2000年ごろからテレビを見ていて違和感を感じるようになり、視聴時間がめっきり減りました。以前はよくテレビを見る人間だったにもかかわらずです。なぜこのようなコンテンツを垂れ流して成立しているんだろう、テレビ業界というのはどういう構造になっているんだろう?という疑問が燻り続けていました。またテレビ報道の中でネットに対する偏見に満ちた内容を散見するにつけ、なぜこのような色眼鏡で見るのだろうとも感じていました。
本書はこのような違和感や疑問を明快に解いてくれるものでした。
文章は明晰で平明。誰でも読めると思います。
現在のテレビの在り方に疑問を持つ人が大抵は抱えているであろう違和感が、どのような構造・パワーバランスから発生するものかを知ることができ、自分の中でポツンポツンと散らばっていたものが鳥瞰図を得て、すっきりと繋がる感じがしました。なるほど、それでか!という発見と納得が得られると思います。
本書を通読した後で、テレビが取り扱う情報の傾向や、絶対に取り扱わない内容に関して考えてみると更にテレビ業界が考えているだろうことが明快に掴めるようになると思います。
ということで、何かテレビが変だなと最近感じるようになった人に一読をお勧めしたいですね。
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テレビはインターネットがなぜ嫌いなのか 単行本 – 2006/11/30
吉野 次郎
(著)
ダブルポイント 詳細
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購入オプションとあわせ買い
テレビ局は、インターネットが嫌いだ。ネット連動番組を作ったり、インターネット企業と提携したりと友好姿勢を見せてはいるが、これはほんの一面にしか過ぎない。本気になってインターネット事業に取り組むことは未だタブー。 ネットに本腰を入れれば、テレビ業界が50年かけて築き上げ、隠し続けたおいしいビジネスモデルが脅かされてしまうからだ。通信・放送を10年にわたって追い続けた気鋭の記者が、豊富な取材を基にテレビの秘密の姿を描く。テレビはこのまま花形メディアとして生き残れるのか、それともインターネットに飲み込まれるのか--。テレビの今と将来に迫る。
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2006/11/30
- ISBN-104822245543
- ISBN-13978-4822245542
出版社より
サイバーアンダーグラウンド / ネットの闇に巣喰う人々 | テレビはインターネットがなぜ嫌いなのか | なぜ2人のトップは自死を選んだのか | 2020 狂騒の東京オリンピック | |
---|---|---|---|---|
カスタマーレビュー |
5つ星のうち3.8
73
|
5つ星のうち3.2
18
|
5つ星のうち3.8
20
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5つ星のうち4.2
6
|
価格 | ¥1,760¥1,760 | ¥1,650¥1,650 | ¥1,600¥1,600 | ¥1,540¥1,540 |
発売日 | 2020/1/17 | 2006/11/30 | 2014/4/10 | 2015/11/26 |
登録情報
- 出版社 : 日経BP (2006/11/30)
- 発売日 : 2006/11/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 208ページ
- ISBN-10 : 4822245543
- ISBN-13 : 978-4822245542
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年10月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2007年2月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全然内容が薄い。これじゃ、放送業界、IT・ネット業界、いずれの当事者にとっても「何今更わかり切ったこと言ってるの?」です。もっと言うと、今時の素人さんだって、1,575円も出してこの程度の情報じゃ満足できないでしょう。
いくら若手の記者とはいえ、単行本で出版するならもう少し勉強してからにすべき。(または、一般の読者を馬鹿にしすぎなのでは?)
やはり、この手の本は書店で実際に手にとってみてから買わないとダメですね。
いくら若手の記者とはいえ、単行本で出版するならもう少し勉強してからにすべき。(または、一般の読者を馬鹿にしすぎなのでは?)
