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マツダはなぜ、よみがえったのか? 単行本 – 2004/11/18
宮本 喜一
(著)
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購入オプションとあわせ買い
バブル崩壊と同時に経営が傾き、フォード傘下で再生を図っていたマツダが2004年、完全再生を遂げた。メーカーの合従連衡が進むなか、もっとも生き残りが難しいとされた中規模メーカー・マツダはいかにして再興したのか? その道筋を綿密な取材で明らかにした、マツダブランドの再興物語。オンリーワンの「ものづくり」技術と、その技術を消費者しっかりアピールしてセールスにつなげる「ものがたり」のつくりかた、このふたつを組み合わせた本当のブランド戦略こそが、21世紀の日本製造業に不可欠なものであることを提示する。第1章では、マツダの新しいシンボル、4ドア4シーターのユニークなスポーツカーRX-8の開発・ブランドづくり・セールスの物語をケーススタディとして、メーカーマツダの再生への道筋をたどる。そして第2章以降では、マツダがなぜ堕ち、フォード傘下でどのように再興したかを、ブランド戦略とグループ経営の2点から、その理由を解き明かす。
- 本の長さ235ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2004/11/18
- ISBN-10482224430X
- ISBN-13978-4822244309
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
マツダはなぜ、よみがえったのか?
米フォードの資本支援の下、経営再建に取り組んできたマツダ。2003年、ようやく息を吹き返した。牽引役はスポーツカー「RX-8」。その開発過程を追いながら、マツダ再興を描く。
RX-8は経営陣が設定した「販売台数が安定して見込める4ドア4シーター」という条件の下で開発が進んだ。ビス1本の重さにもこだわるというスポーツカー開発で、4ドアの実現は難題中の難題。開発陣は「最高のスポーツカーを作りたい」という熱意で、難問をクリアしていく。その過程を描いた場面は臨場感があり、思わず開発陣に肩入れしてしまう。モノ作りを基盤とする経営改革には派手さはないが、確実にファンを育成しそうだと感じさせる。 (小林佳代 / フリージャーナリスト)
(日経ビジネスアソシエ 2005/1/4 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
米フォードの資本支援の下、経営再建に取り組んできたマツダ。2003年、ようやく息を吹き返した。牽引役はスポーツカー「RX-8」。その開発過程を追いながら、マツダ再興を描く。
RX-8は経営陣が設定した「販売台数が安定して見込める4ドア4シーター」という条件の下で開発が進んだ。ビス1本の重さにもこだわるというスポーツカー開発で、4ドアの実現は難題中の難題。開発陣は「最高のスポーツカーを作りたい」という熱意で、難問をクリアしていく。その過程を描いた場面は臨場感があり、思わず開発陣に肩入れしてしまう。モノ作りを基盤とする経営改革には派手さはないが、確実にファンを育成しそうだと感じさせる。 (小林佳代 / フリージャーナリスト)
(日経ビジネスアソシエ 2005/1/4 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
著者からのコメント
日本の自動車会社の再生・復活、ということばから連想される企業は?――日産自動車、というのがその一般的な答えだろう。カルロス・ゴーンのもと、日産は鮮やかに甦った。それがあまりにも鮮やかだったために、もうひとつ、経営不振から外国資本の傘下に入った企業、マツダの再生はほとんど話題にもならなかった。むしろ反対に、フォードの傘下で苦しんでいる広島の負け組企業、という印象がついてまわっている。
確かに、マツダはフォードの経営の下で苦しんだ。新車をまともに開発できないようなどん底状態も味わい、再生の歩みも遅々としてはいた。しかし、マツダは着実に復活の道を歩み、いまではむしろ、フォードグループの中で中核的な存在にまで成長している。
なぜ復活できたのか。そのプロセスは?そして現在の戦略は?本書のテーマはここにある。同時に、改めてマツダが「負け組」ではなく、現実に復活を果たしたという事実を伝えたい、それが私の思いでもある。
本書を通じてご理解いただけると思うが、マツダは自らの情緒的な存在証明として利益とは無縁の趣味的なスポーツカーに執着し、“栄光の”ロータリーエンジンを復活させたのではない。そこにはフォードの経営の下、徹底したブランド戦略に裏打ちされたしたたかな計算が働いている。フォードの経営とマツダのエンジニアリングが激しく、本音でぶつかり合うことで初めて生まれた経営戦略と製品開発。この「生産的衝突」がなければ、100年以上の歴史がある自動車の世界で唯一、「完全フロントミッドシップ、4人乗りのスポーツカー」という製品、RX-8など、決してこの世に生まれて来なかっただろう。そこには日産とは明らかに異なった意味で、ものづくり企業再生のヒントがある。
