小さな虫達の きれいな写真
養老先生の 騒々しい世の中に惑わされない、物の見方
じっくり楽しめました
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養老孟司のデジタル昆虫図鑑 単行本 – 2006/7/6
養老 孟司
(著)
養老孟司先生といえば、知る人ぞ知る、「甲虫研究の大家」です。そして本書は、そんな養老先生が、自ら家庭用スキャナを駆使して、貴重なコレクションを「撮影」してつくった、文字通り手作りの昆虫図鑑です。
ご存知ですか? 家庭用スキャナは、実は立体物を「撮影」できる巨大デジカメなのです。作家の山根一眞さんにそれを教わった養老先生は、自らの「生涯の仕事」として取り組んでいる虫の研究に生かそうと、市販のスキャナを購入し、これまで集めた数々の虫の標本を次々にスキャンしてパソコンに取り込んでみました。するとどうでしょう。1センチたらずの虫の姿がパソコンの大画面いっぱいに引き伸ばしても細かな皺や毛の一本一本が見えるほど綺麗に映し出せるのです!
ケニアのカワラゴミムシ バリ島のツマベニルリタマムシ 壱岐のコアオハナムグリ
ご存知ですか? 家庭用スキャナは、実は立体物を「撮影」できる巨大デジカメなのです。作家の山根一眞さんにそれを教わった養老先生は、自らの「生涯の仕事」として取り組んでいる虫の研究に生かそうと、市販のスキャナを購入し、これまで集めた数々の虫の標本を次々にスキャンしてパソコンに取り込んでみました。するとどうでしょう。1センチたらずの虫の姿がパソコンの大画面いっぱいに引き伸ばしても細かな皺や毛の一本一本が見えるほど綺麗に映し出せるのです!
ケニアのカワラゴミムシ バリ島のツマベニルリタマムシ 壱岐のコアオハナムグリ
これは面白い! 誰でも簡単に自分の「図鑑」ができるぞ! かくして、養老先生は自らの膨大なムシ・コレクションの中から、よりすぐりの「面白い虫」をピックアップし、その奇妙な姿を次々と撮影。昆虫たちのプロフィールを、美しい写真と養老節がさえまくったエッセイとで紹介していきます。まさに、「見て驚き、読んで楽しい昆虫図鑑」、それが本書です。
それだけではありません。本書には、養老先生のライフワークである「ヒゲボソゾウムシ」に関する研究成果が、自身の筆により詳細に書き記されています。ただの昆虫に関する論文ではありません。自然と博物学と科学と人生についての、最新にして最深の養老哲学が織り込まれた、養老ファンならずとも必読の文章です。
さらに巻末には、養老先生と、「スキャナ写真術」生みの親である山根一眞さんとの対談による、超実用的な『デジタル図鑑のつくりかた』も掲載。スキャナとパソコンさえあれば、あなたも、すぐに「デジタル図鑑」をつくることができます。
- 本の長さ133ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2006/7/6
- ISBN-104822245276
- ISBN-13978-4822245276
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登録情報
- 出版社 : 日経BP (2006/7/6)
- 発売日 : 2006/7/6
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 133ページ
- ISBN-10 : 4822245276
- ISBN-13 : 978-4822245276
- Amazon 売れ筋ランキング: - 319,979位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
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2014年9月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
表紙をはじめ,総てのページにキズ,汚れがなく本の手入れが充分に行き届いていた。
2014年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
見出しの部分に虫の写真があるのも面白く、また、写真が豊富で読みやすかったです。
養老さんなのか編集の方なのか、細かいところまでこだわって、そして楽しんで本を作っていらっしゃるところがいいですね。
養老さんなのか編集の方なのか、細かいところまでこだわって、そして楽しんで本を作っていらっしゃるところがいいですね。
2015年3月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
表紙絵が好きで買いました。
他の虫の本とは違って、養老先生の独自の考え方や自然や地域環境の捉え方などがとても新鮮でした。
他の虫の本とは違って、養老先生の独自の考え方や自然や地域環境の捉え方などがとても新鮮でした。
2006年9月15日に日本でレビュー済み
スキャナで昆虫がこんなにキレイに撮影できるなら、同じようにいろんな立体物で試してみる意義があると思いました。ぼくは子どもの手足をスキャンしてみました。よく写ります!記念に毎年スキャンしていこうと思いました。
あ、養老さんのゾウムシの話もとても面白く、この本を読む価値も大きいです。
あ、養老さんのゾウムシの話もとても面白く、この本を読む価値も大きいです。
2006年9月9日に日本でレビュー済み
