Amazonで赤字ローカル線の検索をしていたら、銚子電鉄の本が出て来ました。
2008年2月の発行ですが、初版本が届いたのには驚きました。
銚子電鉄は、「ぬれ煎餅」で赤字を解消した路線として、秋田魁新報のコラムで紹介されていたのを知りましたが、
私の故郷で走っている「秋田内陸縦貫鉄道(旧JR阿仁合線)」では、HPで「バター餅」を販売しています。
2年程前にテレビの「秘密のけんみんshow」で「バター餅」が紹介されてから爆発的な人気で売れ、
一過性で終わると思っていましたが、北秋田市では「商標登録」し、歌は出てくる、ゆるキャラは出てくる、
「にっぽん全国ご当地おやつランキング」では4位に入るなど人気が続いています。
民間からの公募で社長になった酒井前社長は、年間2億5千万円あった赤字を2億円以内にまで縮小した功労者
でしたが、任期途中で降板してしまいました。
この本で、町づくりをするサポーターの重要性を知りましたので考えてみたいと思います。
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がんばれ! 銚子電鉄 単行本 – 2008/1/31
向後 功作
(著)
「電車運行維持のためにぬれ煎餅を買ってください!!
電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」
銚子電鉄のホームページにこんな一文が現れたのは、2006年11月15日のこと。
経営難に陥った鉄道会社が、名物「ぬれせんべい」の購入を呼びかけたのです。
すると、どこからともなく購入者が集まり
わずか2週間足らずで、1万件の注文が!
「副業」で販売する煎餅の収益でピンチを乗り切った鉄道会社。
それを支えたものは何でしょうか。
インターネットは「炎上」だけでなく、
人々が手を差し伸べ、行動するきっかけになる。
そして人々をつなぎ、問題を解決することもできる。
銚子電鉄に勤める筆者が、
1年にも及ぶ「ぬれせんべい騒動」の舞台裏と、
まちづくりによる地方鉄道の復活について語ります。
電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」
銚子電鉄のホームページにこんな一文が現れたのは、2006年11月15日のこと。
経営難に陥った鉄道会社が、名物「ぬれせんべい」の購入を呼びかけたのです。
すると、どこからともなく購入者が集まり
わずか2週間足らずで、1万件の注文が!
「副業」で販売する煎餅の収益でピンチを乗り切った鉄道会社。
それを支えたものは何でしょうか。
インターネットは「炎上」だけでなく、
人々が手を差し伸べ、行動するきっかけになる。
そして人々をつなぎ、問題を解決することもできる。
銚子電鉄に勤める筆者が、
1年にも及ぶ「ぬれせんべい騒動」の舞台裏と、
まちづくりによる地方鉄道の復活について語ります。
- 本の長さ180ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2008/1/31
- ISBN-10482224640X
- ISBN-13978-4822246402
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商品の説明
著者について
向後功作 (こうご こうさく):
1963年銚子生まれ。銚子育ち。1983年、銚子電気鉄道株式会社に入社。現・鉄道部次長。2003年に千葉大学工学部都市環境システム学科に入学。まちづくりについて研究する。趣味は町歩き、写真、金管バンド。
1963年銚子生まれ。銚子育ち。1983年、銚子電気鉄道株式会社に入社。現・鉄道部次長。2003年に千葉大学工学部都市環境システム学科に入学。まちづくりについて研究する。趣味は町歩き、写真、金管バンド。
登録情報
- 出版社 : 日経BP (2008/1/31)
- 発売日 : 2008/1/31
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 180ページ
- ISBN-10 : 482224640X
- ISBN-13 : 978-4822246402