「日産の再生はゴーンが語る。対してマツダの再生は、その製品自体が語る」
本書でこの意味を読み解いていただきたい。
確かに、マツダはフォードの経営の下で苦しんだ。新車をまともに開発できないようなどん底状態も味わい、再生の歩みも遅々としてはいた。しかし、マツダは着実に復活の道を歩み、いまではむしろ、フォードグループの中で中核的な存在にまで成長している。
なぜ復活できたのか。そのプロセスは?そして現在の戦略は?本書のテーマはここにある。同時に、改めてマツダが「負け組」ではなく、現実に復活を果たしたという事実を伝えたい、それが私の思いでもある。
本書を通じてご理解いただけると思うが、マツダは自らの情緒的な存在証明として利益とは無縁の趣味的なスポーツカーに執着し、“栄光の”ロータリーエンジンを復活させたのではない。そこにはフォードの経営の下、徹底したブランド戦略に裏打ちされたしたたかな計算が働いている。フォードの経営とマツダのエンジニアリングが激しく、本音でぶつかり合うことで初めて生まれた経営戦略と製品開発。この「生産的衝突」がなければ、100年以上の歴史がある自動車の世界で唯一、「完全フロントミッドシップ、4人乗りのスポーツカー」という製品、RX-8など、決してこの世に生まれて来なかっただろう。そこには日産とは明らかに異なった意味で、ものづくり企業再生のヒントがある。
「日産の再生はゴーンが語る。対してマツダの再生は、その製品自体が語る」
本書でこの意味を読み解いていただきたい。
著者について
翻訳家 「ウェルチ」(日経BP社)、「ジャック・ウェルチ」(日経新聞)、「ネットワーク経済の法則」などビジネス翻訳で知られる。ソニー、マイクロソフトを経て現職。個人的にマツダ車のファンで、本書は著者はじめてのオリジナルノンフィクション
登録情報
- 出版社 : 日経BP (2004/11/18)
- 発売日 : 2004/11/18
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 235ページ
- ISBN-10 : 482224430X
- ISBN-13 : 978-4822244309
- Amazon 売れ筋ランキング: - 744,564位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 228位自動車・機械
- - 12,232位ビジネス・経済ノンフィクション
- - 44,797位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年8月15日に日本でレビュー済み
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マツダが経営難の際どのように考え行動し乗り越えていったのかを、客観的な視点で解説したビジネス書。熱い思いも伝わります。意外だったのが、フォードの経営感覚が明快で行動を伴い結果を出しているということ。フォードすごいじゃん!
2013年5月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マツダへのフォード経営参加、それにともなって成果が出るかわからないロータリーエンジンはその開発研究の危機を迎えた。
内容は、マツダのフラッグシップモデルとなったRX-8の開発物語。そして、マツダの再建に向けた取り組み(経営体質改善、ブランド再構築、経営改革)を記している。
著者は技術力を商品として消費者へ提供する価値に転換するだけでなく、価値をより消費者に認知させる為のブランド構築である「ものがたり」が必要だと訴えている。
日本の製造業の課題を表現する際に「イイモノを作れば売れる時代は終わった」とよく聞く。
まさしくそれに対しての物言いであり、マツダを救ったのはまさしくものがたりであると語っている。
私は日本製造業の再興の情報収集の目的で読んだので車に関しては素人だが、内容は理解できないほど難解なものではない。
「ものがたり」の重要性も認識できた。
一方で、著者はまだマツダの商品PRは十分ではないと語っている。
CX-5が売れている現在のマツダは果たしてブランド、商品を消費者にPRできているのだろうか。現在においてもマツダの問題は解決してないように思う。
内容は、マツダのフラッグシップモデルとなったRX-8の開発物語。そして、マツダの再建に向けた取り組み(経営体質改善、ブランド再構築、経営改革)を記している。
著者は技術力を商品として消費者へ提供する価値に転換するだけでなく、価値をより消費者に認知させる為のブランド構築である「ものがたり」が必要だと訴えている。
