正直期待はずれ。
「出版甲子園で話題騒然」というアオリにだまされた感。
リアル感だけは伝わってきますが、文章も稚拙で
現役生がリアルタイムに綴った、というだけの価値でしかありません。
就活生なら読んでも損はないとは思いますが、
ちょっと答えのない質問をされると「圧迫面接」=ブラック企業 と
短絡的に言われてしまう現代では余計な先入観を与えかねないとも思いましたので、
読むならばあくまでも一事例であると割切って読んだほうがいいかもしれません。
逆に人事担当者が読んでも得になることは一切ないと思います。
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内定取消! 終わりがない就職活動日記 単行本 – 2010/3/4
間宮 理沙
(著)
やっとの思いで手に入れた内定が「消滅」する……。
すべての就職活動中の学生が無関係ではいられない、
「内定取消」と、より悪質な「内定辞退の強要」。
その実態を明らかにする、はじめての書籍。
卒業目前に内定先から呼ばれ、役員から暗に内定辞退を迫られる……。
「君はウチの会社に向いていない。どうせ鬱になって辞めるよ」
「君は同期で一番レベルが低い。電話番も任せられるかどうか」
「自覚がないようだから教えてあげるよ。君はクズの中のクズだ」
密室で二人きり。何時間も怒鳴られ、ショックで体調を崩し、通院する。
だが著者は、泣き寝入りせず、謝罪を求めて交渉し、2回目の就職活動も奮闘するのだった!
実際に内定取消を体験した大学生が綴る手記と、危険企業の見抜き方、そして対処法。
すべての就活生、人事担当者、必読!
すべての就職活動中の学生が無関係ではいられない、
「内定取消」と、より悪質な「内定辞退の強要」。
その実態を明らかにする、はじめての書籍。
卒業目前に内定先から呼ばれ、役員から暗に内定辞退を迫られる……。
「君はウチの会社に向いていない。どうせ鬱になって辞めるよ」
「君は同期で一番レベルが低い。電話番も任せられるかどうか」
「自覚がないようだから教えてあげるよ。君はクズの中のクズだ」
密室で二人きり。何時間も怒鳴られ、ショックで体調を崩し、通院する。
だが著者は、泣き寝入りせず、謝罪を求めて交渉し、2回目の就職活動も奮闘するのだった!
実際に内定取消を体験した大学生が綴る手記と、危険企業の見抜き方、そして対処法。
すべての就活生、人事担当者、必読!
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2010/3/4
- ISBN-104822248011
- ISBN-13978-4822248017
商品の説明
著者について
東京都内の私立大学に通う大学生。大学3年生のころからインターンやビジネスコンテストに積極的に参加。
卒業を目前にした2009年2月の終わりに内定先の企業から呼び出され、「君は同期で一番レベルが低い。クズの中のクズだ」
などと人格を否定されるような圧迫面談を受け、暗に内定の辞退を促される。
その後、ショックから体調不良で通院するも、同じように面談を受けた学生と協力し、内定先に謝罪を求めて交渉。
また2回目の就職活動を始め、選考では「君が内定を取り消されるような悪いことをしたのでは」などと偏見に悩まされるが、
新しい内定を獲得し、2010年4月から晴れて社会人となる。
2009年秋には、第5回出版甲子園に出場。悪質な採用活動の実態の告発に会場がどよめき、見事出版が実現する。
自身の経験を綴ったブログ「内定取り消しにあった女子大生のblog」は人気を博し、就職活動中の学生から悩みが寄せられる。
卒業を目前にした2009年2月の終わりに内定先の企業から呼び出され、「君は同期で一番レベルが低い。クズの中のクズだ」
などと人格を否定されるような圧迫面談を受け、暗に内定の辞退を促される。
その後、ショックから体調不良で通院するも、同じように面談を受けた学生と協力し、内定先に謝罪を求めて交渉。
また2回目の就職活動を始め、選考では「君が内定を取り消されるような悪いことをしたのでは」などと偏見に悩まされるが、
新しい内定を獲得し、2010年4月から晴れて社会人となる。
2009年秋には、第5回出版甲子園に出場。悪質な採用活動の実態の告発に会場がどよめき、見事出版が実現する。
自身の経験を綴ったブログ「内定取り消しにあった女子大生のblog」は人気を博し、就職活動中の学生から悩みが寄せられる。
登録情報
- 出版社 : 日経BP (2010/3/4)
- 発売日 : 2010/3/4
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 224ページ
- ISBN-10 : 4822248011
- ISBN-13 : 978-4822248017