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,059,426位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年2月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2006年の「ぬれせんべい騒動」(騒動 と言う言い方はちょっと失礼かもしれませんが)をはじめ、銚子電鉄の歴史から作者本人の人生、そして、地方交通問題に亘って(わたって)幅広く書かれている。だが、この本の一番の主題は「地方交通問題」や「まちづくり問題」だと思う。作者の人生に関する話が出てきたのもこのことがあるためだと思う。。
この本の最後を見ると「構成」をした人が居るとのこと。
最後に、
本書内には 「 どうして鉄道を残していく必要があるのか 」というテーマについて筆者なりの考えが多く書かれており、私も概ね共感することばかりだった。だが、本書内には無かった観点を申し上げたい。
私が、銚子電鉄を含む鉄道に対して意義を見出しているのは、「交通権」の保障と言う点から。それこそ遠くに居ても銚子や外川までバス等と比べ比較的容易に行けるし、外川など、私から見れば「よそ」の土地も身近に感じられる。鉄道にはそんな機能があるから。
もし著者がこのレビューを読んでくれたら参考にしてほしく申し上げた。
この本の最後を見ると「構成」をした人が居るとのこと。
最後に、
本書内には 「 どうして鉄道を残していく必要があるのか 」というテーマについて筆者なりの考えが多く書かれており、私も概ね共感することばかりだった。だが、本書内には無かった観点を申し上げたい。
私が、銚子電鉄を含む鉄道に対して意義を見出しているのは、「交通権」の保障と言う点から。それこそ遠くに居ても銚子や外川までバス等と比べ比較的容易に行けるし、外川など、私から見れば「よそ」の土地も身近に感じられる。鉄道にはそんな機能があるから。
もし著者がこのレビューを読んでくれたら参考にしてほしく申し上げた。
2015年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
銚子電鉄の経営危機をぬれせんべいを買ってと、支援をホームページを募ったら、多くの人が注文をしてくれて、その結果、危機を乗り越えることができた、という心温まるエピソードの当事者が、その背景(ビハインド・ザ・シーン)を語った本。エピソードが、なんか世の中って見捨てたもんじゃないよね、と思わせてくれるので、読んでいると肯定的な気分になる。さて、本は6章から構成される。1章がこのエピソードをまとめたもの。これは非常によい。2章は銚子電鉄の歴史。これは1章ほど読む価値はないかもしれないが悪くない。そして3章であるが、これは著者の話になる。この章は正直、どうでもいい感がしてくる。4章は3章の続編的なものとなり、5章は著者の大学院での話、長浜の紹介など、さらにどうでもいい感が増す。最後の6章になると、著者のローカル鉄道視察記録、みたいなものとなってしまい、いやホームページで読むならいい内容だが、本として読みたいとはあまり思わない。ということで1章は5つ星、2章は4つ星、3章〜4章は2つ星、5章〜6章は1つ星、ということで平均では3星という評価になります。というか1章、そして興味があれば2章までだけ読めば十分かと思います。
2015年11月18日に日本でレビュー済み
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自分一人の手柄のような印象
銚子電鉄の支援になればと思いましたが、
この本を買っても印税は作者にだけで、
銚子電鉄の支援にはならないんですよね。
銚子電鉄の支援になればと思いましたが、
この本を買っても印税は作者にだけで、
銚子電鉄の支援にはならないんですよね。
2008年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
危機に陥ったローカル鉄道がいかにしてそれを乗り切ったか…。
ネットを通し、多少なりとも「銚子電鉄支援」に注目していた私なので、読んでて涙ぐんでしまう箇所がいくつかありました。
銚子電鉄の危機と再生を見守った日々…少々不謹慎な言い方ですが、それはとても楽しいものでした。
