というか、この本の中身に「ふむふむ」とかいっている経営者がいたら恐ろしい・・・、と思うのは私だけ??。
読み物としてはまあ面白いです。でも、タイトルと装丁見て想像できるとおりの内容だし、その内容も、みんなうすうす感じていたものだと思われます。あえて読むほどのものではありません。
ただ、経営学周りの横文字用語大好きな人が頭冷やすのにはよいかも(笑)。
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コンサルタントの危ない流儀 集金マシーンの赤裸々な内幕を語る 単行本 – 2007/3/9
デイヴィド・クレイグ
(著),
松田和也
(翻訳)
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購入オプションとあわせ買い
経営コンサルタントという人種は、巧みな売り文句で経営者に近づいて来る。「御社の人と組織には無駄が多過ぎます。まさに瀕死の恐竜なのです」「この戦略パッケージなしには、もはや業界で生き残っていくことはできません」。 経営者の心はグラッと揺らぐ。しかし、長年、欧米の大手コンサルタント会社に勤務した筆者は、「全く毒にも薬にもならない凡庸な仕事、あり得ないような嘘や詐欺を嫌というほど見てきた」と言う。「実際、この20年間、雀の涙ほどの魅力や機転を適当な経営用語で粉飾すれば、何百万ドルものカネが我々の懐に転がり込んできた」と明かすのだ。コンサルを会社のドアから招き入れるということは、「目の玉の飛び出るようなカネを払って、餓えた狼を雇い、大事な鶏小屋の管理を任せるようなもの」。しかも、近年の情報技術の革新が、彼らに経営/ITシステム・コンサルティングという新たな活躍の場を与えてしまった。
モービル、ロッシュ、デュポン、ディズニーのコンサルティングを務めた筆者は、「この本は、一度でもコンサルタントを雇おうと考えたことのある経営者への警告の書だ」と語る。
モービル、ロッシュ、デュポン、ディズニーのコンサルティングを務めた筆者は、「この本は、一度でもコンサルタントを雇おうと考えたことのある経営者への警告の書だ」と語る。
- 本の長さ359ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2007/3/9
- ISBN-104822245713
- ISBN-13978-4822245719
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登録情報
- 出版社 : 日経BP (2007/3/9)
- 発売日 : 2007/3/9
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 359ページ
- ISBN-10 : 4822245713
- ISBN-13 : 978-4822245719
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上位レビュー、対象国: 日本
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2007年3月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2007年4月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
コンサルタントとそれを利用する企業程不思議なものはこの世にはないかもしれない。
非常に高給取りで高学歴、顧客のために夜も寝ないで働き、顧客企業の従業員ではなし得なかった
ことをやり遂げてさっそうと去っていく・・・仕事は非常に刺激的でアツイ人材が揃っている。
勝手ながらコンサルタントについてはこんなイメージを持っていた。
本書を読んだ印象では筆者や筆者の仲間たちも似たような理想を持ってこの業界に入ったようである。
そして実際そのような刺激的な職場も中にはある・・・・がどの業界も似たようなもので、
スマートな仕事をするところもあれば、顧客をバカにしたような仕事も存在するようだ。
そしてその仕事は’サルでも売れる’と本書の中で銘打つ程にあきれるような内容である。
筆者はコンサルタント業界が大きく成長する流れの中で、BCGやマッキンゼーといって超大手
企業に追いつこうともがくかつては理想に燃え、最後にはITバブルの崩壊と共に泥船のように
沈んでしまうコンサルタント企業での経験をユーモアまじりに表現している。
そもそもコンサルタントは矛盾した職業で、有名で優良と呼ばれる大企業は優秀な人材を抱えて
いるし、社外から来る責任がない人たちがどれほどの価値を提供できるのかはわからない。
そんな人たちに対しなぜああも莫大な報酬を支払うのかと言えば、恐らく大きいがゆえに決断
