ロジスティックの意味をはき違えている日本人の多い中、是非一読すべき内容です。
World War IIでの悲惨な結果を繰り返さないためにも(補給と言う面で)
3.11、あらゆる物資が不足した時、アメリカではシステム、機械類の標準化があるのでメーカー間の融通がある程度効くが
日本製は各社ばらばらで苦労したと耳にしました。日本の原発各社規格が違うのも大きな問題ですね。
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軍事とロジスティクス 単行本 – 2008/3/27
江畑 謙介
(著)
海上自衛隊艦船のインド洋での給油活動は、その継続の是非が国会で問われたが、自衛隊が担っていたのは現代の戦争あるいは戦闘行動では生命線となるロジスティクスそのものである。旧日本軍の致命的な弱点は、このロジスティクスの軽視にあった。その悪しき伝統を継承してか、自衛隊でも、ロジスティクス軽視の体質は変わっていないことは、ロジスティクスの訳が依然として「兵站、後方」となっていることに現れている。ロジスティクスの正しい定義は「多くの人間と装備が関与する場合に、複雑な作戦を成功させるために必要とされる実際的な機構」(オックスフォード辞典)である。
本書は激変するロジスティクスの最前線を膨大なデータをもとに描き出した。湾岸戦争当時、ぺルシャ湾に送られた8万個のコンテナは、現地で一度開封し、中身を確認してから封印して目的地に送っていた。12年後のイラク戦争では、各コンテナには電子タグが付けられ、開封しなくても内容物、発送地、目的地がわかるようになった。ロジスティクスを担うのは、なにも軍人だけではない。軍は、ロジスティクスのかなりの部分を民間に委託している。本書にはハリバートンなど民間請負会社の実態も詳細に描かれている。100点を超える写真資料を収録し、アフガン、イラクという新しい戦場での軍事行動をロジスティクスの観点から見事に分析している。
本書は激変するロジスティクスの最前線を膨大なデータをもとに描き出した。湾岸戦争当時、ぺルシャ湾に送られた8万個のコンテナは、現地で一度開封し、中身を確認してから封印して目的地に送っていた。12年後のイラク戦争では、各コンテナには電子タグが付けられ、開封しなくても内容物、発送地、目的地がわかるようになった。ロジスティクスを担うのは、なにも軍人だけではない。軍は、ロジスティクスのかなりの部分を民間に委託している。本書にはハリバートンなど民間請負会社の実態も詳細に描かれている。100点を超える写真資料を収録し、アフガン、イラクという新しい戦場での軍事行動をロジスティクスの観点から見事に分析している。
- 本の長さ496ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2008/3/27
- ISBN-104822246469
- ISBN-13978-4822246464
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登録情報
- 出版社 : 日経BP (2008/3/27)
- 発売日 : 2008/3/27
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 496ページ
- ISBN-10 : 4822246469
- ISBN-13 : 978-4822246464
- Amazon 売れ筋ランキング: - 356,575位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年2月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著名な軍事評論家によるロジスティックス論。
日本は、兵站やロジスティックスが弱いとは、先の敗戦以降指摘され続けてきた。
しかしながら、この分野に関する文献は極めて少ない。
本書は、ロジスティックスの概念的なものから、最近の米軍の戦争での
具体的事例をふんだんに入れながら、軍事とロジスティックスについて解説されている。
メディアで戦争の断片的な情報とその結果しか報道されていないが、
米軍のロジスティックスはここまで取り組みをされているのかと驚愕する。
日本は、兵站やロジスティックスが弱いとは、先の敗戦以降指摘され続けてきた。
しかしながら、この分野に関する文献は極めて少ない。
本書は、ロジスティックスの概念的なものから、最近の米軍の戦争での
具体的事例をふんだんに入れながら、軍事とロジスティックスについて解説されている。
メディアで戦争の断片的な情報とその結果しか報道されていないが、
米軍のロジスティックスはここまで取り組みをされているのかと驚愕する。
2015年2月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
綺麗な状態でした。郵送も素早くしていただき感謝してますまたお願いします。
2011年8月10日に日本でレビュー済み
本書は、2009年にお亡くなりになられた日本の軍事評論家の第一人者である江畑謙介氏の(単行本としては)最期から2番目に新しい書物です。
江畑謙介氏は、理系大学出身、英国防衛専門誌の特派員やストックホルム国際平和研究所の客員研究員等を歴任され、兵器システム・戦術・戦略等軍事分野の博識な知識・分析力と政治イデオロギー的に中立な立場に基づいて「安全保障」「兵器」について一般市民でもわかりやすい説明をされる数少ない人物でした。
本書の概要は、このページの上部「商品の説明」にあるとおりです。
私は、2011年7月に日本の安全保障を考える材料として本書を読みましたが、その限りにおいて一市民が考えるにあたっては、次作の「日本に足りない軍事力」(2008年、青春出版社)に書かれている内容で充分かと思いました。
