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大暴落1929 (日経BPクラシックス) 単行本 – 2008/9/25
ジョン・K・ガルブレイス
(著),
村井 章子
(翻訳)
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日経BPクラシックス 第3弾
日経BPクラシックス・シリーズの第3弾。
バブル崩壊、株価暴落のあとに必ず読まれる、恐慌論の名著。
●会社型投資信託のブーム
●レバレッジ効果への信仰
●バブル紳士の跋扈点
●動きの鈍いFRB
これ、いつの話?
第二次大戦後最悪の金融危機といわれるサブプライム・ショックに見舞われている2008年の話ではない。
1929年の大暴落、その後の世界恐慌につながるアメリカのバブル当時の話である。
「本書は1955年に初版が発行された。以来、40年、版を重ねている。この本がこれだけ長いこと売れ続けているのは、
著者はともかく中身がいいからだと評価していただいているようだ。まずいくらかは役に立つかも知れない。
だがこの本が時代を超えて長寿を保っているのは、別に理由がある。増刷され本屋に並ぶたびに、バブルや株安など
何事かが起きるのだ。すると、この本への関心が高まる。そう遠くない昔に好景気が一転して深刻な恐慌につながったときのことを、
多くの人が知りたいと考えるからだろう」(1997年版まえがき)
ガルブレイスの作品の中では小品だが、中身は濃い。サブプライム危機が世界経済危機に拡大しそうな現在の状況を考えるうえで、
貴重なテキストといえる。
日経BPクラシックス・シリーズの第3弾。
バブル崩壊、株価暴落のあとに必ず読まれる、恐慌論の名著。
●会社型投資信託のブーム
●レバレッジ効果への信仰
●バブル紳士の跋扈点
●動きの鈍いFRB
これ、いつの話?
第二次大戦後最悪の金融危機といわれるサブプライム・ショックに見舞われている2008年の話ではない。
1929年の大暴落、その後の世界恐慌につながるアメリカのバブル当時の話である。
「本書は1955年に初版が発行された。以来、40年、版を重ねている。この本がこれだけ長いこと売れ続けているのは、
著者はともかく中身がいいからだと評価していただいているようだ。まずいくらかは役に立つかも知れない。
だがこの本が時代を超えて長寿を保っているのは、別に理由がある。増刷され本屋に並ぶたびに、バブルや株安など
何事かが起きるのだ。すると、この本への関心が高まる。そう遠くない昔に好景気が一転して深刻な恐慌につながったときのことを、
多くの人が知りたいと考えるからだろう」(1997年版まえがき)
ガルブレイスの作品の中では小品だが、中身は濃い。サブプライム危機が世界経済危機に拡大しそうな現在の状況を考えるうえで、
貴重なテキストといえる。
- ISBN-104822247015
- ISBN-13978-4822247010
- 出版社日経BP
- 発売日2008/9/25
- 言語日本語
- 本の長さ312ページ
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商品の説明
著者について
ジョン・ケネス・ガルブレイス:
1908年~2006年。カナダ出身の経済学者。主流派経済学の
狭い理論的方法の枠を脱し、時代感覚に溢れた旺盛な執筆活動
で世界的なベストセラーを量産。『アメリカの資本主義』で拮
抗力、『ゆたかな社会』で依存効果、『新しい産業国家』でテ
クノストラクチャーといった新しい概念を生み出した。ハーバ
ード大学教授のかたわら、民主党政権のブレーンを務め、ケネ
ディ政権時代にはインド大使を務めた。著書に『不確実性の時
代』、『マネー』『経済学と公共目的』など。
1908年~2006年。カナダ出身の経済学者。主流派経済学の
狭い理論的方法の枠を脱し、時代感覚に溢れた旺盛な執筆活動
で世界的なベストセラーを量産。『アメリカの資本主義』で拮
抗力、『ゆたかな社会』で依存効果、『新しい産業国家』でテ
クノストラクチャーといった新しい概念を生み出した。ハーバ
ード大学教授のかたわら、民主党政権のブレーンを務め、ケネ
ディ政権時代にはインド大使を務めた。著書に『不確実性の時