しにくい経営上の判断をコンサルタントの名前で後押ししてもらいたいからではないだろうか。
あるいはその有り余る資金の使い道に迷っているだけなのか・・・。
翻訳者が雰囲気をうまくつかんで表現しているので、表紙の絵と共に筆者の心情をものすごく
わかりやすく表しているし、読んでいて痛快だった。コンサルタントを利用するかどうか決断
する立場にいるばかりではないと思うが、翻訳が良いため読み物としても十分面白いと思う。
正直言えば本書の内容で非常に参考になった、という部分は多くないのだが普段自分や会社はどんな
価値を提供しているのか、一度振り返ってみるきっかけにはいいのではないか。
非常に高給取りで高学歴、顧客のために夜も寝ないで働き、顧客企業の従業員ではなし得なかった
ことをやり遂げてさっそうと去っていく・・・仕事は非常に刺激的でアツイ人材が揃っている。
勝手ながらコンサルタントについてはこんなイメージを持っていた。
本書を読んだ印象では筆者や筆者の仲間たちも似たような理想を持ってこの業界に入ったようである。
そして実際そのような刺激的な職場も中にはある・・・・がどの業界も似たようなもので、
スマートな仕事をするところもあれば、顧客をバカにしたような仕事も存在するようだ。
そしてその仕事は’サルでも売れる’と本書の中で銘打つ程にあきれるような内容である。
筆者はコンサルタント業界が大きく成長する流れの中で、BCGやマッキンゼーといって超大手
企業に追いつこうともがくかつては理想に燃え、最後にはITバブルの崩壊と共に泥船のように
沈んでしまうコンサルタント企業での経験をユーモアまじりに表現している。
そもそもコンサルタントは矛盾した職業で、有名で優良と呼ばれる大企業は優秀な人材を抱えて
いるし、社外から来る責任がない人たちがどれほどの価値を提供できるのかはわからない。
そんな人たちに対しなぜああも莫大な報酬を支払うのかと言えば、恐らく大きいがゆえに決断
しにくい経営上の判断をコンサルタントの名前で後押ししてもらいたいからではないだろうか。
あるいはその有り余る資金の使い道に迷っているだけなのか・・・。
翻訳者が雰囲気をうまくつかんで表現しているので、表紙の絵と共に筆者の心情をものすごく
わかりやすく表しているし、読んでいて痛快だった。コンサルタントを利用するかどうか決断
する立場にいるばかりではないと思うが、翻訳が良いため読み物としても十分面白いと思う。
正直言えば本書の内容で非常に参考になった、という部分は多くないのだが普段自分や会社はどんな
価値を提供しているのか、一度振り返ってみるきっかけにはいいのではないか。
2007年12月8日に日本でレビュー済み
単なる暴露本かと思いきやそうではない。
タイトルとサブタイトル、
黄色と黒の警告表紙デザインから、
コンサル業界暴露本かと思いきやそうではなかった。
いい意味での裏切り。
最初のあたりは著者のコンサル業界へ入ったいきさつ、
解体屋コンサルでの経験とその暴露話と進むが…。
3章あたりから変わってくる。
いわゆるコンサルのやり方を体系的にまとめてある。
言葉は悪く書いてあるが、同じ内容を丁寧に書けば
それだけでコンサルマニュアル(テキスト)になるんじゃないの?と思う内容。
意外に普通のセールスにも学べるところはあるのでは。
売り込み方ですね。
ただ最終的にコンサル結果が伴わないだけで。
著者も書いているけどいくつかは成功しているわけだから、
ある種のコンサルマニュアルとの印象を受けた。
暴露本と侮るなかれ。
タイトルとサブタイトル、
黄色と黒の警告表紙デザインから、
コンサル業界暴露本かと思いきやそうではなかった。
いい意味での裏切り。
最初のあたりは著者のコンサル業界へ入ったいきさつ、
解体屋コンサルでの経験とその暴露話と進むが…。
3章あたりから変わってくる。
いわゆるコンサルのやり方を体系的にまとめてある。
言葉は悪く書いてあるが、同じ内容を丁寧に書けば
それだけでコンサルマニュアル(テキスト)になるんじゃないの?と思う内容。
意外に普通のセールスにも学べるところはあるのでは。
売り込み方ですね。
ただ最終的にコンサル結果が伴わないだけで。
著者も書いているけどいくつかは成功しているわけだから、
ある種のコンサルマニュアルとの印象を受けた。
暴露本と侮るなかれ。
2014年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こういう人が世の中にいるのだなぁ~と感心です。
自分がひっかからないようにするために一読するというのはいいと思います。
特に経営者の方に読んでいただきたい。
自分がひっかからないようにするために一読するというのはいいと思います。
特に経営者の方に読んでいただきたい。
2008年8月25日に日本でレビュー済み
企業のコンサルタントとは、どんな仕事をされているのでしょうか?