やはり、この手の本は書店で実際に手にとってみてから買わないとダメですね。
2007年3月14日に日本でレビュー済み
既得権益は守りたい。それはテレビとて同じことだ。いまさら読むまでもないことだと思うが。
2007年8月13日に日本でレビュー済み
ここ数年、ライブドアや楽天の影響もあって、「テレビとインターネット」や「放送と通信」などが対比されて話題になっています。
そんな難しいことはわからなくても、見逃してしまったTV番組をYouTubeで探して見つからなくて「テレビ番組を後からネットで流せば良いのに」と思ってしまう人もいるかもしれません。じゃあ、なぜそれが無理なのかということについてわかりやすく説明しているのがこの『テレビはインターネットがなぜ嫌いなのか』という本です。
この本では、テレビ業界がなかなかやり方を変えない彼らのビジネスの仕組みを、様々な関係者との利害関係を通して説明しています。目次とは違いますが、内容を「テレビ業界と○○」という形式で書いてみると、各章はこんな内容について書いています。(実際には「嫌いな7つの理由」として紹介されています)
第1章 テレビ業界とNTT
第2章 テレビ業界(キー局)と系列
第3章 テレビ業界と(民放)とNHK
第4章 テレビ業界と家電業界
第5章 テレビ業界と芸能界
第6章 テレビ業界と番組制作会社
第7章 テレビ業界と政府
知っている人にとっては目新しい内容はないのかもしれませんが、自分にとってはテレビ業界についての新たな発見があった本でした。
ただ、この内容で1,575円というのは高めの設定かと思います。新書あたりで出ていれば適当かもしれないと思う内容でした。テレビ業界について全く詳しいことを知らないという人が初めて読む本には良い本かもしれません。
そんな難しいことはわからなくても、見逃してしまったTV番組をYouTubeで探して見つからなくて「テレビ番組を後からネットで流せば良いのに」と思ってしまう人もいるかもしれません。じゃあ、なぜそれが無理なのかということについてわかりやすく説明しているのがこの『テレビはインターネットがなぜ嫌いなのか』という本です。
この本では、テレビ業界がなかなかやり方を変えない彼らのビジネスの仕組みを、様々な関係者との利害関係を通して説明しています。目次とは違いますが、内容を「テレビ業界と○○」という形式で書いてみると、各章はこんな内容について書いています。(実際には「嫌いな7つの理由」として紹介されています)
第1章 テレビ業界とNTT
第2章 テレビ業界(キー局)と系列
第3章 テレビ業界と(民放)とNHK
第4章 テレビ業界と家電業界
第5章 テレビ業界と芸能界
第6章 テレビ業界と番組制作会社
第7章 テレビ業界と政府
知っている人にとっては目新しい内容はないのかもしれませんが、自分にとってはテレビ業界についての新たな発見があった本でした。
ただ、この内容で1,575円というのは高めの設定かと思います。新書あたりで出ていれば適当かもしれないと思う内容でした。テレビ業界について全く詳しいことを知らないという人が初めて読む本には良い本かもしれません。
2007年6月5日に日本でレビュー済み
本書では、日本のテレビ業界がどのようにしてビジネスを拡張してきたか、その富の源泉は何かを明らかにし、なぜインターネットと距離を保とうとするのかを明らかにしています。
テレビ業界は、50年かけて現在の位置を築きました。
NHKと民法では立場が若干違いますが、民法のビジネスモデルは、番組製作費をスポンサーに出してもらい、それ以外にスポットCMで荒稼ぎするという方式で、年間2兆円の市場――著者のいう“おいしいビジネス”を手にしてます。
その強さの源泉は、高額な予算で作成する上質のコンテンツ(番組)です。
限られた電波に乗せて送るからこそ視聴者が1日に何時間も夢中になってみてくれる。それを、インターネットで何時でも見られるようになったら、テレビの魅力は失われ、黄金のニワトリを手放すことになってしまう。
芸能界も、テレビ局の興隆と共に成長してきました。
たとえばお笑いタレントがヒエラルキーを登りつめるモデル(スズメの涙のギャラでスタートしたあと、人気に比例して給料が上がり、大御所になると1番組の司会で数百万円の出演料を手にする)は、芸能プロダクションとテレビ局が保証してくれる業界の仕組みなのです。
しかし、いつまでも旧態依然の経営方法で良いのでしょうか。
日本中の人々を映画館に引きつけて栄華を誇った日本映画界は、テレビに客を奪われて、衰退の道をたどりました。
1日あたりのインターネット利用時間とテレビ視聴時間を比べると、まだまだ圧倒的にテレビが勝っているとはいえ、HDDレコーダーの普及に伴い、CM飛ばしが当たり前になってきています。
インターネット広告費がラジオ広告費や雑誌広告費を上回ったように、テレビ広告費を食い荒らす事態が、もうすぐそこまで来ているのかもしれません。