代』、『マネー』『経済学と公共目的』など。
登録情報
- 出版社 : 日経BP (2008/9/25)
- 発売日 : 2008/9/25
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 312ページ
- ISBN-10 : 4822247015
- ISBN-13 : 978-4822247010
- Amazon 売れ筋ランキング: - 64,562位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 39位経済史 (本)
- - 78位経済思想・経済学説 (本)
- - 16,416位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年3月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
過去の大恐慌を振り返ってみることは有意義。いつまた来るかわからない。古い本だけれども名著です。
2024年4月26日に日本でレビュー済み
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アメリカのウォール街で、1929年に起きた株の大暴落について、様々な視点から記された書籍で、投資家、当局、証券会社の立場等において、大暴落に際して、どの様に考え、どういった行動をしたのかが柿間見えたので、非常に興味深く読む事が出来ました。
2009年4月28日に日本でレビュー済み
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中身は株式市場の暴落に関する表面的な著述でした。
一歩踏み込んだ分析なり、事実なりがあればよいかと思います。
立ち読みで十分だと思われます。
一歩踏み込んだ分析なり、事実なりがあればよいかと思います。
立ち読みで十分だと思われます。
2021年6月29日に日本でレビュー済み
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ここまで重い内容のはずなのに、ビジネス書らしからぬ筆致で書かれた一冊でした。
単純に作者と訳者の文章が上手いのかもしれませんが、それ以上にまとまっていてわかりやすく、かつ引き込まれる書き方をされていて、一気に読んでしまいました。
時代を超えた名著と言われるのも、納得です。
単純に作者と訳者の文章が上手いのかもしれませんが、それ以上にまとまっていてわかりやすく、かつ引き込まれる書き方をされていて、一気に読んでしまいました。
時代を超えた名著と言われるのも、納得です。
2020年4月18日に日本でレビュー済み
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90年前の世界大恐慌のときに何が起きたのか知りたくて読んだ。新型コロナウイルス感染拡大が続く2020年4月中旬の現在でも日米とも、株価は比較的回復基調だ。この本を読むと世界大恐慌のときも同じ一時的な回復が起きていたことが分かる。また、リーマンショックは銀行を中心とする信用危機であった。しかし、今回の新型コロナ危機は、ロックダウンや緊急事態宣言を伴う実体経済の悪化があり、本質的に異なる、現在のコロナ危機の中で株式市場を考える上で、この本を読み返す価値は大きい。
<この本から分かったこと>
〇大暴落の前、下落の後に何回か株価は持ち直したようだ。そのたびに株バブルに警笛を鳴らしていた少数派の人々は劣勢に立たされた。
〇1929年秋までにアメリカは不況になっていたとうのが通説。最後に株価が下落した。原因は経済で結果が株式市場なのであって、決してその逆ではない。
〇株価下落局面で魔法の言葉があった。「最悪の事態は過ぎた」「組織的な買い支え」である。
〇世界大恐慌の大暴落の特徴は、最悪の事態が最悪ではなく、さらに悪化を続けたこと。底値で拾ったと思った投資家も、その後、株価は何分の一かになった。