とても興味深く読める一冊である。
「第2章 なぜ常に三〇%の削減率になるのか?」は、一読の価値があります。
30パーセントの経費の削減をしたことで、その企業が成長するのか、常に考える必要性がある。
安全面や管理面などが手薄になって、信用を失っては、老舗だって、生き残れない時代なのだ。
とても興味深く読める一冊である。
「第2章 なぜ常に三〇%の削減率になるのか?」は、一読の価値があります。
30パーセントの経費の削減をしたことで、その企業が成長するのか、常に考える必要性がある。
安全面や管理面などが手薄になって、信用を失っては、老舗だって、生き残れない時代なのだ。
2008年8月19日に日本でレビュー済み
経営コンサルタントがいかがわしいものであることは誰もが感じていることな
のではないでしょうか。実際に物を売ったことが無いコンサルタントが販売プロ
セス改善プロジェクトを指揮したり、本書で言うところの「息をしているだけの
輩」が大量に送り込まれ、目が飛び出るほどの金を取って責任はまったく取らな
い。一握りのトップクラスのコンサルをもってしても企業に致命傷的なダメージ
を与えるリスクがある。
本書はコンサルティング業界が栄華を極め、めちゃくちゃなことをやって最終
的に自分で自分の息を止めるという業界の一大絵巻の様を呈しています。最後に
eビジネスの崩壊と当局の規制によりコンサルティング会社がばたばた潰れて世の
中に使えないコンサルタントだらけになるのですが、コンサルする側が経営の
まずさから破滅してしまうのは笑えない現実ですね。元コンサルタントの暴露本
はたまに目にしますが、自分がその職を離れたとしても内幕を暴露してい小銭を
稼ごうという行為は自分の人生に唾をかけて踏みつけるようなものであまりいい
気がしませんでした。今までコンサルティング業界の全体像を見ることは無かっ
たので、それはそれで役に立ったかなといったところです。
本書から察するに旧世代の恐竜は滅びましたがその生き残りから新種のコンサ
ルタントが生まれているようです。私たちとしては経営力の無い勤務先の経営者
がコンサルタントに丸投げをして職場が修羅場にならないことを切に願うのみです。
のではないでしょうか。実際に物を売ったことが無いコンサルタントが販売プロ
セス改善プロジェクトを指揮したり、本書で言うところの「息をしているだけの
輩」が大量に送り込まれ、目が飛び出るほどの金を取って責任はまったく取らな
い。一握りのトップクラスのコンサルをもってしても企業に致命傷的なダメージ
を与えるリスクがある。
本書はコンサルティング業界が栄華を極め、めちゃくちゃなことをやって最終
的に自分で自分の息を止めるという業界の一大絵巻の様を呈しています。最後に
eビジネスの崩壊と当局の規制によりコンサルティング会社がばたばた潰れて世の
中に使えないコンサルタントだらけになるのですが、コンサルする側が経営の
まずさから破滅してしまうのは笑えない現実ですね。元コンサルタントの暴露本
はたまに目にしますが、自分がその職を離れたとしても内幕を暴露してい小銭を
稼ごうという行為は自分の人生に唾をかけて踏みつけるようなものであまりいい
気がしませんでした。今までコンサルティング業界の全体像を見ることは無かっ
たので、それはそれで役に立ったかなといったところです。
本書から察するに旧世代の恐竜は滅びましたがその生き残りから新種のコンサ
ルタントが生まれているようです。私たちとしては経営力の無い勤務先の経営者
がコンサルタントに丸投げをして職場が修羅場にならないことを切に願うのみです。
2007年3月13日に日本でレビュー済み
殆んどの人は本書に書かれているようなことは薄々感じているし、簡単に騙されてしまうようなこともないだろう。