思いを同じくしている仲間とネットを通してでもつながっていると言う連帯感、そして、応援している銚子電鉄側ともつながっていると言う実感。それはネットならではのものだと思います。
こういった形で支援が成功したのも、著者である向後氏がネット住民と真摯に向き合ってくれたからに他なりません。
インターネット上であっても人と人との繋がりは大事にする、そういった姿勢が形になったのだと思います。
また、著書では「まちづくり」にも触れられています。
氏が大学で学んだまちづくりの考え方が、わかり易い言葉で書かれているので、その辺も面白く読めますし、銚子と銚子電鉄のこれからにも期待したくなってくる感じでもあります。
ネットを通し、多少なりとも「銚子電鉄支援」に注目していた私なので、読んでて涙ぐんでしまう箇所がいくつかありました。
銚子電鉄の危機と再生を見守った日々…少々不謹慎な言い方ですが、それはとても楽しいものでした。
思いを同じくしている仲間とネットを通してでもつながっていると言う連帯感、そして、応援している銚子電鉄側ともつながっていると言う実感。それはネットならではのものだと思います。
こういった形で支援が成功したのも、著者である向後氏がネット住民と真摯に向き合ってくれたからに他なりません。
インターネット上であっても人と人との繋がりは大事にする、そういった姿勢が形になったのだと思います。
また、著書では「まちづくり」にも触れられています。
氏が大学で学んだまちづくりの考え方が、わかり易い言葉で書かれているので、その辺も面白く読めますし、銚子と銚子電鉄のこれからにも期待したくなってくる感じでもあります。
2010年6月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書の帯は、
“「ぬれせんべいを買ってください!」
電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。”
となっているが、本書の内容は「がんばれ!銚子電鉄 ローカル鉄道とまちづくり」という表題に沿った内容だ。多くの読者が本書を手に取るきっかけになったであろう「ぬれせんべいを買ってください」騒動については、30ページ割かれているだけ。
続いて、銚子電鉄84年史、さらに向後鉄道部次長さんの個人史が約90ページ。
最後は、向後さんが大学に通った結果の成果をまとめたともとれる「まちづくりとローカル鉄道」「これからの地方鉄道」が合計30ページという構成です。
本書を知らずに、2009年末に銚子に旅行に行き、銚子電鉄を利用したのだが、駅の土産物売り場が、他の観光地に比べて活発なのが印象的だった。銚子電鉄には約70名ほどの社員がいるそうだが、本書によれば、これらも立派な銚子電鉄の事業のはずで、だとしたら、本書は本来こうした騒動を通じて、社員が元気になっていった物語でもあるはず。
しかし、本書では、ネット上のボランティアや、町の人たちで結成された “銚子電鉄サポーターズ” のがんばりは登場するが、こうした周りの活動を受けて意識も変わっていったであろう銚子電鉄社員の変化や、社内の雰囲気などはあまり描かれていなかったのが残念だった。執筆者が鉄道部次長さんだということもあって、遠慮もあったのだろうが、ちょっと残念な気持ちが残ったので、★を一つ減らしました。
“「ぬれせんべいを買ってください!」
電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。”
となっているが、本書の内容は「がんばれ!銚子電鉄 ローカル鉄道とまちづくり」という表題に沿った内容だ。多くの読者が本書を手に取るきっかけになったであろう「ぬれせんべいを買ってください」騒動については、30ページ割かれているだけ。
続いて、銚子電鉄84年史、さらに向後鉄道部次長さんの個人史が約90ページ。
最後は、向後さんが大学に通った結果の成果をまとめたともとれる「まちづくりとローカル鉄道」「これからの地方鉄道」が合計30ページという構成です。
本書を知らずに、2009年末に銚子に旅行に行き、銚子電鉄を利用したのだが、駅の土産物売り場が、他の観光地に比べて活発なのが印象的だった。銚子電鉄には約70名ほどの社員がいるそうだが、本書によれば、これらも立派な銚子電鉄の事業のはずで、だとしたら、本書は本来こうした騒動を通じて、社員が元気になっていった物語でもあるはず。