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,607,982位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 388,122位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年7月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者の立派なところは、理不尽な内定辞退強要面接に遭遇しても、ひとりで泣き寝入りしないで、大学の就職部に相談したり、他の内定者とも連絡を取るところ。行政機関の相談窓口にも行ってサポートしてもらっている点など、参考になる点が多いと思います。
それにしても、著者に内定辞退の強要をしたベイカレ●トという会社、年商100億円・従業員は800人超という
大企業なんですよね。ここまで内定者の人間性を否定できる会社はブラックそのものだと思うけど、そういう企業に100億円の売り上げが立つということ自体驚愕です。でも、内定辞退者(辞退を強要された?)の書き込みで、次年度の学生応募が減ったというのは、胸のすく思いです。ざまーみろ!と云いたいです。
それにしても、著者に内定辞退の強要をしたベイカレ●トという会社、年商100億円・従業員は800人超という
大企業なんですよね。ここまで内定者の人間性を否定できる会社はブラックそのものだと思うけど、そういう企業に100億円の売り上げが立つということ自体驚愕です。でも、内定辞退者(辞退を強要された?)の書き込みで、次年度の学生応募が減ったというのは、胸のすく思いです。ざまーみろ!と云いたいです。
2010年6月6日に日本でレビュー済み
タイトルの通りです。世間で内定取消が行われている中、「自分には関係ないよね」と思っていた
著者の身にそれが降りかかる。自己都合に追い込むために、民法どころか刑法にも触れかねないような
方法で(ま、相手も馬鹿では無いので手は出さないが)著者を追いこんでくる。
著者は内定を出した会社と就職課の支援、ネットで知り合った同様の被害に遭った学生と協力し
最後は会社から謝罪文を勝ち取りますが、問題はそこでは終わりません。
結局、勤め先は無くなった訳ですから、もう一度就職活動を行うことになったのです。
会社相手に立ち向かうだけの精神力や突破力に頭の良さを有していたので、結果、秋には別の会社に
就職が内定して、漸く著者の就職活動は終了…と相成ったのです。
元がブログの記事らしく、巻末のアドバイス的なページも含め普通に読み進めれば1時間も有れば読み
切ってしまいます(なので、四六版より少し小さいサイズのソフトカバーではちょっと高い。
まあ、版元は文庫や新書といった廉価版ラインを持っていないから仕方ない面も有りますが)。
とは言え、ここには人事経験やトラブル処理をしたことのある私から見ても、とんでもないことが
繰り広げられています。学生は失敗しない為に、企業は馬鹿なことをして会社が無くならない為に
一読しておくのも一考かと思います。
世の中、自分の身は自分で守らないといけません。
著者の身にそれが降りかかる。自己都合に追い込むために、民法どころか刑法にも触れかねないような
方法で(ま、相手も馬鹿では無いので手は出さないが)著者を追いこんでくる。
著者は内定を出した会社と就職課の支援、ネットで知り合った同様の被害に遭った学生と協力し
最後は会社から謝罪文を勝ち取りますが、問題はそこでは終わりません。
結局、勤め先は無くなった訳ですから、もう一度就職活動を行うことになったのです。
会社相手に立ち向かうだけの精神力や突破力に頭の良さを有していたので、結果、秋には別の会社に
就職が内定して、漸く著者の就職活動は終了…と相成ったのです。
元がブログの記事らしく、巻末のアドバイス的なページも含め普通に読み進めれば1時間も有れば読み
切ってしまいます(なので、四六版より少し小さいサイズのソフトカバーではちょっと高い。
まあ、版元は文庫や新書といった廉価版ラインを持っていないから仕方ない面も有りますが)。
とは言え、ここには人事経験やトラブル処理をしたことのある私から見ても、とんでもないことが
繰り広げられています。学生は失敗しない為に、企業は馬鹿なことをして会社が無くならない為に
一読しておくのも一考かと思います。
世の中、自分の身は自分で守らないといけません。
2012年2月8日に日本でレビュー済み
これのおおよその感想はみなさん仰ってますね。
私はすべての求職者に一読をお勧めします。
コミュニケーションスキル、コミュニケーションスキルとやかましい企業側こそが貧弱なコミュニケーションスキルしか持ち合わせていないという皮肉です。
辞めさせるにしてもいろいろ方法がありますね。持ち上げたり、泣き脅したり、あとは開き直って正直に「うちやばいんです。」というのも手です。
このバ会社はそれのどれも使わず一番まずい蛮勇で強行突破しようとしました。
プライドだけは高くて頭一つ下げられない知恵無し自称エグゼクティブの若手取締役が滑稽でした。
コミュニケーションスキルとか求めておいでのお前さん方だからどんなに見事な説得力・交渉能力あるかと思ったらチンピラ以下ですね。
しかも藪蛇で突っつき過ぎて自分たちが大怪我してます。こういう人が出世できる会社って何?
