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エネルギー(上) 単行本 – 2008/9/4

4.1 5つ星のうち4.1 118個の評価

「国際資源戦争」の最前線を描いた経済小説!
サハリンの巨大ガス田開発、イランの「日の丸」油田をめぐる暗闘、シンガポールの石油デリバティブ巨額損失事件――。
世界中の視線を集める資源開発の現場に切り込み、綿密な取材をもとに構成した野心作。

商品の説明

著者について

黒木亮(くろきりょう):
1957年、北海道生まれ。
カイロ・アメリカン大学大学院修士(中東研究科)。都市銀行、証券会社、総合商社に23年余り勤務し、国際協調融資、プロジェクト・ファイナンス、航空機ファイナンス、貿易金融など数多くの案件を手がける。2000年、大型シンジケートローンを巡る攻防を描いた「トップ・レフト」でデビュー。他に「巨大投資銀行」「アジアの隼」「青い蜃気楼~小説エンロン」「カラ売り屋」「貸し込み」などがある。英国在住。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 日経BP (2008/9/4)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/9/4
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 388ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4822245373
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4822245375
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 118個の評価

著者について

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黒木 亮
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1957年、北海道生まれ。

早稲田大学法学部卒、カイロ・アメリカン大学大学院(中東研究科)修士。

銀行、証券会社、総合商社に23年あまり勤務し、国際協調融資、プロジェクト・ファイナンス、貿易金融、航空機ファイナンスなどを手がける。

2000年、『トップ・レフト』でデビュー。主な作品に『巨大投資銀行』、『排出権商人』、『エネルギー』など。大学時代は競走部に所属し、箱根駅伝に2度出場、20kmで道路北海道記録を塗り替えた。ランナーとしての半生は自伝的長編『冬の喝采』にほぼノンフィクションで綴られている。

カスタマーレビュー

星5つ中4.1つ
5つのうち4.1つ
118グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
緻密な描写には舌をまきます。当時のマーケットの様子がつぶさにわかり、巨大投資銀行に匹敵する面白さです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年8月4日に日本でレビュー済み
ロシアのプーチン大統領は、2022年 6月、「サハリン2」の運営を、新たに設立するロシア企業に無償で譲渡することを命ずる大統領令に署名しました。
サハリン2は、三井物産と三菱商事が出資して開発した、天然ガス採掘と液化天然ガス(LNG)出荷の事業です。この民間の所有物が、プーチンの国家権力で「接収」されてしまうのです。

この小説は、日本の商社とその社員が、バブル崩壊後、エネルギーの調達の多様化のために長い年月をかけて「サハリン2」を育て上げる壮大なプロジェクトの物語です。
この小説の中に「プーチン」は100回以上登場します。

私たちは失われた30~年から脱却するために、何を学ぶのでしょう。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年8月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
黒木シリーズの中では、駄作でしょうか、詳細に走り過ぎています。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年4月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
エネルギービジネスについて1990年代の中東から2007年サハリン2のプレヤー組成過程が、グローバルな視点で描かれていました。
エネルギービジネスに関する知見が得られました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年2月3日に日本でレビュー済み
フィクションとノンフィクションが混じり合って物語が進行して懐かしかった
2017年3月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 信じられないぐらい壮大で精緻な物語を破たんなく進めている。

 筋を正確に追うことは、バックグラウンド知識がないと難しいが、 私なりの理解では、大きな流れは3つである。
 一つはイランの原油権益を巡る話(アザデガンであろうか?)で、イランに突っ込んでいたトーニチ(トーメンか?2006年に豊田通商と合併)が会社の経営危機で対米重視のトミタ(トヨタであろう)の支援を得たことが転機になっていたことがわかる。
 二つは、ロシアのサハリンのガス・油田開発で権益を取り戻そうとするロシア政府や、環境団体とのゲームが描かれる。
 ファイナンスについても、EBRD、JBICが絡んでいて、それぞれの立場の違いが記述されていて興味深い。
 三つは、シンガポールを舞台としたデリバティブ取引で、kろえには中国の国有企業傘下の企業によるマネーゲームの破たんが主な筋で、そこに日本の商社の金融子会社が絡む。
 2002年の東電事故隠しも相場に影響を与えたようで興味深い。

 原油は権益が大事だと考える人たち、どこからでも原油は買えるとトレードを重視し利益を生み出そうとする人たち、あるいは産油国(イラン、ロシア)の思惑と石油メジャーや商社などの権益獲得側、の激しいせめぎあいを追体験できるであろう。
 描かれている時期は、同時多発テロが出てきたりしていて、2001年前後と言ってよいだろう。
 この頃を起点として、中国をはじめとした新興国のエネルギー需要の増加、コモディティーが金融市場に組み込まれることによる資金流入(米国の年金基金が長期資金を振り向けたとされている)が相まって、急騰を始めた時期と言えよう。

 あと、知らなかったことはいろいろあるが、例えば、
 ・LNGプラント建設は、千代田化工と日揮の2社が世界シェアの7~8割を握っている(上、p474)
 ・堀内通産大臣が、石油公団の子会社の決算書を熟読して、石油公団の不良債権を暴いたとか。ただ、同大臣は、1998年の橋本総理の選挙の大敗で一緒に退陣になったとか。

 本書は「ロシアの論理」という本で知ったが、サハリン2にガスプロムが参入した経緯について、同書はあいまいな書き方をしている(「関係者に聞けば聞くほど何が真実だったのかわからなくなるであろう」(p.126))が、本書にかかれているところが真実から当たらずとも遠からずなのかなという印象を持った。 
 ロシアが本当に困ったのはルーブル危機(1998年8月)であったのではないかという印象を持った。それにしても、サハリンの権益をどうやって外資が手に入れたのかも興味があったが、その部分の記述がないように思う。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年7月10日に日本でレビュー済み
黒木氏の作品は「トップレフト」「巨大投資銀行」と言った自分のフィールドの作品は
非常に良くできていると思いましたが、今回、少々専門分野とは異なるエネルギー関連の
著作を読むにつけ、著者の取材力の物凄さに圧倒されました。

特にサハリンBプロジェクトがどういう経緯でロシア政府の干渉を受けるに至ったかについては
知らない事例も多く、非常に読ませました。

ただ、恐らく3つのストーリー(サハリンB、イランへの政府石油投資、CAOに関する話)が
全く絡む事無く進展するため、読んでいて感情移入がしにくい。せめてストーリーが2つで
あればまだ読めると思うのだが…。

取材力の凄さは100%認めるだけに、小説の構成をもう少し頑張って頂きたかったと言うのが
実感。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年9月21日に日本でレビュー済み
著者の小説には、他の経済小説にはないリアリティがあり、その緻密さにはいつも感心させられます。エネルギー業界のことはよく分かりませんが、それでも読んでいるうちにその世界に引き込まれてしまいました。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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