私は、経済とか金融とかに関しては、ど素人です。
専門用語にあふれる本の内容は、ほとんど理解できませんでした。
が、私の 常日頃の思考の網に ぴったりハマりました。
この本と、「不連続変化の時代ーー砂の山はいつ崩れるのか?」 「戦争症候群」
そして、ドラッカーの「断絶の時代」
この4冊が、絡むように私の頭の中を駆け巡ります。
買って失敗の本もあれば、その失敗を補ってくれる本もあり、
買ってみなきゃ、読んでみなきゃ 分かりませんよね(^^)
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
市場リスク 暴落は必然か 単行本 – 2008/5/22
リチャード・ブックステーバー
(著),
遠藤 真美
(翻訳)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,646","priceAmount":1646.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,646","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"MZWRO0QRtfuS9eHNKX3u8BdXIdqbjKOOo%2FeoNhlNejr%2BYSWXzOmJ7kqP59Sk%2BGGacY8%2Bd5CZXM0yEMGq7bN8vf%2BqGEThHNUUdMrafhYRekKYPRQQa6%2BuA4fa4gSjx4S%2FjLr1RiCFPr71oIo%2F74VvjbEMfij4YA7SBrMXNb7%2FC8UYBI0VjbvEXQ%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}]}
購入オプションとあわせ買い
サブプライム危機が表面化する直前に出版され、「サブプライム危機を予言した書」としてウォール街で大きな反響を呼んだリスク管理のプロの手による警告の書。
MITの経済学者から一転、時代の流れに乗ってウォール街に転じてデリバティブの開発に携わることになった著者は、1987年の株価大暴落であるブラックマンデーはモルガンスタンレーで、ロシア危機を引き金とした1998年のヘッジファンド、LTCM破綻はソロモンブラザーズで体験した。近年、頻繁に市場を襲うようになった金融危機の「犯人」は、「われわれ自身である」と著者は告白する。
つまり、リスクを分散させるデリバティブなど金融技術の発展によって金融市場はますます「効率的」になり、新興国の経済発展などグローバリズムを加速させ、永遠の繁栄を手中にしたかに見えたのだが、実は大きな脆弱さを内部に抱え込むようになったという。なぜか? 本書は、ウォール街のインサイダーである著者が、自己の体験を振り返りながら、金融危機の「犯人」を追跡し、危機を防ぐための方策を提案する。
日本に関してもかなり言及され、ソロモンの債券トレーダーとして一世を風靡した「シュガー」明神の金ぴかぶりや、金融危機で「優先株」を発行した邦銀の「ワナ」にひっかかり、大損した旧UBSのエピソードなども描かれている。
MITの経済学者から一転、時代の流れに乗ってウォール街に転じてデリバティブの開発に携わることになった著者は、1987年の株価大暴落であるブラックマンデーはモルガンスタンレーで、ロシア危機を引き金とした1998年のヘッジファンド、LTCM破綻はソロモンブラザーズで体験した。近年、頻繁に市場を襲うようになった金融危機の「犯人」は、「われわれ自身である」と著者は告白する。
つまり、リスクを分散させるデリバティブなど金融技術の発展によって金融市場はますます「効率的」になり、新興国の経済発展などグローバリズムを加速させ、永遠の繁栄を手中にしたかに見えたのだが、実は大きな脆弱さを内部に抱え込むようになったという。なぜか? 本書は、ウォール街のインサイダーである著者が、自己の体験を振り返りながら、金融危機の「犯人」を追跡し、危機を防ぐための方策を提案する。
日本に関してもかなり言及され、ソロモンの債券トレーダーとして一世を風靡した「シュガー」明神の金ぴかぶりや、金融危機で「優先株」を発行した邦銀の「ワナ」にひっかかり、大損した旧UBSのエピソードなども描かれている。
- 本の長さ447ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2008/5/22
- ISBN-104822246671
- ISBN-13978-4822246679
登録情報
- 出版社 : 日経BP (2008/5/22)
- 発売日 : 2008/5/22
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 447ページ
- ISBN-10 : 4822246671
- ISBN-13 : 978-4822246679