ほざいている親玉がこんなんですから求職者の皆さんコミュニケーションスキルをあまり真に受けないように。
私が不満に思うのは企業を公開しないことです。
正直こういうところとは関わりたくないので名前が知りたいです。
もう無くなっているかもしれませんが。
強引で今まで文句を言う人にたまたま出遭わなかっただけなのに自分がすんごい仕事ができる人間と勘違いしちゃってる奴の独り相撲をでした。あのヤングエグゼクティブは今でも屑屑と勘違いの叱咤激励をしておいでなのだろうか。
近くには来てほしくないものです。勘違い人間は怖い。
私はすべての求職者に一読をお勧めします。
コミュニケーションスキル、コミュニケーションスキルとやかましい企業側こそが貧弱なコミュニケーションスキルしか持ち合わせていないという皮肉です。
辞めさせるにしてもいろいろ方法がありますね。持ち上げたり、泣き脅したり、あとは開き直って正直に「うちやばいんです。」というのも手です。
このバ会社はそれのどれも使わず一番まずい蛮勇で強行突破しようとしました。
プライドだけは高くて頭一つ下げられない知恵無し自称エグゼクティブの若手取締役が滑稽でした。
コミュニケーションスキルとか求めておいでのお前さん方だからどんなに見事な説得力・交渉能力あるかと思ったらチンピラ以下ですね。
しかも藪蛇で突っつき過ぎて自分たちが大怪我してます。こういう人が出世できる会社って何?
ほざいている親玉がこんなんですから求職者の皆さんコミュニケーションスキルをあまり真に受けないように。
私が不満に思うのは企業を公開しないことです。
正直こういうところとは関わりたくないので名前が知りたいです。
もう無くなっているかもしれませんが。
強引で今まで文句を言う人にたまたま出遭わなかっただけなのに自分がすんごい仕事ができる人間と勘違いしちゃってる奴の独り相撲をでした。あのヤングエグゼクティブは今でも屑屑と勘違いの叱咤激励をしておいでなのだろうか。
近くには来てほしくないものです。勘違い人間は怖い。
2010年3月6日に日本でレビュー済み
卒業直前に呼び出され、とんでもない暴言で内定の辞退を強要された被害者による、その後の
闘いの記録。
本書は、おおげさに聞こえるかもしれませんが、労働をめぐるノンフィクションとしては鎌田慧『自動
車絶望工場』や上野英信『追われゆく坑夫たち』に匹敵するのではないか。
著者は非常に優秀だと思います。
めんどくさい経緯の叙述やいくらでも複雑になりうる感情の起伏などを、ここまで簡潔な文章に落と
し込んでいる記述力からも、冷静で客観的だと思うし、まるっきり人権侵害なド級のパワハラである
役員面談でも、内面はともかく、表面上なんとかやり取りを続けているし、実に優秀です。
著者は、周囲の支援を得て自分の落ち込んだ状況と闘い突破していきますが、最終的に内定を
出してくれた別の企業も含めて、そうした支援を得られているという点でも、著者のペーパー的なも
のだけではない優秀さがうかがえます。
それだけに、著者が標的にされた事態の深刻さがいや増しになってもいます。
いや、しかし。
文化的批判理論とかネオマルクス主義とかマクドナルド化とか、懐かしい左はすでに遠くなりました
が、経済がシュリンクしてくると、あからさまに明らかになるように、「搾取」とか「疎外」ってのは、まだ
アクチュアルな課題であるわけですな。なんとも厳しいことに。
冒頭の若い役員の人間性が疎外されている様なんか、非常に読んでいて辛いし。
著者の今後にエールを送りつつ、自分の足下を振り返る日々です。(汗
闘いの記録。
本書は、おおげさに聞こえるかもしれませんが、労働をめぐるノンフィクションとしては鎌田慧『自動
車絶望工場』や上野英信『追われゆく坑夫たち』に匹敵するのではないか。
