ごく薄い本であっという間に読み終わってしまいました。面白いです。
本好きの方なら足を運ばれた方も多いのではないでしょうか、「ブックオフ」。わたくしもジャマになったコミックなど買い取ってもらうほうで何度かお世話になったことあるのですが、この本には「再販制度」でがんじがらめだった書店業界でブックオフがどうやってここまでビッグになったか、商売の「ノウハウ」が、社長への直接インタビューのかたちでとてもわかりやすく書かれています。
・・・といいますか、ここまでネタばらしをして大丈夫?と余計な心配をしてしまいますが、明快な経営こそブックオフ成功の最大の秘訣なのでしょう。
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ブックオフの真実――坂本孝ブックオフ社長、語る 単行本 – 2003/3/3
書店・出版業界の批判を尻目に、700店舗を超えた中古書店企業「ブックオフ」。
出版不況といわれる中、なぜ同社だけが強いのか——。これまで半ば「業界のタブー」に、ジャーナリスト村野まさよしが坂本孝社長へ切り込む。古本販売チェーンをなぜ始めたのか、短期間にどうやって成長を果たしたのか、経営手法の秘密はなにか、出版・書店業界からの手厳しい批判をどう考えているのか——坂本社長がすべて答える。
マツモトキヨシの松本和那会長も対談相手に登場。既存流通の秩序を壊したふたりの、過激な「流通」対談をも収録。再販問題、万引き問題、出版と文化の問題、出版流通の未来、各種批判に対する坂本社長の反論なども収録。
はじめて書籍のかたちで明かされるブックオフの実像と、出版・書店業界の未来。業界人必読!
出版不況といわれる中、なぜ同社だけが強いのか——。これまで半ば「業界のタブー」に、ジャーナリスト村野まさよしが坂本孝社長へ切り込む。古本販売チェーンをなぜ始めたのか、短期間にどうやって成長を果たしたのか、経営手法の秘密はなにか、出版・書店業界からの手厳しい批判をどう考えているのか——坂本社長がすべて答える。
マツモトキヨシの松本和那会長も対談相手に登場。既存流通の秩序を壊したふたりの、過激な「流通」対談をも収録。再販問題、万引き問題、出版と文化の問題、出版流通の未来、各種批判に対する坂本社長の反論なども収録。
はじめて書籍のかたちで明かされるブックオフの実像と、出版・書店業界の未来。業界人必読!
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2003/3/3
- ISBN-104822243109
- ISBN-13978-4822243104
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
出版文化の敵? それとも書籍流通の先駆者? ブックオフばかりがなぜ儲かるのか、創業社長がいま、すべての疑問に答える。聞き手にマツモトキヨシ会長・松本和那も乱入した対談集。
登録情報
- 出版社 : 日経BP (2003/3/3)
- 発売日 : 2003/3/3
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 256ページ
- ISBN-10 : 4822243109
- ISBN-13 : 978-4822243104
- Amazon 売れ筋ランキング: - 759,597位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 218位書店・古書店の本
- - 446位図書館情報学
- - 1,603位一般・投資読み物 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ブックオフという本の出版・流通・販売において、特に古書の販売に関して、これまでになかった形態を作成した人物の発言だけに、なかなか面白い点がありました。
特に「古本は一度読者に選ばれた本だが、自由価格本はまだ選ばれていない本だ。だからそんなコーナーは作っても無駄だ。」という趣旨の発言にはなるほどと思わされました。又、新刊本が売れないのをブックオフのせいにする意見に対して、「トヨタやニッサンが新車の売れないのを、中古車のガリバーのせいにして批判しているだろうか?」という疑問提示は、強引なようでいてある意味で真実を突いています。その他にも興味深い発言が多く見られます。
ただ、前半は創業の際参考にしたというマッモトキヨシの社長との対談、後半は編者村野まさよし氏との対談ですが、同じ内容の繰り返しがあまりにも多くあるのはいただけません。書物の作成上は避けるべきでしょう。