株価下落を伴う不況のたびに読まれてきたこの本を読むと、現在の株式市場を冷静に見ることが出来る。一時的に株価は持ち直しているが、それは期待相場と思われる。実体経済の悪化による大不況はこれからだ。目先の利益を求めて期待相場に挑むのは投機だ。底値を待って株を買うことがあっても、そこからの長いかもしれない下落に耐えられるだけのリスク許容度内に収めること。この本を読んで、この考えが確信に変わった。
<この本から分かったこと>
〇大暴落の前、下落の後に何回か株価は持ち直したようだ。そのたびに株バブルに警笛を鳴らしていた少数派の人々は劣勢に立たされた。
〇1929年秋までにアメリカは不況になっていたとうのが通説。最後に株価が下落した。原因は経済で結果が株式市場なのであって、決してその逆ではない。
〇株価下落局面で魔法の言葉があった。「最悪の事態は過ぎた」「組織的な買い支え」である。
〇世界大恐慌の大暴落の特徴は、最悪の事態が最悪ではなく、さらに悪化を続けたこと。底値で拾ったと思った投資家も、その後、株価は何分の一かになった。
株価下落を伴う不況のたびに読まれてきたこの本を読むと、現在の株式市場を冷静に見ることが出来る。一時的に株価は持ち直しているが、それは期待相場と思われる。実体経済の悪化による大不況はこれからだ。目先の利益を求めて期待相場に挑むのは投機だ。底値を待って株を買うことがあっても、そこからの長いかもしれない下落に耐えられるだけのリスク許容度内に収めること。この本を読んで、この考えが確信に変わった。
2020年5月17日に日本でレビュー済み
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社会人になって初めて読んだ経済関連書は、記憶ではガルブレイスの『不確実性の時代』であったと思う。大学時代授業で使ったようなガチンガチンの本ではなく、言葉を換えれば、敷居が低すぎて、なにか怪しげにさえ感じられたほどだった。
邦訳出版された1978年は私が社会に出た年であり、時代の一面を理解するには丁度いいものでもあった。当時この本は、日本では大ベストセラーとなり、゛不確実性の時代”というのが流行語にさえなった。
著者は数理的分析を根底においていないようにも思える面がある事から主流派からは異端視され、亡くなった今でもそういった雰囲気は残るようだ。だが、本著作は今現在読んでみても、的外れだとは全く感じられない。誰でも組し易い本というのは先の本と同様、ユーモアさえ交えながら書かれている。
一般に供された大恐慌に関する代表的古典と言われる良書は現在片手ほどもあるだろうが、C.P.キンドルバーガー『熱狂、恐慌、崩壊 - 金融危機の歴史』と並ぶ、代表的な著作であろう。
邦訳出版された1978年は私が社会に出た年であり、時代の一面を理解するには丁度いいものでもあった。当時この本は、日本では大ベストセラーとなり、゛不確実性の時代”というのが流行語にさえなった。
著者は数理的分析を根底においていないようにも思える面がある事から主流派からは異端視され、亡くなった今でもそういった雰囲気は残るようだ。だが、本著作は今現在読んでみても、的外れだとは全く感じられない。誰でも組し易い本というのは先の本と同様、ユーモアさえ交えながら書かれている。
一般に供された大恐慌に関する代表的古典と言われる良書は現在片手ほどもあるだろうが、C.P.キンドルバーガー『熱狂、恐慌、崩壊 - 金融危機の歴史』と並ぶ、代表的な著作であろう。
2016年10月2日に日本でレビュー済み
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1929年10月の大暴落の前後数年の出来事を集中的に記述した本。著者のJ.K.ガルブレイスは、大恐慌の1930年代にカリフォルニア大バークレーで修士号及び博士号を取得。著者自身が経済学者としてスタートした時代の話だから実にリアルである(本書の初版は、1955年刊行)。人間の行動は簡単には変わらないことに驚く。
・周りの人々が儲け始めると「乗り遅れるな」とばかりに殺到
・皆が買うから値上がりしているだけなのに、もっともらしい理屈が後から出てきて、それが歓迎される
・警鐘を鳴らすやつはバカ扱い。当たっても、相場を暴落させた張本人と恨まれるだけ。責任ある立場の者は、マズイと思っていても何も手はうたない。バブルの最中も崩壊後も、政府は「経済のファンダメンタルズは健全」と言い続ける。