著者は非常に優秀だと思います。
めんどくさい経緯の叙述やいくらでも複雑になりうる感情の起伏などを、ここまで簡潔な文章に落と
し込んでいる記述力からも、冷静で客観的だと思うし、まるっきり人権侵害なド級のパワハラである
役員面談でも、内面はともかく、表面上なんとかやり取りを続けているし、実に優秀です。
著者は、周囲の支援を得て自分の落ち込んだ状況と闘い突破していきますが、最終的に内定を
出してくれた別の企業も含めて、そうした支援を得られているという点でも、著者のペーパー的なも
のだけではない優秀さがうかがえます。
それだけに、著者が標的にされた事態の深刻さがいや増しになってもいます。
いや、しかし。
文化的批判理論とかネオマルクス主義とかマクドナルド化とか、懐かしい左はすでに遠くなりました
が、経済がシュリンクしてくると、あからさまに明らかになるように、「搾取」とか「疎外」ってのは、まだ
アクチュアルな課題であるわけですな。なんとも厳しいことに。
冒頭の若い役員の人間性が疎外されている様なんか、非常に読んでいて辛いし。
著者の今後にエールを送りつつ、自分の足下を振り返る日々です。(汗
2010年4月11日に日本でレビュー済み
まず前提として、
こういう本は編集者が文章に手を入れます(著者の同意もふつうは取って)。そのままだと読みにくいから。
著者は「頑張った」とは思いますが、賢くはありません。
会社がケンカモードに入ったなら、こちらも臨戦態勢に切り替えるのが当たり前。
何時間も怒鳴られる必要もなく
「何をおっしゃってもいいですが、そんな私に内定を出したのは貴方ですよね?」
「無条件で内定辞退する気はありません。予定がありますのでこれで失礼します」
「4月からお世話になります。どうぞよろしくお願いします」
と、相手を時間切れに追い詰めていけば困るのは会社(担当者)です。
僕自身会社とケンカ(話し合い)したことがある。労働紛争は整備された法律と十分な数の前例があります。
どこまで要求できてどこ以上は要求できないか相場があります。
労働契約は「人と人との契約」です。学生・無職うんぬん無関係。
条件闘争に持ち込んで実利を得たなら普通に賢いと思うけど(本にはならないだろうけど)
謝罪ですか。本人が納得してるならそれでよしですけどね。
こういう本は編集者が文章に手を入れます(著者の同意もふつうは取って)。そのままだと読みにくいから。
著者は「頑張った」とは思いますが、賢くはありません。
会社がケンカモードに入ったなら、こちらも臨戦態勢に切り替えるのが当たり前。
何時間も怒鳴られる必要もなく
「何をおっしゃってもいいですが、そんな私に内定を出したのは貴方ですよね?」
「無条件で内定辞退する気はありません。予定がありますのでこれで失礼します」
「4月からお世話になります。どうぞよろしくお願いします」
と、相手を時間切れに追い詰めていけば困るのは会社(担当者)です。
僕自身会社とケンカ(話し合い)したことがある。労働紛争は整備された法律と十分な数の前例があります。
どこまで要求できてどこ以上は要求できないか相場があります。
労働契約は「人と人との契約」です。学生・無職うんぬん無関係。
条件闘争に持ち込んで実利を得たなら普通に賢いと思うけど(本にはならないだろうけど)
謝罪ですか。本人が納得してるならそれでよしですけどね。
2010年3月13日に日本でレビュー済み
当方も、実は某の時期の、就職氷河期の世代なのですが…。幸いにして、私はここまで酷い扱いを受けた覚えはありませんが、この作品を読むと、やはり辛かったあの毎日が蘇る…。