しかし、本書では、ネット上のボランティアや、町の人たちで結成された “銚子電鉄サポーターズ” のがんばりは登場するが、こうした周りの活動を受けて意識も変わっていったであろう銚子電鉄社員の変化や、社内の雰囲気などはあまり描かれていなかったのが残念だった。執筆者が鉄道部次長さんだということもあって、遠慮もあったのだろうが、ちょっと残念な気持ちが残ったので、★を一つ減らしました。
2008年2月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
濡れ煎餅騒ぎを好奇心で見ていた一人として「その後」が知りたくて読みました。
しかし向後次長が件の騒ぎの中で大学に通っていたとは。
その成果というか「まちづくりが地方鉄道生き残りのカギ」という氏の考えが
本書の終わりにまとめられています。なかなか興味深い。
しかし向後次長が件の騒ぎの中で大学に通っていたとは。
その成果というか「まちづくりが地方鉄道生き残りのカギ」という氏の考えが
本書の終わりにまとめられています。なかなか興味深い。
2008年1月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著作全体を通じて著者の誠実さというか、真面目さが伝わってきます。
本自体の構成が3つのパートに別れています。
1:銚子電鉄運行停止の危機と、HP掲載後の騒動顛末
2:銚子電鉄の歴史と、著者の鉄道マン人生との絡み
3:今回の経験から視た、地方ローカル鉄道の生き残りについて
きっと、1の部分に惹かれて読まれる方が多いと思いますが、意外とあっさりしています。
・・・いや、本当に疾風怒濤の日々に巻き込まれた身としては、まだ整理が付いていない
のかもしれませんね。逆に2chの銚電まとめサイトを読んだ方がわかりやすいかも
しれません。そう言うイミではタイトルに書いたように肩すかしを喰うことになります。
むしろ、この本の愁眉はこの騒動以前からまちづくりに興味を持ち、千葉大工学部に社会人
入学したという著者が、銚電勤務という立場から、騒動の顛末だけで終わらせるのではなく、
もっとマクロな視点で語っているところにあるのでしょう。
淡々と語っていますが、同じ社会人として真似できることではありません。
とはいえ、最終章の地方ローカル鉄道の行く末についての考察についてはやや紋切り調です。
でも、著者が一番言いたいことはそこなんだろうなぁと。
少々辛い評点にしてしまいましたが、06年末の騒動時に濡れ煎餅を注文したひとりとして、
銚電の発展を祈りますし、著者という得難い人材を銚電がもっていた幸運と、ネットに
対してよく言われる「敵に回すと怖いけど、味方にすると頼りない」だけではないよと
いうことに★1つおまけしておきます。
本自体の構成が3つのパートに別れています。
1:銚子電鉄運行停止の危機と、HP掲載後の騒動顛末
2:銚子電鉄の歴史と、著者の鉄道マン人生との絡み
3:今回の経験から視た、地方ローカル鉄道の生き残りについて
きっと、1の部分に惹かれて読まれる方が多いと思いますが、意外とあっさりしています。
・・・いや、本当に疾風怒濤の日々に巻き込まれた身としては、まだ整理が付いていない
のかもしれませんね。逆に2chの銚電まとめサイトを読んだ方がわかりやすいかも
しれません。そう言うイミではタイトルに書いたように肩すかしを喰うことになります。
むしろ、この本の愁眉はこの騒動以前からまちづくりに興味を持ち、千葉大工学部に社会人
入学したという著者が、銚電勤務という立場から、騒動の顛末だけで終わらせるのではなく、
もっとマクロな視点で語っているところにあるのでしょう。
淡々と語っていますが、同じ社会人として真似できることではありません。
とはいえ、最終章の地方ローカル鉄道の行く末についての考察についてはやや紋切り調です。
でも、著者が一番言いたいことはそこなんだろうなぁと。
少々辛い評点にしてしまいましたが、06年末の騒動時に濡れ煎餅を注文したひとりとして、
銚電の発展を祈りますし、著者という得難い人材を銚電がもっていた幸運と、ネットに
対してよく言われる「敵に回すと怖いけど、味方にすると頼りない」だけではないよと
いうことに★1つおまけしておきます。