読み始めは「実験経済学」でしたが、読み進めるうちに、
ファイナンス論、情報の経済学の話になっていきました。
また、全体を通じて経済学史の話がふんだんに盛り込まれています。
純粋に「実験経済学」を期待していた私には期待はずれでした。
「フォワード」を「先物」と訳すなど、専門用語の訳に一部?な部分がありました。
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実験経済学入門~完璧な金融市場への挑戦 単行本 – 2006/3/2
経済学は物理や化学のように実験することができない――この常識を覆し、実験経済学という分野を確立したヴァーノン・スミスは、この業績により2002年にノーベル経済学賞を受賞した。本書は、ヴァーノン・スミスが市場実験の手法を確立していく過程をたどりながら、実験室でバブルや暴落を再現できる仕組みをわかりやすく解説する。
日本では2006年1月に東京証券取引所が株式取引の全面停止に追い込まれ、機能不全に陥った。同様の事態はNY証券取引所で1997年の「ブルーマンデー」と1987年の「ブラックマンデー」でも起きている。本書ではこの二つの暴落について分析し、実験経済学の成果を応用することでこのような惨事を回避する“賢い”市場の可能性を探っている。
実験経済学の背景には、ミクロ経済やマクロ経済のみならず、ここ数年で応用が進んでいるゲーム理論や経済心理学などがある。本書は、これらについても丁寧に解説しており、金融のプロのほか、一般投資家や学生も対象読者となる。
日本では2006年1月に東京証券取引所が株式取引の全面停止に追い込まれ、機能不全に陥った。同様の事態はNY証券取引所で1997年の「ブルーマンデー」と1987年の「ブラックマンデー」でも起きている。本書ではこの二つの暴落について分析し、実験経済学の成果を応用することでこのような惨事を回避する“賢い”市場の可能性を探っている。
実験経済学の背景には、ミクロ経済やマクロ経済のみならず、ここ数年で応用が進んでいるゲーム理論や経済心理学などがある。本書は、これらについても丁寧に解説しており、金融のプロのほか、一般投資家や学生も対象読者となる。
- 本の長さ440ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2006/3/2
- ISBN-104822245047
- ISBN-13978-4822245047
登録情報
- 出版社 : 日経BP (2006/3/2)
- 発売日 : 2006/3/2
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 440ページ
- ISBN-10 : 4822245047
- ISBN-13 : 978-4822245047
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,103,629位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 543位経済学入門
- - 2,261位金融・ファイナンス (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年12月3日に日本でレビュー済み
ミカンやリンゴを題材に数式や専門用語を並べてお茶を濁す類の入門書ではなく、
金融市場の豊富な実例を分析対象として分かりやすい言葉で説明(翻訳?)されており、
金融・経済専門外の方でも抵抗無く読めるレベルであると思われる。
敢えて難を言えば、タイトルから連想される内容と中身のギャップであろうか。
これは入門的な経済学の教科書ではない。
第二部はファイナンスの入門書として興味深く、社内デリバ研修の題材としていくつか取り上げさせてもらったりしている。
オプションの評価理論やその導出過程について解説している本は数え切れないほどあるが、
その理論が「肝心なときに役に立たない」という点をおさえてオプション解説をしている本は中々見当たらない。
将来、金融分野で実務家を目指す学生の方々にも是非読んでもらいたい内容です。
金融市場の豊富な実例を分析対象として分かりやすい言葉で説明(翻訳?)されており、
金融・経済専門外の方でも抵抗無く読めるレベルであると思われる。
敢えて難を言えば、タイトルから連想される内容と中身のギャップであろうか。
これは入門的な経済学の教科書ではない。
第二部はファイナンスの入門書として興味深く、社内デリバ研修の題材としていくつか取り上げさせてもらったりしている。
オプションの評価理論やその導出過程について解説している本は数え切れないほどあるが、
その理論が「肝心なときに役に立たない」という点をおさえてオプション解説をしている本は中々見当たらない。
将来、金融分野で実務家を目指す学生の方々にも是非読んでもらいたい内容です。
2006年4月16日に日本でレビュー済み
本著は、緻密な調査の結果をまとめた大作。
最近、このような緻密な調査を実施した上での著作が
日本のエコノミストに少なく、残念に思っています。
手間のかかる作業の上になりたつものではありますが
このような調査の上に完成したものは
言葉一つ一つに自信があり、読者をひきつけます。
最近、このような緻密な調査を実施した上での著作が
日本のエコノミストに少なく、残念に思っています。
手間のかかる作業の上になりたつものではありますが
このような調査の上に完成したものは
言葉一つ一つに自信があり、読者をひきつけます。