私が就職活動をしたことなど、かれこれ10年以上前の話ですが、ありましたよ。自分のこれまでを否定するようなことを、初対面の人間にズバズバ言われて、精神的に失調を来したり、ありもしない内定獲得の「必殺技」や「必勝法」を日々求めていたことを。もちろん、作者の間宮氏の就職活動と単純に比べることは出来ませんし、彼女のように建設的に、前向きに就職に向き合った記憶は、ないです。もちろん、実際に間宮氏の実生活や活動状況を見ているわけではありませんが、本を読む限りでは、彼女は就職前から本当に色々と頑張っています。物凄く「大人」の学生さんであると思います。自分がえらく恥ずかしくなるくらい。けど、どれだけ大学4年までの生活を頑張っても、必ずしも評価してもらえる訳ではないのが、就職活動の難しさであり、救われざる一面です。就職は「お見合い」に喩えられているそうですが、なかなか巧みな比喩ですよね。
間宮氏も自分が内定辞退を迫られるとは思わなかったそうですが、この本を読んでこういうことを書くのもなんですが、やはり実際に「内定取り消し」の場面に出くわす機会はなかなかなかろうかと思います。ですが、就職活動に乗り出す方々には是非、この本を一読してみていただきたい。本の向こうの世界のこととはいえ、世の中にはこれだけきつい目に遭っても、乗り切った人がいるのだぞ、と。活動を真似をしろというのではなく、徒手空拳で、マニュアルのない戦いに戸惑う方は多いと思いますが、就職活動やそれ以上にその後のさらに長い、自分の人生に対する心構えや指針を、自分なりに心に描いていただければ、と。この本を読むと、現在の自分の甘さに、頭を打たれたような気分になるかもしれませんね。
いつも書いていることですが、どこまでが真でどこまでが虚構かは、この際どうでもよいです。全て本当のことだと思って読んでみてください。人生は、カリキュラムやマニュアルのない活動を強いられることの方が、遙かに多いです。就職活動に望む皆さんに幸多からんことを。
私が就職活動をしたことなど、かれこれ10年以上前の話ですが、ありましたよ。自分のこれまでを否定するようなことを、初対面の人間にズバズバ言われて、精神的に失調を来したり、ありもしない内定獲得の「必殺技」や「必勝法」を日々求めていたことを。もちろん、作者の間宮氏の就職活動と単純に比べることは出来ませんし、彼女のように建設的に、前向きに就職に向き合った記憶は、ないです。もちろん、実際に間宮氏の実生活や活動状況を見ているわけではありませんが、本を読む限りでは、彼女は就職前から本当に色々と頑張っています。物凄く「大人」の学生さんであると思います。自分がえらく恥ずかしくなるくらい。けど、どれだけ大学4年までの生活を頑張っても、必ずしも評価してもらえる訳ではないのが、就職活動の難しさであり、救われざる一面です。就職は「お見合い」に喩えられているそうですが、なかなか巧みな比喩ですよね。
間宮氏も自分が内定辞退を迫られるとは思わなかったそうですが、この本を読んでこういうことを書くのもなんですが、やはり実際に「内定取り消し」の場面に出くわす機会はなかなかなかろうかと思います。ですが、就職活動に乗り出す方々には是非、この本を一読してみていただきたい。本の向こうの世界のこととはいえ、世の中にはこれだけきつい目に遭っても、乗り切った人がいるのだぞ、と。活動を真似をしろというのではなく、徒手空拳で、マニュアルのない戦いに戸惑う方は多いと思いますが、就職活動やそれ以上にその後のさらに長い、自分の人生に対する心構えや指針を、自分なりに心に描いていただければ、と。この本を読むと、現在の自分の甘さに、頭を打たれたような気分になるかもしれませんね。
いつも書いていることですが、どこまでが真でどこまでが虚構かは、この際どうでもよいです。全て本当のことだと思って読んでみてください。人生は、カリキュラムやマニュアルのない活動を強いられることの方が、遙かに多いです。就職活動に望む皆さんに幸多からんことを。