NTTドコモのネットワークへの信頼が揺らいでいる今(2012年2月現在)、この本を読むことによってなぜこのような事態になったのかの一端が見える。
逆に、NTTドコモがimodeの普及による”黄金期”への流れが追える本
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ドコモを育てた社長の本音 単行本 – 2006/2/16
立川 敬二
(著)
NTTドコモの前社長、立川敬二氏が社長時代の数々の思いを本音で語った一冊。立川社長は、“強いドコモ”を育て上げた経営者である。「iモード」「FOMA」といった人気の新サービスを投入し、社長を務めた6年間で売上は2倍の5兆円まで引き上げた。株式上場を果たし、一時期はドコモの時価総額は世界第三位に躍り出た。
もっとも、社長業は楽しいことばかりではない。携帯電話の契約数の伸び悩み、迷惑メールの急増、悲願だった国際戦略でのつまづきなど、後半は苦悩が尽きなかった。それでもドコモは、今でもシェア1位、売上4兆円超と強さを維持している。
こうしたドコモの強さの秘密は、「組織作りは親会社NTTの轍を踏まない」「発想はドラスティックにしろ」「研究開発を鍛えなければ会社は行き詰まる」など、立川氏の信念に隠されている。本書は、立川氏のドコモを育てた情熱と本音が詰まっている。
もっとも、社長業は楽しいことばかりではない。携帯電話の契約数の伸び悩み、迷惑メールの急増、悲願だった国際戦略でのつまづきなど、後半は苦悩が尽きなかった。それでもドコモは、今でもシェア1位、売上4兆円超と強さを維持している。
こうしたドコモの強さの秘密は、「組織作りは親会社NTTの轍を踏まない」「発想はドラスティックにしろ」「研究開発を鍛えなければ会社は行き詰まる」など、立川氏の信念に隠されている。本書は、立川氏のドコモを育てた情熱と本音が詰まっている。
- 本の長さ216ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2006/2/16
- ISBN-104822244970
- ISBN-13978-4822244972
商品の説明
メディア掲載レビューほか
ドコモを育てた社長の本音
「ドコモへの転籍は不本意だった」、「定額制はやるべきでなかった」―。98年6月から6年間、NTTドコモの社長を務めた著者が、社長時代には表に出さなかった思いを語る。この時期はiモードで大成功した一方、海外投資で1兆円の損失を計上するなどトピックに事欠かない。そのときどきの社内事情や社長の決断の経緯が本音でつづられている。同社の国際展開や国内端末メーカーの不振などに対する言及が足りないのは残念だが、どんどん読み進められる。
「ドコモへの転籍は不本意だった」、「定額制はやるべきでなかった」―。98年6月から6年間、NTTドコモの社長を務めた著者が、社長時代には表に出さなかった思いを語る。この時期はiモードで大成功した一方、海外投資で1兆円の損失を計上するなどトピックに事欠かない。そのときどきの社内事情や社長の決断の経緯が本音でつづられている。同社の国際展開や国内端末メーカーの不振などに対する言及が足りないのは残念だが、どんどん読み進められる。
(日経コンピュータ 2006/04/17 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
著者からのコメント
本書では、NTTドコモの社長時代(1998年から2004年)における経営の実態を語った。急成長期にあった移動通信事業における長期ビジョン、経営戦略、株式上場とIR戦略、iモードとFOMAの国際標準化戦略、国際投資戦略、研究開発戦略、人材育成などについて本音を述べている。
私の社長時代は売上高が毎年伸びる“右肩上がり”の成長期であり、このときに社長を努めることができたのは大変幸せであった。社長業は精神的には結構大変であるが、退任して振り返ってみるといい経験だったと感じる。現在経営幹部の方々、これから目指す方々に私の経験話が少しでもお役に立てれば幸いである。
(立川敬二)
私の社長時代は売上高が毎年伸びる“右肩上がり”の成長期であり、このときに社長を努めることができたのは大変幸せであった。社長業は精神的には結構大変であるが、退任して振り返ってみるといい経験だったと感じる。現在経営幹部の方々、これから目指す方々に私の経験話が少しでもお役に立てれば幸いである。
(立川敬二)
登録情報
- 出版社 : 日経BP (2006/2/16)
- 発売日 : 2006/2/16
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 216ページ
- ISBN-10 : 4822244970
- ISBN-13 : 978-4822244972
- Amazon 売れ筋ランキング: - 892,565位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 470位経済・社会小説 (本)
- - 477位情報・コンピュータ産業
- - 1,225位ビジネス人物伝 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年11月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書の中で独自の価値があるのは海外展開の部分である。著者は携帯電話サービス経営者の視点から、海外における周波数オークション費用の高騰と株価の低迷により、結果的に多額の損失を計上したと主張している。本件について論文の形で学術的に検討されているものもあるので、レビューではその原因については深入りしない。
しかし、日本企業の海外進出が叫ばれるなかで、本書からは汲むべき点があると思われる。それは企業が海外進出するにあたり、NTTドコモのような失敗を避けるにはどのようにすべきかというヒントがあると考えるからである。
大星氏の著書『 ドコモ急成長の経営―企業価値創造と社会貢献の理念 』と比べると、著者独自の経営施策というのが読み取りづらかったので、星3つです。
しかし、日本企業の海外進出が叫ばれるなかで、本書からは汲むべき点があると思われる。それは企業が海外進出するにあたり、NTTドコモのような失敗を避けるにはどのようにすべきかというヒントがあると考えるからである。
大星氏の著書『 ドコモ急成長の経営―企業価値創造と社会貢献の理念 』と比べると、著者独自の経営施策というのが読み取りづらかったので、星3つです。
2006年5月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1998年〜2004年というケータイのまさに普及期、そして転換期とも言える時期に社長を務めた本人の弁をまとめた一冊。
便利なものを超えていまや生活必需品になりつつあるケータイの育て親。そしてその先をも見据えたビジョンを垣間見ることができる一冊でもある。
便利なものを超えていまや生活必需品になりつつあるケータイの育て親。そしてその先をも見据えたビジョンを垣間見ることができる一冊でもある。