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ブレークスルーの科学 ノーベル賞学者・白川英樹博士の場合 単行本(ソフトカバー) – 2007/4/19

3.0 5つ星のうち3.0 1個の評価

科学者受難の時代になった。東京大学、大阪大学、理化学研究所
などで相次いだ論文捏造、データ捏造は、国家間の競争を背景に、科学者が科学
研究のスピードを競わされる世界的な傾向を反映した現象である。化学を専攻す
る著者は、科学研究が国家的な要請の下で加速度的に「ゆとり」をなくしていく
傾向に危機感を抱き、このままでは豊かな実りをもたらすブレークスルーの研
究は生まれないと断言する。どうすれば、ブレークスルーの研究が生まれるのか
を追求していくと、非常に典型的なセレンデピティ(思いがけずに発見する能
力、思いがけない発見)といわれる2000年度ノーベル化学賞受賞者・白川英樹博
士の導電性プラスチックの発見に出会った。X線発見のレントゲン、ペニシリ
ン発見のフレミングもセレンデピティの賜物だった。著者は白川の事例を詳細
に分析し、真にブレークスルーとなる科学研究の条件を探った。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 日経BP (2007/4/19)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/4/19
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 184ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 482224539X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4822245399
  • カスタマーレビュー:
    3.0 5つ星のうち3.0 1個の評価

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五島 綾子
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カスタマーレビュー

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1グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2007年7月8日に日本でレビュー済み
 今大学の研究が大変な事になっている。研究費獲得のために忙殺され、学会発表、論文の数を稼がなければ、生活費(研究費)もない。その結果、流行の研究テーマにだけ研究科研費が付き、それ以外は研究を継続することもままならない。昔は良かった。「間」があった。生活費としての乏しいながらも研究費はあった。はじめの書き出しで、大学研究の惨状を嘆いている。これは面白そうだと一気に読んだ。
 私は企業の研究者であるが、最近の大学の研究は大きく変わったと感じている。粗製濫造と言われてもしょうがないレベルの低い学会発表、論文が多すぎる。じっくりテーマを追った研究が少なくなった。すぐに結果を求めたがる。しかし研究の質は論文の数に比例するとも私は思う。質が低くても沢山論文を出していると質が高くなってくるのだ。著者とは意見を異にする。これまでの日本の大学はなんの成果も出さずに済んできた。「ぬるま湯」に浸かって、遊んでいたとも言える。大学の改革の結果、ブレークスルーの科学が生まれるか、衰退するか、これからの10年、20年後ノーベル賞が増えるかどうかを見守ってきたい。
 全体を読んだ感想として、白川教授の研究物語が長すぎると思った。もっと著者が嘆いている大学の研究の惨状、改革それに対しての著者の考えをもっと書いて欲しかった。1章と8章をもっとふくらませた方がよい。本としてバランスが悪い。
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