日本の製造業の課題を表現する際に「イイモノを作れば売れる時代は終わった」とよく聞く。
まさしくそれに対しての物言いであり、マツダを救ったのはまさしくものがたりであると語っている。
私は日本製造業の再興の情報収集の目的で読んだので車に関しては素人だが、内容は理解できないほど難解なものではない。
「ものがたり」の重要性も認識できた。
一方で、著者はまだマツダの商品PRは十分ではないと語っている。
CX-5が売れている現在のマツダは果たしてブランド、商品を消費者にPRできているのだろうか。現在においてもマツダの問題は解決してないように思う。
2014年3月22日に日本でレビュー済み
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読み応え有り。どん底に落ちた経緯と復活の経緯がよくわかります。
2016年11月24日に日本でレビュー済み
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落書きがかなりありました。しっかりとチェック、明記して欲しい。
2004年11月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容は大きく分けて第1章のRX-8開発秘話と第2章以降の経営危機からの建て直しの話、最後に井巻社長のインタビューという構成です。
読んだ印象としては筆者自身あとがきにも書いていますが、マツダファンによるマツダへのラブレターということが色濃く出ています。
自分がマツダの地元広島出身ということ、RX-8を通じてマツダのファンになったことからこの本は大いに興味深く読みました。
この本の中でマツダ復活の鍵はものづくりの力を活かすブランド戦略が重要なんだということが触れられています。
ただ、筆者のマツダ好き・RX-8好きという思いが大きいせいか、本のほぼ半分を占める第1章では開発秘話的な専門色の濃い部分が多く、
マツダやRX-8に興味のない方だとどのように感じるのか不安なところもあります。
マツダやRX-8に興味のある方ならお勧めでしょう。
RX-8の発売以前よりメールマガジン・Web・TV・雑誌等でさんざん情報を仕入れてかなり知っている内容であっても十分楽しめました。
強烈なインパクトを残した日産のV字回復と比べて、マツダ再生の記事はなかなか取り上げられることが少なかったですから、
こういう読みやすい形にまとめられるのはファンとして大変良かったです。
読んだ印象としては筆者自身あとがきにも書いていますが、マツダファンによるマツダへのラブレターということが色濃く出ています。
自分がマツダの地元広島出身ということ、RX-8を通じてマツダのファンになったことからこの本は大いに興味深く読みました。
この本の中でマツダ復活の鍵はものづくりの力を活かすブランド戦略が重要なんだということが触れられています。
ただ、筆者のマツダ好き・RX-8好きという思いが大きいせいか、本のほぼ半分を占める第1章では開発秘話的な専門色の濃い部分が多く、
マツダやRX-8に興味のない方だとどのように感じるのか不安なところもあります。
マツダやRX-8に興味のある方ならお勧めでしょう。
RX-8の発売以前よりメールマガジン・Web・TV・雑誌等でさんざん情報を仕入れてかなり知っている内容であっても十分楽しめました。
強烈なインパクトを残した日産のV字回復と比べて、マツダ再生の記事はなかなか取り上げられることが少なかったですから、
こういう読みやすい形にまとめられるのはファンとして大変良かったです。
2006年6月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近のマツダ車に、特にRX−8に乗っている方
いまはマツダ車に乗っていないが検討中の方
あるいはマツダ車ファンの方
もしくはクルマに関心のない方...
それ以外の方にはオススメできません
客観的な視点から書かれていません
出版社は一応日経BPですがマツダの企画です
もう少し読み応えがあるといいのですが
必要以上にドラマチックには作っていないのは
評価できるかな?
いまはマツダ車に乗っていないが検討中の方
あるいはマツダ車ファンの方
もしくはクルマに関心のない方...
それ以外の方にはオススメできません
客観的な視点から書かれていません
出版社は一応日経BPですがマツダの企画です
もう少し読み応えがあるといいのですが
必要以上にドラマチックには作っていないのは
評価できるかな?
2005年5月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
極度の赤字によりフォードの資本下に入ることになったマツダの惨状と復活を書いたビジネス書。
マツダというのは、実は良い車を作る技術力のある自動車メーカーなのである。しかし、マツダは常にイメージ戦略で失敗しつづけたために、びみょーな車メーカーとしてしか一般的には認知されていなかったと思う。それは今もだろうか?