江畑謙介氏は、理系大学出身、英国防衛専門誌の特派員やストックホルム国際平和研究所の客員研究員等を歴任され、兵器システム・戦術・戦略等軍事分野の博識な知識・分析力と政治イデオロギー的に中立な立場に基づいて「安全保障」「兵器」について一般市民でもわかりやすい説明をされる数少ない人物でした。
本書の概要は、このページの上部「商品の説明」にあるとおりです。
私は、2011年7月に日本の安全保障を考える材料として本書を読みましたが、その限りにおいて一市民が考えるにあたっては、次作の「日本に足りない軍事力」(2008年、青春出版社)に書かれている内容で充分かと思いました。
2014年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2008年初版ですが、内容は全く色あせておらず、旧日本軍の足りなかった部分「ロジスティクス」を具体的事例を中心に分かりやすく解説している。
2011年1月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
軍事とロジスティクスとあり、冒頭では自衛隊の兵站は単にそのうちの後方のみだと言い放って、自分は本来のロジスティクスについて網羅すると宣言している。
しかしながら、記述は現代戦におけるいわゆる後方およびシステムの技術的な話に終始し、その内容にしても、軍広報やニュースに毛が生えた程度の内容しかない。
言うなら内燃機関の仕組みや発展について書いてあると期待したら、部品の選択や、破損について書いてあるようなものだ。
まじめにロジスティクスについて学ぼうとするのであれば、甚だしい失望を味わうことになる。
タイトルには「現代戦におけるロジスティクスの現状」というレポートがふさわしい。
著者は、TVなどに良く出ているようだが、本業はおろそかなのだろう。ジャーナリストでもかける内容で、文章は全て借り物で自分の意見がない。私の改名したタイトルで読むなら楽しく読めるだろう。
しかしながら、記述は現代戦におけるいわゆる後方およびシステムの技術的な話に終始し、その内容にしても、軍広報やニュースに毛が生えた程度の内容しかない。
言うなら内燃機関の仕組みや発展について書いてあると期待したら、部品の選択や、破損について書いてあるようなものだ。
まじめにロジスティクスについて学ぼうとするのであれば、甚だしい失望を味わうことになる。
タイトルには「現代戦におけるロジスティクスの現状」というレポートがふさわしい。
著者は、TVなどに良く出ているようだが、本業はおろそかなのだろう。ジャーナリストでもかける内容で、文章は全て借り物で自分の意見がない。私の改名したタイトルで読むなら楽しく読めるだろう。
2013年3月11日に日本でレビュー済み
「ロジスティクス」や「補給戦」に興味や関心がある方ならわかると思うが、イラク戦争やアフガン紛争などの近代戦でのロジスティクスを詳細に解説してくれる本はあまりない。
本書では、近年のロジスティクスのシステムとしての変化や、実戦での実例や将来構想まで噛み砕いて解説してあるので、とても解りやすくて読みやすい。
本書の著者である江畑先生がもし今も生きてらしたら、本書の続編を書いてくださったのではないかと残念でなりません。本当にいい本ですので、是非読んでみてください。
本書では、近年のロジスティクスのシステムとしての変化や、実戦での実例や将来構想まで噛み砕いて解説してあるので、とても解りやすくて読みやすい。
本書の著者である江畑先生がもし今も生きてらしたら、本書の続編を書いてくださったのではないかと残念でなりません。本当にいい本ですので、是非読んでみてください。
2008年3月29日に日本でレビュー済み
帯に書いてある文字も、「はじめに」でも格好がいい言葉が続きます。
地味に見られがちな「ロジスティクス」がこうした本で脚光を浴び、売れたら凄く嬉しいと思います。
しかし、何かが違う様な気がしてなりません。
この本は、戦略(ロジスティクス)の戦術に関する本ではないのかな?(いい表現なのか分からないのですが)
どんな機器で今のロジスティクスを実現しているか?と云うカタログ本であって、ロジスティクス自体をうまく表現できているとはいえません。
そこを割り切って読める人には最適な本だと思います。
(この著者の「アメリカの軍事力」だったかな?この本と同じ様な切り口です)
ロジスティクスに関する本ならば、(超有名な「補給戦」は極当然の事として...)
山・動く―湾岸戦争に学ぶ経営戦略:W.G. パゴニス
ロジスティクス―戦史に学ぶ物流戦略:谷光太郎
ロジスティクス思考とは何か―戦史から解明する戦略的物流革命:谷光太郎
技術中将の日米戦争 陸軍の俊才テクノクラート秋山徳三郎: 石井正紀
などの方が、「私は」感動しました。
地味に見られがちな「ロジスティクス」がこうした本で脚光を浴び、売れたら凄く嬉しいと思います。
しかし、何かが違う様な気がしてなりません。
この本は、戦略(ロジスティクス)の戦術に関する本ではないのかな?(いい表現なのか分からないのですが)
どんな機器で今のロジスティクスを実現しているか?と云うカタログ本であって、ロジスティクス自体をうまく表現できているとはいえません。
そこを割り切って読める人には最適な本だと思います。
(この著者の「アメリカの軍事力」だったかな?この本と同じ様な切り口です)
ロジスティクスに関する本ならば、(超有名な「補給戦」は極当然の事として...)
山・動く―湾岸戦争に学ぶ経営戦略:W.G. パゴニス
ロジスティクス―戦史に学ぶ物流戦略:谷光太郎
ロジスティクス思考とは何か―戦史から解明する戦略的物流革命:谷光太郎
技術中将の日米戦争 陸軍の俊才テクノクラート秋山徳三郎: 石井正紀
などの方が、「私は」感動しました。