特に「古本は一度読者に選ばれた本だが、自由価格本はまだ選ばれていない本だ。だからそんなコーナーは作っても無駄だ。」という趣旨の発言にはなるほどと思わされました。又、新刊本が売れないのをブックオフのせいにする意見に対して、「トヨタやニッサンが新車の売れないのを、中古車のガリバーのせいにして批判しているだろうか?」という疑問提示は、強引なようでいてある意味で真実を突いています。その他にも興味深い発言が多く見られます。
ただ、前半は創業の際参考にしたというマッモトキヨシの社長との対談、後半は編者村野まさよし氏との対談ですが、同じ内容の繰り返しがあまりにも多くあるのはいただけません。書物の作成上は避けるべきでしょう。
2010年4月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「金持ち父さん、貧乏父さん」に、「貧乏人は金のために働く。金持ちはお金に働かせる」という教えが出てくる。
ブックオフは、古書業界の中で「いかに働かせるか」という仕組みを創った点に革新性があった。
すなわち、「約100円で買い取り、定価の半値で売る」という、シンプルかつ明確なルールの徹底である。
既存の古書店がいかに古書のエキスパートであっても、個人で小規模に行うビジネスには限界がある。
やはり仕組みを創るやつが勝つのである。
当時、ブックオフは「勝ち」の絶頂期であり、坂本社長には不遜とも取れる発言が見られる。
しかし数年後、粉飾決済とセクハラ問題で辞任に追い込まれてしまった。
結局最終的な勝者は誰だったのだろう。
今年、ipadが発売された。これがかつてのipotのように爆発的に普及し、電子書籍が紙媒体にとってかわることになれば、
はたして10年後もブックオフは現在の地位を維持できているだろうか?
ブックオフは、古書業界の中で「いかに働かせるか」という仕組みを創った点に革新性があった。
すなわち、「約100円で買い取り、定価の半値で売る」という、シンプルかつ明確なルールの徹底である。
既存の古書店がいかに古書のエキスパートであっても、個人で小規模に行うビジネスには限界がある。
やはり仕組みを創るやつが勝つのである。
当時、ブックオフは「勝ち」の絶頂期であり、坂本社長には不遜とも取れる発言が見られる。
しかし数年後、粉飾決済とセクハラ問題で辞任に追い込まれてしまった。
結局最終的な勝者は誰だったのだろう。
今年、ipadが発売された。これがかつてのipotのように爆発的に普及し、電子書籍が紙媒体にとってかわることになれば、
はたして10年後もブックオフは現在の地位を維持できているだろうか?
2013年2月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
和書「ブックオフと出版業界 ブックオフ・ビジネスの実像」の後に読みました。
ブックオフのビジネスモデルは、かなり画期的です。
エコビジネスだの、リユース社会だのという発想は後付けと感じました。
ブックオフのビジネスモデルは、かなり画期的です。
エコビジネスだの、リユース社会だのという発想は後付けと感じました。
2003年3月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全編インタビュー記事を再構成して作られたもので、少なからぬ重複部分があるものの、大変興味深い内容である。
坂本氏がブックオフを始めるに至った経緯、大手出版社、既存の大手新刊書店などとの軋轢についても坂本氏側の主張は明快である。言ってることは分かりやすいし、逆に既存の流通側、ひいてはフランチャイズ店を展開している他の業種などを含めて、ブックオフの考え方はかなり刺激的であろう点もよく理解できた。ブックオフが消費者の味方であるたねに起こるべくして起こった摩擦であるが、確かに印税の問題など、ブックオフ側にも今後対応していかねばならない課題があることも理解できた。
流通論、新しいビジネスモデル、循環社会を考える上でも一石を投じる重要な本であると思う。
坂本氏がブックオフを始めるに至った経緯、大手出版社、既存の大手新刊書店などとの軋轢についても坂本氏側の主張は明快である。言ってることは分かりやすいし、逆に既存の流通側、ひいてはフランチャイズ店を展開している他の業種などを含めて、ブックオフの考え方はかなり刺激的であろう点もよく理解できた。ブックオフが消費者の味方であるたねに起こるべくして起こった摩擦であるが、確かに印税の問題など、ブックオフ側にも今後対応していかねばならない課題があることも理解できた。
流通論、新しいビジネスモデル、循環社会を考える上でも一石を投じる重要な本であると思う。