テレビもインターネットも目が離せなくなりそうな、刺激的な一書でした。
テレビ業界は、50年かけて現在の位置を築きました。
NHKと民法では立場が若干違いますが、民法のビジネスモデルは、番組製作費をスポンサーに出してもらい、それ以外にスポットCMで荒稼ぎするという方式で、年間2兆円の市場――著者のいう“おいしいビジネス”を手にしてます。
その強さの源泉は、高額な予算で作成する上質のコンテンツ(番組)です。
限られた電波に乗せて送るからこそ視聴者が1日に何時間も夢中になってみてくれる。それを、インターネットで何時でも見られるようになったら、テレビの魅力は失われ、黄金のニワトリを手放すことになってしまう。
芸能界も、テレビ局の興隆と共に成長してきました。
たとえばお笑いタレントがヒエラルキーを登りつめるモデル(スズメの涙のギャラでスタートしたあと、人気に比例して給料が上がり、大御所になると1番組の司会で数百万円の出演料を手にする)は、芸能プロダクションとテレビ局が保証してくれる業界の仕組みなのです。
しかし、いつまでも旧態依然の経営方法で良いのでしょうか。
日本中の人々を映画館に引きつけて栄華を誇った日本映画界は、テレビに客を奪われて、衰退の道をたどりました。
1日あたりのインターネット利用時間とテレビ視聴時間を比べると、まだまだ圧倒的にテレビが勝っているとはいえ、HDDレコーダーの普及に伴い、CM飛ばしが当たり前になってきています。
インターネット広告費がラジオ広告費や雑誌広告費を上回ったように、テレビ広告費を食い荒らす事態が、もうすぐそこまで来ているのかもしれません。
テレビもインターネットも目が離せなくなりそうな、刺激的な一書でした。
2007年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書では、世間一般には良く知られていない、テレビ局が儲けている「おいしい仕組み」が多面的に書かれている。そして、ありとあらゆる手段を使って、この既得権を手放さなそうとしないテレビ局の抵抗とネット会社やデジタル家電業界などの新興勢力との緊張が、長年テレビ業界を取材してきた日経の記者である筆者により生々しく再現されている。
最近問題となった某人気番組の捏造問題なども、あまりにも長い間、競争の無いおいしい仕組みにあぐらをかいてきたことが下請け制作会社とテレビ局のいびつな関係につながり、ひきおこしたのであろう。
テレビ業界が作り上げてきたぼろ儲けの仕組みと抱えている問題をわかりやすく解説し俯瞰した良書である。
最近問題となった某人気番組の捏造問題なども、あまりにも長い間、競争の無いおいしい仕組みにあぐらをかいてきたことが下請け制作会社とテレビ局のいびつな関係につながり、ひきおこしたのであろう。
テレビ業界が作り上げてきたぼろ儲けの仕組みと抱えている問題をわかりやすく解説し俯瞰した良書である。
2006年12月12日に日本でレビュー済み
新聞雑誌記事をかき集めただけの内容。
独自の視点なし。
分析や掘り下げもなし。
取材が薄っぺらい。
結論ありきで書かれている駄作。
ということである。
独自の視点なし。
分析や掘り下げもなし。
取材が薄っぺらい。
結論ありきで書かれている駄作。
ということである。
2006年12月6日に日本でレビュー済み
テレビ局は儲かっている。社員の給料は高いし、ビルはデカイ。
なぜこれほどデカイのか。ではなくてなぜこれほど儲かっているのか。
知られざるテレビ業界秘伝のビジネスモデルが分かりやすく解説されている。
なぜ放送と通信の融合が進まないのか。
ビジネスモデルが分かればなるほど合点が行く。
また同時に、インターネット(ブロードバンド)の普及により、
このビジネスモデルに揺らぎが出はじめているかもしれないし、
いないかもしれない。
個人的には昨今の民放は見たいと思うような番組が少なく、
極論をすればアナログ放送が写らなくなったらテレビ見ないかも、
と思っている。
番組作りこそテレビ局の原点ということを思い出して、
見たいと思わせるような番組作りをしていかないと、
かるくヤヴァイんじゃないの、という思いを馳せている。
なぜこれほどデカイのか。ではなくてなぜこれほど儲かっているのか。
知られざるテレビ業界秘伝のビジネスモデルが分かりやすく解説されている。
なぜ放送と通信の融合が進まないのか。
ビジネスモデルが分かればなるほど合点が行く。
また同時に、インターネット(ブロードバンド)の普及により、
このビジネスモデルに揺らぎが出はじめているかもしれないし、
いないかもしれない。
個人的には昨今の民放は見たいと思うような番組が少なく、
極論をすればアナログ放送が写らなくなったらテレビ見ないかも、
と思っている。
番組作りこそテレビ局の原点ということを思い出して、
見たいと思わせるような番組作りをしていかないと、
かるくヤヴァイんじゃないの、という思いを馳せている。