本は、考え直す「ヒント」を与えてくれる!
2.これから社会に出る「ひと」
第三章の「渋沢家の家訓」が役に立つ。
いままで、渋沢家の家訓が一般の人の目に触れる機会は多くなかったと思う。日本の社会の貢献に大きな寄与をした渋沢家に「生きる知恵」を活用しない手はなかろう。
社会に出るに当り、役に立つ知恵も多い。
『良い友を近づけ、悪い友を遠ざけ、決して、お調子者を友人としてはならない』なんていう知恵は、とても大事なことだと思う。
(そして、「お調子者」の恐れがある私としては、生き方を反省する良い契機にもなった。)
3.金融の最新トピックスを学びたい「ひと」
『ヘッジ・ファンド』や『オルタナティブ投資』
といった、金融の最新トピックスを分かりやすく、そして、生々しく伝えている。特に『ヘッジ・ファンド』の実際の世界を日本人で著者以上に知っている人間はいないであろう。第一章『ヘッジ・ファンド、トップ列伝』を読むと本当の『ヘッジ・ファンド』の世界に住む住人たちの人柄が垣間見れて面白い。
1.もう一度、一から考え直したい「ひと」
日本における「資本主義の父」と言われる渋沢栄一。
その血を引く著者が現在の矛盾を鋭くえぐる。
普段、誰もが気づいていながら、なかなか言葉に出来ないことを著者は、分かり易い言葉で、解説する。序章にある、次の言葉は、その一つの例だ。
『いまの日本企業には、過剰なまでのたくさんの会議や稟議制度がある。なぜそうなるのか。組織の構成員たる個々人、平社員から社長までが自分の責任をとりたくないから、であろう。一見、民主主義的に見える「会議」というシステムも、目的を逸すれば、ただの「責任逃れ」の装置となる。』
一から考え直したいひとに、この本は、考え直す「ヒント」を与えてくれる!
2.これから社会に出る「ひと」
第三章の「渋沢家の家訓」が役に立つ。
いままで、渋沢家の家訓が一般の人の目に触れる機会は多くなかったと思う。日本の社会の貢献に大きな寄与をした渋沢家に「生きる知恵」を活用しない手はなかろう。
社会に出るに当り、役に立つ知恵も多い。
『良い友を近づけ、悪い友を遠ざけ、決して、お調子者を友人としてはならない』なんていう知恵は、とても大事なことだと思う。
(そして、「お調子者」の恐れがある私としては、生き方を反省する良い契機にもなった。)
3.金融の最新トピックスを学びたい「ひと」
『ヘッジ・ファンド』や『オルタナティブ投資』
といった、金融の最新トピックスを分かりやすく、そして、生々しく伝えている。特に『ヘッジ・ファンド』の実際の世界を日本人で著者以上に知っている人間はいないであろう。第一章『ヘッジ・ファンド、トップ列伝』を読むと本当の『ヘッジ・ファンド』の世界に住む住人たちの人柄が垣間見れて面白い。
2013年3月2日に日本でレビュー済み
ベンチマーク、お手本を見つけて、真似するという発想と実践を大切にしたいです。
意外とオルタナティブ(代替策)を見つけて第三の選択を選んで行動していることを自覚出来てよかったです。
後、オルタナティブと先送りを履き違えないように気をつけたいです。
株式投資のベンチマークにさせている渋澤さんの人物像を知る機会に恵まれてよかったです。
意外とオルタナティブ(代替策)を見つけて第三の選択を選んで行動していることを自覚出来てよかったです。
後、オルタナティブと先送りを履き違えないように気をつけたいです。
株式投資のベンチマークにさせている渋澤さんの人物像を知る機会に恵まれてよかったです。
2001年11月25日に日本でレビュー済み
確かに盛りだくさんな内容である。しかし決して、too muchという感はなく平易な文章で書かれているため、渋沢栄一、ヘッジファンド、オルタナティブ投資に関する3書籍分を一気に読破できる。
一連のトッピックからは、著者本人の「日本を良い方向に変えたい、変えられるんだ」という理念が伝わってくる。
一般に日本の競争力を高めるために能力主義を進めるべきと言われる。とかく能力主義は弱者切り捨てと見られがちだが、「渋沢栄一は能力主義者であるが、能力あるものだけが世の中を支配すべき、という能力至上主義的な考えは毛頭なかった。むしろ逆で、能力があるものこそ弱者に思いやりの手を差し伸べ、公のために尽くすべきという考えであった」の一文は非常に共感を覚えた。
一連のトッピックからは、著者本人の「日本を良い方向に変えたい、変えられるんだ」という理念が伝わってくる。
一般に日本の競争力を高めるために能力主義を進めるべきと言われる。とかく能力主義は弱者切り捨てと見られがちだが、「渋沢栄一は能力主義者であるが、能力あるものだけが世の中を支配すべき、という能力至上主義的な考えは毛頭なかった。むしろ逆で、能力があるものこそ弱者に思いやりの手を差し伸べ、公のために尽くすべきという考えであった」の一文は非常に共感を覚えた。
2005年3月2日に日本でレビュー済み
日本人の多くが未だに抱いている、『ヘッジファンドはよくわからな手法を用いて、ひたすら利益のみを追い求める』という誤解を解いてくれる本。
実際にヘッジファンドに在籍した著者の言葉で語られるヘッジファンドの実態は、まさにリスクを『ヘッジ』するファンドであるということ。
特に、『リスクマネジメントがしっかりしているからこそリスクが取れる』という点は、せっかくリスクマネジメントを確立してもリスクをとろうとしない邦銀の経営陣に聞かせてやりたいものだ。
実際にヘッジファンドに在籍した著者の言葉で語られるヘッジファンドの実態は、まさにリスクを『ヘッジ』するファンドであるということ。
特に、『リスクマネジメントがしっかりしているからこそリスクが取れる』という点は、せっかくリスクマネジメントを確立してもリスクをとろうとしない邦銀の経営陣に聞かせてやりたいものだ。
2001年11月9日に日本でレビュー済み
著者ほど、ヘッジファンドを肌で触れた日本人はいないのではないか?無味乾燥のヘッジファンド構造論を解説的に論じる書籍が多い中で、著者の視野は、鮮やかな色彩をヘッジファンドというキャンバスに与えてくれる。読者は、今まで描いていた漠然としたイメージが、急速にリアリティを伴って目前に迫ってくることに気が付くだろう。ヘッジファンドの本質とは、平凡な日々の生活の中にも展開される意思決定と何等変わるものではないということを。リスクマネジメントとは、そう、日々の生活の中にあるのだ。