- Amazon 売れ筋ランキング: - 254,171位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 158位証券・金融市場
- - 673位一般・投資読み物 (本)
- - 732位金融・ファイナンス (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
20グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2015年9月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2008年9月29日に日本でレビュー済み
数々の金融クラッシュの実況中継、みたいなところがあって、野次馬根性で読むにはなかなか楽しい読み物です。
また、著者が述べる、「今の市場にまかせたままではクラッシュは不可避」というのは、納得できる意見です。「市場に任せておけば万事OK」なんていう話が、「まさに空論」であることは、本書の中身から良く見て取れます。
といいながら、一方で著者は、それを防ぐための「各種の規制」には否定的です。で。「それではどうする?」という問いに対する答え。これはなかなか興味深いものですので、ぜひご一読の上考えられてみてはいかがでしょうか?。
また、著者が述べる、「今の市場にまかせたままではクラッシュは不可避」というのは、納得できる意見です。「市場に任せておけば万事OK」なんていう話が、「まさに空論」であることは、本書の中身から良く見て取れます。
といいながら、一方で著者は、それを防ぐための「各種の規制」には否定的です。で。「それではどうする?」という問いに対する答え。これはなかなか興味深いものですので、ぜひご一読の上考えられてみてはいかがでしょうか?。
2009年5月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
原題は"A Demon of our own Design"「我々が創りし悪魔」で、自分たちがこの「不安定な金融マーケット」を創ってしまったことについての、懺悔の意味が込められているのでは。著者が働いてきた投資銀行、ヘッジファンドという少し前の最先端、サブプライムショック後の今では「衰退していく恐竜」にもたとえられる業界モノ。その変遷と彼らが巻き起こした金融イノベーション、そしてその弊害として頻発するようになった「暴落」リスクについて。マーケットの急激な変動が過度のレバレッジによって発生することは他著者も指摘している通り。著者は根本原因のレバレッジそのものの規制を主張している。
逆に空売り規制などのよくある「市場に対する規制」には一貫して反対の態度。というのも、規制を作れば対応するシステムがさらに複雑になり、思いもかけぬところで暴落リスクが顕在化する、というもの。
量子力学やカオス理論、ネットワーク理論、生物学などを援用し、
「全てのリスクを見通すことはできない」
「密結合したシステムは脆弱」
「過度の最適化は想定外リスクに対して無力」
という主張はおっしゃる通りで、説得力が高い。
マーケットが理想とした「情報が瞬時でいきわたる完全効率市場」は、システムとして非常にもろいということは大きな皮肉。金融システムはグローバル化することにより世界のマーケットを密結合に変えてしまい、NYでの出来事がロンドン、東京、そして新興国マーケットに多大な影響を及ぼすことになった。それを粗結合に戻すことは「情報の流通を遮る」ことになり、大きな困難が伴うだろう。
とすると、彼の主張する
「アクセラレータとしてのレバレッジを強く規制すること」
は非常に的を射ているのでは。
#それだけでは弱いかもしれないが、他に選択肢がない、という意味で。
訳は非常にこなれていてレベルが高い。金融用語もきっちり理解して訳していることがよくわかる。他の翻訳ものも、このくらいのレベルでがんばって欲しいなあと思う。
逆に空売り規制などのよくある「市場に対する規制」には一貫して反対の態度。というのも、規制を作れば対応するシステムがさらに複雑になり、思いもかけぬところで暴落リスクが顕在化する、というもの。
量子力学やカオス理論、ネットワーク理論、生物学などを援用し、
「全てのリスクを見通すことはできない」
「密結合したシステムは脆弱」
「過度の最適化は想定外リスクに対して無力」
という主張はおっしゃる通りで、説得力が高い。
マーケットが理想とした「情報が瞬時でいきわたる完全効率市場」は、システムとして非常にもろいということは大きな皮肉。金融システムはグローバル化することにより世界のマーケットを密結合に変えてしまい、NYでの出来事がロンドン、東京、そして新興国マーケットに多大な影響を及ぼすことになった。それを粗結合に戻すことは「情報の流通を遮る」ことになり、大きな困難が伴うだろう。
とすると、彼の主張する
「アクセラレータとしてのレバレッジを強く規制すること」
は非常に的を射ているのでは。