ただ、マツダの作った車で非情に評価が高いのがロードスターとRXー7。ただしこのふたつはスポーツカーであり、メーカーに確実な利益を落としてくれるドル箱ではない。フォード傘下に入ったことで、実際RXー7の開発は凍結されたのだ。
しかしマツダの現場は、世界中でマツダのみが実用化に成功しているロータリーエンジンを使ったRX-7が作りたい。RX-7が作りたくてマツダに入ってきた者がたくさんいるのだ。
本書は、そのRX-7を作りたい現場と、とにかく赤字を解消するために『経営』を優先するフォード上層陣との対立的な緊迫関係が、現場の発憤を呼び、4シーターのスポーツカーという類を見ないRX-8を作り出したのだと説く。
確かにそういう面はあると思う。思うが、実際はそんなに簡単なことじゃないだろうなぁ、と思う。
旧態依然とした日本企業の現場主義に、グローバルな視点を持った経営者が関わることで、対立的な緊迫関係により、今までより優れた『商品』が出来る。最近のビジネス書の基本的な組立方である。本書は、この組立以上からは出ていない。
確かに、マツダの中で何が起こったのか、RX-8がどうやって出来たのかは良くわかるが、読後う~ん、と考え込んでしまう部分も多い。
はたして額面どおり受け取ってもいいものかどうかと。
現場は、ここで書いてある以上に大変なんじゃないかなぁ、とつい勘ぐってしまいたくなってしまう。う~ん、勘ぐりすぎかな。
マツダというのは、実は良い車を作る技術力のある自動車メーカーなのである。しかし、マツダは常にイメージ戦略で失敗しつづけたために、びみょーな車メーカーとしてしか一般的には認知されていなかったと思う。それは今もだろうか?
ただ、マツダの作った車で非情に評価が高いのがロードスターとRXー7。ただしこのふたつはスポーツカーであり、メーカーに確実な利益を落としてくれるドル箱ではない。フォード傘下に入ったことで、実際RXー7の開発は凍結されたのだ。
しかしマツダの現場は、世界中でマツダのみが実用化に成功しているロータリーエンジンを使ったRX-7が作りたい。RX-7が作りたくてマツダに入ってきた者がたくさんいるのだ。
本書は、そのRX-7を作りたい現場と、とにかく赤字を解消するために『経営』を優先するフォード上層陣との対立的な緊迫関係が、現場の発憤を呼び、4シーターのスポーツカーという類を見ないRX-8を作り出したのだと説く。
確かにそういう面はあると思う。思うが、実際はそんなに簡単なことじゃないだろうなぁ、と思う。
旧態依然とした日本企業の現場主義に、グローバルな視点を持った経営者が関わることで、対立的な緊迫関係により、今までより優れた『商品』が出来る。最近のビジネス書の基本的な組立方である。本書は、この組立以上からは出ていない。
確かに、マツダの中で何が起こったのか、RX-8がどうやって出来たのかは良くわかるが、読後う~ん、と考え込んでしまう部分も多い。
はたして額面どおり受け取ってもいいものかどうかと。
現場は、ここで書いてある以上に大変なんじゃないかなぁ、とつい勘ぐってしまいたくなってしまう。う~ん、勘ぐりすぎかな。
2008年3月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自動車というとやはりトヨタ本が多い。それはそれでたいへん参考になるところがあるのだが、自動車業界に対する見方が、ともすると「トヨタ」一辺倒になってしまうきらいがある。
そうしたなかで、本書の刊行意義はとても大きいと感じた。外資フォードの経営手法と、日本人の現場技術者とが相互理解を深め、折り合いをつけながら、再建に成功していく。多少、美談的にまとめているなと感じなくもないが、綿密な取材をもとに書かれていることは明らかで説得力がある。たいへんに参考になりました。
そうしたなかで、本書の刊行意義はとても大きいと感じた。外資フォードの経営手法と、日本人の現場技術者とが相互理解を深め、折り合いをつけながら、再建に成功していく。多少、美談的にまとめているなと感じなくもないが、綿密な取材をもとに書かれていることは明らかで説得力がある。たいへんに参考になりました。