2003年3月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ブックオフに限らず、いまリサイクル業界は活発だ。中古ゲームがそうであったように、新品(新刊)販売に大きな問題点があればそこにビジネスが生まれるのは当然。ゲームの場合は、今では違うが再生産までのタイムロス(ROMカセットの頃)、本なら再販制度だ。だから、あの坂本社長がブックオフを思いつくこと自体、当然の結果だ。
「あの坂本社長」と言うのは、山梨で商売をしていて坂本社長を知らない者は皆無だからだ。それだけ地元では有名人である。ただ、誉めているわけではないので勘違いなく。その着眼点と行動力、大成功と大失敗の歴史は本人は知らないかもしれないが、地元では今でも語り継がれている。だから、株式公開を視野に入れて自ら出版物を出すことは想像に難くなかった。
地元住民として、この本は待ちに待った一冊である。
今に至るまでの手段や経験が成功談として語られるのは、まさに成功者の特権ではあるが、坂本社長の場合はやはり一味ちがう。臆することなく常識を打ち破っていく姿は、似たような商売をしている自分にとっては衝撃以外のなにものでもない。たとえば、3ヶ月たったらどんな本でも一律100円、などというのは、普通思いつかない。思いついても、周囲がそれを許さない。本そのものの価値をまったく無視するその考えは、実行している時点で奇跡とも思える。
この本には商売のヒント、というより答えそのものがかなり詰め込まれている。ただ、あまりにも生々しいので生真面目な商売人と一般の人には嫌悪感を持たせるかもしれない。しかし、坂本社長の思想に触れることや、感化されることはなくとも、なんらかの刺激になることは間違いないので、とにかく読むことをオススメする。
「あの坂本社長」と言うのは、山梨で商売をしていて坂本社長を知らない者は皆無だからだ。それだけ地元では有名人である。ただ、誉めているわけではないので勘違いなく。その着眼点と行動力、大成功と大失敗の歴史は本人は知らないかもしれないが、地元では今でも語り継がれている。だから、株式公開を視野に入れて自ら出版物を出すことは想像に難くなかった。
地元住民として、この本は待ちに待った一冊である。
今に至るまでの手段や経験が成功談として語られるのは、まさに成功者の特権ではあるが、坂本社長の場合はやはり一味ちがう。臆することなく常識を打ち破っていく姿は、似たような商売をしている自分にとっては衝撃以外のなにものでもない。たとえば、3ヶ月たったらどんな本でも一律100円、などというのは、普通思いつかない。思いついても、周囲がそれを許さない。本そのものの価値をまったく無視するその考えは、実行している時点で奇跡とも思える。
この本には商売のヒント、というより答えそのものがかなり詰め込まれている。ただ、あまりにも生々しいので生真面目な商売人と一般の人には嫌悪感を持たせるかもしれない。しかし、坂本社長の思想に触れることや、感化されることはなくとも、なんらかの刺激になることは間違いないので、とにかく読むことをオススメする。
2005年1月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容の重複部分が気になりました
前半と後半で社長へのインタビュアーが違うのですけれど
全く同じ内容の部分が
多少情報料が違うのですが
収録されている意味がヨクワカラナイ
本の内容自体も
平行線というか
あんまかみ合っていないように感じられた
ブックオフ社長の一人語りというか
自伝を期待していた自分にとっては
やや肩すかしを食らった気分
前半と後半で社長へのインタビュアーが違うのですけれど
全く同じ内容の部分が
多少情報料が違うのですが
収録されている意味がヨクワカラナイ
本の内容自体も
平行線というか
あんまかみ合っていないように感じられた
ブックオフ社長の一人語りというか
自伝を期待していた自分にとっては
やや肩すかしを食らった気分
2005年5月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容の重複はかなりお粗末ですね。なにか意図があるのかもしれませんが、少なくとも読者にはわからない。
坂本社長のお話自体は、それなりに面白いのですが、こういう対談形式であれば書籍ではなく雑誌に2~3回に分けて掲載すれば事足りるくらいの内容・ボリュームでした。
坂本社長のお話自体は、それなりに面白いのですが、こういう対談形式であれば書籍ではなく雑誌に2~3回に分けて掲載すれば事足りるくらいの内容・ボリュームでした。