それでも、本書は一読に値する。元コンサルが赤裸々に実態を告白している。多分、我々の想像を超えて彼等はタチが悪い。特にアルファベット三文字で、少し前までパソコンも作っていた某超大手米国IT系企業のコンサルティングが会社に入ってきている人ならば、すぐに読むべし。(私の経験上・・・)
「スタッフにやる気と能力があり、与えられる指示も適切なら、組織構造なんていくら不細工でも、きちんと機能するものなのである。一方、やる気もなく、指示もいいかげんで、能力もないスタッフの手にかかれば、どんなに賢いコンサルタントが素晴らしい組織構造を作ってあげたところで、ろくな仕事はできない」
結局は、そういうことなんだろうと思う。
一方で、私自身はコンサルの効能を全否定はしていない。外部から異分子を入れることで膠着状態を脱することができる。適正な価格設定であれば、たまには使う価値があるだろう。
ただし、私が今まで見た中で最高のコンサルチームが残していった戦略も見当はずれで1年でゴミ箱に行きましたけどね。彼等のアウトプットに期待しちゃ駄目。あくまで、現状打破のツール。
「WIN/WIN」を「勝ち/勝ち」と和訳していたが、もう少し頑張って欲しかった。でも、元の文章が良いのだろうか、洋書独特の回りくどさがなく、ユーモアも効いて非常に読みやすかった。
それでも、本書は一読に値する。元コンサルが赤裸々に実態を告白している。多分、我々の想像を超えて彼等はタチが悪い。特にアルファベット三文字で、少し前までパソコンも作っていた某超大手米国IT系企業のコンサルティングが会社に入ってきている人ならば、すぐに読むべし。(私の経験上・・・)
「スタッフにやる気と能力があり、与えられる指示も適切なら、組織構造なんていくら不細工でも、きちんと機能するものなのである。一方、やる気もなく、指示もいいかげんで、能力もないスタッフの手にかかれば、どんなに賢いコンサルタントが素晴らしい組織構造を作ってあげたところで、ろくな仕事はできない」
結局は、そういうことなんだろうと思う。
一方で、私自身はコンサルの効能を全否定はしていない。外部から異分子を入れることで膠着状態を脱することができる。適正な価格設定であれば、たまには使う価値があるだろう。
ただし、私が今まで見た中で最高のコンサルチームが残していった戦略も見当はずれで1年でゴミ箱に行きましたけどね。彼等のアウトプットに期待しちゃ駄目。あくまで、現状打破のツール。
「WIN/WIN」を「勝ち/勝ち」と和訳していたが、もう少し頑張って欲しかった。でも、元の文章が良いのだろうか、洋書独特の回りくどさがなく、ユーモアも効いて非常に読みやすかった。
2007年3月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
同僚が、外資系超有名コンサルタント会社(この本にも出てくる)との仕事を称して「億のカネをドブに捨てた」と毒づいていたのを思い出しました。題名や表紙を見て、実用書として多くを期待する人は居ないと思いますが、ちょっと悪ノリ気味の翻訳のペースに乗せられて面白おかしく読めます。
こう書くとただの暇つぶし本のようですが、かつて良質だったコンサルがタイミングの悪いM&Aで大量の余剰人員を抱え、いわゆる「Up or Out」で社内がバラバラになり崩壊していくエピソードなど、ビジネス本として最低限の示唆は得られるのでご安心を?
こう書くとただの暇つぶし本のようですが、かつて良質だったコンサルがタイミングの悪いM&Aで大量の余剰人員を抱え、いわゆる「Up or Out」で社内がバラバラになり崩壊していくエピソードなど、ビジネス本として最低限の示唆は得られるのでご安心を?