本書が描かれた1955年時点では、制度面で、グラス・スティーガル法による銀証分離、信用取引の保証金維持率の決定権をFRBに付与、証券市場を監督するSEC創設、株式上場時の情報公開など改善されたほか、社会面では、所得格差が縮小し・セーフティーネットも整備、学術面でも、財政・金融政策の重要性を経済学者が認識したから、かつてのような酷いことにはなりにくいだろうという。
とはいえ、著者も能天気ではない。最終章の最後に「バブルを潰しても、経済悪化の張本人として糾弾されるだけ。選挙を考えれば、国民が儲けてご機嫌なのにバブル潰しなど政権にはできない」旨の実に重い指摘をしている。
現在から読み直すと、グラス・スティーガル法は撤廃され(ボルカールールで別の観点から再規制されたが)、所得格差は過去20年で拡大、経済学者も1955年当時より自由主義的、しかも金融のグローバル化が進んでいる。リーマンショックはなんとか収まったが、金融崩壊のスケールは大きくなりそうな気もする。
デフレ経済には閉塞感が漂い、チャンスも少ない。「デフレよりはバブルの方がまし」と思うのも無理からぬことだし、読者自身も「自分は売り抜けて儲けられる」と内心思ったりもするのである。まあ、破滅しないように、自戒を込めて本書を時々読み返すのが身のためだ。
・周りの人々が儲け始めると「乗り遅れるな」とばかりに殺到
・皆が買うから値上がりしているだけなのに、もっともらしい理屈が後から出てきて、それが歓迎される
・警鐘を鳴らすやつはバカ扱い。当たっても、相場を暴落させた張本人と恨まれるだけ。責任ある立場の者は、マズイと思っていても何も手はうたない。バブルの最中も崩壊後も、政府は「経済のファンダメンタルズは健全」と言い続ける。
本書が描かれた1955年時点では、制度面で、グラス・スティーガル法による銀証分離、信用取引の保証金維持率の決定権をFRBに付与、証券市場を監督するSEC創設、株式上場時の情報公開など改善されたほか、社会面では、所得格差が縮小し・セーフティーネットも整備、学術面でも、財政・金融政策の重要性を経済学者が認識したから、かつてのような酷いことにはなりにくいだろうという。
とはいえ、著者も能天気ではない。最終章の最後に「バブルを潰しても、経済悪化の張本人として糾弾されるだけ。選挙を考えれば、国民が儲けてご機嫌なのにバブル潰しなど政権にはできない」旨の実に重い指摘をしている。
現在から読み直すと、グラス・スティーガル法は撤廃され(ボルカールールで別の観点から再規制されたが)、所得格差は過去20年で拡大、経済学者も1955年当時より自由主義的、しかも金融のグローバル化が進んでいる。リーマンショックはなんとか収まったが、金融崩壊のスケールは大きくなりそうな気もする。
デフレ経済には閉塞感が漂い、チャンスも少ない。「デフレよりはバブルの方がまし」と思うのも無理からぬことだし、読者自身も「自分は売り抜けて儲けられる」と内心思ったりもするのである。まあ、破滅しないように、自戒を込めて本書を時々読み返すのが身のためだ。
2014年3月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
原著初版は、1954年に出版されたようですが、本書は1997年版の翻訳です。ガルブレイスのストーリー・テラーとしての才能がいかんなく発揮されており、大恐慌前後のアメリカ経済史としても興味深く読むことができます。「人は、幸福な時ほど騙されやすくなる」「一旦膨張した風船は、針を刺して徐々に空気を抜くことはできない」といった行動経済学やファイナンス理論としても扱えそうな警句が含まれています。レビュアーは、株価暴落後にニューヨークで自殺者が急増したという説にこれまで疑問を抱いたことがありませんでしたが、ガルブレイスは数字を挙げて、これが虚説であると明言しています(p.211)。こうした虚説がまことしやかに流布した理由として、新聞も一般市民もこの時期の自殺を株価暴落に結びつける傾向があったのではないかと、同氏は推測しています(p.213)。 何はともあれ、ジャーナリスティックな才能抜群の経済学者に、大恐慌を語らせるとかくも興味津津たる一冊になります。翻訳も大変優れています。学生諸君にもビジネスパースンにも推奨できます。