養老先生がまさかこんなワザをもっていらしたとは! 年賀状をつくるときくらいしか活躍しない自宅のスキャナプリンタで、コガネムシの実物で実際に試してみたら、本当に簡単にきれいな写真がとれました。すごいアイデアですね。それから、養老先生が一番好きなゾウムシと自然について書いたエッセイがすごく面白かったです。むしろ子どもに見せたい読ませたい本ですね。
2006年12月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前半は日経サイエンスで連載していたエプソンとのタイアップ記事で、後半は奄美大島の自然と養老先生の大好きなヒゲボソゾウムシとの関わり、そしてこのスキャナーで虫を撮影するということの発見者(?)である山根一眞氏との対談という構成になっています。
内容は、全般的に昆虫(甲虫)について語りつつ、養老先生らしい視点から世の中について言及するという構成です。基本的には養老先生の視点が好きなので読んでいて面白いと感じますし、特にヒゲボソゾウムシについて語っている章は、ヒゲボソゾウムシの収集についてはもちろん、科学的立場、博物学、人が自然に対して見落としていることなどの持論を展開していて、特に面白いと感じました。
それにスキャナをこのように利用できるというのは、素直に「へぇ〜」と思います。これに限らず、いろいろ見落としている、使いきれていない機能って世の中には山ほどあるんでしょうね。
一方でタイアップ記事は、記事中でプリンターやスキャナーのことに無理やり言及している(誉めている)箇所があり、ちょっと複雑な気分。なんか養老先生も商業主義にまみれていくようで「なんだかなぁ〜」といった感じがしてしまいました(まぁ本を出版すること自体がそういったものなんでしょうけど・・)。
また、日経サイエンスに連載中に広告費をもらった記事を再編集している割には値段が高い気がします。体裁も紙質も良いのですが、それほどか?というのが本音です。養老先生には関係無い事なんですが。
内容は間違いなく面白いと思うのですが、そんなことを色々と考えてしまって、複雑な気分になってしまいました。
内容は、全般的に昆虫(甲虫)について語りつつ、養老先生らしい視点から世の中について言及するという構成です。基本的には養老先生の視点が好きなので読んでいて面白いと感じますし、特にヒゲボソゾウムシについて語っている章は、ヒゲボソゾウムシの収集についてはもちろん、科学的立場、博物学、人が自然に対して見落としていることなどの持論を展開していて、特に面白いと感じました。
それにスキャナをこのように利用できるというのは、素直に「へぇ〜」と思います。これに限らず、いろいろ見落としている、使いきれていない機能って世の中には山ほどあるんでしょうね。
一方でタイアップ記事は、記事中でプリンターやスキャナーのことに無理やり言及している(誉めている)箇所があり、ちょっと複雑な気分。なんか養老先生も商業主義にまみれていくようで「なんだかなぁ〜」といった感じがしてしまいました(まぁ本を出版すること自体がそういったものなんでしょうけど・・)。
また、日経サイエンスに連載中に広告費をもらった記事を再編集している割には値段が高い気がします。体裁も紙質も良いのですが、それほどか?というのが本音です。養老先生には関係無い事なんですが。
内容は間違いなく面白いと思うのですが、そんなことを色々と考えてしまって、複雑な気分になってしまいました。
2006年8月5日に日本でレビュー済み
図鑑と称しているが、あんまり図鑑ではない。「きれいな標本写真つきの昆虫エッセイ」といったところか。
正直言って、中身はあまりたいしたものではない。養老氏のエッセイは良くも悪くも相も変らぬ、と言った感じであるし、量的にも物足りない。それに虫の種類が少なすぎる。ビジュアル的には洗練されているが、なにせ軽い。養老孟司のネームバリューを使って、ムシ好き以外の読者層をつかもうとしたのだろうが、それはちとムシが良すぎるんではないかの?
ただ、本書のキモは『市販のスキャナで昆虫標本のステキな写真ができあがる』というその一事にある。こと本の内容に関しては感心できないが、この技術は掛け値なしに素晴らしいと思う。この技術のノウハウを知るだけでも1200円の価値があると考える人もいるだろう。
昆虫図鑑と言いながら甲虫ばかりしか載せてないのも気になるが……「この写真技術とスキャナさえあればいくらでも増やせるんだから、足りない分は自分でやりなさい」ということか。与えられたものより得たもののほうが100倍価値があるってね……それも道理。
正直言って、中身はあまりたいしたものではない。養老氏のエッセイは良くも悪くも相も変らぬ、と言った感じであるし、量的にも物足りない。それに虫の種類が少なすぎる。ビジュアル的には洗練されているが、なにせ軽い。養老孟司のネームバリューを使って、ムシ好き以外の読者層をつかもうとしたのだろうが、それはちとムシが良すぎるんではないかの?
ただ、本書のキモは『市販のスキャナで昆虫標本のステキな写真ができあがる』というその一事にある。こと本の内容に関しては感心できないが、この技術は掛け値なしに素晴らしいと思う。この技術のノウハウを知るだけでも1200円の価値があると考える人もいるだろう。
昆虫図鑑と言いながら甲虫ばかりしか載せてないのも気になるが……「この写真技術とスキャナさえあればいくらでも増やせるんだから、足りない分は自分でやりなさい」ということか。与えられたものより得たもののほうが100倍価値があるってね……それも道理。