#それだけでは弱いかもしれないが、他に選択肢がない、という意味で。
訳は非常にこなれていてレベルが高い。金融用語もきっちり理解して訳していることがよくわかる。他の翻訳ものも、このくらいのレベルでがんばって欲しいなあと思う。
2013年6月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
発送も早く、送られてきた本の状況も非常に良好です。発送前にはメールを頂き受け取りの予定もたちました。
2013年1月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
説明どおり本の状態が良かったです。満足です。また機会があればよろしくお願いします。
2013年2月5日に日本でレビュー済み
本書は実態経済の変動率以上に金融市場の変動率が大きいことを現代の金融市場の問題として提起することから始まります。そして、著者が勤務していたモルガンスタンレーやソロモンブラザースでの体験を通して、1987年のブラックマンデーや1998年のLTCM危機などを述べています。それらは生々しく金融恐慌の問題の一端を担った金融取引の現場の内情を知ることが出来ます。また、クオンツや無名なトレーダーからウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロス、ジュリアン・ロバートソンといった著名なトレーダーまで多くの秀才・天才が登場し、彼らが市場と格闘する姿が紹介されています。これらの実話は、「金融市場の変動率が大きいのは、市場が複雑になり、かつ市場を構成する要素が強く結合しているためだ」という著者の主張に説得力を与えます。よって、本書のタイトルである「市場リスク暴落は必然か」という問には、市場が上記の構造を内包している限りYESとの答です。終章では金融市場を改善するためにはレバレッジを制限し、金融商品を単純化することを提起しており、本書出版後に起きたサブプライムローン問題に端を発する不況の原因を考えると、その主張の正しさに納得します。
本書では投資家の様々な行動も分析していますが次の指摘が興味深かったです。1)バブルの発生には2つの投資家心理が働いており、1つは儲けるほど大きなリスクを取るようになること、2つ目は勝つ人が増えるほど自分は頭が良いと考えて自分の相場観に固執するようになること、2)数多くの投資家が利益を早めに確定したり損を出しているポジションを保留する理由は、累積リターンを最大化するためではなく、勝敗率を基準に運用しているためだ、ということです。本書は金融機関の内幕を知ることができ、かつ読者に現代の金融市場が如何にハイリスクであるか教えてくれます。欠点としては話題の途中で脱線することが多いことです。
本書では投資家の様々な行動も分析していますが次の指摘が興味深かったです。1)バブルの発生には2つの投資家心理が働いており、1つは儲けるほど大きなリスクを取るようになること、2つ目は勝つ人が増えるほど自分は頭が良いと考えて自分の相場観に固執するようになること、2)数多くの投資家が利益を早めに確定したり損を出しているポジションを保留する理由は、累積リターンを最大化するためではなく、勝敗率を基準に運用しているためだ、ということです。本書は金融機関の内幕を知ることができ、かつ読者に現代の金融市場が如何にハイリスクであるか教えてくれます。欠点としては話題の途中で脱線することが多いことです。
2008年9月3日に日本でレビュー済み
訳文は読みやすいかと思いますが、地味で盛り上げに欠け、専門用語や固有名詞が多く出てくる特に前半は、門外漢には読み難いです。後半は、スリーマイル島やビクトリア湖のお魚から、グレイシー柔術の歴史まで、小話が多く差し挟まれ、金融リスクへの最適解とは何かを探ります。ぜんたいとしては、体験を印象的に綴った静かな研究書といった趣でしょうか。
2008年6月2日に日本でレビュー済み
・ブラックマンデー前にプットオプションを買い、見事ヤングリタイヤしたトレーダー
・日本の不況時、日本国債の取引等で20億ドル稼いだソロモン日本支店
・ロシア危機寸前に、ロシア国債とルーブルから脱出したソロモン
・流動性の無い優先株をUBSに買わせ、大損させた日本の金融機関
・インターネットバブル時にバリュー投資を貫き、破綻したタイガー・マネジメント
実にさまざま悲喜劇が本書で展開され、さながら現代金融物語である。
また、投資のヒントが満載であり、読み終わるのが勿体無く感じた。
・日本の不況時、日本国債の取引等で20億ドル稼いだソロモン日本支店
・ロシア危機寸前に、ロシア国債とルーブルから脱出したソロモン
・流動性の無い優先株をUBSに買わせ、大損させた日本の金融機関
・インターネットバブル時にバリュー投資を貫き、破綻したタイガー・マネジメント
実にさまざま悲喜劇が本書で展開され、さながら現代金融物語である。
また、投資のヒントが満載であり、読み終わるのが勿体無く感じた。